えおろーぐ

えおまっぷ
せりふ分室
PERSON :

ラライ

patch 2.x
ウルダハ:ザル回廊
[ 12.9 , 13.5 ]
このミルバネス礼拝堂で助祭を務める、ラライと申します。
本来ならば、このミルバネス礼拝堂を訪れる、
皆々様のお世話をさせていただくのが、私の使命。
されど……ご覧のように、
当礼拝堂はただ今、修繕のため閉鎖されておりまして……。
私もまた、しばしの暇を与えられた次第でございます。
聖務から離れざるを得ないのは哀しきこと。
しかし、魔道の研究に勤しむことができると考えれば、
これも好機であったと言えましょう。
ウルダハ:ナル回廊
無礼者! 大魔道士ククルカ様と呼べ!
100年の瞑想を経て、
ナルザル神の御言葉を授かりし御方であるぞ!
ウルダハ:ザル回廊
[ 12.9 , 13.5 ]
ククルカ様は、礼拝堂の奥にて瞑想を続けています。
しばらく黒魔道士の経験を積んでから、ここを訪れなさい。
私が師に代わりて、あなたの務めをお伝えしましょう。
ウルダハ:ザル回廊
[ 12.9 , 13.5 ]
古に滅びた「黒魔道士」の魔法……
これぞ探究するに相応しい命題だと思いませんか?
だからこそ、声をかけてくださったのでしょう?

