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低地ドラヴァニア
勝手に人様の住まいに上がり込むだなんて、
まったく、礼儀がなってない。
まったく、礼儀がなってない。
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低地ドラヴァニア
いくつになっても無鉄砲なところは変わらないね。
それに可愛げのないところも。
それに可愛げのないところも。
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低地ドラヴァニア
お転婆のシュトラが、ずいぶん立派になったもんだ。
いい顔になったよ、誇ってもいいくらいにね。
……後ろの坊主は、ルイゾワの孫だね?
いい顔になったよ、誇ってもいいくらいにね。
……後ろの坊主は、ルイゾワの孫だね?
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低地ドラヴァニア
ルイゾワのジジイとは、よく喧嘩したもんさ。
融通の利かない頑固者だったがね……。
アンタにも、赤ん坊のころ、一度だけ会ったことがあるよ。
融通の利かない頑固者だったがね……。
アンタにも、赤ん坊のころ、一度だけ会ったことがあるよ。
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低地ドラヴァニア
フン、お為ごかしの挨拶はおよし。
こんな辺ぴな場所まで、世捨て人を訪ねて来たんだ。
どうせ、ろくでもない問題を持ち込む気だろう?
こんな辺ぴな場所まで、世捨て人を訪ねて来たんだ。
どうせ、ろくでもない問題を持ち込む気だろう?
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低地ドラヴァニア
……やれやれ、この歳になって、
再び「魔大陸」の名を聞くことになろうとはね。
再び「魔大陸」の名を聞くことになろうとはね。
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低地ドラヴァニア
古の書のなかで、見たことがあるだけさ。
古代アラグ帝国が、その末期に創り上げた人工浮遊大陸……。
ルイゾワとも、よく話したっけね。
竜や蛮神といった強大な力を持つ存在を征すため、
禁断の技術を編み出した、一種の研究所があった場所らしい。
ありとあらゆる、おぞましい知識が集まる禁忌の地。
そんな場所に向かっている愚か者どもがいるとは……。
古代アラグ帝国が、その末期に創り上げた人工浮遊大陸……。
ルイゾワとも、よく話したっけね。
竜や蛮神といった強大な力を持つ存在を征すため、
禁断の技術を編み出した、一種の研究所があった場所らしい。
ありとあらゆる、おぞましい知識が集まる禁忌の地。
そんな場所に向かっている愚か者どもがいるとは……。
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低地ドラヴァニア
……なるほど、事情はわかったよ。
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低地ドラヴァニア
シュトラめ、ちっともお転婆が直っとらん……。
尻尾の一本や二本、失くすくらいが、ちょうどいいのさ。
アンタにはね。
尻尾の一本や二本、失くすくらいが、ちょうどいいのさ。
アンタにはね。
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マトーヤの洞窟
[ 6.5 , 6.4 ]
たとえ両の眼が開いていようと、
心の眼を閉じた大馬鹿者どもに、知恵を貸す気はないね!
フン、偏屈者と呼びたければ、勝手に呼ぶがいいさ!
心の眼を閉じた大馬鹿者どもに、知恵を貸す気はないね!
フン、偏屈者と呼びたければ、勝手に呼ぶがいいさ!
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マトーヤの洞窟
[ 6.5 , 6.4 ]
50年ほど前……
北州イルサバード大陸に帝国が興って、間もないころの話さ。
急速に領土拡大を始めたガレマール帝国に対して、
いくつかの対抗手段が練られることになってね……
そこで、ワシが担当したのが、エーテル収束器だ。
北州イルサバード大陸に帝国が興って、間もないころの話さ。
急速に領土拡大を始めたガレマール帝国に対して、
いくつかの対抗手段が練られることになってね……
そこで、ワシが担当したのが、エーテル収束器だ。
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マトーヤの洞窟
ところがどうだい……。
研究も大詰めってところで、哲学者議会の連中ときたら、
ワシの研究成果を、大量破壊兵器の開発だと罵りおった。
頭にきたワシは、研究成果を禁書封印してやったのさ。
誰にも読めないよう、誰の手にも入らぬように。
いざ帝国が攻めてきたとき、慌てるがいいさ……とね。
研究も大詰めってところで、哲学者議会の連中ときたら、
ワシの研究成果を、大量破壊兵器の開発だと罵りおった。
頭にきたワシは、研究成果を禁書封印してやったのさ。
誰にも読めないよう、誰の手にも入らぬように。
いざ帝国が攻めてきたとき、慌てるがいいさ……とね。
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マトーヤの洞窟
フン、元よりあの石頭どもには辟易してたからね。
ここに引っ込むことを決めたのさ。
「大撤収」するなんぞ、奴らの臆病ぶりには反吐が出るわい。
ここに引っ込むことを決めたのさ。
「大撤収」するなんぞ、奴らの臆病ぶりには反吐が出るわい。
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マトーヤの洞窟
シャーレアンが誇る知識の殿堂、「グブラ幻想図書館」……。
その最深部の禁書庫に、眠っているよ。
その最深部の禁書庫に、眠っているよ。
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マトーヤの洞窟
待ちな……!
