『クリスタリウム』で聞けるクエスト外NPCの台詞
グリナード
客の注文が入りそうなんでな……。
グリナード
水晶公の同郷だとかいう双子から教わったんだが、
俺もすっかりハマっちまって、仕事も忘れるくらいだ。
だが、客との交流も業務のうちだよな……?
一戦だけだから、ちゃっちゃとやっちまおう!
エイラース
俺と同じ旅人ってわけか、気に入ったぜ!
俺の名前はエイラース!
ノルヴラントの「今の姿」をこの目で確かめるため、
狭くなっちまった世界を周っている旅人さ。
どんなに危険な場所だろうと、俺の足は止まらねえ。
人呼んで「鉄の心臓」のエイラース!
命知らずの探検家ってな!
ところでお前さん、面白そうな手帳を持っているな。
ちょっと俺に見せちゃあくれないか?
どれどれ……ほう、ほう、こいつはすげぇや!
どれもこれも見たこともない景色ばかりだ!
お前さんも、かなりの探検通と見たぜ!
よし、面白いもんを見せてくれた礼だ。
この手帳に項目を書き足しておいてやる。
俺がこの足で集めた、とっておきの情報たちだ!
光の氾濫でこのノルヴラントは変わっちまった。
でもよ、どんなにつらくたって、
「今」から目を逸らしちゃあいけねえ!
だからお前さんもよ、他の誰でもない、
お前さん自身の目で確かめたノルヴラントを、
こいつに書き残してやってくれ。
よければ、牧場をゆっくり見てまわるといい。
部外者の方はお取引ください。
トビル
ホルトリウム園芸館が、品種改良をしてくれるおかげで、
質も量も満足いく作物が獲れるんですよ。
グラシーヌ
貴重な薬品や食料ですから、
しかるべきところへ、適切な量を届けないと!
リューエラルス
衛兵団の人以外と話すのは、久しぶりだな。
いつもひとりで、ここの監視の任についているから。
レスティール
立ち入りが認められた以上、君はもう我々の仲間だ。
この街での生活が、良い反抗の日々となりますように。
エイラース
足りないものがあれば、この街で揃えていくといいぜ。
シュー・ハン
ミーン工芸館リーヴに興味があるなら、
隣のエイリクルの旦那に声をかけてくんな!
モイス
仕事をくれる人も、職人さんも、どちらも大歓迎さ。
エイリクル
スクリップ取引窓口
モーエン商会は、新規の取引を停止しております。
またの機会に、お声がけくださいませ。
レターモーグリ
どうしてだか魂を揺さぶられてしまったクポ……!
だから只今、真似っ子の修行中クポ!
イリル
武器や防具の搬出を担当しております!
階下のバリスティクス造兵館は、もうご覧になりましたか?
ジェッスレン
「風脈の泉」を感知できるコンパスを取り扱っております。
ジェッスレン
すみませんが、そのような落とし物は、
こちらへ届いておりません。
ジェッスレン
それでしたら、こちらに落とし物として届いておりますよ。
大事なもののようですし、気をつけてお持ちください。
俺の隊商に入りたいなら歓迎するぜ!
老練のアマロ使い
こちらでは、「アマロポーター」のご案内をしています。
老練のアマロ使い
それでは、ここへ繋がるルートを利用できるよう、
手配しておきましょう。
老練のアマロ使い
現在、お客様が「目的地」として選べる、
アマロ留がないようです。
老練のアマロ使い
安全に、素早く、ご希望のアマロ留まで、
お客様をお送りしますよ。
ただし、ご利用にあたって、
気をつけてほしいことが、ふたつほどございます。
ひとつ……アマロの手綱は、離さないこと。
一度降りると、その場でご利用は終了になります。
ふたつ……「目的地」として選べるアマロ留には、
条件があります。
まず、「出発地」から、ルートが繋がったアマロ留であること。
そして、お客様が訪れたことがあるということです。
いくら賢いアマロと言えど、
行き先がわからなければ、困ってしまいますので。
どうぞ、ご了承ください。
なお、ここのアマロたちは、
決められたルートを飛ぶことに特化して訓練を積んでいます。
アマロは力強く飛翔し、魔物に襲われる心配もございません。
安全さと快適さは折り紙つきですよ。
……説明は、以上です。
我がアマロ留のアマロたちを、ご贔屓ください。
あなたも、そう思いませんか?
漁業科になにかご用でしょうか……!?
なんとか……なんとかしないとなぁ……。
エイスモン
新商品と言っても、何を造ればいいのか……。
実録システム
ザ……ザザ……
資源の出納願いなら、ちょっと待っててねー。
ようこそクリスタリウムへ。
ロース
ミーン工芸館に用なら、館長のカットリスさんか、
受付机を構えてる担当者に話を聞いてみな。
シックマン
旅人の君にとっては、どれも目新しいだろう?
これらは、水晶公が持ち込んだ技術を基にしたものさ。
ヴァルスウィル
もし仕事をお探しなら、是非スパジャイリクス医療館へ!
お手伝いだけでも是非! 是非!!
エミシア
レイクランドの各拠点へ送る、薬の配分を決めているの。
悪いけど、急用じゃないならまたにしてくれる?
ポーリーヌ
完治していないのに、出て行こうとなさる方もいます。
そんな患者さんを説得するのも私たちの役目なのですよ。
どこか具合でも悪いのかしらぁ……?
天気予報士
各地の気象の変化を調べています。
それでは、現在の天気と、今後の予報です。
天気予報士
しばらく雨もなく、空を覆うのは、無尽光ばかりでしょう。
衛兵団の守衛
水晶公に許された者のみ、立ち入りが許可されます。
申し訳ありませんが、今はお引取りを……。
ユルスタン
そこのあなた、よかったら何か買っていってよ!
ヒトが動けば、物流が生まれる……
巡り巡って、クリスタリウムの発展に繋がるからな……。
ベサード
何か知りたいことは、ございますか?
ベサード
ここ、クリスタリウムで生まれ育ちました。
いつの頃からか、クリスタリウムにやってきた方々に、
この街について教える、案内役のような役割を担っています。
知りたいことがありましたら、何でもお尋ねくださいね。
ベサード
巨塔「クリスタルタワー」を中心として成立した都市です。
「光の氾濫」により、故郷を失った人々が身を寄せ合い、
罪喰いから逃れ、安全に暮らすための場として発展してきました。
そのため、「人類最後の反抗都市」とも呼ばれているのです。
ミスフリス
また後ほど、訪れてくださいね。
コニール
それでしたら、歓迎いたしますよ。
マテリア師
「マテリア」の知識を、役立てたいと考えております。
あなたにも、力をお貸ししましょう。
広域交易商 グラムソル
この妙ちくりんな屋号は、よく酔っ払いどもが、
外の階段で転ぶことに対する戒めでな。
店を出たつもりが、気づいたら治療院ってなことに、
ならないように呑み過ぎには注意してくれよ!
