えおろーぐ

えおまっぷ
せりふ分室
PERSON :

シドゥルグ

patch 4.x
黒曜のシドゥルグ

暗影に沈むエピローグ

Lv
60
patch4.0
イシュガルド:下層
[ 13.3 , 12.0 ]
[player]、俺はあえて問おう。
お前は、暗黒騎士の信念や技、極意までも会得している。
しかし同時に、英雄という表の顔も持っているだろう。
この国においても、千年にわたる竜詩戦争を終焉に導いた……。
大衆の正義たる英雄と、
それに救われなかった者を救済する暗黒騎士……
このふたつは、本来両立しないものだ。
したとしても、己で己を責めるような愚行といえる。
それでもお前は……その大剣を振るい続けるのか?
イシュガルド:下層
►今は光を
……ああ。
それもまた、お前にしかできないことだ。
胸を張って進むがいい。

►闇の中で
…………フッ。
ならば俺は、暗黒騎士の同胞として、遠慮なく告げよう。
イシュガルド:下層
この国に変革がもたらされ、人は光の時代の到来を謳っている。
だが、まぶしい光ほど濃い影を落とすように、
変革による歪みや戸惑いも、ひそかに生じていてな。
そういった暗影に目を光らせ、救うべき者を見定める……
それが暗黒騎士たる俺の、今の仕事だ。
まあ、師の真似事とも言えるがな……。
お前も、そんな目線で、この街を見回ってみるといい。
通い慣れていた場所でも、気づきがあるかもしれん。
イシュガルド:下層
[ 13.3 , 12.0 ]
今さら、国や民衆のために剣を振るうつもりは毛頭ない。
だが、師が暗影に目を光らせていたからこそ、
俺やフレイ……結果的にはリエルも救われたんだ。
イシュガルド:上層
さっそく見回っているのか。
そういえば、お前はフォルタン家の客人だったな。
……顔を出していかないのか?
イシュガルド:上層
►少し昔を►彼らにはもう
そんなものか……。
イシュガルド:上層
……なんだ?
今、お前の懐から、何かが割れたような音がしなかったか?
イシュガルド:上層
ソウルクリスタルが、欠けているだと……!?
おい、大丈夫なのか!?
イシュガルド:上層
初めて見るガキだな……。
お前、名前は?
イシュガルド:上層
そいつは、雲霧街の孤児が使う仮の姓だろう。
……わけありか。
イシュガルド:上層
本当に、そんな妙な「ちから」があるのかも怪しいが……
ソウルクリスタルの存在を知っている時点で、
まったくの妄言ではないか。
イシュガルド:上層
お前も、一旦それでいいか?
犯人だと名乗っている以上、無視というわけにもいかんだろう。
イシュガルド:上層
おい、お前の人助けとやらの相手を探しに行くぞ。
上層は、見てのとおり平穏だ。
下層を見回って、何もなければすぐに力を戻す……いいな?
イシュガルド:上層
……話は、あとだ。
ともかく今は、皇都を離れることを優先するぞ。
こいつは、変装させて俺たちが連れ出す。
お前は別行動で、あとから来てくれ。
集合場所は……ひとまず、ファルコンネストにするか。
クルザス西部高地
[ 30.2 , 31.0 ]
クソ……。
とんだ事態に巻き込まれたな。
クルザス西部高地
回収できたようだな。
まったく……想いの中の人物を実体化させるなんぞ、
滅茶苦茶がすぎる!
俺たちを呼びに来たこいつが、一瞬集中したと思ったら、
次の瞬間には、あの蒼天騎士が立っていたわけだ。
面食らうどころの話じゃなかったぞ。
クルザス西部高地
……で、どうなんだ。
肝心のソウルクリスタルの状態は?
クルザス西部高地
戻っていない……?
クルザス西部高地
おい、これはどういうことだ!
付き合ったらエーテルを返すと、そう約束しただろう……!
クルザス西部高地
フン……。
助ける相手も自分で探せないくせに、
他人の力を借りて人助けとは、いいご身分だ。
[player]の暗黒騎士としての力は、
今のところ保持されているようだが……先の保証はできん。
覚悟のない我儘を通す気なら、力づくで戻させるぞ。
クルザス西部高地
……[player]、お前が決めろ。
奪われたのは、お前の力だからな。
クルザス西部高地
お前、何を勝手なッ!
俺はそんな……そんなつもりは…………クソッ!
クルザス西部高地
とにかく、こんな雪原に突っ立ってられん。
ファルコンネストまで戻るぞ……!
クルザス西部高地
[ 32.1 , 36.1 ]
まったく、なぜまた意味のわからないガキが増える……!
子守りをするために暗黒騎士をやってるんじゃないんだぞ……!
……だが、どこぞの英雄のおかげで、多くが救われたご時世だ。
まだミストの言うような悲しみを抱えてる奴がいるならば、
今回も然り、俺たちのほかに救い手のない者だろう。
勘違いするな、英雄を……お前を責めているんじゃない。
どんな想いがあってかは知らんが、
俺の前に立つお前は、一介の暗黒騎士なんだろう?
お前がこいつに手を貸すと決めたなら、それを貫けばいい。
エーテルを取り戻すためにも、あと4回の人助けが必要なら、
俺も……いつぞやの恩に報いるため、協力しよう。
とりあえず、次にどうするかをミストに決めさせんとな。
ガキ同士、リエルに話し相手をさせてみるか。
……お前も、改めてここに来てくれ。