シュトラと坊主は、残ってワシの手伝いをしてもらうよ。
お前たちが派手に倒してくれた番兵の使い魔たちを、
造り直さなくちゃならないんでね。
しっかり、働いてもらうよ。
シュトラと坊主は、残ってワシの手伝いをしてもらうよ。
お前たちが派手に倒してくれた番兵の使い魔たちを、
造り直さなくちゃならないんでね。
しっかり、働いてもらうよ。
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マトーヤの洞窟
[ 6.5 , 6.4 ]
あんたの腕なら、シュトラの助けを借りなくても、
禁書庫の守護兵を倒せるだろうさ。
そうでなければ、とてもじゃないが、
「エーテル収束器」のような危険な代物を任せられない。
婆があたえた試練だと思って、行っておいで。
「グブラ幻想図書館」の扉は固く閉ざされているだろうが、
カギ代わりに、ワシの使い魔を一体貸してやろう。
そこの「魔法仕掛けのホウキ」に声をかけるこったね。
禁書庫の守護兵を倒せるだろうさ。
そうでなければ、とてもじゃないが、
「エーテル収束器」のような危険な代物を任せられない。
婆があたえた試練だと思って、行っておいで。
「グブラ幻想図書館」の扉は固く閉ざされているだろうが、
カギ代わりに、ワシの使い魔を一体貸してやろう。
そこの「魔法仕掛けのホウキ」に声をかけるこったね。
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マトーヤの洞窟
[ 6.5 , 6.4 ]
入口の扉は固く閉ざされているだろうが、
カギ代わりに、ワシの使い魔を一体貸してやろう。
そこの「魔法仕掛けのホウキ」に声をかけるこったね。
カギ代わりに、ワシの使い魔を一体貸してやろう。
そこの「魔法仕掛けのホウキ」に声をかけるこったね。
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マトーヤの洞窟
[ 6.5 , 6.4 ]
こんなところで油を売ってるんじゃないよ!
さっさと禁書庫に行っておいで!
さっさと禁書庫に行っておいで!
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マトーヤの洞窟
[ 6.5 , 6.4 ]
おや、もう戻ったのかい。
例の論文は見つかったんだろうね?
よしよし、上出来だよ。
これがなくちゃ、始まるモンも始まらないからね。
さあ、シュトラ、坊主、仕事は終いだよ。
例の論文は見つかったんだろうね?
よしよし、上出来だよ。
これがなくちゃ、始まるモンも始まらないからね。
さあ、シュトラ、坊主、仕事は終いだよ。
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マトーヤの洞窟
フン、調子に乗るんじゃないよ。
ルイゾワの孫だけあって、多少は筋がいいが……
一人前になりたきゃ、ワシの下で10年は修行するんだね。
ルイゾワの孫だけあって、多少は筋がいいが……
一人前になりたきゃ、ワシの下で10年は修行するんだね。
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マトーヤの洞窟
[ 6.5 , 6.4 ]
もう一度、この論文を目にすることができるとは……。
研究内容を悪用されないように、細工を施してあるからね。
ちょいと暗号化魔法を解いてやれば、
そのシドとかいう機工師でも、読めるようになるはずだよ。
ただし、理論は解ったとしても、
エーテルの槍を形成するために必要な莫大なエーテルを、
どうやって用立てるつもりだい?
研究内容を悪用されないように、細工を施してあるからね。
ちょいと暗号化魔法を解いてやれば、
そのシドとかいう機工師でも、読めるようになるはずだよ。
ただし、理論は解ったとしても、
エーテルの槍を形成するために必要な莫大なエーテルを、
どうやって用立てるつもりだい?
