出立の時を迎えたようだな……。
ついにギラバニアに向かわれるそうだな?
すまない……我らはドマに帰らねばならぬ。
しかし、最初に助けてくれたのはアルフィノ殿と英雄殿だ。
故郷を追われ逃れてきたドマの民を救うため、
貴殿らが奔走してくれなければ、我らは全滅していただろう。
この大恩、決して忘れはしない……。
先延ばしにしてきたが、主の下に馳せ参じる時が来たのだ。
必ずや主とともに、ドマを取り戻してみせよう!
では、ご免!
????
……そこに、貴殿たちが訪ねてきてくれるとは、
想像していなかったがな。
今しがた、ちょうど任務を終えて帰還した。
おかげさまで、今のところは息災だ。
まずは、どうして彼らがおぬしとともにここへ来たのか、
それを聞かせてもらえないだろうか?
アラミゴの方で、そんなことが……。
こちらからも是非、貴殿たちに協力を願いたい。
どうか、よろしく頼む。
国主の後継者であり、今は我らの主でもあるヒエン様を、
ゴウセツと私は探していた。
敗戦の折、私に民を逃がすように命じたヒエン様は、
しばしこの地で帝国と戦い続けていたそうだが、
最後には深手を負い、行方不明になっておられたのだ……。
私はついにヒエン様にお会いすることができた。
場所は、アジムステップ……ドマの領外だ。
だが、ドマへの帰還を願う私に、こう言われたのだ……。
しかし、これ以上の戦乱を望まぬのであれば、
自分の首を持ち帰り、帝国に差し出すべし……と。
ドマの民が思うはずがない……
私はそう訴えたのだが、あの方の決意は揺るがなかった。
ならば、真実を確かめて参りましょうと、
私はこちらに帰還してきたのだ。
そのような結末、散っていった者にも申し訳がたたぬ。
私は何があっても、戦い続けるぞ……!
しばし休んで、旅の疲れを癒してくれ。
さきほどは、到着早々、見苦しいところをすまなかった。
……少しは休憩できただろうか?
そうか、皆から話を聞いて回ったのだな。
であれば、こちらの状況も粗方わかってもらえたか。
ドマの解放運動は、アラミゴと同様……
いや、すでに大敗北を喫している以上、
アラミゴよりも厳しい状況にあるかもしれぬ。
故郷においてまでも貴殿に頼ろうとは、
厚顔無恥もはなはだしい。
だが、その力、どうかお貸しいただきたい……ッ!
►任せろ
その言葉、何より心強い……。
ともに、必ずやドマの帝国軍を討ち果たそう!
►ゼノスを倒すのが
驚いたな……。
かの悪鬼相手に、まったく物怖じしていないとは。
さすが西の英雄殿だ、これからもよろしく頼む!
►報酬に期待
……ありがとう。
時間はかかるかもしれないが、必ずや、貴殿たちに報いよう。
改めて、これからよろしく頼む!
私は、長らくエオルゼアに渡っていたうえ、
こちらに戻ってからも、ヒエン様の捜索にかかりきりだった。
民を信じてはいるが、彼らの状況を自ら見てはいないのだ。
このままでは、再びヒエン様を訪ねるにせよ、
同じ問答を繰り返すだけになる……。
[player]殿、よければ私とともに、
民の実情を見にいってはくれまいか……?
私も忍びゆえ、ゴウセツほど顔を知られてはいない。
身元を隠せば、蒼生の偽らざる声も聞けよう。
私だけでは、客観を欠くこともあろう。
貴殿たちの観察眼を、是非貸していただきたい。
「ナマイ村」の郊外で集合するとしよう。
支度は万全だろうか?
……ああ、この衣装か?
私の忍び装束は、ひと目でそれとわかるものゆえ、
何かしら変装をせねばと思ったのだ。
これより我らは、諸国をめぐる、よろず屋一味……
[player]殿が主で、
私とリセが使用人ということで、いかがか!?
さっそく御用聞きに参りましょうぞ、主殿!
そちらは、いかがだっただろうか?
そう、か……。
私とリセの方も、同じようなものだった。
村人たちは、皆、意気消沈している……。
……私とて、敗北に挫けた者もいるとは思っていた。
しかし、まさかほぼ全員……
反乱を起こしたこと自体を否定するほどとは。
この状況、どうにか変えられぬものか。
そうでなければ、ヒエン様の帰還はおろか、
解放運動そのものが難航しよう……。
もう少し村人たちから話を聞いておきたい。
すまぬが、貴殿たちも、再度協力してくれないだろうか?
今度は、郊外の方をあたってみよう。
私とリセは、東側の水田あたりをあたるので、
[player]殿には、南側で聞き込みをしてほしい。
特に、悩んでいたり困っている者を見かけたら、
よくよく話を聞いてやってくれ。
……よろしく頼む。
こちらは聞き込みが終わったのだが……貴殿は?
イッセという青年が、そんな話を……?
