天の理乱れ 地に臥せし骸蠢かん……』
いにしえの預言書……「神歴記」に記された言葉です。
私たちはこれを、第七霊災の後……
今の時代に対する予言だと、解釈しています……。
予言の通り世界は変貌し……暁の輝きは、未だ闇の中……。
故に……私たちは、待ち望んでいるのです。
いずれ来たり闇を照らす、新しき時代の種を……。
わが友の言葉……。
この出会いに感謝を。
天の理乱れ 地に臥せし骸蠢かん……』
いにしえの預言書……「神歴記」に記された言葉です。
私たちはこれを、第七霊災の後……
今の時代に対する予言だと、解釈しています……。
予言の通り世界は変貌し……暁の輝きは、未だ闇の中……。
故に……私たちは、待ち望んでいるのです。
いずれ来たり闇を照らす、新しき時代の種を……。
帝国軍だけではありませんでした……。
火を噴く、巨大な黒き龍……。
ある者はそれを伝説の龍神と呼び、
ある者は、隠された記憶の暗喩だと主張しています……。
我々にしても、その全容はつかめていない……。
堕ちた月の真実を求め、調査が続いています。
志を同じくすれば、いずれまた……ここで……。
我らが知の都も今は幻……。
暁の陽が輝くまで……流れ行く、砂と共に……。
志を同じくすれば、いずれまた……ここで……。
我らが知の都も今は幻……。
暁の陽が輝くまで……流れ行く、砂と共に……。
いにしえの理に通じた、厳正なる森の審判者……。
伝承では、老人の姿で顕現するとされており……
故に「森の古老」とも呼ばれています。
あの杖の主……我が師ルイゾワ様は、
エオルゼアの民を慈しみ、霊災から護ろうとした……。
星は巡り、刻は黎明……
かの民は集いて、暗き天を照らす暁とならん……。
運命とは、ときにかくも美しい……。
共闘こそが、我らの宿命なるが故に……。
我々はまだ……いばらの筺の中にいる……。
何か……別の力に守られているようです。
しかし、装置はいずこに……!?
私に何かご用でしょうか……?
『星海より稀人 異郷より客人来らん
其は汝 昔日視る者 明日拓く者なり』
いにしえの預言書……「神歴記」に記された言葉です。
私はこれを、第七霊災を終わりに導く、
「光の戦士」に関する記述と考えています……。
過去を視る力を持ち……未来を拓く者……。
私の推論は、あなたによって、
真実へと変わるかもしれません……。
黒衣森で蛮神が目撃されたと、
グリダニアより一報がありました……。
それは、未だ人々の記憶に刻まれたことのない神……。
これなる蛮神を放置することはできません……。
グリダニアは神勇隊司令室……
隊長「リュウィン」殿が、調査にあたっています。
白日導くあなたの光で、彼の地を照らしてください……。
黒衣森の蛮神を覆う不知の闇、払うことはできましたか?
……悪神「オーディン」。
聖典に描かれた古の「闘神」ですか……。
察しますところ……
この聖典は、アラグ帝国の歴史を汲んでいるようです。
歴史とは光にして、光の陰に闇が宿ることは、
いまさら言葉を重ねることでもないでしょう……。
聖典はあくまで、アラグの理を示しているにすぎぬはずです。
アラグの英雄……
森を彷徨う悪神「オーディン」の目的……。
真実は……依然として闇の中……。
いずれ、あなたという光が真実を照らすまで……
私は新たな歴史の扉が叩かれる、
その音を聞いていましょう……。
光の戦士の手によって、次の未来へ導かれた……。
こうして……歴史は紡がれていく……。
暁の陽は空に輝き……祝福の時代を照らす……。
今ひとたび、斜陽の兆しあれど……
私たちは歩みましょう……あなたと、共に……。
英雄、[player]……。
それは、アマルジャ族、イクサル族、コボルド族の、
三蛮族による「神降ろし」の兆候です……。
人はみな、闇の淵で力を求めるもの……。
それはあなたも、私も、そして蛮族も変わりありません……。
始まりの闇は、猛き赤熱の民……アマルジャ族。
新たな力宿せし焔神「イフリート」が、
すでに現に顕れている可能性は高いと言えます……。
砂の都の言葉の如く、速さこそが勝利を呼びましょう。
ウルダハの担当である、
サンクレッドから指示を受けるのです……。
悲劇を呼ぶのが力であるなら、それを退けるもまた力かと。
あなたの力が、勝利をもたらさんことを……。
されど「明日拓く者」の前に沈まん……。
あなたの尽力で、蛮神の脅威は再び退けられました。
依然とした人の暮らしも、すべてはあなたの勝ち得たもの……
深く感謝いたしましょう……。
大地を揺るがした咆哮を、覚えておいでですか……?