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マトーヤの洞窟
ふむ、確かに理論上は可能ではあるね。
自在に「竜の眼」からエーテルを引き出せれば……。
自在に「竜の眼」からエーテルを引き出せれば……。
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マトーヤの洞窟
……シュトラ、お待ち。
お前、目が見えてないね。
……いつからだい?
お前、目が見えてないね。
……いつからだい?
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マトーヤの洞窟
……馬鹿な子だよ。
どんな理由があったかはしらないが、
禁術に手を出すだなんて。
どんな理由があったかはしらないが、
禁術に手を出すだなんて。
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マトーヤの洞窟
エーテルの流れだけで辺りを視ることは、
魔力を消耗させ、体に大きな負担となる……。
重々、気を付けなさい……。
魔力を消耗させ、体に大きな負担となる……。
重々、気を付けなさい……。
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マトーヤの洞窟
[ 6.5 , 6.4 ]
……何だい、真剣な話だって?
どれ、シュトラたちには席を外させるかね。
これでくだらない用件だったら、容赦しないよ。
どれ、シュトラたちには席を外させるかね。
これでくだらない用件だったら、容赦しないよ。
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マトーヤの洞窟
何かと思えば、サロ・ロッゴ。
お前はずいぶんと馬鹿げたことを聞くんだね。
……おおかた、トードに戻されるとでも思ったか。
いくら探っても、ワシに望みなどありはしないよ。
あるのはただ、意地だけさ。
ワシは研究に心血を注ぎ、だからこそ周囲に反発もしてきた。
その反発は、ワシをつき動かすばかりでなく、
ついには世界を拒絶して、固い岩戸と成り果てた……。
岩戸は、じきに棺の蓋と化すだろう。
ワシは誰にも知られず、一切の音も立てず、
ただこの暗がりで骨となるのさ。
……そんな世捨て人が、今さら何を望むんだい。
お前はずいぶんと馬鹿げたことを聞くんだね。
……おおかた、トードに戻されるとでも思ったか。
いくら探っても、ワシに望みなどありはしないよ。
あるのはただ、意地だけさ。
ワシは研究に心血を注ぎ、だからこそ周囲に反発もしてきた。
その反発は、ワシをつき動かすばかりでなく、
ついには世界を拒絶して、固い岩戸と成り果てた……。
岩戸は、じきに棺の蓋と化すだろう。
ワシは誰にも知られず、一切の音も立てず、
ただこの暗がりで骨となるのさ。
……そんな世捨て人が、今さら何を望むんだい。
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マトーヤの洞窟
……お前は、つくづくお馬鹿だね。
そんなことを望むなら、ハナから意地など張っていないよ。
ワシの知識を求める者には、うんしょと岩戸を開けさせて、
ホウキどもの謎かけに、心底うんざりしてもらう。
たとえ骨となっても、それでこそのマトーヤさ。
そんなことを望むなら、ハナから意地など張っていないよ。
ワシの知識を求める者には、うんしょと岩戸を開けさせて、
ホウキどもの謎かけに、心底うんざりしてもらう。
たとえ骨となっても、それでこそのマトーヤさ。
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マトーヤの洞窟
くどいよ。
だが、それほど働きたいというのなら……
いいだろう、お前に役目を授けよう。
いずれ、ワシが果てたとき。
世界の一片まで見逃さんとする、この目を閉じておくれ。
そして……知ってるんだろう、隠されたホウキのことを。
あれをここへ呼んできて、ワシのそばに置くんだよ。
だが、それほど働きたいというのなら……
いいだろう、お前に役目を授けよう。
いずれ、ワシが果てたとき。
世界の一片まで見逃さんとする、この目を閉じておくれ。
そして……知ってるんだろう、隠されたホウキのことを。
あれをここへ呼んできて、ワシのそばに置くんだよ。
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マトーヤの洞窟
……そうかい。
では、せいぜい頼んだよ。
では、せいぜい頼んだよ。
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マトーヤの洞窟
…………まだ、何かあるのかい?
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マトーヤの洞窟
そうとっとと死んでたまるかい、この大馬鹿がっ!!
突っ立ってないで、今すぐお茶を淹れてきな!!
突っ立ってないで、今すぐお茶を淹れてきな!!