それは……それほどの卑劣が、まかり通ったというのか……ッ!
暴力を振るわれ、身体の痛みもつらかろう。
だが、それ以上に……両親を……卑下させるなど……!
何故だッ、帝国の者であれ、人の子ではないのかッ!?
……すまない、つい、頭に血がのぼった。
帝国の非道も、民の現状も、おかげで把握できたと思う。
我が主君は、もはや民が戦わぬと予期したからこそ、
諦めて首を差し出そうとなさったのだろうか……。
ヒエン様ともあろうお方が、本当に……?
いや、こんな失意の底だからこそ、
私はどんな形であれ、ドマの解放運動をすすめたいと思う。
ただ、今後の策については、皆と相談せねばなるまい。
一度、烈士庵に戻って…………
ッ……この足音は!
[player]殿、リセ、今すぐ物陰に隠れるのだ!
しばらく身をひそめていてくれ……!
真の狙いは恐らく、海賊衆に同調して蜂起しそうな者を、
隔離しておくことだろう。
だが、恐らくほかの村でも、同様の徴集が行われているはず。
だとすれば、集合場所までは泳がせるべきだ。
場合によっては、戦いになる可能性がある……。
貴殿の力を貸してもらえるだろうか?
皆の力が必要になったら、すぐに要請する。
だが、今は極力少人数で追跡すべきだ。
どうか理解し、協力してほしい。
連れていかれた村民たちは、決して蜂起などしまい……
これは、帝国による故なき狼藉にほかならぬ!
彼らは、南の街道へと抜けたようだ。
急ぎ、追いかけねば……!
戦支度は整っている……貴殿にも、これを。
忍び道具のひとつ、
催眠薬を塗りこんだ「吹き矢筒」だ。
一団は、ここからさらに南下をしたようだが、
道中に見張りの兵を残している。
戦いを仕掛けてもいいが、今は極力、存在を知られたくない。
そこで、この「吹き矢筒」の出番というわけだ。
貴殿ほど戦闘に長けていれば、すぐに使いこなせよう。
試しに、こちらへ……。
さっそく、渡した吹き矢で、眠らせてみてくれ。
その調子で、ほかの哨戒中の兵も眠らせてくれ。
狙いやすそうな位置を、地図に記しておこう。
私も、別方向から兵を眠らせつつ進もう。
のちほど、河を越えたあたりで合流だ!
よい腕前だ、さすが[player]殿。
村から徴集された人々は、この先に連れ込まれたようだ。
カストルム・フルーミニス……
かつては帝国軍が主要基地として使っていた場所だ。
しかし、もう10年以上前に、その役目をドマ城郭に譲り、
今は物置同然のはずなのだが……。
ともかく、様子を探るためにも、門番たちを眠らせてしまおう。
もう一度、貴殿の腕前を披露してはくれぬか?
この丘の上からなら、十分に狙えよう。
この丘の上から、もう一度、貴殿の腕前を披露してくれぬか?
それほどの腕前を見せつけられると、
貴殿が里の忍びでないのが惜しくなるな……。
ともかく、これで基地に近づける。
さっそく、中の様子を窺ってみるとしよう。
いくらでも方便を利かせ、
彼らを死ぬまで閉じ込めておけるではないか……!
多少無茶でも、今、彼らを助けたい……。
では、このまま救出作戦に移行しよう……!
彼らの安全を確保することが第一だが、
ここで帝国軍に感づかれては、貴殿たちの苦労が水の泡だ。
よって、細心の注意を払って侵入し、
敵に気付かれることなく、作戦を遂行したい。
まずは私が、入口付近の兵を沈黙させてこよう。
貴殿はその間、交代の兵などがやってこないか、
外を見張っていてほしい……頼むぞ。
外の方は、どうだった?
……なるほど。
それなら、余計な心配をせずにすむ。
的確な偵察、ありがたい。
私の方は、そこの3人を眠らせて排除した。
しかし、広場の方に、障害となりそうな兵が数名いるのだ。
開けた場所となると、隠密に事を運ぶのが難しい……。
そこで、貴殿に頼みたいことがある。
帝国兵に変装して、広場にいる連中に、
交代だと声をかけてきてくれぬだろうか?
装備は、転がっている帝国兵から、
貴殿の体格に近い者を選んで拝借すればいい。
……着られそうなものはあるだろうか?
