『イシュガルド:下層』で聞けるクエスト外NPCの台詞
バルトヴュー
ずっとこのままって訳じゃないぜ……。
いつか大物のドラゴン族を狩って、栄誉を掴んでやるんだ!
ハイムリック
見てのとおり、ここイシュガルドの出身じゃねえが、
外地での経験を買われて、フォルタン家の旦那に雇われてるのさ。
聖徒門の衛兵
「大審門」に出られますか?
このイシュガルドで無法を働けば、容赦はせぬぞ……。
教皇庁直属の「神殿騎士団」の一員だ。
大審門から雲廊を抜けた先……
皇都の玄関たる、ここ「聖徒門」の警備を担当しておる。
ドラゴン族どもの襲撃により、負傷している騎兵も多いが、
ここは、イシュガルド防備の最後の要砦……。
やすやすと破らせるわけにはいかん。
なに、皇都には対竜戦闘に特化した、
「竜騎士団」の精鋭たちも控えておる……。
このイシュガルド、そう簡単に屈しはせぬさ。
山の都イシュガルドの玄関である「聖徒門」だ。
古来より敵対関係にあるドラゴン族の襲撃を阻むため、
最大の警戒をもって防備にあたっておる。
イシュガルドは、大きく「上層」と「下層」にわけられ、
この聖徒門があるのは「下層」にあたる場所だ。
宿や酒場、神殿騎士団本部などの施設が揃っておる。
貴様のような冒険者が世話になる施設も多かろうが……
余所者が大手を振ってうろつくことを好まぬ者も多い。
己の立場をわきまえて、行動することだな……。
コモンランタン
史上初めてのドラゴン族の皇都侵入……
あの悪夢を振り払うためにも、修繕を急ぎたいんだ。
テスランジョン
だが、一向に減らぬドラゴン族の襲撃を前にすると、
たまに、どうしようもなく無力な気持ちになる。
ゴンドゥランボー
あまり余計な騒ぎはおこさないでくれよ。
いつ何時、ドラゴン族が襲ってくるかわからないんだ。
ゴーセルマル
数百年前に邪竜「ニーズヘッグ」を退けたこともある、
「蒼の竜騎士」バルロアイアンを記念した広場です。
エモンド
このお客さん、小さなお子さんを亡くしたそうです。
ヨレーヌ
さまざまな品を用意しているからな……。
交換してほしい物がないか見ていくといい。
ふむ、君は「クラン・セントリオ」の一員じゃないようだね。
すまないが、仲間向けの品しか扱っていないんだ。
バンポンセ
ご用件を承ります。
この旅籠「九つの雲」は、
皇都「イシュガルド」での宿泊施設として、
旅する皆様に、ご愛顧いただいております。
まるで「九つの雲」に包まれたかのような、
ふわふわのベッドをご用意しておりますので、
至福のひとときをお過ごしください。
それでは、どうぞごゆっくり、おくつろぎくださいませ。
申し訳ございませんが、旅籠「九つの雲」では、
客室での「製作」を禁止させていただいております。
製作中の物音が、お休み中の他のお客さまのご迷惑となります。
よりよい休息のため、お客様のご協力をお願いいたします。
ご宿泊でございますね。
お客様のお部屋はこちらになります。
どうぞ、ごゆっくりおくつろぎくださいませ。
フィルマルベル
誇り高き、神殿騎士団本部です。
君のことは、総長からよく聞いているぞ。
ドレル
四大名家のお屋敷や、神聖裁判所、聖レマノー大聖堂……。
聖ガンリオル占星院などがございます。
天気予報士
各地の気象の変化を調べています。
それでは、現在の天気と、今後の予報です。
セストゥリヌ
フィオンヌアラ
ぜひ、我らが神殿騎士団に力を貸してくれたまえ。
エロワン
この任務を任せることができるのですが……。
稀少琥珀商人
「虫入りアンバー」を持ってないかい?
皇都にはコレクターが多いんだ、いい品と交換するよ!
ジェリヴィアン
俺たちはいい、だが子どもたちはどうする……!
ペルドゥラン
「スカイスチール機工房」へ!