サイエラ
当店の自慢は、なんといってもクリスタリウム製の麦酒!
食薬科の料理人が腕をふるった料理も、美味しいですよ。
メイ・タッチ
そこに付け込まれて、よく客にツケで飲ませちまうんだ。
まったく、こちとら客商売なのにねぇ……。
ローバルス
他の街とか、外のおはなし、聞かせてよ!
オレたち、この街からでたことないんだ!
ダークス
これもすべて、地下から水を汲みあげて循環させている、
水晶公の人知を超えた技術のおかげなんだ。
シルガム
あいにく満室となっておりまして、入居はご案内できませんが、
隣のペンダント居住館ならば、空きがあるかもしません。
ヘギー
どうかお静かにお願いしますね。
アーミラ
いまどき新しい旅人さんなんて、珍しいわね。
なにもないところだけど……よかったらゆっくりしていって。
メルボス
会議をしているときは、どうか静かに頼む。
イルスゴル
どうやら、どこかに紛れてしまったようなんだ……。
アレってもちろん、アレだよアレ!
ヤラード
レイクランドに自生する樹とは違う種類のようだが、
過去の文献が散逸していて詳細不明の、謎の樹なんだ。
ウィルメ
安全な屋内で作物を育てることができたり、
地下水道で物資の運搬をしたりと、とても便利なの!
こちらでは、クリスタリウムの食糧調達に貢献するため、
肥料の改良や最適な土壌の研究を行っています。
マオ・ラッド
僕はいま、みんなの心と体を癒すような、
甘い果実の品種改良を進めているんです……!
エヴェリー
クリスタリウムの食糧を、限られた資源で賄うために、
日々、栽培や品種改良を行っているの。
博物陳列館にいる人たちは、過去から今を生きる知識を探り、
我々は現在から未来へ、生き抜くすべを探求する……。
武器は持てないけれど、研究者たちも戦っているのよ。
レー・ケシュ
何事にも動じない、王者の風格を兼ね備えた鳥らしいのですが……。
資料で見かけてから、私はとても興味があります!
ベスデン
ここには、ありとあらゆる書物が集積されているんです。
学術書から美術書、歴史書……それに、絵本の類までありますよ。
でも、あの素材はもう……ううん……。
どうしたね、物資の供給を手伝ってくれるのかい?
ミスフリス
ムジカ・ユニバーサリスの登録窓口となります。
ご用件を伺いましょう。
ミスフリス
登録マーケットをクリスタリウムへ
変更したいリテイナーを選んでください。
ミスフリス
マーケットで売買を行うリテイナーの登録が可能です。
なんでも、お客様の場合、
ピクシー族を仲介役としたいのだとか?
もちろん問題ございませんので、どうかご安心ください。
ミスフリス
クリスタリウムのマーケットに登録変更されました。
[リテイナー名]への用件があるなら、
私におまかせなのだわ!
それじゃあ、[リテイナー名]の夢から、
そっと抜け出すのだわ……起こさないように、ね。
レターモーグリ
新しいレターは届いてないクポ。
フェオ=ウルからレターを預かったら教えるクポ!
フェオ=ウルが「向こう」のレターモーグリたちも、
[player]さんのこと、
頼りにしてたって言ってたクポ~♪
衛兵団の守衛
私が「星見の間」まで、ご案内致しましょう。
エイリクル
「ミーン工芸館リーヴ」に興味はないか?
リーヴってのは、水晶公の発案で始まった制度でな。
工芸館に日々、舞い込んでくる大量の仕事を、
登録した職人に斡旋する仕組みなんだ。
どうだい、アンタも挑戦してみるか?
職人としてもうひと皮剥けるかもしれないぜ。
よしきた!
さっそくリーヴを紹介してやろう!
一度受けた依頼は、最後まで責任持ってやり遂げるんだぞ!
エイリクル
登録している職人に、リーヴとして斡旋しているよ。
アンタも、ひとつやっていかないかい?
新米のアマロ使い
海風だって物ともせず、よく飛んでくれますよ!
アマロに乗るのも、もう慣れたかな?
老練のアマロ使い
「アマロポーター」のご利用はいかがでしょうか?
熟練のアマロ使い
砂漠の風を知り尽くしたアマロを手配しますよ。
ビルフォート
いつでもどこでも、人手が足りません。
旅人さんもよかったら手助けしてくれると、嬉しいです。
ふふっ……苦くてよく効く薬でもあげようか?
レイニール
というものに、君はロマンを感じるかい?
同志ならば、ぜひ一緒に研究員として働かないか?
ピットリッグ
現状に満足せず、皆にとって住みよい街となるよう、
常に模索しているのだよ。
ロサード
バリスティクス造兵館の設備に見惚れちまったか?
わかるっ、わかるぜぇ、その気持ち!!
シャンティルド
申請すれば、誰でも自由に借りることができますよ。
地下の書庫には、職員以外立ち入れませんのでご注意を。
ゼル・グァンリュー
僕たちのこと乗せてくれたり、荷物を運んでくれるんだあ。
かわいいでしょう、モッフモッフしたくなっちゃうでしょう!
ダールフォート
クリスタリムで採れた果実や穀物で酒を醸造しているのですよ。
あなたも、一杯いかがですか?
エイディス
ここで、方々から仕入れた商品を保管しているのですよ。
アストリール
野菜くずや畑の残渣をアマロたちにやって、
こちらはその排泄物を、野菜の肥料にするのさ。
アンシベルト
配置がわかりにくくて申し訳ありません……
なにぶん量があるものですから、整理が追い付いていないのです。
現在は、受注可能な手配書がないようだ……。
オイラはまだまだ強くなれる!
つい、あの美しい夜空を思い出してしまいます……。
あの光景、そして胸の内に沸き上がった気持ちを、
どんな言葉なら表せるでしょう……。
今日は詩文の棚でも読み直してみましょうか……。
アンシベルト
本を求めて、大勢の方が押し寄せてきて……
棚に無理やり詰め込まれた本は、あんな気持ちなのでしょうか……。
ベスデン
例えば……夜空の星々の中には、高度な文明を有した星があり、
我々の想像も及ばぬほどの力を持った、生命体が存在するのだとか。
メルボス
最近の水晶公は、とても生き生きとしていらっしゃるのが、
記録の端々に見受けられるんだ。
イルスゴル
君、アレがどこにあるか知らない?