あと四度、償いの先

Lv
63
patch4.0
クルザス西部高地
[ 32.1 , 36.1 ]
……お前も来たなら、頃合いか。
リエルにミストの話し相手をさせて、
あれこれ詮索を試みたんだが、成果が思わしくなくてな。
「ちから」を使って人助けをしたいの一点張りで、
出自も、その能力自体についても、要領を得ないままだ。
強いていえば、人以外は実体化できないそうだが……。
なんにせよ、あと4回、人助けとやらに付き合うしか、
エーテルを回収する方法はなさそうだ。
厄介だが、お前のソウルクリスタルを欠けたままにはできん。
クルザス西部高地
[ 32.1 , 36.1 ]
……厄介だと言っただけだ。
ともかく、依然、助ける相手のあてはない。
皇都は前に見回ったし、このまま足を延ばして、
「テイルフェザー」あたりで情報を集めるか。
高地ドラヴァニア
[ 31.8 , 23.4 ]
家の束縛から解放されてからというもの、
こいつ、口がどんどん達者になってな……。
高地ドラヴァニア
[ 31.8 , 23.4 ]
虐げられた囚人か……。
俺たちが手を貸すべきか、見定めるべき相手ではありそうだ。
村はずれの作業場、だったか。
さっそく見に行ってみるか?
高地ドラヴァニア
[ 31.8 , 24.3 ]
作業場というのは、このあたりか……?
高地ドラヴァニア
なるほど……。
女の方が、囚人ローディーだな。
チッ……外道はどちらだか。
高地ドラヴァニア
どうした、[player]。
……ローディーのことを知っているのか?
高地ドラヴァニア
あの女が、恋人の死をきっかけにして、
ファルコンネストでの暴動に加わった、反融和派の一員だと!?
給仕に変装していて、薬を盛られた……!?
それは……また……。
以前も言ったが、お前、よくよく気を付けて生きろよ……。
とりあえず、あの女の罪状はわかったが……。
高地ドラヴァニア
お前の「ちから」で、あの女の恋人を実体化させると?
やめておけ、前回とは違って、死んだとわかっている奴だ。
慰めるどころか、傷つけかねん。
高地ドラヴァニア
……あとで後悔しても知らんぞ。
それでもというなら、好きにしろ。
ただし、集落の中で騒ぎは起こすな。
リエルは、ミストを外まで連れていって、面倒をみてやれ。
ローディーは、俺たちが誘導する。
高地ドラヴァニア
お前は、あの女に顔が割れているんだったな。
変に警戒されても面倒だ、誘導役は俺が引き受けよう。
その間に、頼みたいことがある。
高地ドラヴァニア
……罪人は、罪を償わなければならない。
だが、あの女に課せられた贖罪は労働であって、
ゲスに殴られることではないはずだ。
その大剣で、正義に潜んだ悪を……断て。
それで救われる者がいるならば、俺たちが往くべき道だ。
高地ドラヴァニア
行くぞ……!
高地ドラヴァニア
[ 34.8 , 13.8 ]
……すませたか。
これで少しはマシになるだろう。
ミストのやっていることの結末はともかくな。
高地ドラヴァニア
……ともかく、靄の回収だ。
「ソウルイーター」で、お前のクリスタルに戻してこい。
高地ドラヴァニア
[ 34.9 , 13.6 ]
あとは、ミストがどう受け止めるかだ。
高地ドラヴァニア
[ 34.9 , 13.6 ]
諦めるならそうしろ。
こいつに、残り3回分のエーテルも返せば終了だ。
……悩むのならば、せめて街中にしろ。
高地ドラヴァニア
[ 31.7 , 23.4 ]
ミストは今のところ諦めていない……が、
すぐに次の人助けに移れる状態でもなさそうだな。
まったく、どいつもこいつも……
ふさぎこんだガキも、ひたすら謝るガキも嫌いだ……。
ミストには、本当に続けたいなら、しゃんとしろと言っておく。
お前は、改めてここに集合してくれ。
……どうあれ、あの女は少なからず救われたと、俺は思うがな。