俺の名は、ペルドゥラン。
「スカイスチール機工房」で工員として、
対竜兵器から飛空艇まで、いろいろ造る手伝いをしてるぜ。
学もなけりゃ、金もねぇ、俺みたいな貧民が、
働き口を得たばかりか、知識と技術まで学ばせてもらってる。
最近じゃ、機工士としての技も学んでてな。
工房に来いって、俺を誘ってくれた
ボン……いや、技術主任のステファニヴィアンのおかげだ。
アインハルト家が管轄する工房だ。
ここでは、カノン砲からバリスタまで、
あらゆる対竜兵器の開発、生産を手がけている。
それに、天才機工師シドがもたらした魔導技術と、
エオルゼア伝統のエーテル学を統合した、
「機工技術」を生かした新兵器も作ってるんだ。
「機工兵器」と呼ばれてる、新兵器を考案してるのは
ボン……いや、技術主任のステファニヴィアンだ。
ボンは、貴族だってのに変わり者でな。
身分にこだわらず、やる気があるヤツを片っ端から誘って、
「機工兵器」と「銃」を操る「機工士」候補を集めてる。
経験がない初心者だって、心配無用ってもんさ。
何せ銃術の本場、リムサ・ロミンサからやってきた指南役が、
射撃のイロハを、しっかり教えてくれるんだからな。
「機工士」の最大の特徴は、腰につけた「機工兵装」だよ。
これで、装備者の魔力を雷属性の力に変換して、
さまざまな「機工兵器」を起動させて戦うんだ。
その技を身に付ければ、俺たち平民だって、
子どもの頃から鍛錬を積んできた「騎士」とも渡り合える。
騎士を重んじるイシュガルドでは、
機械に頼って戦う機工士は、あまり注目されてないけど、
いつか真価が理解されて広まるはずってのが、ボンの口癖さ。
チョコボ屋 ロドゥリック
二の腕のあたりが、妙にザワザワして鳥肌立っちゃいまっす。
[player]さんは、どうでっすか?
シドゥルグ
この気配……お前も「暗黒」の力の使い手か。
だが、お前と俺の進む道は、違っているようだ。
余計な慣れ合いをするつもりはない。
シドゥルグ
お前と話すことはない。
リエル
ステファニヴィアン
やあ、俺の計測器が君にビビっときたよ。
その風格、その出で立ち……
君って、もしかして外から来たっていう冒険者かい?
<パッチ3.3終了後>
やあ、俺の計測器が君にビビっときたよ。
その風格、その出で立ち……
君って、もしかして皇都の真実を暴いた冒険者かい?
やっぱりそうだよね、俺の計測器は絶好調!
それにしても、ココに立ち寄るなんて、お目が高い!
さすがは時流に敏感な冒険者だね!!
……ようこそ、皇都の軍事技術の限界を撃ちぬく、
「スカイスチール機工房」へ!
ここじゃあ、カノン砲からバリスタまで、
あらゆる対竜兵器の開発、生産を手がけている。
でも実は、「銃」を携えた「機工士」の技も教えてるんだ。
よかったら、君も「機工士」を学んで、
皇都の常識を撃ちぬいてみないかい!?
その気なら、手取り足取り懇切丁寧にいろいろ指導するよ?
►いいえ
あれぇ……つれない返事だね。
俺の計測器が予測を外すなんて、今日は不調だったらしい。
こっちはいつでも歓迎だから、気が変わったらまた来てくれ。
►はい
<チェック漏れ>
「忘れられた騎士亭」は、どこの誰だろうと歓迎するぜ。
この酒場の流儀に馴染める奴なら、な……。
この酒場「忘れられた騎士亭」を仕切ってる、
ジブリオンってモンだ。
この店には、「負傷兵がマスターの座を受け継ぐ」という、
長い伝統があってな。
……そう、俺も元負傷兵さ。
遠い昔にこの店を始めた初代マスターも、
戦いに傷つき、剣を捨てた騎士だったらしい。
店の名前も、そこからきているんだ。
こんな小汚い酒場のことを知りたいってのか?
……物好きもいたもんだ。
ここは、「忘れられた騎士亭」……。
常連の酔いどれどもに支えられてる、小汚い酒場だ。
上の階は、もっぱら任務明けの騎兵たちが商売相手。
階段下の方は、「雲霧街」の連中の溜まり場ってところだな。
いずれにせよ、悲しみも苦しみも、酒に紛らせて、
忘れちまおうって奴らが、集う酒場ってわけさ。
常連客には、余所者がこの空間に踏み込むのを嫌う奴もいる。
この小汚さに馴染めねぇなら、寄りつかねぇ方が安全だぜ。
働かせてもらうことにしまっした。
情報収集と資金確保の一石二鳥でっす!
まぁ、嬢ちゃん目当てに客も増えるだろうから、
持ちつ持たれつ、やっていこうじゃないか。
こんな小汚い酒場のことを知りたいってのか?
……お前さんも物好きだな。
エロワン
もしや、フォルタン家のお客人では?
やはり、そうでしたか!
実は一度、貴方にお会いして、
ご相談させていただきたいことがあったのです。
この程、我ら神殿騎士団では、総長殿の発案による、
新たな取り組みを始めることになりました。
それは、エオルゼア諸国の冒険者ギルドや、
グランドカンパニーのリーヴ制度を参考にしたもの……
いわば、「神殿騎士団リーヴ」といったところでしょうか。
熟練の冒険者である貴方にも、
ぜひ、この新制度に参加していただきたいのです。
報酬も用意しておりますので、どうかお引き受けください!
エロワン
「神殿騎士団リーヴ」の発行業務を行っております。
エロワン
皇都への貢献を認め、報酬を支給しましょう!
……「風脈のコンパス」だって?
残念だが、それっぽい落とし物は預かってないな。
<風脈のコンパス:未所持>
……「風脈のコンパス」だって?