アレだよアレ!
レイニール
研究員たちの話題はもちきりさ!
ヤラード
樹齢100年をゆうに超えているはず……。
この樹は、夜の闇を懐かしく思っているのだろうか……。
ウィルメ
こんな地下の園芸館には、きっといらっしゃらないだろうけど、
いつか、一目お会いしてみたいなぁ……!
エヴェリー
まさか、ここにある植物が全部枯れたりはしないと思うけれど……
前代未聞のことで、予想がつかないわね……!
夜の闇は、天の暗き海と喩えられていたが……。
言いえて妙だと思わないかい、ご同輩?
ゼル・グァンリュー
どうやら、お気に召したみたいだよ!
普段なら寝るような時間でも、遊んじゃって困るくらい!
アストリール
まぁ、うちの美味い野菜のくずでも食べさせてやったら、
すぐに元気がでると思うんだけどさ!
トビル
植物に影響がないか、少し心配ですが……
「光の氾濫」前も栽培されていたはずだし、大丈夫だと思います!
グラシーヌ
いつもよりたくさん納品させてもらうことにしました!
祝い膳ですし……ちょっとくらい、いいですよね?
リューエラルス
足をすべらせないように、気をつけるんだよ?
ダールフォート
酒の注文が殺到して、醸造も仕入れも間に合いません。
こんな光景生まれて初めてで、つい笑みがこぼれてしまいます……。
思わず店をほっぽって、外に飛び出したんだが……
初めて見る「夜」ってやつに、わけもなく涙が出てきたぜ。
メイ・タッチ
客に無料で酒を振舞いやがったんだ。
まったく……サービスにもほどがあるぜ。
ユルスタン
こりゃあ、ランプと燃料が飛ぶように売れますよ。
さあ、どーんと仕入れを増やさないと……大忙しだ!
俺にとっては、同胞の笑顔が一番の喜びだ。
ベサード
まさか、この目で「夜空」を見ることができるとは……。
星というのは、あんなにも美しいのですね。
さて……ようこそ、クリスタリウムへ。
何か知りたいことは、ございますか?
エイディス
暗闇の中では、積み荷の確認も難儀ですからね。
これからは、ランプの類が必需品になりそうです。
シルガム
本来の空を見てみたいのですが……
職務を放り出すわけには……!
アーミラ
私も娘と一緒に、すぐに見にいったわ。
星空って、あんなに美しいのね……。
ダークス
天の暗き海と、無数にまたたく小さな光……。
ずっと見ていると、吸い込まれそうになる。
ローバルス
なんか怖いっていうやつもいるけど、オレはこわくないよ!
夜の空なんか、ふわーって吸い込まれそうで、すごいきれい!
集合住宅のうちのひとつです。
最近では、夜の闇に対応するために、
夜間用の照明設備の拡充に努めております。
忙しいですが、ちょっとした嬉しい悲鳴でもありますね。
天気予報士
このあと、[気象]から[気象]と続き、
明日のこの時間は、[気象]となるでしょう。
さっきも、言うことを聞かずに擦りむいた悪い子に、
とーっても刺激的なお薬を……塗り込んであげたのよぉ……。
ここからわずかに見える外の景色が闇色だと、ちょっと新鮮だね。
闇色……ふむ……新しい薬のインスピレーションになりそうだ。
エミシア
ホルミンスターでの被害状況をまとめて、
治癒士と医薬品を手配するのにてんやわんやよ。
ヴァルスウィル
止血に簡易の担架と大活躍なのですが、
ホルミンスター襲撃の影響で、備蓄が無くなってしまいました。
ピットリッグ
夜闇に覆われた街を歩く日が来るなんて、
想像したこともなかったよ!
ロサード
空より、魔装砲の方がお気に召したかい?
その気持ちもよくわかるぜ、最高にイケてるもんな!
ビルフォート
任務中につい見惚れてしまわぬよう、
気を引き締めないといけませんね。
シックマン
夜の闇に浮かれ、任務をおろそかにはできん。
暗いと索敵しにくくなるしな。
イリル
ついに「闇の戦士」が現れたと噂になっております!
いったい、どんな方なんでしょう……!
それに、暗闇の中の移動は想像以上に危険が伴うときた。
……しかし、満天の星空ってのは、いいもんだな。
簡易照明なんかの需要が増えててね。
大忙しだよ!
エイラース
この先いくら旅を続けても、叶わぬ夢かと諦めていたが……
まさか、こんな日がくるなんてなあ……!
レスティール
100年ぶりの夜闇の帰還だと、誰も彼もが大騒ぎさ!
どうだい、賞金稼ぎたちに声をかけてみたかい?
この店の客から、使徒狩りの英雄が現れることを期待してるぜ!
ヘギー
あなたも、ホルミンスターの戦いに参加していたのだと、
あとから息子に聞きました。
故郷のために戦ってくれた方たちには、頭が上がりません。
本当に、ありがとうございます。
シャンティルド
夜闇の到来をきっかけに、陳列館にやってくるようになったんです。
嬉しいことですが……本を適当にしまうのはやめてほしいですね。
レー・ケシュ
私は今、魅惑の野鳥、ハシビロコウさんに夢中です!
いったいどういうことかしら?
ここで、できるかぎりの準備をしていくといい。
万全の備えがあれば、不測の事態にも対応できよう……。
ユールモア軍がクリスタリウムに来るところを見たんだが……。
いったい、どうなってるんだ?
エイスモン
そう決めつけていた自分がいました……。
在りし日の故郷への想い、しっかり修復しないと……!
「キャンバス修復材」の製作、お願いね!
実録システム
トゥナのタタキ役として、よろしくタノム!
傷の状態はそれほど悪くはありません。
あとは、毒さえ抜ければ……!
負傷したアマロ
ネム・シェリミン
可哀想に……まだ毒で呼吸も荒く、苦しそうだ。
我らも手を尽くすので、ベスリクと共にどうか治療してやってくれ。
調達科のケシ・レイ科長は、あれ以降、
ご迷惑をおかけしたりしていませんか……?
「野生生物の痕跡」を見つけてきてくれた?
鑑定は私に任せてね、うぇへへ!
シムーンに繋がる未知の生物かどうか、分析してみるよ!
採ってきてくれて、ありがとう!