各地の蛮神との関係を調査したものの、
我々が知る中に、それとおぼしき存在はない……。
すなわち「新たな蛮神」と言えるでしょう……。
屠られし3体の蛮神は、理によりてエーテルに還り……
片や新たな蛮神の胎動が大地に響く……。
その兆候とおぼしき地震が、頻度を増しています。
先の作戦では、多くの者がエーテルに還りました。
各国では、欠けた絆を取り戻せぬまま……。
猛る蛮族に踊らされ、憂慮ばかりがつのっています。
迫る危機に……新たな蛮神を討たんとする者あり……。
その方は、優秀な冒険者を……
あなたの力を必要としています。
新たな蛮神の調査には、盟主も理解を示しています。
「暁の血盟」とも縁のあるその方が、
「ワインポート」で、あなたの訪れをお待ちでしょう……。
ともすれば、先に待つのは真実の扉か……。
アリゼー様を……師の令孫を、どうかお守りください……。
あなたや「暁」の功績を歓迎しつつも、
脅威と捉える者が現れるのは、必定でしょう……。
身を潜め、熱を冷まそうにも、
新たな蛮神の台頭をはじめとした状況……
そして、私たち自身への誓いが私たちを呪縛しています。
今こそ選ばねばなりません。
私たちは、なにを縁(よすが)とするのか。
あるいは……なにをも縁としないのか……。
私は、この悲劇の地に残り、我が務めを果たしましょう。
蛮神の秘められし真実の解明にあたることになりました……。
真実を求めるにも地の利あり……。
長き時を費やし、この地に張り巡らせたる情報網は、
金脈に勝る価値あるゆえに……。
ですが、真実に至る扉を開くには、
解かねばならぬ錠前が、あまりに多い……。
ゆえに、あなたの力が、
我が師が語りし「神狩る白き剣」が必要となるのです。
実は、あなたが討伐した蛮神「ガルーダ」が、
再召喚されたとの報せが、双蛇党より届いております。
それも、かつてない力を身に宿して……。
蛮神が短期間のうちに、力を増したとなれば、
必ずや何らかの成因があるはず……。
これは、真実に至る鍵のひとつやも知れぬのです。
また、もはや各都市のグランドカンパニーでは
手に負えぬ状況であることも、火を見るより明らか……。
今一度、狂える嵐神を狩るのです。
急ぎ、「双蛇党:統合司令部」へ向かい、
「ボルセル大牙佐」から詳細を確認してください。
私は、砂の家にて吉報を待ちましょう……。
一方で、蛮神召喚に怪しい影が差しています。
光、際だちて世に満つれば……
闇もまた……極まりて黒き口腔を開かん……。
どうか気を緩めぬよう……あなたは光なのですから……。
イクサル族の信仰する蛮神「ガルーダ」、
それに、彷徨える闘神「オーディン」。
しかし、今回のこの反応はそれらとは違うもの。
測定器の反応では、これは……。
……イダとパパリモも、現地へ向かわせましょう。
移転ののちに、この家を訪ね来る者については、
私がレヴナンツトールへ案内する手はず……。
旅立つあなたに、この言葉を贈りましょう。
……歴史は記憶に依って成るもの。
ひるがえって、人もまたしかり。
記憶に依らぬは、薄絹の宵闇にひるがえるがごとく。
いずれは、闇に溶け行く運命(さだめ)。
されど、薄絹は暗中に変わらず在り。
しかして……其は人に、歴史に通ず。
……ふふ、今日ばかりは趣向を変え、
あなたの言葉で語りましょう。
どうか、この砂の記憶を、お忘れになりませんよう……。
……もしや、あれがアシエンでは?
あなたは白き衣の者を追ってください。
彼の者なら、ベスパーベイへと出ていきました。
さあ、奥へお進みを……。
ミンフィリアは、あなたに託したのですね。
さあ、最後の仕事を私とあなたの手で……。
古き友の遺志、新たな友の意志、
私が知るべき物語に、この手記も加えておきましょう。
タタル嬢が先行してレヴナンツトールへ入っています。
彼女へ問えば、新しき石の扉は開かれるでしょう……。
タタル嬢が先行してレヴナンツトールへ入っています。
彼女へ問えば、新しき石の扉は開かれるでしょう……。
あれからバルデシオン委員会に繰り返し連絡していますが、
やはり、連絡がつきません。
シャーレアン本国に連絡をしてみるとしましょう。
彼らがどこまで協力してくれるかはわかりませんがね。
ひるがえって、人もまたしかり。
記憶に依らぬは、薄絹の宵闇にひるがえるがごとく。
いずれは、闇に溶け行く運命(さだめ)。
されど、薄絹は暗中に変わらず在り。
しかして……其は人に、歴史に通ず。
私はこの地に残り、蛮神、そしてアシエンの調査を続けます。
古き友の遺志……新生したこの地を真に救済するために。
何か動きがあれば連絡しましょう。
それはそうと……サンクレッド。
時折、あなたを訪ねて女性の方がいらっしゃいます……。
如何に応じるべきでしょう?