そういえば、それっぽい落とし物を預かってるぜ。
大事なものなら、しっかり持っておくんだな。
フロムロー
機工兵器に関するお問い合わせでしたら、
ステファニヴィアン様にお問い合わせください。
ライトフェザー闘技場の衛兵
シェビリア
騎兵向けの軍用チョコボを飼育、訓練している施設です。
黒チョコボの訓練なら、我々にお任せください。
人々の悲しみが深く、気持ちが沈んでいるせいさ……。
ヴァンカネー
被害報告をまとめるのも、一苦労だ。
モルゲイン
今のイシュガルドには、それこそ腐るほど仕事がある。
特にアンタみたいな、デキる奴にとっては、ね。
神殿騎士団の衛兵
重要な指示を聞き漏らすといけませんから。
皇都防衛を担う神殿騎士団は、臨戦態勢に入った……。
だが肝心の対竜バリスタの復旧率が思わしくなくてな。
その成果に期待はするが、頼りはしない。
いざという時に備え、防備を固めておこう。
顔馴染みのお客さんからも、歓迎してもらって、
ちょっぴり嬉しかったでっす。
お客さんにも、お料理を出すようになりまっした。
特製薬茶とロフタンシチューがオススメでっす!
アルヌーラン
教皇庁が設立した施設なんだ。
だから、施設の名前に「聖」が付くってわけさ。
身体がなまらんように、少し鍛錬でもしてくるかの。
俺も異邦人なもんで、お仲間が増えるのは歓迎だぜ?
どうやらモブに狩られず、生き延びてるようだな。
……で、今日は何の用なんだ?
「モブハント」制度にあやかって「モブ」と呼んでる。
外の「セントリオボード」に「手配書」を貼り付けてるから、
気が向いたら、引っぺがして狩ってきてくれ。
あぁ、それから……同盟の「モブハント」と違って、
「クラン・モブ手配書」は、三種類あるから注意してくれ。
難易度に応じて「初級」「中級」「上級」と分けているのさ。
ローダストっていう名のイシュガルド貴族の下に集った、
魔物退治を生業にしてる傭兵の集まりさ。
所属するクラン員は、出身も種族もてんでバラバラ。
かくいう俺も、あんたと同じでイシュガルド人じゃあない。
クランに入った討伐依頼を分配して、
クラン員が各々、モブハントに挑んでいる。
せっかく仲間になったんだ……よろしく頼むぜ?
……そうだな、もっと腕を磨いてからにしてくれ。
話はそれからだ。
皆さんの捜索も、ずっとしやすくなると思いまっす。
「暁」の受付の名にかけて、情報収集がんばりまっす!
俺も「オッサン」になったってことか?
……おい、少しは否定してくれよ。
奴らは本当に頭が良くて、狡猾なんだから。
戦いとなれば、いつも傷つくのは弱き民だ……。
なんともやりきれない話ではないか。
情報を集めまくるでっす!
だからこそ、日ごろの警備体制について、
聞いておこうと思ってね。
人と人とを結びつけるのも、酒場の魅力だ。
ジェラルジュ
炊き出しや奉仕活動をしながら、神の教えを説いています。
そう、神の教えとは、政治の方便でもなければ、
戦いの道具でも、商いの口上でもありません。
人を救うためにあるのですから……。
ジェラルジュ
何人かの人々の温かい支えがあるからこそ、
私もここに立っていられるのです。
修復団による広場修復の顛末は、ヒルデスから報告を受けている。
この成功は、邪竜討伐に等しい価値を持つ勝利だろう。
感謝する、[player]殿!
うちの酒場も有名になったもんだ。
お客さんたちも、何だか落ち着きがない様子でっす。
そういうバカどもは、アタシが抑えておくさ。
だから、アンタは安心して使命を果たすんだよ。
ウデスタン
シム
姐さんの言うことは、ちゃんと聞くぞ!
どこに向かえばいいものやら……。
お裁縫の指導を受けることになりまっした。
フフフ……マイスタータタルも遠くないでっす!
手先の器用な老婆
どうか無事でありますようにと……。
それが針仕事ってもんさね。
なんとなく覚悟していたのだ……。
真実を告げた今、心がいくぶん楽になった気がするよ。
自作の衣装に合うように整えてみまっした。
看板娘として、日々、精進でっす!
エルミアンス
だったら、明るく前向きに生きたほうが得ってもんだ!
あんたも、そう思わないかい?
みーわくの おーどりーで こーころ まーどわすー。
あーらたーな げーぼくーが うーま、れるのー。
みつぎもーの もーらって ざっくざく!
げーぼくーが はーたらーく らっくらく!