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マトーヤの洞窟
[ 6.5 , 6.4 ]
……フン、何も言うんじゃないよ。
ワシは世捨て人……イシュガルドがどうなっただの、
政治の話なんざ耳に入れたくないのさ。
とはいえ、茶の一杯くらいはふるまってやろうかね。
お疲れさん、あんたはよくやったよ……。
ワシは世捨て人……イシュガルドがどうなっただの、
政治の話なんざ耳に入れたくないのさ。
とはいえ、茶の一杯くらいはふるまってやろうかね。
お疲れさん、あんたはよくやったよ……。
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マトーヤの洞窟
[ 6.5 , 6.4 ]
……フン、何も言うんじゃないよ。
ワシは世捨て人……イシュガルドがどうなっただの、
政治の話なんざ耳に入れたくないのさ。
とはいえ、茶の一杯くらいはふるまってやろうかね。
外では懲りずに騒ぎが起きているらしいが、
ひとまずお疲れさん、あんたはよくやったよ……。
ワシは世捨て人……イシュガルドがどうなっただの、
政治の話なんざ耳に入れたくないのさ。
とはいえ、茶の一杯くらいはふるまってやろうかね。
外では懲りずに騒ぎが起きているらしいが、
ひとまずお疲れさん、あんたはよくやったよ……。
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マトーヤの洞窟
ゾロゾロとよくもまぁ……。
また、厄介事を持ってきたのかい。
また、厄介事を持ってきたのかい。
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マトーヤの洞窟
口も減らなきゃ、可愛げもないときたもんだ……。
やれやれ、嫌でも聞かせるつもりなら、さっさと用件をお言いよ。
やれやれ、嫌でも聞かせるつもりなら、さっさと用件をお言いよ。
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マトーヤの洞窟
バルデシオン?
確か、あのジジイの研究室があった島は……。
確か、あのジジイの研究室があった島は……。
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マトーヤの洞窟
……それで?
この年寄りに、何をさせようっていうんだい。
この年寄りに、何をさせようっていうんだい。
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マトーヤの洞窟
フン……。
存在だけではなく、正体までお見通しとはね。
……少しお待ち。
存在だけではなく、正体までお見通しとはね。
……少しお待ち。
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マトーヤの洞窟
これほどの純度のクリスタルは、
世界広しといえど、そう多くはないだろうね。
魔法の結節点としての価値は、計り知れないくらいさ。
世界広しといえど、そう多くはないだろうね。
魔法の結節点としての価値は、計り知れないくらいさ。
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マトーヤの洞窟
未だに其奴の行方が見つかっていない以上、
断る理由はないようだね。
この場から持ち出さないのであれば、自由にお使い。
断る理由はないようだね。
この場から持ち出さないのであれば、自由にお使い。
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マトーヤの洞窟
[ 6.5 , 6.4 ]
まったく、次から次へと問題を持ち込みおって……。
これじゃあ、おちおち茶も飲んでいられやしないよ。
これじゃあ、おちおち茶も飲んでいられやしないよ。
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マトーヤの洞窟
[ 6.5 , 6.4 ]
やれやれ……。
またぞろ、厄介事を持ち掛けに来たのかい。
隠居中の老人から、今度は何を奪おうと?
またぞろ、厄介事を持ち掛けに来たのかい。
隠居中の老人から、今度は何を奪おうと?
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マトーヤの洞窟
ふん……これはまた、懐かしい名を出すもんだ。
さては、シュトラが余計な入れ知恵をしたね?
……まあいい。
「逆さの塔」は今や、放棄された魔法生物どもの城だ。
それでも使いたいと言うなら、好きにおし。
さては、シュトラが余計な入れ知恵をしたね?
……まあいい。
「逆さの塔」は今や、放棄された魔法生物どもの城だ。
それでも使いたいと言うなら、好きにおし。
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マトーヤの洞窟
もとより、管理者だなんて大仰なものになったつもりはないよ。
哲学者議会の連中が、遺産を勝手に押し付けていっただけさ。
15年前の大撤収の折、技術の悪用を防ぐため、
「逆さの塔」に通じる道のほとんどが閉鎖された。
……ただひとつを除いてね。
あの扉の向こうが、「逆さの塔」への最後の道さ。
哲学者議会の連中め、エオルゼアに残るワシに、
監視をしておけと命じたわけだ。
……で、どうする。
本当に行く覚悟があるというのなら、
扉にかけた魔法の鍵を、外してやらんでもないが?