あと三度、遥かな憧憬

Lv
65
patch4.0
高地ドラヴァニア
[ 31.7 , 23.4 ]
さて、お前も来たなら、
とっとと残り3回の人助けに出たいところだが……
生憎、ミストの奴が、まだ気落ちしていてな。
前回、ローディーに喜ばれなかったのが意外だったのか、
どんな奴なら励ませるのかと、うじうじ悩んでいる。
当人がこれでは話にならん。
そこで、だ。
ひとまず、以前行ったポンポ……「モグモグホーム」を、
目指してはどうかと思っている。
高地ドラヴァニア
[ 31.7 , 23.4 ]
……俺がガキだったころ、へこんでいたときには、
師に高いところへ連れていかれたものだ。
物事が小さく見える場所に立つと、気分も変わるからとな。
実際、それで大概どうにかなった。
……だから、それと同じことだ。
雲海に行ってもミストがグズつくなら、俺はもう知らん。
ドラヴァニア雲海
[ 27.6 , 35.0 ]
この雲海も、だいぶ来やすくなったものだな。
……このポンポン玉どもは、相変わらずのようだが。
ミストは、そのあたりで景色を見ているはずだ。
頃合いを見て、声をかけてやったらどうだ。
ドラヴァニア雲海
[ 27.6 , 35.0 ]
前回は、こいつらにしてやられたからな。
もし同じような真似をしたら……即刻、ちぎってむしる……!
ドラヴァニア雲海
[ 27.6 , 35.0 ]
ミストと話はついたのか?
それで、これからどうする。
ドラヴァニア雲海
[ 27.6 , 35.0 ]
……そうか。
なら、とっとと人のいる場所に戻って、相手を探すぞ。
ドラヴァニア雲海
[ 27.6 , 35.0 ]
おい待てッ!
急に駆け出すな、転んでも知らんぞ!
クソ……面倒だが追うぞ、[player]。
いまだ邪竜の眷属が徘徊している上、
前科もちのポンポンどももいるからな……!
ドラヴァニア雲海
[ 30.9 , 24.3 ]
……こいつらのことは、気にするな。
歩いていたら唐突に絡まれて、腹が立ったから思わず……な。
それよりも、リエルとミストだ。
モーグリの邪魔も入ったせいで、すっかり見失った。
俺は北の方を見てから、「アサー天空廊」の方にまわろう。
お前は、このまままっすぐ天空廊に向かってくれ。
ドラヴァニア雲海
ここにいたか。
まったく、面倒をかけてくれるな……!
ドラヴァニア雲海
なんだ、藪から棒に。
俺なんぞを指針にしたところで、お前の悩みは解決せんぞ。
まあ、師からは、もっと学びたかったと思うこともあるが……。
ドラヴァニア雲海
……いや、待て。
お前まさか…………ッ!
ドラヴァニア雲海
師匠…………!?
ドラヴァニア雲海
……その昔話について、俺はずっと疑問を抱いていた。
ドラヴァニア雲海
あんたは神殿騎士をやめて、
そのまま戦いから身を引くこともできたはずだ。
なのに、なぜ暗黒騎士になった……俺やフレイを拾ったんだ?
ドラヴァニア雲海
……あんた、やっぱりそれしかないのかよ。