フンフ フンフ フフーン。
脅威度に応じて、ランク付けしている点も含めて、
同盟の「モブハント」制度と同じだな。
ランクA以上の「リスキーモブ」を狩ったら、
「セントリオ記章」をくれてやる。
「クラン・リスキーモブ手配書」で指定された奴を狩った場合も、
相応の報酬を支払うことにしている。
興味があったら、外の「セントリオボード」を確認してくれ。
「クラン・セントリオ」に所属するクラン員が、
滞在していることがある。
そいつらは、いずれ劣らぬ熟練のモブハンターだ。
声をかければ「リスキーモブ」の情報について、
知っていることを教えてくれるだろうよ。
大量の討伐依頼を投げてきよったわい。
フォフォフォ……信じるも信じぬも、お主の自由じゃ。
そこには禁断の知識によって生み出された被造物が、
今も彷徨っておるそうな……。
さまざまな生物を掛け合わせて造られた、
キメラ生物とかいう化け物も、そのひとつじゃ。
じゃが、その材料に獣人が含まれていたとしたら……。
南方大陸から誘拐してきた、蜥蜴に似た獣人を、
甲鱗綱の魔物と掛け合わせたという記録が見つかったそうじゃ。
名は「リュキダス」……まさに狂気の産物よな。
巨大化した領土のあちこちで、反乱が起こっていたそうな。
相次ぐ反乱を平定するため、アラグ帝国軍が投じたのが、
決して裏切ることがない、機械の兵士だったのだとか……。
当然、人工浮遊大陸とやらにも配備しておったろう。
件の商人は、お宝が眠る場所の安全を確保するために、
そんな機械兵の親玉を破壊してほしいそうな。
まったく、珍妙な依頼じゃわい。
そこで多くのドラゴン族を捕らえ、
おぞましい技術で、傀儡のように操ったそうじゃ……。
ドラゴン族を意のままに操る……。
嘘か誠かわからぬが、そんな技術が本当にあるとすれば、
喉から手が出るほど欲しがる者もおろうて。
この真偽を確かめるため、
記録に残る「傀儡と化した妖竜」を仕留めてほしいそうな。
といっても、リスキーモブに指定されるほどだから、
並みの花じゃないのはわかっておろう?
絶滅したはずの人喰い妖花が、
人工浮遊大陸で栽培されておったという情報があるんじゃ。
その種が風に乗り、仮にエオルゼアの大地に撒かれたら……。
考えたくもない未来を、思わず思い描いてしまったわい。
危険の芽を摘んでもらいたいということじゃ。
独自の進化を遂げたドラゴン族がおったそうな。
翼を捨て、その代わりに野獣の如き、
しなやかな肉体と、圧倒的な脚力を得た獣竜じゃ。
魔物の血の匂いを嗅ぎつけると、
雷雲の如く暴れ回るという、南方の獣竜……。
人工浮遊大陸に囚われし「レウクロッタ」を狩るのじゃ!
ドラゴン族を狩りに行くつもりなの?
だったらいい情報があるわよ。
どんどん、飛行に適した滑らかな形態になっていくわ。
最終的には、角なんかもなくなっちゃうのよ。
そんなエルダー・ワイバーンに、さる貴族からの依頼で、
リスキーモブに指定されたヤツがいるわ。
なんでも、ご子息の仇なんだとか……。
滑らかで優雅な鱗を持つことから、
「スキタリス」という渾名がつけられているヤツよ。
麓に向かった神殿騎士団の偵察隊が、行方不明になったの。
数日後、追加派遣された捜索隊は見つけたわ……。
……竜の眷属ビネガロンの死体と、その前に立つ騎士の姿を。
でも、生存者を発見したと喜んで捜索隊が近づいたところ、
突如としてビネガロンが立ち上がり、襲いかかってきたらしいの。
惨殺した騎兵を利用し、捜索隊を誘き寄せたってわけ。
この狡猾な眷属は、襲撃の後、霊峰の方へ逃げ去った……
おそらく今頃は、ドラヴァニア雲海でしょうね。
ある男性貴族が、妻である名門貴族の女当主を利用することで、
長年に渡り、神殿騎士団の情報を流していた事があってね。
こともあろうに、この男は一通り情報収集を終えると、
「竜の血」を飲んでドラゴン族の眷属と化したの。
家族を殺して、証拠を隠滅するためにね……。
幸い神殿騎士団の活躍で、最悪の事態は免れたけど、
眷属と化した男は、皇都を脱出して逃げ去ったというわ。
討伐依頼を出してきたのは、生き残った妻よ。
200年くらい前に実在した「蒼の竜騎士」なの。
凄腕の竜騎士だった聖バルロアイアンが、
唯一、激戦の末に取り逃してしまった竜がいる……。
それが、黒翼の魔竜と恐れられる「アガトス」よ。
近年になって、ドラヴァニアの高空を舞うアガトスの影が、
猟師によって目撃されたって、話題になってるの。
伝説に終止符を打つチャンスだとは思わない?
皇都の裏通りで流行したことがあったの。
この邪教は、近東の文化を採り入れていて、
特殊な花で作る香と、妙な金属で作った祭器を使って、
珍妙な儀式を繰り返していたというわ。
結局、神殿騎士団による取り締まりで、この邪教は壊滅。
ただし、自ら「ガンダルヴァ」と名乗っていた教祖だけは、
霊峰に逃亡したらしいわ……ドラゴン族の眷属と化してね。
バルトヴュー
あれから、ヌーグルヴィル狩りを果たしたことを、
神殿騎士団に報告したんだが……。
手続きに時間がかかるとかで、相変わらず兵卒なんだ。
まあ、親父の汚名は晴らせたし、報酬金も貰ったから、
息子にいいもの食わせてるよ……あんたのおかげさ。
そのフィリパレなんだが、今まで興味も示さなかった、
槍を持ち始めて、心配でしょうがねぇんだ。
こりゃ、立場が逆転したってことだな。
ハイムリック
ひっそり埋もれちまってた記憶のかけら……
先生という採掘師が掘りだしてくれた、とっときの宝石だ!