採ってきてくれたものの中に、気になるものがあったよ!
爪の一部のようなんだけど、既知の生物のものとは形が違うんだ。
これ以上の分析は、専門家が必要だな……。
ホルトリウム園芸館の研究員も呼んでこようか。
ちょっと待っててね!
この子はマオ・ラッドっていってね、
よくヤラーナと一緒に、資源の分析をしてくれてるんだ。
それにね……
なんと、例のシムーンを見かけたっていう生き証人なんだよ!
マオ・ラッド
あの日は採掘師さんと一緒に、アム・アレーンへ向かいました。
どうしても、あの土地の採掘状況を確認したくて……!
それで、採掘現場の様子を見ていたら……
急に、信じられないくらい巨大な生物の影が、
僕たちに覆い被さったんです!
僕と採掘師さんはびっくりして顔をあげたんですが、
その影は、すぐに消えてしまったんです。
移動するんじゃなくて、消えたんですよ……!?
あれは絶対、雲や鳥の影じゃありません……!
モルド族の伝承にある、シムーンの亡霊に決まってます!
研究者たるもの、
眉唾ものの亡霊伝説を簡単に信じてはいけないよ?
マオ・ラッド
でも…………。
この野生生物の痕跡を見てごらん!
君が見たのは亡霊じゃなくて、シムーンそのものに違いないよ!
マオ・ラッド
いや、アム・アレーンにこんな巨大な種はいない……!
仮に四足歩行だとすると、その推定体高は…………。
マオ・ラッド
研究所に戻って、分析してみたいです……!
じゃあ、なにかわかったらよろしくね!
そういうわけだから……
分析結果がわかるまで、ちょっと待っていてくれるかな!
なにせ君は、不思議なよそ者だからね。
このあたりの資源のこと、よく知らないんだろう?
なに、君ひとりくらいの採集なら、
ノルヴラント全体の資源へも、影響はないだろうし。
全部をクリスタリウムに納品しなくても、もちろんいいからさ!
レイクランドの「風化した裂け目」で釣れます!
見た目は怖いけど、すごく栄養のある魚みたいですよ!
また、苦ぁいお薬を飲みたいのかしらぁ……?
この街のために張り切ってくれるのはいいが、
どうか自分も大事にしてくれたまえよ。
ピットリッグ
警戒の強化だけではなく、斥候をあの都市に潜入させるなど、
なんらか動向を掴む策が必要かもしれんな……。
ヴァルスウィル
ラクサン城に多くの治癒師が派遣されていったので、
それ以外の拠点で重傷者が出たとき、手が足りるかが心配です。
エミシア
今度はユールモア軍ですって!?
ああもう……私だって夜空をゆっくり見てみたいのに……。
……何かあったんだね。
私も、私にできることに集中しなくては。
自分たちが刹那的に生きるのはかまわないけど、
それをあたしらにまで強いてくるなんて、野暮もいいとこだよ。
ロース
こりゃあ、衛兵団の連中も活気づくぞ。
俺たち職人が支えてやらんとな。
アンシベルト
数十人以上が予約待ちの状態で……
最近は返却の催促で大忙しですよ。
レー・ケシュ
水辺でじっ……と微動だにせず佇み、
水面に上がって来た魚を大きな嘴で捕えて呑み込むらしいのです!
ベスデン
水晶公といえば……よくこの博物陳列館で、
眉間にしわを寄せながら、調べ物をしていますよ!
本を借りに来る方が、ずいぶん増えました。
荒っぽく扱う方もいて、ヒヤヒヤしてしまいますが……。
アストリール
我々にだって、できることはたくさんあるから頑張るよ!
食料も薬草も、任せておきな!
ダールフォート
決してユールモアの道楽者たちと同じではありません。
明日を生きるために、笑い、癒され、糧とするのですから……。
お前さん、我らが公と同郷なんだって?
ってことは、きっとただ者じゃあないんだろうな。
知ってのとおり、クリスタリウムはユールモアと喧嘩を始めた。
お前さんの腕っぷしにも期待してるぜ!
ユルスタン
今後の動向が読めないと、需要もわからないままですね……。
悩むのは俺たちの仕事だ。
お前はいつも通り、好きに売買していくといい。
ベサード
どうなることかと思いましたが、大事にならずに一安心です。
エイディス
おかげさまで、無事に戻ってこられました。
奇妙な剣を背負った白髪のヒュム族に助けられたそうです。
レスティール
「新入り」としてラクサン城の作戦に参加した、
水晶公の客人が戻っていないと聞き、心配していたのだ。
せいぜい、好事家どもの酒の肴にならないようにな。
シルガム
他の地域は、まだ罪喰いがいると聞きました。
街の外へ行かれる際には、どうかお気をつけて。
ピットリッグ
しかし悠長に構えてはいられない。
負傷者を受け入れられるよう、態勢を整えなくては。
レイクランドに罪喰いが現れたって大騒ぎだぜ。
とりあえず、客にホットワインを出して、落ち着かせたところだ。
戦いに赴くのなら、薬の用意を忘れるなよ。
装備の修理や調整も、万全にして行くことだ。
ゼル・グァンリュー
なにが起こってるの……!?
メルボス
レー・ケシュ
現地の方々の安否も当然心配ですが……
大好きなハシビロコウさんの安否も心配です……。
ベスデン
何もできない自分が歯がゆくて……!
せめて、何か役立つ知識があれば、医療館に還元しましょう……。
来館している人と、収蔵品の安全確保が優先です。
お話は、また今度……!
罪喰いが来やがった……それも大群だ!
俺は戦えねえがよ、物資を運んでやるくらいはできるぜ!
イリル
屋内に避難してください!
シックマン
ロサード
緊急事態だ、離れててくれ!
ビルフォート
旅人さんは、避難してください!
ヴァルスウィル
薬も包帯も、何もかも足りていませんよ……!
エミシア
仲間を傷付ける前に終わらせてくれって、そう言うのよ。
生きたいくせに、それが皆のためだからって……。
この薬で、ひとりでも多くの命が救われるといいのだが……。
すぐに負傷者の受け入れ体制を整えなくっちゃね……。
ベサード
ヤツらといえど、防衛機構を突破することはできないはず……。
このような時だからこそ、落ち着いた行動が求められますね。
エイディス
奇妙な剣を背負った白髪のヒュム族のお方ですが、
名をサンクレッド様というそうなのです……あぁ、サンクレッド様。
ユルスタン
となれば薬品類を、すぐ取り出せるようにしなくては……!