一部の装備を身に着けていないのだが……
ひとまず、貴殿の体格に近そうなものを選んでくれ。
では、万が一にも騒ぎを起こされないように、
彼らを隠しておくとしよう。
眠らせた帝国兵たちを、兵舎の中に隠してきた。
ついでに、足りなかった装備を集めてきたぞ。
足りなかった「LV式鉄兜」と、
「LV式手甲」も兵舎から拝借してきた。
これで、帝国兵に変装するための、
5つの装備がそろったはずだ。
それらを身に着け、広場にいる兵士2名に、
「帝国式敬礼」をして、交代だと告げてきてくれ。
彼らが引っ込んだところを、私が眠らせよう。
LV式手甲、LV式長袴、
LV式長靴を身に着け、変装してくれ。
そして、広場にいる兵士2名に、
「帝国式敬礼」をして、交代だと告げてきてほしい。
もし装備をなくしてしまったのであれば、
いくらかは予備を取ってきてある。
そこの袋から、合うものを持っていってくれ。
おかげで、下がってきたこいつらを奇襲できた。
結果は……このとおりだ。
これで、監視役の帝国兵はいなくなった。
貴殿も、もはや変装の必要はない。
さあ、今なら、基地の奥に集められている皆を逃せる。
急ぎ向かって、誘導しよう!
集められた皆を逃がそう……!
しばしの間、帝国兵の監視は途切れている。
今のうちに、ここから逃げるんだ……!
それくらい、貴殿たちもわかっていよう。
敵に攻め入る意思がなくとも、
己を守る気概くらい、持ち合わせてはいないのか?
ドマの民は、それほどの燃えさしに成り下がったのか!
あの方は、守らんとしているのだな。
たとえ、己の首を差し出したとしても……。
私には、もはや説得する言葉もないが、
これだけは覚えておいていただきたい。
敗北し、打ちのめされ、踏みにじられながらも、
貴殿たちが生きていてくれたことを、
我が主君は心から喜ばれるだろう。
だから、生きることだけは、諦めないでほしい。
貴殿たちを苦しめるものは、私が……
この命に代えても、必ずいつか討ち果たすから……。
いかようにでも言って、貴殿とその家族を守ってくれ。
ああ、呆けてしまって申し訳ない。
貴殿もやりきれない気持ちはあろうが、
私に免じて、どうか彼らを許してやってはくれないか。
立ち上がれないという結果ばかりをみて、
私はつい、本質を取り違えていたらしい。
ドマの皆は、きっとまだ……今も……。
ともかく、目的は達成だ。
あとは、痕跡を消して立ち去るのみ。
貴殿に、新たな忍び道具を渡そう。
「忘却粉」……しばし記憶を混濁させる秘薬だ。
眠らせた者を、適当な配置につかせてこの薬をかければ、
目覚めたときには、見張り中にうたた寝した程度に思おう。
いずれは事実に気づこうが、一時を凌ぐには十分だ。
貴殿は、さきほど眠らせたばかりの2人に処置を。
それ以外の者は、私が受け持とう。
……では、終わったらまた!
もしかして、探させたか?
まるで、海中を揺蕩っているような気分になる。
実はな、あれだけ偉そうなことを言っておきながら、
私はドマの生まれではない。
紅玉海の底にある、スイの里の出身なのだ。
しかも、父様と母様が、そんなことを…………。
そうだったのか……。
おふたりは、ご健在であられるのだな。
よかった……本当に、よかった…………。
忍びの里に入り、修練に明け暮れてきた……。
そのうち腕を買われ、ドマ反乱軍で任務をこなすことになり、
ゴウセツやカイエン様、ヒエン様と出会ったのだ。
彼らの人柄や生き様には、心から感服している。
忍びとして、主君とドマに仕える気持ちには、
一点の曇りもありはしない。
私の根底には、やはり、故郷がある。
一族に、苦しみや災いがふりかかりませんよう……。
私を育んでくださった父様と母様が、不自由することなく、
穏やかでいられますようにと、願ってやまないのだ。
それが私のよすがであると、以前、
ヒエン様に告白したことがあってな。
……なんと言われたと思う?
ほかにも守りたいものがあれば、ドマが劣勢でも立ち上がれる。
そういう者が味方にいるのは、幸いである……とな。
……だから、ドマが苦境にあえいでいる今こそ、
私は強く立っていたいと思う。
難民を連れてエオルゼアに向かったときも、そう思っていた。
それなのに……
蓋を開ければ、民の説得ひとつままならぬとは。
己の未熟さが、心底突き刺さる……。
貴殿にそういってもらえると、実に心強い。
こんな未熟な私には、もったいないほどの激励だ。
……これからも、どうかよろしく頼む。
►上手くいく
ああ、きっと……。
そのために、この拙い身体を動かし続けていこう。
貴殿にお墨付きをもらえたとあらば、前進あるのみだ。
►……
す、すまない、愚痴に付き合わせてしまったな。
忍びたるもの、ただ黙して実行すのみ……
未熟ながら、めげずに努力していく所存だ。
あの方角は、ドマ城だ。
何かあったのやもしれん……急ぎ、烈士庵に戻るぞ!
さっそく、中で状況を確認するとしよう。
その場からは逃がすことに成功した。
あくまで、一時しのぎではあるだろうが……。
帝国の飛空戦艦が、城の方へ向かうのを見たのだ。
ゴウセツ、何か情報は入っているか?
ならば、この機に乗じて討ち取れば……!