オレたち「迅風傭兵団」も、いつまでもここにいる保証はねえが、
今しばらくは、この皇都に厄介になるつもりだ。
フォルタン家の旦那にゃ、義理も恩もあるしな!
シドゥルグ
お前の言った「護るべき者」は、護れているか?
……まあ、心配をするまでもないだろうがな。
シドゥルグ
イストリドの約束は正しかった……
あれはあれで、真っ直ぐすぎる女だったのかもしれんな。
だが、リエルの戦いは終わったわけじゃない。
これから、命が続いていくほどに、
生きるためにした選択が、棘となってこいつに刺さるだろう。
その痛みからは、俺でも護ってやることができん。
無論、こいつの選択に加担したからには、
もう少しだけ面倒を見んことも…………
や、やめろ! 何をする!?
お前まで、あのモーグリ族と同じことを言うつもりか!?
俺は別に、その……なんだ……クソッ…………。
俺はな、こいつが生きることを諦めなかったのが、嬉しいんだ。
暗黒騎士として、これ以上の勲章はない。
……お互い、生きてこの道の先を目指すとしよう。
シドゥルグ
前にも話したが……そいつは、誰より正義感の強い騎士だった。
あるとき、貧民の少年少女を弄ぶ、悪辣な司祭を斬り殺し、
聖職者殺しの罪に問われることになった。
周りはそいつを、「暗黒」の道に堕ちたと罵った。
しかし本人は堂々と、「暗黒騎士」と呼びたければ呼べ、
むしろ誇りにすら思う……と言ってのけてな。
決闘裁判でも、見事に勝利を収めてみせたんだ。
おかげで処刑は免れたものの、権力者の謀略で、
爵位と封土、騎士の証である紋章を奪われた。
以後そいつは、紋章が描かれていた盾を捨て、
ただ剣のみを掲げて、弱き者のため戦い続けた。
その志を継ぎ、自ら業を背負う者……それが暗黒騎士だ。
歴代の暗黒騎士たちは、長い時をかけて、
他者を護るための存在でありながら、
あえて「盾をすて、剣のみを掲げる」戦い方を磨いてきた。
盾に代わる存在として、己の内に渦巻く負の感情……
そして、その根源たる愛を力に換えてな。
それを「暗黒」などと自称するとは、素直でないと思わんか?
リエル
たくさんあるんだよね……。
だけど、約束、覚えてる……?
[player]が来てくれるの、
毎日、ちゃんと待ってるね!
ステファニヴィアン
実は、ゼーメル家の数名も、
機工士を目指して、この工房に通うようになったんだ。
テダルグランシュは元来、優れた軍略家だからね。
機工士を活かした戦術を編み出してくれたら、
ますます活躍の場が広がるだろうな。
ペルドゥラン
俺たち、アンタのことをいつも話してたんだ!
積もる話でもして、ゆっくりしていってくれ。
ペルドゥラン
代わりに、ジョイから銃術を教わってるぞ。
アイツの指導は、すっげー厳しくて、
的を外すと、すぐに威嚇射撃されちまうんだ。
おかげで、練習場は、機工士の悲鳴とジョイの怒号で、
ドラゴン族も逃げ出すやかましさだ。
フィオンヌアラ
「レヴナンツトール」にいる「ガイディング・スター」から、
「秘伝書」についての話を聞くといいでしょう。
皇都の門は、恩人たる貴公に対し、
いつでも開かれておるぞ……。
教皇庁直属の「神殿騎士団」の一員だ。
大審門から雲廊を抜けた先……
皇都の玄関たる、ここ「聖徒門」の警備を担当しておる。
ここは、イシュガルド防備の最後の要砦……。
未だにドラゴン族の脅威が去った訳ではないからな……
防備を緩めることはできぬのだ。
なに、皇都には対竜戦闘に特化した、
「竜騎士団」の精鋭たちも控えておる……。
このイシュガルド、そう簡単に屈しはせぬさ。
山の都イシュガルドの玄関である「聖徒門」だ。
古来より敵対関係にあるドラゴン族の襲撃を阻むため、
最大の警戒をもって防備にあたっておる。
イシュガルドは、大きく「上層」と「下層」にわけられ、
この聖徒門があるのは「下層」にあたる場所だ。
宿や酒場、神殿騎士団本部などの施設が揃っておる。
貴公のような冒険者が世話になる施設も多かろうが……
真実を知ってなお、余所者を嫌う者も少なくないのだ。
無礼な態度を取られても、気を悪くせんでもらいたい。
ウデスタン
クソッタレな国を変えてみせるさ。
シム
私からも、礼を言わせてもらいたい。
ありがとう、冒険者よ。
またしばらく手伝ってくれるそうでな。
看板娘の復帰は、いつでも大歓迎さ。
時間があるときは、ここで働いているのでっす。
情報収集しつつお給金ももらえる……最高でっす!