あなたも、前戦にでるのなら、準備は怠らないでくださいね!
レスティール
君は……また戦いに行くのだろう?
……どうか気を付けて、生きて戻ってきてくれ!
いまは危険だから、屋内に避難してな!
エイラース
いいかご同輩、危険が迫ったら、どんなに情けなくても逃げるんだ。
それがこの世界で生き残るコツってやつさ。
ロース
まさかこんなところまで、あいつらが……!?
アストリール
トビル
すぐに薬草を収穫して、
医療館や食薬科へ届けなければ……!
グラシーヌ
リューエラルス
衛兵団の負傷兵
応急処置はしていただきましたから……。
そしてその経験を、書物に込めてきたのです。
よければあなたも、それらに触れていかれませんか……?
ベサード
応戦に出た衛兵団に、負傷者が多数出たようです……。
ひとりでも多くの兵が助かることを願いましょう。
ダークス
子供たちを、急いで安全な場所に避難させねば!
ローバルス
だいじょうぶかな……。
ヘギー
窓の外に、ア、アレがいたのを……!!
シルガム
まずは住人の皆さんの安全を、確保しなければ……!
アーミラ
気のせいかしら……?
レスティール
懸命に戦ってくれた同胞のおかげで、
このとおり、クリスタリウムは無事だ。
代わりに、食料や衣類の取引が減った……。
……帰らぬ者のことを思うと、胸が痛むな……。
エイディス
貴方様と……美しきサンクレッド様の御姿をお見掛けしました。
はぅ……サンクレッド様……尊い……。
ユルスタン
私たちクリスタリウムの商人が、今できることをしなければ。
こんなときに利益がどうのなんて、言っていられません……!
お前さんは何かと忙しそうだが、
いつでもウチで一杯やってってくれ!
ダールフォート
私にできることはそのくらいですから……。
元気な姿で、また顔を見せてほしいものです……。
ヘギー
突然襲ってきて、なにもかもを奪っていく……。
怒りとやるせない気持ちで、いっぱいになります……。
シルガム
片づけなければいけないことが、たまらなく悲しいです……。
ついこの間まで、みんな、笑顔で…………。
アーミラ
ダークス
ユールモアとの溝は深まり、失ったものも多い……。
困難であることには、変わりないな……。
ローバルス
すごいケガして、医療館からずっと帰ってこないんだ。
「めんかい」もしちゃだめなんだって、ひでーよな。
でも、弱音を吐いている場合じゃないね。
君は怪我ないかい?
ピットリッグ
防壁の展開や住民への説明が、より迅速に行えるよう、
対策を練らなくては……。
ロサード
罪喰いってのは、とかく恐ろしいもんだぜ……。
ビルフォート
これだけの被害で済んだのは、あなたのおかげですね。
それでも、大きな損害ですが……。
シックマン
ケガをしたようなら、必ず医療館へ行って、
治療を受けるのだぞ!
イリル
そんな後悔が、とめどなく溢れてきます……。
救えた命も、あったかもしれないのに、と……。
お前が前線で罪喰いと戦うところをさ。
本当に、すげえよ、お前は……。
ロース
俺たち職人も、悲しんでるヒマなんてありゃしねぇよ。
武器や防具の修理なら、任せておくれ!
あんたはいま、なにが必要なんだい?
メルボス
いまはなによりも辛いよ……。
イルスゴル
だからこそ早くアレを見つけないと……。
君、アレ見てない?
レイニール
いますぐに、我々がみんなにできること、
なにかあるだろうか……。
エヴェリー
薬草などの調達は任せて!
ウィルメ
街を守ってくれた人たちのおかげで、この施設は無事だよ。
お礼は、みんなの胃袋に届けるね!
ヤラード
まさか、あんなに罪喰いどもが攻めてくるなんてな……。
我々を含め、多くの者が君に助けられた。
深く感謝しているよ、ご同輩。
ゼル・グァンリュー
まだ落ち着かないみたいだから……
そっとしといてあげてね。
アストリール
罪喰いが襲ってきたとき、あんたが防護壁を起動してくれたのを。
そのおかげで襲われずに済んで、本当に感謝してるよ。
グラシーヌ
各所から、必要な物資のリストが届いているんです……!
早く分配して、届けてあげないと……!
リューエラルス
街の防護壁を展開してくれたのは、君たちだろう?
本当に、ありがとう……!
絶対に……この医療館で犠牲者は出させないわ……。
護ることができたんでしょうか。
衛兵団の負傷兵
必ず、みんなと幸せになってみせます。
ローバルス
でもそのケガ、罪喰いにやられたらしいって、
医療館の人が、こそこそ話してたんだ……。
また光がもどっちゃったせいで、
父ちゃん、ぐあい悪くなったりしないよな!?
なぁ、すぐ治るよな、ぜったい大丈夫だよな!?
また「夜」が……なくなっちまったな……。
束の間だったが、真っ暗な空が恋しいぜ……。
ユルスタン
決して無理をなさらないでくださいね……。
何が起こっているのかはわかりませんが、皆心配しているのですよ。
…………覚醒には……やはりこの地にない薬を……。
ベサード
あの美しい星空を見ることは、もう叶わないのでしょうか……?
エイディス
私が密かに憧れるサンクレッド様は、ご無事なのですか!?
アーミラ
クリスタリウムの人たちは、へこたれないわよ!
私たちも、できる限りのことをするわ!
みなが君のことを心配しているよ。
体の具合は、もういいのかい?
アストリール
生きてさえいれば、もうけもんさ。
生きている限り、なにかが変わる可能性はあり続けるんだから。
レスティール
運ばれていく君の顔色があまりにも悪くて、
万が一があったのではと……本当に、心配していたんだ……!
ヤラード
大丈夫だ、と言われているような……。
ウィルメ
クリスタリウムの人たちがへこたれないように、
美味しくて栄養満点な野菜を届けなくっちゃね!
エヴェリー
いったい、なにが起こっているのかしら?
不可解ね……。
メルボス
差し支えなければ、公になにがあったのか、
君から直接聞いてもいいだろうか……?
アンシベルト
光が戻ってきた原因を突き止めるため、職員総出で調べているんです。
レー・ケシュ
何もかもを解決した暁には、また私の話を聞きに来てくださいね。
ハシビロ…………いえ、今は趣味の話は自重します。
ベスデン
お願いですから、無理はしないでくださいね!
シャンティルド
半永久的に残り続ける書物は、非常に重要な情報源です。
ユールモアの変革で、
彼の地の書物が手に入るなら……
なんて、期待しちゃいますよ。
いや……僕だって、何か……落ち着け……!