名だたる剣豪たちですら、赤子のようにあしらわれたからな。
……しかしそれは、正面から挑めばこそ。
先の戦乱の中では不可能だったが、
今ならば忍びの本領を発揮し、暗殺も狙えよう。
私に、その機会をくれないか。
この好機においてなお、そう申すのか!
進まねば、いずれ本当に、あの方の首を差し出すことになるぞ!
思い上がりであれ、身の程しらずの願いであれ、
主の命も、戦えぬ民の未来もあきらめたくはない……ッ!
もしや、ゴウセツに言われて私を止めに?
あの様子では、誰にも賛同されまいと思っていたのでな……。
だが、勝算はあるのだ。
たった今も、ドマ城内に潜り込んでいる同胞から、
ゼノスの動向について伝書があったところでな。
早々にも今夜、大龍壁のこちら側を視察にくるらしい。
実利主義なあやつのこと、
無為な時間はいっときでも過ごしたくないというところか。
おかげで、城内は準備にてんてこまいだそうだ。
……宵闇のおちるころ、
しかも急造の護衛部隊だけを連れての視察とあれば、
暗殺には、またとない好機だ。
その申し出はありがたいが、
もし失敗すれば、死はまぬがれられない任務だ。
貴殿をつきあわせるわけには…………
……いや、ここにきて強がりはないな。
もしも貴殿が、危険も覚悟の上でつきあってくれるのならば、
それほど頼もしいことはないのだから。
……本当に、よいのだろうか?
►ユウギリだけで
……無論、不安がないわけではない。
不意を狙うとはいえ、相手はあのゼノスだ。
初撃で決着がつかねば、相討ちを狙っても倒せるかどうか……。
それでも成功すれば、民も主君も傷つけずに救えるのだ。
私のちっぽけな命など、差し出すことになっても惜しくはない。
ど、どうした?
私はおかしなことを言っただろうか……!
……もしや、その。
貴殿も力を貸してくれると……
そういう意味だと、解釈しても、よいのだろうか……?
この恩は、いつか必ず返させていただく……!
それでは、さっそく作戦の仔細を決めたい。
想定されるゼノスの足取りに添って、話を進めるとしよう。
ここより南西、無二江を渡った先にある、
「ユヅカ代官屋敷」付近の船着場に向かおう。
それでは、作戦の相談をはじめよう。
奴は船でドマ城を出発。
魔導障壁を一部解除して航行し、
この船着場に到着する予定らしい。
……しかし、見てのとおり、ここは開けていて暗殺には不向き。
我々は、ゼノスが移動するのを待ち、
「ユヅカ代官屋敷」付近で仕掛けるべきだ。
ゆえに、[player]殿……
まずは、我々がひそむのによさそうな場所を探そう。
手分けすれば、時間はそうかからぬはずだ。
屋根の上から、船着場を見ることもできよう。
では、ここにひそんで機会を待つ……。
ゼノスが到着したら、まずは私が仕掛けよう。
無論、初手必殺のつもりでいくが、どうなるかはわからない。
貴殿は、適宜加勢を頼む。
準備を整えておいてくれ。
……私たちで、必ずやり遂げよう!
よければ、ここで息をひそめ、ゼノスの到着を待つとしよう。
カイエン様の仇、ドマの怨讐は、この程度ではないッ!
霧隠のユウギリ
ゼノス……貴様を、ここで討つッ!
霧隠のユウギリ
許さない……主と同胞の仇は、私がッ!
ぐああぁぁぁッ!
霧隠のユウギリ
いけない……逃げるんだ…………ッ!
それに、貴殿たちが手厚くもてなしてくれたからな。
身体はもう、心配ない。
この度は、迷惑をかけて申し訳ない……。
私ばかりではなく、英雄殿の命まで、危険に晒してしまった。
己の未熟さを、いくら呪ってもたりないほどだ……。
あれほど反対していたゴウセツには、
なしくずしで信念まで曲げさせてしまって……。
本当に世話をかけた。
どんな言葉を重ねても足りないが……ありがとう。
私は、ヒエン様の捜索に同行したいと思っている。
前回会った場所に案内できるというのもあるが……
「民に戦う意志があるのか」との問いに、
今ならば自信をもって答えられるからだ。
それよりも、この目で見た民の勇姿を、
ヒエン様にお伝えしたいのだ。
「アジムステップ」へ向かおう。
アジムステップの「再会の市」まで案内いたそう。
出発するとしよう。
アジムステップへは、一度、紅玉海方面に出て、
沿岸を北上して入ることになる。
そうだな……まずは「イサリ村」まで行こう。
ここからは、しばらく北上したのちに、
内陸部に続く洞窟を進む。
リセとゴウセツは、先を歩いている。
私たちも行くとしよう。
今見えているのは、そう呼ばれている地域の、ほんの一部。
山向こうにも、広大な土地が広がっているらしい。
その玄関口たるここ一帯ですら、ドマの者にとっても、
あまり踏み入ることのない異民族の地だ。
それでも、この先にある目的地「再会の市」は、
比較的、外の者にも開かれている市場でな。
さっそく向かうとしよう。
私が以前ヒエン様をお見かけした、「再会の市」だ。
ひとまずは、長い道のり、おつかれさまだな。
度々この市に来ているとおっしゃっていた。
今日もいらっしゃるとよいのだが……。
アジムステップは、古くから、
アウラ・ゼラの支配地域となっている。
彼らは統一された国を持たず、50近くの部族にわかれ、
今も草原の各所で、覇権をめぐって争っているのだ。
作物は育ちにくく、気候も人が暮らすには厳しい……。
それでもなお、ここの人々は自然に寄り添い、
独自の信仰と生活を貫いてきた。
そのたくましさが、帝国をも寄せ付けないのかもしれぬな。
さまざまな部族が、休戦の誓いのもと集まっているらしい。
我々の聞き込みにも、答えてくれる者は多かろう。
[player]殿は、店の売り子たちをあたって、
ヒエン様に関する情報を集めてくれ。
ヒエン様の居場所を、是非教えていただきたい。
今の「合戦」というのは?