黒曜のシドゥルグ

ドラヴァニア雲海
[player]、全力でいくぞ!
あれは俺の知るかぎり、最強の暗黒騎士だ……!

黒曜のシドゥルグ

ドラヴァニア雲海
リエルが狙われている!?
[player]、スプライトを一掃してくれ!

黒曜のシドゥルグ

ドラヴァニア雲海
クソッ……俺はやっぱり……あんたには…………。

黒曜のシドゥルグ

ドラヴァニア雲海
クソッ、師匠は俺が引き受ける!
お前は、リエルを救いだしてくれッ!

黒曜のシドゥルグ

ドラヴァニア雲海
ガハッ……!
あんた……本当に、容赦のない……ッ!

黒曜のシドゥルグ

ドラヴァニア雲海
大丈夫だ……俺はガキのままじゃない……。
極意はすでに、この胸にある!

黒曜のシドゥルグ

ドラヴァニア雲海
クソッ、やらせるものか……!
[player]、今のうちにリエルを!

黒曜のシドゥルグ

ドラヴァニア雲海
ッ……助かる……まだ……行くぞッ!

黒曜のシドゥルグ

ドラヴァニア雲海
グアアアアアアァァァァッ!
ドラヴァニア雲海
…………やめろ。
これだけやられたあとだと、嫌味にしか聞こえん。
ドラヴァニア雲海
……言われるまでもない。
ドラヴァニア雲海
[ 19.2 , 28.2 ]
っ……師匠を頼む……。
「ソウルイーター」で、還してやってくれ。
ドラヴァニア雲海
[ 19.2 , 28.2 ]
無事、お前にエーテルが戻ったか……。
すまない……感謝する……。
……おい、ミスト。
よくも断りもなく、勝手な真似をしてくれたな。
ドラヴァニア雲海
[ 19.2 , 28.2 ]
いや…………。
手痛い被害はこうむったが、悪い記憶にはならんだろう……。
ただし、いきなりやらかすのは今回かぎりにしろ。
自分のことになって実感したが、想いの中の人物なんぞ、
下手をしたら酷い怪物だ……。
俺は結局……あの人が俺に負けるとは、思えなかった。
そうである以上、斬りあって膝をつくのは、絶対に俺の方だ。
…………クッ。
ドラヴァニア雲海
[ 27.6 , 35.0 ]
ッ…………。
すまん、だいぶ手ひどくやられた……。
傷を癒すのに、しばし時間がいりそうだ……。
お前のソウルクリスタルにエーテルが戻ったならよかったが、
俺が次も力を貸せるかは、怪しいものだ……。
ミストの「ちから」は、あと2回……。
どうしたものか……。
ドラヴァニア雲海
[ 27.6 , 35.0 ]
お前のソウルクリスタルに、エーテルが戻っているならいい。
だが、ここにきてこんな傷を負うとはな……。