イリル
先の戦で死んでいった同志が浮かばれません。
彼らのためにも心挫けてはいられませんね。
お前……もう、歩いて大丈夫なのかよ!?
ああ、本当に良かった……!
エイラース
俺も岩を切り出す手伝いに駆り出されたんだが、
あの歴史的瞬間に立ち会えて、感動で全身が震えちまったよ……!
よかった……とても心配していたのよ……!
薬が必要になったら、いつでもおいで。
ヴァルスウィル
あの最大の窮地を乗り切ったんです!
もう怖いものなんてありませんよ!
ロサード
また、いつ罪喰いがきても、おかしくねぇってことだよな……。
きっちりメンテナンスして、奴らに一発お見舞いしてやらねぇと!
ビルフォート
ひとたび得てしまってから失うのは、
最初から持っていないことより、辛いかもしれませんね……。
シックマン
たとえ光が戻っても、心挫けてはいられないな。
ピットリッグ
そう皆を励ますつもりだったのだが、必要なかったようだ。
何も言われずとも、皆、前を向いている。
ゆっくり休んでいる暇もないなら、
せめて、なにか温かい飲み物でも買っていくといい……。
あのお方の、柔らかく笑う口元の優しさに、
我々はいつだって救われていたんだ。
なんだか少し……落ち着きました。
当たり前になったことこそ、改めて振り返ると、
今の自分の立ち位置を教えてくれるものです。
あなただって、きっと……。
メイ・タッチ
暗闇が恋しいらしくて、よく目をつむっているよ……。
ベサード
私も自分に出来る限りのことをしつつ、
「闇の戦士たち」のご武運を、ここから祈っております。
さて……ようこそ、クリスタリウムへ。
何か知りたいことは、ございますか?
言うことを聞かない悪い子には、特製の苦い薬を飲ませるからね。
具合が悪くなったら、すぐにいらっしゃいねぇ……。
この世の味とは思えない、お薬を飲ませてあげるわぁ……うふふ。
うん、勝手に親近感が湧いているよ。
エミシア
薬の材料に余裕ができて、たくさん薬を作れるようになったの。
これで医薬品の不足が、少し落ち着くといいんだけど……。
ポーリーヌ
医療館の患者さんの心にも、ゆとりが生まれています。
希望は何よりの薬ですから。
ヴァルスウィル
ノルヴラントが救われて、僕も悩みから救われました……!
ピットリッグ
貴方と共に帰還した水晶公は、今までよりずっと、
穏やかな声をしているように思うのです。
ロサード
何が起こるかわからねぇからな……。
整備は変わらず続けていくぜ!
ビルフォート
次こそは失いたくないものです。
シックマン
君も水晶公も無事で、本当に良かった。
ふたりとも、この街には欠かせない英雄だ。
イリル
ノルヴラントを救ってくださった……本物の英雄です!
なんと感謝申しあげればよいか……!
すっかり元気そうじゃねえか!
へへっ、お前と砂漠を旅した日のことが懐かしいぜ!
ロース
生活物資なんかを中心に、作っていかなきゃな。
あんたも興味があれば、工芸館に手を貸してくれ。
最近は、職人たちが作ったり調達するものに、
目新しいものが増えてね。
新しい時代の幕開けを感じながら、
工芸館の職人一同、楽しく仕事をさせてもらってるよ!
モイス
この街はきっと、もっと大きくなっていくだろう。
さあ、我々職人も忙しくなるぞ。
シュー・ハン
闇が戻って、いろんなものの需要が増えてるから、
いまなら引く手あまただよ!
エイラース
おかげで俺の手帳も、書き込みで真っ黒になっちまった!
お前さんは、これからも旅を続けるんだろう?
「闇の戦士」ともなれば、困難も多いだろうが……
どうか良い旅を、ご同輩!
レスティール
私はいつものように、ここで「仲間」の無事を願っている。
どうか気を付けて……帰ってきたら、また君の笑顔を見せてくれ!
レイニール
これからは人口も増えていくだろうし、
食料供給をもっと安定させていきたいんだ。
ヤラード
レイクランドに自生する樹とは違う種類のようだが、
過去の文献が散逸していて詳細不明の、謎の樹なんだ。
いずれこの樹の謎も、解明していく予定だよ。
いままでは罪喰いと戦い、生きることに必死だったが……
これからは、私的な研究を行う余裕も出てくるだろうしさ。
ウィルメ
たくさん、いろんな種類の作物を提供できるよう、
頑張っていこうって、園芸館のみんなと話してるんだ!
エヴェリー
以前にも増して、珍しい植物を試料として持ってきてくれるの。
植物の保全や、品種改良に役立たせるためにね。
まぁ、たまに、知的好奇心が暴走していて、
うちの研究員を連れだしてしまう、困った人もいるけど……。
思う存分、研究ができて嬉しいのは私たちも同じね。
メルボス
この記録はきちんと整理して、
君や水晶公のことを、後世に語り継ぐよ。
イルスゴル
アレってもちろん、ブリリアントな私の日記だよ!
「闇の戦士」の偉業を書き留めたいのに、見つからないんだ!
アンシベルト
「闇の戦士」の活躍を後世に伝えるべく、
筆を執る者が増えているんですよ。
レー・ケシュ
あなたももしよければ、ハシビロコウさんについて語りませんか?
食薬科のベスリクさんも会員ですよ!
ベスデン
考え事をしたいときは、この陳列館は最適ですよ。
たまには、顔を見せにきてくださいね。
それでは、いかにして世界が今に至ったか、
書物を開きつつ、お話しいたしますね!
およそ100年前のこと……。
「光の戦士」と呼ばれる大罪人たちが、
世界の闇を司る、「影の王」を殺してしまいました。
するとまもなく、どこからともなく光があふれだし、
巨大な波となって、世界を呑み込みはじめたのです。
これが「光の氾濫」と呼ばれる災害……。
呑み込まれてしまった場所は、生命が存在することのできない、
まっさらな無の大地になってしまいました。
ついに世界の9割が呑み込まれ、
波が、最後に残ったここ「ノルヴラント」の地に迫ったとき、
人々の前に「光の巫女」が現れました。
巫女は迫りくる光の波をとめ、光の氾濫を収束させました。
こうして、ノルヴラントだけが消滅せずに残ったのです。
……しかし、悲劇は終わりませんでした。
無の大地から、ノルヴラントに向けて、未知の化け物……
「罪喰い」が侵入してきたからです。
罪喰いが放つ、強い光の力によって、
ノルヴラントからは夜の闇が失われてしまいました。
そしてそれらは今も、残ったわずかな人類を喰らい、
脅かし続けているのです……。
以上が、この世界の近代史……だったのですが、
今はいくらか、追記が必要そうですね。
まずは、そう、「罪喰いの脅威は去ったのだ」と!