……では、貴殿の部族も「合戦」に参加を?
きちんとヒエン様に伝えられるだろうか。
ゆくぞ、ヒエン様のもとへ!
我らと民の想いを告げ、ドマ解放のためお戻りいただこう!
ヤンサの地にいる者も、ドマの民として志を貫き、
帝国と戦う覚悟を決めてくれました。
今ふたたび、獅子奮迅のとき……。
ヒエン様にお戻りいただき、その刀を以って、
ドマ解放への道を拓いていただきとうございます。
生きる糧を与えてくれた方々……
「暁の血盟」という組織の猛者たちです。
今は、我ら反乱軍の協力者として、
ともにドマ解放を目指して戦う仲間でもあります。
西においては、名実ともに知れた英雄で…………
しかし、ヒエン様は……?
「終節の合戦」に、ヒエン様も参加なさるという……?
主命とあらば………………承知した。
我が主とゴウセツのことを……くれぐれも、よろしく頼む。
それに、ふたりも……!
アジムステップでのご活躍、お見事でございます。
可能なかぎり戦力を回してもらう手筈になっております。
……残念ながら、スイの里では門前払いでしたが。
楽な旅ではなかっただろうが、実りが多いのは何よりだ。
……タタル殿はお元気だったか?
そのせいもあって、里にも大きな被害が出てな……。
今も残っている忍びたちは、
あの日の無念を胸に抱いて、再び忠義を誓い、
鍛練を積んできた者たちなのだ。
そのせいもあって、里にも大きな被害が出てな……。
今も残っている忍びたちは、
あの日の無念を胸に抱いて、再び忠義を誓い、
鍛練を積んできた者たちなのだ。
そのせいもあって、里にも大きな被害が出てな……。
今も残っている忍びたちは、
あの日の無念を胸に抱いて、再び忠義を誓い、
鍛練を積んできた者たちなのだ。
そのせいもあって、里にも大きな被害が出てな……。
今も残っている忍びたちは、
あの日の無念を胸に抱いて、再び忠義を誓い、
鍛練を積んできた者たちなのだ。
そのせいもあって、里にも大きな被害が出てな……。
今も残っている忍びたちは、
あの日の無念を胸に抱いて、再び忠義を誓い、
鍛練を積んできた者たちなのだ。
それでも、ぎりぎりまで調整を要するだろうが……。
私も当日は、ほかの上忍に忍び部隊を任せ、
貴殿やヒエン様とともに、ドマ城へ突入する予定だ。
どうか、よろしく頼む。
精一杯、務めを果たそう。
立ち聞きなど、不躾な真似をいたしました。
……主命とあらば、つつしんで。
我々の出番は、最後になる。
気持ちは逸るが、成功を信じて待とう。
さすがに早い……里の優秀な忍びを、
一時帰還させた甲斐もあったようだ。
碧甲羅の方も、成功だ!
これで人質を案じる必要もない。
[player]殿……!
こうして決戦をともにするなどと、考えもつかなかった。
ここへ至るまで結んだ縁、
そのすべてに報いるため、今この身を刃となそう。
……ゆくぞ、[player]殿!
天守閣を破壊する気か!
絶対に、置いてはゆかぬぞッ!
それが、ゴウセツとの約束だ。
酷かもしれないが、貴殿に頼みたいことがある。
ヒエン様が、それでも笑って前に進もうとするなら、
どうか貴殿も、笑ってやってくれ。
さあ、我らがドマの町人地へ向かおう。
ああ、よかった……本当に……!
ドマの方は、まだ喜び冷めやらぬ大騒ぎでな。
抜け出しても、問題なかろう。
一足先に、かの地で友軍との合流に備えましょう。
ドマ開拓団の仲間たちにも吉報を届けられる……!