哲学者議会の連中が、遺産を勝手に押し付けていっただけさ。
15年前の大撤収の折、技術の悪用を防ぐため、
「逆さの塔」に通じる道のほとんどが閉鎖された。
……ただひとつを除いてね。
あの扉の向こうが、「逆さの塔」への最後の道さ。
哲学者議会の連中め、エオルゼアに残るワシに、
監視をしておけと命じたわけだ。
……で、どうする。
本当に行く覚悟があるというのなら、
扉にかけた魔法の鍵を、外してやらんでもないが?
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マトーヤの洞窟
わかった、扉の鍵を外してやろう。
……ただし、その分の労力は、きっちり返上してもらうよ。
冒険者と、そこの魔法っけのないヒゲ男以外は、
ここに残ってワシの手伝いをしな。
不平不満は受け付けないよ。
……ただし、その分の労力は、きっちり返上してもらうよ。
冒険者と、そこの魔法っけのないヒゲ男以外は、
ここに残ってワシの手伝いをしな。
不平不満は受け付けないよ。
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マトーヤの洞窟
[ 6.5 , 6.4 ]
「逆さの塔」に残された魔法生物たちは、
どいつもこいつも厄介な曲者だよ。
せいぜい、くたばらないようにすることだね。
どいつもこいつも厄介な曲者だよ。
せいぜい、くたばらないようにすることだね。
![](/static/img/common/noimage.png)
マトーヤの洞窟
灯火、ねぇ……。
ミンフィリアという娘を殺したのも、
その熱すぎる炎に、ほかならないと思うがね。
ミンフィリアという娘を殺したのも、
その熱すぎる炎に、ほかならないと思うがね。
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マトーヤの洞窟
なあ、坊主……。
お前たちは、いったい何がしたいんだい?
お前たちは、いったい何がしたいんだい?
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マトーヤの洞窟
なるほど、いかにももっともだ。
だが聞こえのいい大義ほど、人を無心に駆り立てて、
そこにあったはずの「真の願い」を見失わせるのさ……。
お前たちのやっていることは、しょせん戦いだ。
先に進もうとすれば、今回のように、命を失うこともある。
掲げている、その目的は、
自分の……誰かの、死を捧ぐほどの願いかね。
だが聞こえのいい大義ほど、人を無心に駆り立てて、
そこにあったはずの「真の願い」を見失わせるのさ……。
お前たちのやっていることは、しょせん戦いだ。
先に進もうとすれば、今回のように、命を失うこともある。
掲げている、その目的は、
自分の……誰かの、死を捧ぐほどの願いかね。
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マトーヤの洞窟
[ 6.5 , 6.4 ]
人は、いつか死ぬものさ。
だが、何に生きて何に死ぬかくらいは、本人が決められる……。
ミンフィリアって娘の死に場所は、果たしてここだったのかね?
彼女の本意を知ることができるとすれば、
先を託された、お前たちなのかもしれないよ。
……まあ、頑張れとは言わないがね。
触れ合う他人の人生に、一喜一憂しているくらいが、
若造らしいってもんじゃないかい?
だが、何に生きて何に死ぬかくらいは、本人が決められる……。
ミンフィリアって娘の死に場所は、果たしてここだったのかね?
彼女の本意を知ることができるとすれば、
先を託された、お前たちなのかもしれないよ。
……まあ、頑張れとは言わないがね。
触れ合う他人の人生に、一喜一憂しているくらいが、
若造らしいってもんじゃないかい?
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マトーヤの洞窟
[ 6.5 , 6.4 ]
純粋な欲求からはじまった研究が、
大義のために狂っていくのを、幾度となく見てきたよ。
まあ、だてに長生きしちゃいないからね。
その点、ルイゾワのジジイは揺れなかった。
奴ときたら、嘘みたいな綺麗ごとを、本心から願ってたのさ。
……さぁて、その孫はどうだろうね。
大義のために狂っていくのを、幾度となく見てきたよ。
まあ、だてに長生きしちゃいないからね。
その点、ルイゾワのジジイは揺れなかった。
奴ときたら、嘘みたいな綺麗ごとを、本心から願ってたのさ。
……さぁて、その孫はどうだろうね。
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マトーヤの洞窟
[ 6.5 , 6.4 ]
ルヴェユールの小僧の様子はどうだい?