それでは再び、『光の巫女の物語』を紐解きましょう。
ことのはじまりは、100年前の「光の氾濫」。
ノルヴラントを呑まんとしていた光の波が、
ひとりの女性によって止められたことでした。
金の髪に、水晶色の目を持つ女性……
誰かがその背に「ミンフィリア」と声をかけたことから、
のちに「光の巫女ミンフィリア」と名付けられました。
彼女は氾濫を止めると同時に消えてしまいましたが、
およそ15年後、再びその名前が歴史の表舞台に現れるのです。
きっかけは、罪喰いによって襲撃を受けたフッブート王国にて、
罪喰い化に耐性のある少女が発見されたことでした。
伝説の光の巫女と同じ、金の髪と水晶色の目を有していたため、
彼女もまた「ミンフィリア」と呼ばれるようになりました。
ミンフィリアは、当時のユールモア軍に合流し、
数多くの罪喰いを討伐しました。
しかし彼女も、とめどのない罪喰いとの戦いで、
ついには傷つき倒れてしまいました。
死の間際、彼女は悲しむ仲間たちに、
「ミンフィリアはまた生まれてくる」と語ったそうです。
……数年後、彼女の言葉どおりに、
同じ特徴をもった、罪喰い化に耐性のある少女が見つかりました。
ミンフィリアは、本当に生まれ変わったのです。
新しいミンフィリアもまた、ユールモア軍に保護されて、
罪喰いと戦い、その果てに亡くなりました。
それが幾度も繰り返されて、今日に至るのです……。
というのが、物語の概要なのですが……
最近、その「光の巫女」さんの姿が変わったようですね。
事情は詮索しない……いえ、本当はすごく聞きたいのですが……
そこはそれ、大人として我慢するとして……うん。
彼女たちにまつわる悲しい宿命に、
良い形で終止符が打たれたのだとしたら。
僕は、とても嬉しいです。
変わらず忙しそうにしているね、ご同輩。
君が楽しそうだと、公も嬉しそうだ。
ゼル・グァンリュー
罪喰いの脅威も少なくなったんでしょう……?
それなら、ノルヴラントをアマロと一緒に飛び回りたいなあ。
アストリール
これからはもっと広い地域で農業ができるかねぇ!
開墾からは骨が折れるけど、それも楽しみってもんだ!
トビル
作物も、変わらず生き生きと育ってくれています。
近々、園芸館にも報告しなくては。
「闇の戦士」様は、
園芸館にいるマオ・ラッドって研究員をご存知ですか?
友人なのですが、話しやすくてすごくいいヤツなんです!
グラシーヌ
私たちの作った野菜、ぜひ闇の戦士様も、
召し上がってみてくださいね。
リューエラルス
どうしたんだい、こんなところまで。
「闇の戦士」様も、たまには、
街の喧騒からちょっと離れて、空を眺めたいときもあるのかな?
それならいくらでも、ゆっくりしていくといいよ。
ダールフォート
あぁ……やはりあなたがいらっしゃると、皆の笑顔が違いますね。
……さあ、一杯いかがですか?
メイ・タッチ
客に無料で酒を振舞いやがったんだ。
まったく……粋なオッサンだぜ!
お前さんの活躍は聞いてるぜ。
俺たちに「夜」を取り戻してくれてありがとよ!
ただ、この世界から罪喰いが消えたわけじゃない。
はぐれ罪喰いは依然として蔓延ってやがるんだ。
もちろん、お前さんにすべて倒してくれとは言わないがな……。
ユルスタン
……そして、おかえりなさい、「闇の戦士」殿。
店員に聞くヤツが増えているんだ……。
憧れのヒトと、同じ物が欲しいんだと。
もちろん、俺たちが勝手に教えることはない。
「闇の戦士」は、俺たちの大切な仲間であり、
取引相手のひとりでもあるんだからな。
エイディス
サンクレッド様も、お元気そうで心から安堵いたしました。
……ところで、サンクレッド様といつも一緒に居た小娘は誰ですか?
こちらは、ペンダント居住館でございます。
居室に移動なされますか?
ヘギー
生まれたときから夜の闇を知っているなんて……。
なんだか、不思議ですね。
シルガム
この街も、よりいっそう活気づいています。
本当に、あなたのおかげです……!!
アーミラ
わざわざこんなところまで足を運んでくれて、恐縮だわ。
なにもないけど、どうかゆっくりしていって。
ダークス
青と朱と宵闇の混ざる形容しがたい色……。
空とは、こんなに色を変えるものなのか……。
ローバルス
罪喰いにやられたケガ、ひどくて、まだ痛いけど、
「闇の戦士」さまのおかげで、もう全部、大丈夫なんだって。
よくわかんないけど、父ちゃんも、「闇の戦士」さまも、
すごいかっけーって思った。
オレも、なれるかな?
ベサード
ようこそ、クリスタリウムへ。
何か知りたいことは、ございますか?
ベサード
巨塔「クリスタルタワー」を中心として成立した都市です。
かつては、「人類最後の反抗都市」と呼ばれていましたが、
罪喰いの脅威が去ったことで、この街も変わり始めています。
これからは、「世界再生の拠点」といったところでしょうか。
今日は復習ですか?
それとも何か、新しい学びを……?
歴史に記しておくべき、大事な話がある……?
そそそ、それはいかなるものでしょうか!?
あわわわ……!
100年前の「光の戦士たち」は、
「光の氾濫」を起こしただけじゃなかった……!?
むしろ、その魂はミンフィリアとともに氾濫を止め、
アルバートさんの魂も、あなたに助力を……!?
おおおおぉぉぉ……それは、なんというッ!
急ぎ彼らについての資料をまとめ直し、
そのッ、その事実も、新たに編纂しなくては……!
いいですか、[player]さん!
私たちクリスタリウムの民は、公に最初に言われているのです。
この地に生きた人の歴史を、
未来へと届けるために踏み出せ……と。
だったらその歴史も、きっと繋がなければなりませんよね!
ロー=フェオ
ロー=フェオ
ちょっと、急に話しかけないで……
って、あなたフェオ=ウルが言っていたヒトよね?
ロー=フェオ
あなたの「故郷」にも天気予報士っているの?