こうも早くドマを解放することはできなかっただろう。
今度は、我らドマの民がアラミゴ奪還に力を尽くす番だな。
では、私はレヴナンツトールへと向かうが、
その際には、必ず「石の家」の者たちにも報告を行っておこう。
開拓団の件もあって、しばらくは行き来することになるだろう。
勝利の喜びを、ふたつの国を拓く力にしたいものだ。
どうやら貴殿は、また一段と鋭さを増したらしい。
悔しいですが、私の腕では差し違えてでも討ち取れぬでしょう。
純粋に[player]の武を称えているのです。
貴殿とともに戦えたこと、我が誇りとしよう。
その未来に幸あらんことを!
アラミゴの方は、もうよいのか……?
こちらは、今のところ平穏無事だ。
忍びたちを帝国属州に送り込み、ドマの解放を伝えたことで、
各地で反帝国運動が盛んになっているという。
加えて、アラミゴも解放されたとなれば、なおさら勢いづこう。
引き続き、帝国の動向には注意を払わねばならぬが……
今はこの平和を、心から喜ぼう。
こちらはこのとおり、新たなドマを造るにあたって、
戦いの痕跡を均しているところだ。
やはり皆には、武器ではなく、農具や工具をふるってほしい。
とはいえ、国を護る力も必要だろう……。
いかにして自由を保つか、ヒエン様ともよく話さねばな。
例の話を、彼らにお聞かせ願えるか?
ヒエン様がヨツユを斬り伏せるところを、
この目でしかと見たのだからな……。
根拠のない楽観論にすがりたくはないが、
生きていてくれと、そう祈り続けてきたのも事実……。
何より、帝国軍が本腰を上げて捜索しているのなら、
こちらとしても、手をこまねいているわけにはいくまい。
探りを入れてみるつもりだが、貴殿らはどうする?
助かる……。
もし仮に生きているのだとすれば、
帝国兵に追われて難儀しているかもしれぬからな。
►ヨツユを
<チェック漏れ>
クガネで情報収集を行うのは初めてではないのだったな。
情報屋に、心当たりは?
ゴウセツの物かどうかはわかるだろう……。
だが、こやつを帝国人のところに向かわせていいものか……?
自分を帝国に売り飛ばしたナマズオを斬りそこねたと。
それが、今のギョドウか……。
これほどの活気を目の当たりにするのは久しぶりで、
人混みに酔ってしまいそうだよ……。
侍大将が帰参するために必要な資金だと思えば、ここは……。
いや、しかし……私が独断で決めていいものか……。
そ、そこまで頼るわけには……!
ひとまず、ゴウセツの無事は確かめられたのだ。
ここは諦めるしかあるまい。
►持ち合わせが
<チェック漏れ>
金庫番であるタタル殿の了承は得なくてよいのか?
彼は……ゴウセツは我々の仲間でして。
すぐにでも追いかけ、取り戻した刀を返してあげたいのです。
ともかく「ウミネコ茶屋」の店主ウメのところへ行き、
ふたりが訪れていないか聞いてみよう。
やはり、自分の意思で茶屋に立ち寄ったわけではないだろう。
しかし、子どものように団子をほおばるヨツユとは……。
私には、どうにも想像できないが……。
ゴウセツと行動を共にしているのは、
本当に、あのヨツユなのか……?
彼らが、紅玉海を目指していたことが判明したのは大きい。
ここは、急ぎ紅玉海へ向かうべきだろう。
皆との合流地点である「第二波止場」へ行こう。
ソロバン殿とタタル殿が、船を用意してくれているはずだ。
仲間の手助けというのは、ありがたいものだな。
質屋に払った代金のことで迷惑をかけてしまったようで、
申し訳ない……。
ドマを手放した現状で、攻撃を行わねばならない理由はない。
わざわざ、奇襲をかけるからには……
霧隠のユウギリ
海賊衆たちを助けねば!
霧隠のユウギリ
手強い相手だ、警戒を!
霧隠のユウギリ
[player]殿、魔導兵器をこちらに誘導してくれ!
霧隠のユウギリ
霧を呼びて、我が影と成す……! 疾れ、霧影たちッ!
霧隠のユウギリ
[player]殿、残りの誘導を!
ゴウセツ……。
命ほしさの詐称やもしれぬぞ?
ヒエン様の沙汰を仰ぐまで待とうというのだ。
……私もそれに従おう。
だが、町人地を目指すのは人目につきすぎる。
先ほど、ヒエン様に鷹で文を送り、
落ち合う場所を変更させてほしいと要請しておいた。
今頃は、烈士庵で私たちの到着を待ってくださっているはずだ。
見つかる危険が一番高いのは、集落のそばを通るとき……。
私が皆を先導するので、背後の警戒を頼めるだろうか。
ナマイ村の外れで合流しよう。
……よし、ほかの者らには、物陰に潜んでもらっているところだ。
慎重に進み、「烈士庵」で待つヒエン様のもとへ参ろう。
代理総督とは、多くの機密を知り得る立場……
多少の無茶をしてでも……。
組頭であるジフヤの姿が、どこにも見えぬのです。
では、私は烈士庵の外を探ってこよう。
貴殿らは、ほかの同志らへの聞き込みを頼む。
帝国軍に動きがあった場合、主君が不在とあっては、
対応が遅れかねませんので……。
お主の判断に任せよう、ゴウセツ。
ジフヤは見つかったのだから、私たちも「烈士庵」に戻るとしよう。
ヒエン様やアルフィノ殿のお顔が、やけに険しいが。
ヒエン様やアルフィノ殿のお顔がやけに険しいが。
何があろうと、御身をお護りいたします。
現状のドマに、対抗し得る兵器はほとんど存在しない。
アジムステップの民から借り受けた、巨鳥頼みとなるだろう。
自らを「停戦の使者」と示すものです。
ですが、本気でしょうか?