アタシたちも、新しいイシュガルドのために力になりたくてね。
抵抗組織の連中を集めて、自警団を結成したのさ。
あの後、しばらく竜たちと交流してみたのだが、
やたらと人の食事に興味を持った子竜がいてな……。
せがまれて、オムレツを作ってやったが、
喰うなり一言、不味いといわれてしまったよ……。
やれやれ、アイメリク様には好評だったのだが。
神殿騎士団の働きが、より重要な局面になったということだ。
木材を多く使った小さな建物が密集しているからね……。
火事には弱いのさ……。
崩させてなるものか……そうだろう?
とうとう出始めたということね。
それこそ、ルイゾワ様から託された想いだ。
なんでも、放火らしいという噂もあるみたいで……。
客たちの話題も、少しばかり変わってきているんだ。
マエリ
ねぇ、これ、どうなっちゃうの……?
怖い、怖い、怖いよ……。
悩んでるヒマなんて、ありはしないからね。
誰かを失ったのなら、特にね……。
皇都の現状を考えると、喜んでばかりはいられないでっす。
マエリ
竜とみんなが仲良くなれたら、また会えるよね?
そしたら、また背中に乗せてもらえるかな?
皇都の未来にとって、明るい材料となるだろう。
しかし、守旧派には目を光らせる必要がありそうだな。
君と「暁」の者たちが成してくれたことを、
決して忘れはしない。
例の放火騒ぎで、家を失った奴らに何かできないかと、
常連客からカンパを集めて渡してやったんだ。
あの後、捕らえられたんだが、虚ろな笑みを浮かべるばかりで、
まともに話せる状態じゃないらしい……。
信じていたものが崩れ去り、元に戻せないと知って、
何かが壊れちまったんだろうね。
ウデスタン
焼け出された連中の新たな住処に、目処が立ったんだ。
ありがたいことだよな。
シム
俺もこの酒場で、あらゆるものを失った奴らを見てきたが、
他人のできることなんざ、酒を奢ってやることくらいさ。
己が勤めを果たしていこう。
神殿騎士とはかくあるべきと、次の時代に伝わるようにな。
過去の世代が戦って生き抜いたからこそ、アタシがいるわけだ。
……たとえ、あんな生まれだとしてもさ。
その一番大きな戦いが、アタシの世代で終わるかもしれない……
そう思うと、なんだか感慨深くってね。
邪竜にも、アタシたちの底力を見せてやろうじゃないか!
ウデスタン
そいつらが鼻息荒く語った邪竜の話が伝わって、
今じゃガキからジジイまで、一同そろって「邪竜を殺せ!」さ。
シム
くぅ~、皇都の見回りを受け持ったことに後悔はねぇが、
俺もパリッと一張羅で、姐さんと大暴れしたかったぜ!!
マエリ
私を助けてくれた白いドラゴンさんが、
怪我をしちゃったって聞いたんだけど……本当?
マエリ、お薬は持ってないけど……
いつかきっと、お見舞いにいこうと思うの。
白いドラゴンさんは、優しいドラゴンさんだもん!
結局「竜を殺せ」ときたもんだ!
一周しちまったのか、それともこれが最後になるのか……。
アイメリク様が、貴公に挨拶もせず式典会場を後にしたことを、
申し訳ないとおっしゃっていたぞ。
だが、今はイシュガルドにとって……
アイメリク様個人にとっても、深刻な状況だ。
どうか理解し、できるならば支えになってあげてほしい。
ヴァンカネー
その眷属たちの動きについても、危惧しているのだよ。
各地の監視も徹底しておかなければ。
テスランジョン
ならば、平和が訪れたとき、私に何が残るだろうか?
同じ不安を抱える兵は、少なからずいる。
だが、やはり私たちは焦がれずにはいられないのだ。
平和になった、この国に……。
ゴンドゥランボー
皇都は特別警戒中だ。
くれぐれも、余計な騒ぎは起こさないでくれよ。
異端者がらみの事件も減って、商売あがったりです。
異端審問局からは、当面捜査すべき事件もないので、
例の事件屋たちを継続監視するように命じられましたが……。
圧倒的に貧乏くじを引いた感じがしますよ……。
こんな時こそ、「暁の看板娘」として、
みんなを勇気づけるでっす!
コモンランタン
絶対に、皇都を守り抜いてみせようぞ!
ゴンドゥランボー
この命に代えてもな……。
何か聞きたいことがあるというのか?
教皇庁直属の「神殿騎士団」の一員だ。
皇都の玄関たる、ここ「聖徒門」の警備を担当しておる。
ここは、イシュガルド防備の最後の要砦……。
何としても死守せねばなるまいよ!
四大名家の騎兵団も、一時的に指揮下に入り、
鉄壁の防衛網を構築しているところだ!