今より遥かな昔、第五星暦初頭のことです。
エオルゼアの地に、「究極の破壊の力」を追い求めた、
「シャトト」という女魔道士がいました。
通常、魔法の行使は、術者が内に持つエーテルを用います。
これは逆説的に、破壊力が術者のエーテル量によって、
定まってしまうという限界の存在を意味します。
この限界を、世に漂うエーテルの利用により突破した術……
それがシャトトが編み出した「黒魔法」です。
……もう、おわかりですね?
……黒魔法を行使する者こそ、「黒魔道士」。
破壊の力を従える、偉大なる魔道探究の徒なのです!
ですが、「魔大戦」と第六霊災による滅びを経て、
黒魔法は世を滅ぼす引き金となった「禁忌」として、
歴史の闇に埋もれてしまいました……。
しかし100年前、ともすれば消えゆかんとする黒魔法を、
艱難辛苦の末に復活させた、偉大な術師がおりました。
そう、それこそ我が師、ククルカ・タタルカ様なのです!
ウルダハ:ザル回廊
[ 12.9 , 13.5 ]
黒魔道士[player]。
よくぞ参られました。
得体の知れぬ力の目覚めに、
恐れをなして逃げ出すかと思いましたが……。
なかなかどうして、神経が図太いご様子。
「ヴォイドゲート」を閉ざすがため、
新たなカギを手に入れる旅の支度が、整ったようですね。
……では、ククルカ様からのお言葉をお伝えしましょう。
……。
「ヴォイドゲート」を閉ざすための……新たなカギ……
次なる「黒魔法」を会得せよ……。
南ザナラーン「サゴリー砂漠」の南東にて……
「ヴォイドクラック」から現れた妖異を倒し、
大地にその血を刻みこめ……。
その血は、大地を脈々と流れるエーテルを伝い……
荒野にて待つ、いまだ見ぬ友に「時」を告げるだろう……。
務めを果たしたとき、「黒魔道士の証」に光が満ちる。
破壊を知りて、正しきを導く光……
「ヴォイドゲート」を閉ざすカギが、そなたに刻まれよう。
……以上です。
あなたの務め、理解いたしましたか?
ウルダハ:ザル回廊
[ 12.9 , 13.5 ]
よくぞ務めを果たされました。
ですが、目覚めた黒魔法がその身に馴染むまで、
いましばらくの時間を要するはず。
しばし鍛錬を積み、また私を訪れなされよ。
そのときまで、さらばでございます、
黒魔道士[player]……。
ウルダハ:ザル回廊
[ 12.9 , 13.5 ]
黒魔道士[player]。
二度の務めを果たし、「黒魔道士」に課せられた重き使命に
相応しき面構えになってきましたね。
「黒魔道士」という存在を知る者は
魔法を修める者の間でも、そう多くはいません。
伝承上の存在として、僅かに文献が残されている程度。
けれど、礼拝堂の書庫に眠る禁書の端々には、
複雑な暗号で隠された「黒魔法」に関する秘密が
記されていたのです。
100年前に、それを読み解いた者こそ、我が師ククルカ様。
元来、「黒魔道士」とは、ナルザル神のお告げを授かり、
「ヴォイドゲート」を閉ざす使命を帯びた者なのだとか。
けれど……ご存知のとおり「黒魔法」は強大な破壊の力。
力というものは使い道を誤れば、
途方もない悲劇を生み出しましょう。
エオルゼアから「黒魔道士」が消えたのも、きっと……。
我が師はただひと言、「過ちを繰り返してはならぬ」と
おっしゃっていましたが……。
黒魔道士[player]よ。
ククルカ様より、次なるお言葉をいただいております。
強大な破壊の力を使う者として、心してお聞きなさい。
……。
そなたが大地に捧げた血に応えるべく、
3種族の民が、このザナラーンの大地に参じた……。
彼らは、古に途絶えた「黒魔法」の在処を継ぐ者……
そなたの持つ黒魔道士の証「シャトトの魔石」に、
新たなる輝きを与えん……。
力を導く者たる証を示せ……
さすれば、異郷なる民、そなたを支える友とならん。
東ザナラーンの「バーガンディ滝」にて待つ、
アマルジャ族「カザグ・チャー」を訪ねるのだ……。
……以上です。
アマルジャ族といえば、我らウルダハの仇敵。
きっと、何か深い理由があってのことでしょう……。
黒魔道士[player]。
お行きなさい、「ヴォイドゲート」を閉ざす使命のために。
ウルダハ:ザル回廊
[ 12.9 , 13.5 ]
大変です!
ククルカ・タタルカが姿を消しました!
急ぎ、あの罪深き者を追ってください!
あの者は、ナルザル神の代弁者などではない……!
100年前に、とんでもない罪をっ……!!
ウルダハ:ザル回廊
……ああ……実は数日前から、
ククルカの姿が見えず心配になった私は、
言いつけを破って、彼の部屋へと入りました。
そこで私は、大変な事実を知ってしまったのです。
かつて優秀な呪術士であったククルカ・タタルカが
何故に「大罪人」とされるに至ったか……そのすべてを……。
あの者は……100年前、蛮族たちと共謀して
恐ろしい妖異「バルバトス」を作り出し、
エオルゼアを滅ぼそうとしたのです!
しかし彼の企みに気づいたナル・ザル教団によって、
まだ不完全であった妖異「バルバトス」は、
「ヴォイドゲート」の中へ封じられます。
そして、ククルカも捕まり「大罪人」として
生きることも死ぬことも叶わぬといわれる牢獄……
「マラサジャ収容所」に100年間、幽閉されたのです。
ですが……そのような事件があったにもかかわらず、
公の記録に詳細が残されることは、ありませんでした。
一部の禁書にのみ記され、それは今ククルカの手に……。
ウルダハ:ザル回廊
黒魔道士[player]……
あの者が残した最後の言葉を、お伝えします……。
4つの黒魔法と4つの装束、4種族の血が集いしとき……
「ヴォイドゲート」より、
最後の「破壊の力」が目覚めるであろう……。
ウルダハ:ザル回廊
真実は、黒魔法こそ「ヴォイドゲート」を開くためのカギ!
ククルカは私たちを利用して黒魔法を蘇らせ、
妖異「バルバトス」を呼び覚まそうとしていたのです!
ああ……私が愚か者だったのです。
あの者の強大な魔力と、巧みな甘言に乗せられて……。
どうか、どうか……ククルカ・タタルカを止めてください!
もう時間がありません……!
南ザナラーンの「ナルの祠」へ、急いでください!!
ウルダハ:ザル回廊
[ 12.9 , 13.5 ]
黒魔道士[player]。
よくぞ参られました……。

風のつてで、事の真相を聞きました。
私には、真実を見抜く目がなかった……
そのことが恥ずかしくてなりません。
真実を知った今……
できることなら、ククルカ様をもう一度、
「我が師」と仰ぎたい……。
……しかし、あの方はもうおられません。
もはやあの方にすがるのは、許されないこと……
私は自分の愚かさを、自分で乗り越えねばならないのです。

もはや、ご存知でしょうが……。
よろしければ、私の講釈にお付き合いください。