……なるほど、無難に……ですか……。
なれば、答えはレヴナンツトールにありと伝えましょう。
貴方の想い人、あるいは仇敵は北方にあり、と。
己の過去に勝りし敵はなしと申します。
ゆめゆめ、お忘れなきように……
それでは……。
行きつ戻りつする螺旋こそ、調和の真なる姿……。
新生せし大地が、今、混沌の渦に呑まれんとしています……。
その渦は、古きも新しきも、善きも悪しきも、
すべてからめ捕り、押し流すことでしょう。
その先に現れるエオルゼアの地は、
いかなる姿を見せるのか……。
この地へ新たな夜明けを導き、民の目覚めを促すでしょう。
しかし、変化には摩擦と抵抗がたえず伴うもの……。
私たちは再び、混乱と苦悩に対峙しなければなりません。
無垢なる命を、この混沌の渦より救うべく、
我々は、溺れゆく人々に手を差し伸べねばなりません。
僅かなれど、真実の断片を知る者として……。
優しき王の伝承は……されど、破滅への頁をめくる……。
……かの善王が、再召喚されたとの報が入りました。
再び、モーグリ家臣団の手によって……。
騒乱の陰には、闇の使徒あり……。
これほど急な再召喚となれば、
アシエンが関与している可能性は高いと思われます。
なれば、今回の討伐にも、あなたの力が必要不可欠……。
混沌の闇を打ち払い続けてきた、
「神狩る白き剣」たる……あなたの力が。
再召喚された多くの場合、それは更なる力をつけている……。
……すでに、穏健派のモーグリ族と双蛇党が協力し、
黒衣森で善王討伐の作戦を進めているそうです。
急ぎ、グリダニアの「双蛇党:統合司令部」へ。
そして、「善王モグル・モグXII世」再討伐に、
あなたの力をお貸しください……。
連絡が途絶えたバルデシオン委員会を
シャーレアン本国を経由して、調査していたのですが……。
海洋から完全に消滅しているとの報告がありました……。
大規模な魔法波が観測されたようです……。
おそらく……。
古代魔法「アルテマ」級の魔法攻撃を受け、
瞬時に消滅したのではないかと……。
運命の流れは、此岸に寄せる波が如く、
たえず試練をもたらさん……。
いつの日か、この波も凪ぐのでしょうか……。
平穏とは……まこと得がたきものですね……。
……蛮神「リヴァイアサン」の討伐、お見事でした。
しかし、蒼茫洋の大渦は、未だ消えておらぬ様子……。
……蛮神「リヴァイアサン」再召喚の兆しを受け、
黒渦団から協力要請が届いています……。
再召喚が真のことなれば、それは大変に奇異なる事態……。
蛮神「リヴァイアサン」は、すべてを呑み込む飽食の神。
召喚に要するクリスタル量は莫大です……。
それを、この短期間に集めたとは、到底思えません……。
よからぬ者の導き……アシエンの介在は必定……。
海都に未曾有の危機は迫らん……。
「黒渦団:軍令部」へ向かい、状況を確認してください。
あなたが、海上に輝く、救いの星たらんことを……。
これは眼福の光景……結尾の記憶としましょう。
……これは失礼を……。
どうしても、調べたいことがあるのです。
この機械仕掛けの眼(まなこ)を通し、
雷神狩りを、拝見させていただきましょう……。
蛮神「ラムウ」の討伐、見事です。
私も、あなたの戦いを拝見して、たどり着きましたよ。
アシエンを完全消滅させる手掛かりに……。
まずは戻りましょう……。
後ほど、石の家にて報告いたします。
「アシエン・エリディブス」。
彼の発言から、アシエンは不滅の存在、
つまり「不死」であることがわかりました。
影を狩る手がかりを掴んだのです……。
先の蛮神「リヴァイアサン」との戦いで、
サハギン族の長老がみせた「不滅なる者」への昇華……。
その際のエーテルの流れを測定していた、
ヤ・シュトラ嬢の測定結果を確認致しました……。
蛮神が散る際のエーテルの流れについて
再確認していたのです。
これぞ神々が定めた命の理……。
エーテルに満ちた星海は、
この世と重なり合い、寄り添う世界……
エーテルは巡り、命もまた巡る……。
クリスタルが、神の肉体を造る……。
暗き輝きの道を開きて、星海の渚へ……。
さすがヤ・シュトラ嬢、察しがいい……。
肉体失いし魂を、エーテルの檻に捕らえ、
エーテルの刃で砕く……
さすればアシエンの魂も、星海に還りましょう……。
これらの現象を人工的に起こすことができないか、
シャーレアン本国の賢人とともに、検討に入りましょう。
バルデシオン委員会の件ですが、現在、
シャーレアン本国の調査団が現地に向かっています。
直に連絡が来るでしょう。
不安な気持ちはわかりますが、今は待つべき時……。
祈りとともにお待ちを。
これぞ命の理なれど、輪廻を外れし闇の使徒あり。