ヴァンカネー
だが、それでも戦わねばならんのだ!
テスランジョン
なれば、もう迷う必要などない……そうだろう?
あの時の悲劇を、もう二度と繰り返すものかい!
ウデスタン
シム
マエリ
どうか、ご武運をでっす……。
大丈夫、自分の面倒は自分で見れるさ。
いざとなったら、剣を取って戦うまでだ。
エルミアンス
皇都の玄関たる、ここ「聖徒門」の警備を担当しておる。
ここは、イシュガルド防備の最後の要砦……。
邪竜の眷属どもが押し寄せて来た際にも、
決して退かず、戦い抜いたものだ。
当然、仲間にも大きな被害が出たが、
「竜騎士団」の精鋭たちが、駆けつけてくれてな。
私は、九死に一生を得ることができたのだ。
邪竜の野郎をブチのめしてやったんだろう!
やるじゃないか、流石は英雄サマだ!
ウデスタン
シム
マエリ
悪いドラゴンを追い払ってくれたんでしょ?
だったら、また白いドラゴンさんに会えるかな?
私ね、もう一度、あのドラゴンさんの背中に乗って、
空を飛ぶのが夢なの!
店を緊急の避難先として開放したんだ。
皆、不安で押しつぶされそうでな……。
お前さんが、邪竜を討ったという一報が、
もたらされた時の喜びようときたら……。
本当に、見せてやりたかったぜ。
よかった、ご無事で……本当によかったでっす!
エルミアンス
だったら、明るく前向きに生きたほうが得ってもんだ!
あんたも、そう思わないかい?
今や、病院こそが最前線……
多くの負傷者の治療が行われているのだ。
自警団に入りたいって志願者が増えているんだ。
平民の間に、自分たちでもできることがあるって、
そんな気運が高まっているのかもしれないね。
アタシも、負けてられないよ!
ウデスタン
シムの奴が、妙にはりきっていてな……。
良いことなんだか、悪いことなんだか。
シム
誰にも譲るもんかよ!
ゴルディン
ようやく貧乏人でも、夢が見られるようになったんだからよ。
ジェラルジュ
この程、庶民院の議員となりました。
分不相応かとも思いましたが……
それでも、人々のためと思い引き受けた次第。
これから皇都を、少しずつ変えていきたいものです。
アイメリク様とともに、守っていくつもりだ。
ボエモンダ
この時を、どれほど待ち望んだことか……!
ジェリヴィアン
貧しい子どもたちに、食料と毛布の配給があったんだ。
……この国は、確実に変わっているよ。
ヒアーワート
お前がクルザス西部高地を飛び回れるようになったら、
自由に使うがいい。
ゴルディン
ハッ、寒さに凍える貧乏人を、笑いにでも来たのかい?
心頭滅却すれば雪もまた温しとか言うんだ。
要は心の持ちようってことらしいけど……やせ我慢だよな?
お前が失望しない程度には、仕込んでやるさ。
ようやっと、陽の当たる場所に立つことができたんだ。
姐さんについてきて、本当によかったよ。
よしっ、気合入ってきたぜ!
どんな指南でも、どんと来いや!
そのためのイシュガルド銃士隊だ。
絶対、強くなってみせるからさ、指南を頼んだよ!
そのうちのひとつは、なんとあのゼーメル家だ。
テダルグランシュが強力に働きかけてくれたらしいね。
イシュガルドは、きっといい方向に変わってきている。
ヒルダたちはその流れの、最前線にいるはずだ。
だから、彼女たちを頼んだよ、[player]。
ペルドゥラン
自警団の指南に出向いてるんだってな。
俺たちも、アンタから教わりたかったぜ……。
この際だ、バラクーダ騎士団仕込みの捜査術を、
じっくり教えてやるさ。
銃の出処は気になるっちゃあ、気になるが……
そっちはロスティンスタルに任せるさ。
そのせいか、事件が終わった気がしないんだ。
俺の考え過ぎだと、いいんだがな。
俺たちだって、アンタに負けないくらいやれるんだ!
この調子で、叙任式の警備もやってみせるぜ!
アタシらは、その後に備えて、きっちり訓練に励むさ。
それで、何か質問か?
最初は指南だけのつもりだったんだが……。
これは報酬に色をつけてもらわんとな。
俺たちはまだまだ未熟だとわかったが、
同時に、目指す場所も見えてきたよ。
でも最近、それじゃダメだって思うんだよ。
銃の訓練が一段落したら、いろいろ勉強してみるかな。
またぞろ、厄介な事態に巻き込まれていないだろうな?