あと二度、奇跡の結末

Lv
68
patch4.0
ドラヴァニア雲海
[ 27.6 , 35.0 ]
まったく……。
ガキにまで気を使わせるとは、我ながら情けない……。
だが、もとより、[player]のソウルクリスタルに、
エーテルを返すための人助けだ。
お前さえついていれば、道を違えずに目的が果たせよう。
俺は、様子を見つつ、一旦イシュガルドに戻る。
ギラバニアでやるべきことが終わったら、
皇都で再合流するとしよう。
ドラヴァニア雲海
[ 27.6 , 35.0 ]
おかげさまで、それなりには動ける。
のちほど、皇都で合流するとしよう。
イシュガルド:下層
[ 13.3 , 12.0 ]
ああ、戻ったか……。
どうだ、そちらの状況は?
……ふむ、今回の人助けの顛末はともかく、
ミストにエーテルがないというのは解せんな。
本人が戻ってきたら、詳しく聞く必要があるか……。
ミストは先に戻ったはず……?
いや、少なくともここには来ていないが……。
チッ、今さらエーテルの持ち逃げでもなかろうに……!
どこで道草を食っているのか知らんが、
厄介ごとを連れずに戻ってくることを願うしかないか……。
イシュガルド:下層
[ 13.3 , 12.0 ]
一刻も早く、体の調子を戻さんとな……。
それで、何か質問か?