いやなに、あやつがこの洞窟に足繁く通って、
エーテル学がらみの蔵書を読みあさっていたもんでね。
融合したふたつのエーテルを、元通りに分離する方法とやらを、
必死で探しておったが……はて、何のためだったんだろうね。
いやなに、あやつがこの洞窟に足繁く通って、
エーテル学がらみの蔵書を読みあさっていたもんでね。
融合したふたつのエーテルを、元通りに分離する方法とやらを、
必死で探しておったが……はて、何のためだったんだろうね。
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マトーヤの洞窟
[ 6.5 , 6.4 ]
誰かと思えば、お前かい。
いったい何の用があって、あわれな隠居老人の
静かな暮らしを乱そうって言うんだい?
いったい何の用があって、あわれな隠居老人の
静かな暮らしを乱そうって言うんだい?
![](/static/img/common/noimage.png)
マトーヤの洞窟
なんだい、イディルシャイアのゴブリンどもに、
使い魔をけしかけるのをやめろだって?
馬鹿言うんじゃないよ。
連中がウチのポロッゴどもを捕まえて、
食べようとするもんだから、反撃させたまでのことさ。
人様の使い魔を夕食にしようなんざ、百年早い!
使い魔をけしかけるのをやめろだって?
馬鹿言うんじゃないよ。
連中がウチのポロッゴどもを捕まえて、
食べようとするもんだから、反撃させたまでのことさ。
人様の使い魔を夕食にしようなんざ、百年早い!
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マトーヤの洞窟
それに、お前もお前さね。
何だって、ゴブリンどもの伝言を伝えようと思ったんだい!?
何だって、ゴブリンどもの伝言を伝えようと思ったんだい!?
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マトーヤの洞窟
……フン、過去の足跡を辿る旅だって?
思い出にひたるには、お前はまだ若すぎる……。
これと決めた決意があるなら、ただ前を見て進めばいいのさ。
ルヴェユールのはな垂れ小僧だって、覚悟を決めたんだろう?
過去から教訓を学ばないのは、愚かだが、
過去ばかりに引きずられるのもまた、愚かってものさね。
魔大陸に赴くための方法を知ろうと、
初めてこの洞窟を訪ねてきたときのお前は、ただ前を見ていた。
それを思い出すんだよ……シャンと背筋を伸ばしてね。
思い出にひたるには、お前はまだ若すぎる……。
これと決めた決意があるなら、ただ前を見て進めばいいのさ。
ルヴェユールのはな垂れ小僧だって、覚悟を決めたんだろう?
過去から教訓を学ばないのは、愚かだが、
過去ばかりに引きずられるのもまた、愚かってものさね。
魔大陸に赴くための方法を知ろうと、
初めてこの洞窟を訪ねてきたときのお前は、ただ前を見ていた。
それを思い出すんだよ……シャンと背筋を伸ばしてね。
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マトーヤの洞窟
さぁ、それがわかったら、とっとと帰って独りにさせておくれ!
最近はシュトラも、事あるごとに顔を見せに来るし、
うるさいったら、ありゃしないよ!
最近はシュトラも、事あるごとに顔を見せに来るし、
うるさいったら、ありゃしないよ!
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マトーヤの洞窟
[ 6.5 , 6.4 ]
ゴブリンの能ナシどもでもわかるように、
使い魔の首に、「食用禁止」の札でも下げさせるかね……。
使い魔の首に、「食用禁止」の札でも下げさせるかね……。
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マトーヤの洞窟
[ 6.5 , 6.4 ]
サリャク河の蛮神をめぐる厄介ごとが、
ようやく片づいたみたいだね……。
シュトラの面倒を看るのは、これで最後にしたいもんだよ。
蛮神が降りたのがサリャク河だったのも、何かの因縁かね……。
シャーレアンの学士らは、かの地を知の水瓶たらしめんとし、
青い髪のアウラ族は、そこを理想郷の出発点とした……。
時の翼をひろげ、異なる未来を追いもとめた、
「青の手」のゴブリン族の夢もまた、同じ場所でついえた。
あの河底には、いくつの果たされぬ夢が眠っているんだろうね。
ようやく片づいたみたいだね……。
シュトラの面倒を看るのは、これで最後にしたいもんだよ。
蛮神が降りたのがサリャク河だったのも、何かの因縁かね……。
シャーレアンの学士らは、かの地を知の水瓶たらしめんとし、
青い髪のアウラ族は、そこを理想郷の出発点とした……。
時の翼をひろげ、異なる未来を追いもとめた、
「青の手」のゴブリン族の夢もまた、同じ場所でついえた。
あの河底には、いくつの果たされぬ夢が眠っているんだろうね。
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