何度でも言うが、よくよく用心しろよ……。
俺たちの抱く、喪失への恐れや苦しみが、
まさかあんな形で顕現するとはな。
想われたものを実体化する「ちから」というのは、
恐らく、死者の蘇生というより、想像の具現化に近いものだ。
記憶は、記録と違う。
そこには、意識しているにせよ、無意識の内にせよ、
想った者の主観が混じるだろう。
だから、俺たちの前に現れた蒼天騎士やイストリド、
それに我が師オンパーニュも、
厳密には本人ではなく、想いの主が描いた…………
いや、まて、やめよう。
この話題は踏み込むと危険だ……主に俺の羞恥心がまずい……。
なんにせよ、実体化された奴らが語ったことは、
消え去った死者の遺言ではない。
今も、誰かの胸中にある想いだということだ。
まあ、最初から心の中にしか存在しないような奴が、
実体化させられていたとしたら……
そいつだけは例外的に、「本人」と呼べるかもしれんがな。
私でも、真剣に学べば、もっと幻術が上手くなれるかな?
暗黒騎士ではなくても、大事な人を護れるようになりたいの。
今度、前に私を視てくれたエ・スミ様に、
連絡をとってみようかな……。
お手紙の送り方、シドゥルグならわかるかな……?
ミストと同じで、私も戦いは嫌だけど……
誰かに助けてもらったぶん、誰かに優しくできたらいいなって、
[player]たちを見ていて、思ったんだ。
銃士隊は問題なし。
アンタと指南役のシゴキのおかげで、しっかりやれてるよ。
ミュースカダンの協力もあって、
神殿騎士団との連携も、ばっちりってなもんでね。
この調子で、イシュガルドに銃士隊ありと見せつけてやるさ。
銃士隊の活動に、役立てられないかと思ってな。
これを機に、馬鹿の汚名挽回だぜ!
同じ皇都を守る者同士、演習で得るものは多いだろう。
……ところで、汚名は挽回じゃなくて、返上するものじゃないか?
彼女の名誉のために詳細は省くが、かなり強烈でね。
でもまあ、君と同じく俺の計測器にビビッとくる子だったよ。
そんなヒルダが、イシュガルドの変革の最前線にいるってのは、
なかなか感慨深いものがあるね。
警戒するあの子を説得してまで銃を託して、本当によかった。
ペルドゥラン
ずいぶんな大活躍だったそうじゃないか。
さすがは工房の救世主だな!
ペルドゥラン
ロスティンスタルが鍛えただけあって、
全員、ジョイも納得するほどの腕だったな。
それと、俺たちとは違う、なんというか凄みを感じた。
これが技術者集団と、治安維持部隊の差なのかね。
そんな銃士隊が、皇都を守ってくれてるってのは、
同じ平民として心強いし、誇らしく思うぜ。
アンドゥルー
アラミゴの国境地帯で戦っている。
残った我らは、皇都の秩序と民の安全を守るのみだ。
トメリン
制限させていただいております。
申し訳ございませんっ!
トメリン
「蒼天街」へ向かわれるのですか?
それなら自分に、ご案内させてください!
ジェラルジュ
貴族院、庶民院ともに、満場一致で可決されました。
公共事業での雇用増大や、経済活動の再興など、
思惑は人ぞれぞれでしょうが……
国全体が、前を向き始めた気風を感じます。
ゴルディン
どうぜ俺たち貧民には縁のない話さ。
ま、食い扶持を稼げる仕事があるのは、ありがてぇけどよ。
マエリ
いまね、こわれた街を直してくれてる人たちがいるんだって。
マエリたちも、あったかいおうちに住めるようになるのかなぁ?
ヒルダ
あのフランセルとかいうお坊ちゃんは、
ちゃんと平民のことを考えてくれるのか、見ものだね。
シム
ずいぶん蒼天街のこと、気にかけてるみたいだぜ。
自警団の派遣がどうちゃらとか、言ってたもんよ!
ウデスタン
いままでは竜と戦い、生き延びることが全てだったが、
国も人も、変わるもんだな。
ジブリオン
店でたむろしてた連中も、張りきって街へ働きに行ったよ。
あとで、差し入れでも持っていってやるかな。
コモンランタン
蒼天街のみならず、各地の修繕に励まねばな。
まあ、お前ならば、護るべき者や想いがあって進んでいるはず。
……まだくたばれんな、お互いに。
まあいい、前に話したことも含め、
今一度、あいつのことを思い出すとしよう。
生前のフレイは、俺のすぐあとに師に拾われた弟弟子だった。
俺を怒りと力に盛る炎だとすれば、あいつは静謐な湖だと、
昔、師匠が語っていたか……。
知識欲が旺盛で、暗黒剣のみならず、幻術も会得していてな。
リエルが特異な魔力を持つことを見抜き、
護身のために癒しの術を教えたのもあいつだった。
……一度、なぜ幻術を学んだのか問うたことがあったんだ。
その間にも暗黒剣を極めた方がよかったのではと考えてな。
するとあいつは、苦笑まじりにこう言った。
君たちに、傷が絶えないからじゃないですか……とな。
実際、たびたび世話になってた俺には、返す言葉もない……。
まあ、ともかく、フレイはそういう奴だった。
お前が出会った、負の感情の化身としてのあいつとは、
違ったかも知れんがな。
リエル
「ガキ」って呼ぶのをやめてくれるんだろう……。
やっぱり、背が小さいからいけないのかな……。
私にだって、きっとそのうち成長期がきて、
シドゥルグと同じくらいのオトナになれると思うの……!