では、受け入れる旨の狼煙を上げましょう。
これまでの帝国の行動からは信じられぬ言葉だが……。
ヒエン様と大使殿らは、私がお連れするゆえ、
そなたも、次の船で町人地まで来てくれ。
知ってのことと思うが、町人地へ渡りたいときは、
そこの「城下船場の船頭」に声をかければ良い。
それでは向かうとしよう……。
和平交渉のための会談に列席してもらうことになった。
むろん私も、万が一に備え同席する。
今、少しよいだろうか……。
ふたりが同行してくれると心強いが……。
[player]殿、どうだろう?
では、「門前侍町」の辺りから見て回るとしよう。
ここをまっすぐ北に進めば、ドマ城を一望できる場所がある。
城跡を眺めたいのなら、そこに向かうのがよかろう。
ドマ城をじっと眺めている姿をよく見かけたものだ。
天守閣を見つめ、何を思っておられたのか……。
今は、民の暮らしを建て直すことを優先して、
無残な姿を晒してしまっているが……いつの日か、必ず。
南西の「城下船場」へ向かい、船を用意してもらうとしよう。
イッセとアザミが折に触れて町人地を訪ねては、
近況を教えてくれるのでな。
何事だ!?
霧隠のユウギリ
霧隠れの奥義、受けてみるがいい!
霧を呼びて、我が影と成す……!
疾れ、霧影たちッ!
しかし、紅甲羅の行動は気になるな。
何故、わざわざヤンサまでやって来たのか……。
貴殿たちのおかげで、紅甲羅の襲撃も退けられた。
[player]殿とアリゼー殿は、
このまま、ヒエン様のもとへ向かっていただきたい。
集まってもらいたいと、ヒエン様より伝言を賜ったのだ。
大使殿らは私が見張っているゆえ「帰燕館」に向かってくれ。
町人地の民もよく我慢してくれているが、
やはり、徐々に不安が募ってきているようだな……。
あの表情は、とても演技とは思えなかった……。
……まだ、監視を止めるわけにはいかぬがな。
その険しい顔、大使殿に何を言われたのか、
ヒエン様に伝えてくれぬか。
胡散臭いとは思っていたが、ゼノスの信奉者だったとは……。
ドマに仇成す企みならば、打ち砕くのみだ……!
端から見れば、好々爺と孫娘といったところだが……
やれやれ……。
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もし、記憶喪失を装っているのであれば、
そのうち、必ずあらが出るはずだと……。
だが、彼女は一瞬たりとも、あの調子を崩すことはなかった。
さらには、座敷でひとりになったときのこと……。
ヨツユは戸棚にあった食器をみつけると、
畳に並べ立てて、無邪気にままごと遊びを始めたのだ。
潜入工作をする忍びであっても、あれほどの芝居は打てまい。
よって、本当に記憶を失っていると認めざるを得ない。
ゴウセツの好々爺ぶりは……何とも受け入れがたい。
彼女にはアルフィノ殿が捜索している、
カストルム・フルーミニスの方へ向かってもらった。
童返りしているからこそ、監視を続けるべきだった……。
恐らく、ゴウセツに渡す物かと……。
あれに、ドマの徴用兵たちが乗っているのだろうか……。
やはり、両親と対面したときか……?
ならばなぜ……いや、これ以上の推測は無駄というものか。
アサヒらが何らかの細工を仕掛けている可能性はある。
私が忍び込み、避難経路を調べておこう。
賊との交渉ごとに出向くというのは、いかがなものかと……。
それでは、私はアルフィノ殿と帝国施設へと調査に参ります。
アルフィノ殿の落ち着きがないように感じたが……気のせいか?
不測の事態となったときは、そこから捕虜を逃がしましょう。
我が主君の悲願、必ずや成し遂げてみせる。
しかし、まさかヨツユの亡骸を見ることになるとは……
情けない話だが、かけるべき言葉も見つからなかった。
徴用兵らも大方は、海賊衆の関船で脱出させましたが、
逃げ遅れた者たちがいたので、川岸に待たせてあります。
侍大将らしく潔い幕引きだった。
奴が抜けた穴は、私が何とか埋めねばな……。
笑顔で送り出してはいたが、その胸中は察して余りある。
なぜ、天は彼女を一度生かし……記憶を失わせたのでしょう……?