ロー=フェオ
でも、さすがに「こっち側」の天気までは予報できないでしょ?
ロー=フェオ
私があなたの「故郷」にいる天気予報士の夢に入り込んで、
「こっち側」の予報をこっそり教えてあげるの!
それで夢の中で聞き出した、あなたの「故郷」の予報を、
「こっち側」の天気予報士の夢に吹き込んで……
そうすれば、私も一人前の天気予報士の仲間入りだわ!
ロー=フェオ
ばいば~い!
[player]だろう?
君の活躍ぶりは、かねがね耳にしているよ。
何か気になることでもあるのかい?
君はどこかで僕に似た人物と会ったことがあるようだね。
だが、僕のことをもっとよく知ってもらえれば、
きっと、別人だということがわかるはずさ。
後世に語り継ぐべき偉業を、その当人から直に聞くことで、
詩想をみなぎらせて、新たな作品を創造しているのさ。
君が歩んできた道程を、僕に歌わせてほしいんだ。
僕の創作意欲を掻きたてるような、劇的な体験談だと嬉しいよ。
とても残念だけど……
今なお君の助けを待つ人々のことを思えば、致し方ない。
彷徨う階段亭の旅人たちに評判が良くてね。
おかげさまで、僕も詩人としてひとつ階段を上った気がするよ。
停滞と堕落を生み出し続けたドン・ヴァウスリー、
いや、全能者イノセンスか……。
彼が生まれながらに悪であったかどうかは定かではないが、
その行いによって涙を流した者たちのために、僕は歌いたい。
罪喰い従え落ち延びて 天に宮殿創らん』
『光に溢れし空の上 人の身を棄てし男
民の力により追われ 地に堕ち討たれん』
英雄「闇の戦士たち」の活躍によって倒れた。
しかし、ドン・ヴァウスリーに歪められた人々の心が、
少しでもこの詩で癒えることを願うよ。
そして、これからも君は誰かを救い続けていくことだろう。
その道の途中に立ち寄った時は、また話を聞かせてほしい。
君の詩を歌うことが、今の僕にできる唯一のことだからね。
イル・メグを支配する大罪喰いへと堕ちた存在……
妖精王ティターニアか……。
その悲しき存在を、
君は討滅することによって、解放したのだね。
それでは、僕の詩を聞いてくれるかい。
その者 自由を求める風にして 自由を奪われし凪なり』
『4つの宝 携えし英雄 城の扉 開け放ちて
4つの宝 奪われし王 遊の魂 解き放たん』
勇敢にも大罪喰いへと立ち向かったティターニアは、
守りたかったものを傷つける存在へと堕ちてしまった……。
ティターニアもまた、「光の氾濫」にすべてを奪われた存在だ。
せめて今は、君が取り戻した美しい夜空の上を、
その魂が自由に舞っているようにと祈ろう。
君の手で紡がれた希望を、僕はこれからも詩にしていきたい。
だから、また聞かせてほしい。
君が歩んできた冒険譚を。
イル・メグに生息すると言われているリスキーモブについて、
知りたいのか?
フッブート王国がらみの文献によれば、見た目こそ大きいが、
蝶や虫などを主食とする大人しい存在とのことだ。
だが、イル・メグに潜入したクラン員が見たって言うんだよ!
姿を晒して呑気に散歩するピクシーが、大蛇に喰われるところをな!
ただの蝶ならともかく、
魔力豊かなピクシーを食らえばどうなるか……。
想像したくもないってもんだろう?
自らの友人役として創った魔法生物、それが「ドモヴォーイ」だ。
主を守るよう設計されて造られたドモヴォーイは、
いついかなる時も主の側を離れず、良き友人で在り続けたという。
件のピクシーが、罪喰いに襲われて命を落とすまではな……。
それからどれだけの時が過ぎているのかはわからんが……
今もなお、ドモヴォーイは、大切な親友である主の姿を探して、
イル・メグを彷徨っているそうだ。
地下深くに造られた牢獄の中で、鎖に繋がれた魔物を見たという。
その牢獄の扉には「ポールディア」と刻まれていたそうだが、
これは王国が滅亡した時点における第二王女の名と一致する。
そして、壁には血文字でこう書き残されていた。
「王位継承権に目が眩み、あの男の話に乗ったのが間違いであった。
よもや、この私が捨て駒のように利用されるだけなどと……。
嗚呼、せめて姉も同じ末路を辿らんことを!」とな。
妖精郷に迷い込んだ者を、植物人形……
通称「草人」に変異させてしまうことは特に有名だ。
そんな草人を、あるピクシーが気まぐれで再生しようと試み、
結果として泥まみれのバケモノが誕生してしまったらしい。
草人が「泥人」へと変異したからくりは謎だが、
元になった人物は、ふくよかなミステルの大女だったとか。
緋色のピクシーから話を聞いたときには、我が耳を疑ったぜ。
フッブート王国の古い民話に登場する青空の妖精でな。
美しい声と、美貌を持つ、可愛らしい存在だったらしい。
そんな伝承上の存在に憧れたピクシーが、
自身に幻惑の魔法を繰り返し重ねがけした結果、
理想通りの姿へと変貌を遂げたんだとか……。
ここまで聞けば、ハッピーエンドなのだが、
問題は、変異した後の姿を見た仲間のピクシーたちの反応だ。
大きくて恐ろしいと、嘲笑ったそうでな……。
結果、「アグラオペ」と名乗るようになっていたそいつは、
小さく美しい存在を見境なく襲う悪鬼になったという。
嫉妬心というのは、恐ろしいものだな。
イル・メグ以外の土地からも寄せられている。
つまり、ノルヴラント全土に出没する可能性があるんだ。
いわゆる「はぐれ」の罪喰いの中でも、特に強力な個体で、
戦闘技能に長けた者を狙い、襲ってくることで知られている。
ナッツクランでも、ずば抜けて優秀なクラン員たちが、
狩りの帰りに襲われて、あっけなく犠牲になっているんだ……。
各地に配下を放ち、常に獲物を探してやがるのさ。
噂では「影の王」に従いレイクランド連邦に反逆した、
エルフ族の将軍が変異した罪喰いらしい。
配下に偵察させるのも、生前の性質を受け継いだからなのかもな。
どんぶり勘定していた財布の紐を、さっそく締め直してくれた。
その代わり……日々の酒代に天井がついちまったがな。
食事の支度や生活資金のやりくり、魔法の修行……
ケリッグさんの役に立てるよう励むのが、とても楽しいんです!