闇の使徒、己を「不滅なる者」と呼ばん……。
されど、その力、真なる不滅にあらず……。
肉体失いし魂を、エーテルの檻に捕らえ、エーテルの刃で砕く。
……我らの勝機は、そこにありましょう。
シャーレアン本国の賢人とともに、
アシエン打倒の研究を進めています。
彼方より吉報が来るまで、今しばらくの辛抱を……。
深淵に至りて、真なる終焉を迎えん……。
半蛮神「フェニックス」の存在は……
いずれ、エオルゼアに救いの祈りが不要となるまで、
愛という鍵によって、閉じられることでしょう……。
ひとつだけ、謎が残っているとすれば……
光の戦士のことや、霊災の顛末について思い出せない、
「第七霊災の後遺症」と呼ばれる事象についてです……。
当事者であるあなたなら、お察しかと思いますが……
我が師ルイゾワは、「バハムート」に敗北することを悟り、
時神アルジクの力にて、あなたを未来へと送ったのです……。
最初から、万一の場合はそうするつもりだったのでしょう……。
「超える力」を持つミンフィリアに、
あなたを頼むと、伝えていたようですから……。
あのとき、我が師が時神アルジクの力を用いたことで……
あなたという、あるべき「今」を欠き、
人々の記憶に穴が生じました……。
それと時を同じくして、「バハムート」が一度討たれ、
大地の新生がはじまった……。
ふたつの大きな変革を受ければ、記憶の乱れも仕方なきこと。
それでもあなたは……
時を超え、再びエオルゼアの希望となった……。
我が師の思いは、あなたとともに息づいていくでしょう。
相変わらずの言葉遣いですね……。
もう少し……雅びやかにはできないものなのですか?
それより、離れなさい……。
問題の解決に、貴方の技術と知識の全てが必要……
そう伝えただけではないですか……。
ともかく、積もる話は後にすべき……。
今は何より、眼前の障害を取り除くことが先決。
この地に、新たな神を降ろさせぬためにも……。
それとも、蛮神を宿すに足る力が「作られていた」か……。
いずれにせよ、「氷の巫女」が成したる神降ろしは、
未知の手法によるものに違い在りません……。
となれば、闇の使徒アシエンの介在を疑うのが道理……。
「始まりを知る幻龍」とは、おそらく幻龍「ミドガルズオルム」。
真実は氷の内に閉ざされ、暴かれることを拒まん……。
暁の輝きは果たして……氷解く陽光となるのでしょうか……。
私の手にもまた、暴かねばならぬ真実が残っています。
すなわち、闇の使徒アシエンを滅する方法……。
遥々来たりし我が友と、必ずや成果を上げてみせましょう……。
…………何です、ムーンブリダは旧き友だと言ったでしょう。
余計な勘繰りを続けていると……
サンクレッドのように、恨みを買いますよ……。
アシエンの未知なる力にも警戒を……。
仮に封じ得たとしても……。
これを消し去る手法となれば、理論上の答えはひとつ。
純粋なるエーテルの刃にて、対消滅させるより道はなし。
……それは、かつてアシエンと対峙した、あなたの事例のみ。
不確定要素なく、自らの意思で操れなければ、
アシエンの完全消滅は、成し遂げられないということ……。
それに、あの地は、宿命と知識が交差する場所なれば、
長きに渡り、離れるわけにはいきません……。
引き続き調査中のようですが、ただ……。
気になるのは、時を同じくして、
バル島以外の場所にいた研究員も姿を消している点……。
北方の地は、一時の安寧を得ました……。
しかし、大地を凍てつかせんとする脅威は、
未だ去ってはいないようです……。
デュランデル家のドリユモン卿より、要請が届きました……。
クルザスの地にて、再び「氷の巫女」が現れたのです。
彼女に率いられし一団が、デュランデル家の工兵隊を襲い、
大量のクリスタルを強奪したとのこと……。
その量は、前回の輸送隊襲撃を、はるかに凌ぐといいます。
蛮神「シヴァ」の再召喚は、必定と言えましょう……。
クルザス中央高地の「ホワイトブリム前哨地」へ出向き、
現地を守る「ドリユモン」卿に仔細をお尋ねください。
「神狩る白き剣」にクリスタルの導きあらんことを……。
かの古の蛮神とあなたの戦いについては、
オ・アパ殿より報告を受けております。
魔剣「斬鉄剣」がオーディンの本体であり、
環境エーテルを吸い、肉体を再構築するとは……。
誠に興味深い仮説といえましょう。
しかし、何者が召喚したのか、
そして魔剣をいかにして封じるべきか……。
残された謎と課題が多きこともまた事実。
蛮神のひとつの有り様として記憶に刻むと同時に、
さらなる探究に挑む必要がありましょう……。
ムーンブリダを諫めてはくれませんか?