あと一度、君に会えたら

Lv
70
patch4.0
イシュガルド:下層
[ 13.3 , 12.0 ]
……ミストがいまだ戻ってこない。
となれば、予期せぬ事態が起きたか、
帰還の意志がないということだろう。
あと1回……それでお前のソウルクリスタルは戻るはずだが、
最後の人助けは、自身の存在と引き換えなのだと、
ミストは語ったそうだな……。
その意味を知るにも、本人に会うしかない。
俺も、まだ全快とはいえんが協力する……
あいつの足取りを追おう。
お前が最後にあいつと会ったのは、
ギラバニアの「ラールガーズリーチ」だったな。
まずは、そこをあたってみるか。
ラールガーズリーチ
[ 13.4 , 11.0 ]
ともかく、ミストについて情報を集めてみるか。
ラールガーズリーチ
[ 13.4 , 11.0 ]
どうだ、ミストの足取りはつかめたか?
……その話からすると、あいつが自分の意思で、
この地に残ったことは間違いなさそうだな。
しかし、何のつもりだ……?
再び情報を集めるより、直接問い詰めた方が早いかもしれん。
ちょうど、この衛兵が、ミストらしき奴を見たそうだ。
あいつは、ここから「ギラバニア山岳地帯」に向かったらしい。
このまま追いかけるとするぞ。
ギラバニア山岳地帯
[ 10.4 , 8.0 ]
……お前が話に聞いたチョコボと同じ、外傷のない死骸だ。
ざっと見た感じ、病死という様子でもない。
あの話を信じるのなら、ミストがやった可能性は高いだろう。
だが、戦う力もないあいつに、そんなことができるか……?
……いや。
エーテルを奪うことができるというのは、証明されていたな。
最初から……お前のその、ソウルクリスタルによって。
ギラバニア山岳地帯
[ 10.4 , 8.0 ]
わからん。
だが、これ以上こじれる前に、急いで探し出すべきだろう。
俺たちは、ここから南側を探す。
お前は東側に進みつつ、ミストの痕跡を探してくれ。
ある程度進んで何もなければ、合流するとしよう。
ギラバニア山岳地帯
[ 8.9 , 11.7 ]
ッ……お前か……。
どうやら、アタリはこっちだったらしい……。
ギラバニア山岳地帯
あれを、今までのミストと思うな。
さんざエーテルを吸った結果、
何か、おぞましいものに成り下がったらしい……。
もはや、誰かの幸福を願って、
「ちから」を使うばかりじゃない……。
隣のイストリドも、俺たちを排すために実体化させたものだ。
リエルが心に抱える闇、恐怖、苦い記憶……
それらの象徴に形を与えた。
想いが強いぶん、俺たちが屠った本物よりも手ごわい……!
ギラバニア山岳地帯
ほかの命を奪って……か?
ハッ、護ると決めた者だけを顧みる、
その身勝手さは、なるほど俺たち暗黒騎士の化身だ……。
だが、なにもなくさない世界だと?
人のすべてに、優しい幻でもあてがってやる気か?
……そんなものが、暗黒騎士の願いであるわけがないッ!
ギラバニア山岳地帯
世界はいつまでも理不尽で、狂気も悪も果てはせんだろう……
俺たちは確かにそれを嘆き、確かにそれを憎んでいる。
だが、お前の破綻した理想にすがるほど、諦めてはいないッ!
だからみんな、大剣を取ってきた……!
大人しく、[player]のソウルクリスタルに還れ!
ギラバニア山岳地帯
まさか……フレイ、なのか……!?
ギラバニア山岳地帯
そいつを使え。
また、なまくら剣で負けられたら、困るからな。
ギラバニア山岳地帯
そうして受け止め、前を見据えつづける強さ……
今、身をもって味わっただろう。
イシュガルド:下層
[ 13.3 , 12.0 ]
戻ったのか……。
黙って帰還してすまなかった。
ただ、あのときのお前には、安い言葉を掛けられなくてな……。
……俺は、到底、お前の想いのすべてを知らん。
お前の苦しみも孤独も、お前が背負うしかないものだ。
だが、俺は[player]に恩を感じているし、
その在り方を……尊敬もしている。
だからこそ、今回の件に力を貸したいと思ったのも事実だ。
……それだけは、覚えておいてくれ。
いいところは、すっかり弟弟子に持って行かれたがな。
イシュガルド:下層
[ 13.3 , 12.0 ]
さてな……。
少なくとも、俺たちにわかることではないだろう。
今やエーテルはすべて返され、ミストも還ったのだからな。
まあ、暗黒騎士の中でも、[player]の人生は激動だ。
こいつのソウルクリスタルからミストが生じたのは納得できる。
あとは、何か決め手となる想いがあったんじゃ……うぐっ。
イシュガルド:下層
[ 13.3 , 12.0 ]
……ガキが言うようになったものだ。
だが、無事にエーテルをすべて回収できた以上、
ひと段落であるのは間違いない。
どんな想いが、ミストを喚ぶきっかけになったのか……
休息しがてら、同じ場所で問うてみるのもいいだろう。
……あるいは、お前ならもう知っているのかもしれんがな。
イシュガルド:下層
[ 13.3 , 12.0 ]
まったく、夢か冗談のような事件だった。
だが、生憎こちらには生傷が残っていてな。
……ミストは、確かにいたというわけだ。
イシュガルド:下層
[ 13.3 , 12.0 ]
[player]か。
またぞろ、厄介な事態に巻き込まれていないだろうな?
何度でも言うが、よくよく用心しろよ……。
イシュガルド:下層
[ 13.3 , 12.0 ]
暗黒騎士のソウルクリスタルより生じたもの、か……。
俺たちの抱く、喪失への恐れや苦しみが、
まさかあんな形で顕現するとはな。
想われたものを実体化する「ちから」というのは、
恐らく、死者の蘇生というより、想像の具現化に近いものだ。
記憶は、記録と違う。
そこには、意識しているにせよ、無意識の内にせよ、
想った者の主観が混じるだろう。
だから、俺たちの前に現れた蒼天騎士やイストリド、
それに我が師オンパーニュも、
厳密には本人ではなく、想いの主が描いた…………
いや、まて、やめよう。
この話題は踏み込むと危険だ……主に俺の羞恥心がまずい……。
なんにせよ、実体化された奴らが語ったことは、
消え去った死者の遺言ではない。
今も、誰かの胸中にある想いだということだ。
まあ、最初から心の中にしか存在しないような奴が、
実体化させられていたとしたら……
そいつだけは例外的に、「本人」と呼べるかもしれんがな。