またいつか、どこかで出会えるだろう……。
またいつか、どこかで出会えるだろう……。
だが、いまはゴウセツの分まで、ヒエン様を支えねば。
私の祖国はドマ、そう決めたのだからな。
護衛も付けることができなかったのは痛恨の極み……。
いや、今は後悔よりも、行動のときか……。
各方(おのおのがた)、準備を整えた上で、
「烈士庵」近くの高台まで、お集まりを……!
国主として、責任を感じておられるようだ。
ご自身で捜索に向かわれること、お供こそすれど止めはできぬよ。
「ザ・バーン」だ……!
艦型から、アルフィノ殿が搭乗した艦とみて、
アリゼー殿と調査してみたのだが……。
ただの雑兵ではないようだな……。
軍装に、「皇帝親衛軍」の記章がつけられておりました。
捕縛されたにせよ、逃げ切ったにせよ、この周囲にはいないはず。
以後の捜索は、忍びの者たちに任せるべきかと……。
帝国が動き出したとなると、そちらの対策も検討せねば。
帝国が動き出したとなると、そちらの対策も検討せねばならんな。
その指揮権は、皇帝のみならず皇太子であるゼノスや、
高位の皇族にも与えられていたはず。
しかし、ドマ独自でできることも模索しなければ……。
こちらも、ハクロウたちに説明をし終えたところだ。
戦力、労働力、資源、そして時間…………
すべてが不足する状況でいかにすべきか……。
魔大陸とやらの出自が判明したことで、
東方地域の防衛に、どう関わってくるのだ?
当代の紅玉姫は、先代より柔軟な目で世を見ていると聞くが、
争い事への参加となると、さすがに難しいだろうな……。
……さすがに、すべての勢力が協力的とはいかなかったがな。
いくつかの組織より、前向きな反応がありました。
帝国の脅威は、みな同じように感じているのでありましょう。
並びに争いを忌避するスイの里からは、明確な断りがありました。
当初の想定通りと言えば、そのとおりなのだが……。
やはり、惜しいと感じてしまうのだ。
属州に潜入する忍びを増員しようと考えている。
いずれも、必ずや成功させねばならぬ任だからな……!
彼らは、東方連合に加わった各組織の代表たちだ。
交渉の甲斐あって、こんなにも多くの勢力が集まってくれた。
帝国軍が西方に終結しつつあることを裏付けるものばかり。
おそらく、東方ではなく、エオルゼアに狙いを絞ったのかと……。
この後に、起動実験を行う手筈であった。
ヨルと大隼はすでに、手配させてありますので、
どうか、お気をつけて。
当代の紅玉姫は、若いながらも開明的な人物と伝え聞くが、
歴史ある一族だけに、民を外へと導くのも難しいのだろうな。
当代の紅玉姫は、若いながらも開明的な人物と伝え聞くが、
歴史ある一族だけに、民を外へと導くのも難しいのだろうな。
運ばれたアルフィノ殿が心配だな……。
東方連合の話し合いは無事に終わった。
どの勢力も、帝国と戦うためとあらば、
エオルゼアへの遠征も厭わないと言ってくれた。
兵の移動は、船に頼らざるを得ません。
エオルゼアまでの遠洋航海となると、海賊衆の船では……。
戦端が開かれるまでには、何とか間に合わせたい。
後ほど、アラミゴにて合流しましょう。
つい先ほど、東方連合の先遣隊を率いて到着したところだ。
数こそ少ないが、選りすぐりの精鋭部隊となっている。
ドマの解放者が戦列に加わるとなれば、
みな奮い立つというものだ。
霧隠のユウギリ
密集していてはやられます!
霧隠のユウギリ
自爆する気か!?
霧隠のユウギリ
アリゼー殿の身体に異常は見受けられず、
原因不明の昏睡に陥っているとのこと……。
お待たせしてしまい申し訳ない。
私はドマ国君主・ヒエン様の家人のひとり、ユウギリと申す者。
東方連合よりの返答を持って参りました。
ここにダルマスカ解放を望むレジスタンスの皆様も、
是非とも参加していただきたい……というのが主の回答です。
ですが、先日のラバナスタでの粛正を受け、
ダルマスカ解放軍は壊滅状態にあると聞き及んでおります。
多くの戦士は死傷し、指揮系統は完全に消失……と。
奴らと本気で戦いたいのであれば、分裂したグループをひとつに、
ダルマスカ解放軍として一枚岩の組織に、それが肝要かと。
戦力をおいそれと分散することはできませぬ。
それはおわかりでございましょう。
その志を反映した戦いになるのか否や。
まして、帝国からの解放のあとは……。
ただ、ヒエン様の真意もご理解くださいませ。
我らドマとて、民がそれを願ったからこそ、事を成せたのです!
霧隠のユウギリ
だが、まだ立てる……まだ戦えるッ……!
霧隠のユウギリ