慎みなさい、ムーンブリダ……。
運びたるは暁の吉兆か、黄昏の凶兆か……。
赤き鎧まといし者現れ、世界を焼き尽くさん……。
「原初の龍」たる、幻龍「ミドガルズオルム」……。
15年前、ガイウス率いる大艦隊と交戦せし幻龍は、
旗艦「アグリウス」を銀泪湖に沈めるも、
相打ちて骸とならん……。
数多の神話となりて、語られる物語も変わりゆくもの。
幻龍にまつわる神話もまた、かくの如し。
深き眠りにすらあらず、
ただ微睡みて肉体の再生を待たん……。
純粋なるエーテルの刃を生成し、
エーテル体となりしアシエンにぶつけ、対消滅させるのです。
貴女は昔から、無茶をする……。
別口で「白聖石」の検証を進めておきましょう。
月は欠け、星海の渚に消ゆ……。
さりとて天の巡りはやがて、暁の陽を導かん……。
ムーンブリダは……己の役目を、立派に果たしたのですね?
我が師ルイゾワに師事する同門でした……。
師は、今と明日を生きる者のため、知を用いよと教えました。
その理想は「知の集積者として歴史の観察者たれ」とする、
シャーレアンでは異端……。
それでもなお、我が師が同志を募り、エオルゼア救済のため、
「救世詩盟」を創りしことは、ご存知のとおり……。
そして、師は旅立たれた……
神々に愛されし地を救済するために……。
……第七霊災を乗り越え、新生し得たのは我が師の功績。
されど、シャーレアン本国においては、
自ら歴史に介入した師を、堕落者と呼ぶ声もあった……。
シャーレアンの賢人たる務めを捨てたのだと……。
ムーンブリダは師を信望していましたが、
師はシャーレアンを去る際、彼女に言葉を残さなかった。
故に、周囲からの批判に、心が揺れたのです……。
師が、本当に務めを捨てたのではないかと……。
そして彼女自身が……務めとともに、捨てられたのではないかと。
言葉を残さなかったのも、己の定めを受け入れたがゆえ、
愛弟子に、ほかなる道を示したかったのでしょう……。
しかし、私が事実を言葉にすれど、
師の心までは、ムーンブリダに届かない……。
……私は、彼女がエオルゼアに留まるうちに、
師の心を知らせたかった……。
それだけが……悔やまれてなりません……。
我が師ルイゾワの心を理解したからだと……?
……真実とはかように在りて、求める者にもたらされん。
師との間に再び繋がれし絆が、
彼女を静かな安息へと導いてくれるでしょう……。
本当に……よかったですね……。
ムーンブリダ…………。
失われし友の命を、私なりのやり方で弔いたい……。
信じて……待っていていただけますか……?
師を失ったときとは、また異なる痛みが、
我が胸を苛むのです……。
しばし、お待ちください……。
時が……この痛みを和らげるまで…………。
貴方の用件を伺いましょう……。
件の騒乱を知り、直ちに砂の家に特殊な結界を張り巡らせました。
「暁」と縁なき者は、この家に入ることが適いません……。
帝国軍の強襲以降、緊急時の策として用意していた結界が、
かような事態に役立つとは……。
しばし、この地に潜伏し、再起の機会を覗うとしましょう。
……これもまた、星の運命だとでも言うのでしょうか。
であるならば、なんと無慈悲な定めなのか……。