えおろーぐ

なんだい？
ボクは今、人探しで忙し……。

……い、いたー！？
キミ、[player]さんだろ？
ずっと探していたんだ！
実は、キミにしか頼めないことがあるんだ！
お願い、話だけでも聞いてくれないかな？

ご、ごめん、つい興奮しちゃって……
ボクはマウィルっていうんだ。
普段は、オスタル厳命城を拠点に、
木こりとして、木材や野草なんかの採集をしているんだよ。

この間、レイクランドのあちこちで罪喰いの襲撃があっただろう？
あのときもボクはオスタル厳命城にいて、
陰からキミの雄姿を見ていたんだ！
キミほど強い人は初めて見たよ！
ひょっとしたら、トーラスよりも強いかもしれないね！

……っと、ごめん、トーラスっていうのはボクの友達なんだ。
彼は厳命城の部隊に所属する衛兵のひとりで、
例の襲撃でも、大活躍した剣の達人なんだよ。
最近、そんな彼の様子がおかしくて……心配なんだ。
だけど、戦えないボクには相談できない悩みでもあるのか、
理由を聞いても何も教えてくれない。
そこで、多くの戦いを経験しているであろうキミに、
トーラスのことを見てやってほしいんだ！
少し彼の話を聞いてあげるだけでも構わないからさ！
キミほどの腕を持った人であれば、
剣術に長けた彼も、専門的な相談をしやすいはずだし！

わざわざ足を運ばせて悪いけど、
どうかレイクランドの西にある「オスタル厳命城」まで、
ボクといっしょに来てほしい！

[player]さん、来てくれて嬉しいよ！
さあ、早くトーラスのところに行こう！

トーラス！
見てよ、すごい人を連れてきたんだ！

ちょっと、どうしたの？
落ち着いてよ、トーラス！

ちょっと、トーラス！
少し話を……。

……ね？　やっぱり様子がおかしいでしょ？

普段のトーラスを知らないキミにも、そう見えるよね？
はあ……心配だなあ。

キミにはそう見える？
でも……ボクはやっぱり、様子がおかしい気がする、
普段のトーラスはもっと落ち着いているはずなんだ。

きっと大襲撃のときに、何かがあったと思うんだ。
この厳命城にいるトーラスの同僚たちに、
当時の話を聞いてみようと思うんだけど……。

よかったら、聞き込みを手伝ってくれないかな？
トーラスが巡回から戻ってくるまでに、
襲撃の際に何があったのか、突き止めておきたいんだよ。

よし、決まりだ！
それじゃあ手分けして聞いてみよう。

ボクはこの人に話を聞いてみるよ。
キミは別の人に、大襲撃のときの話を聞いてみて。

ボクの方は、大した情報は掴めなかったよ。
キミの方はどうだった？

えっ、彼ひとりを遺して、部隊が全滅したって！？
そんなの辛いに決まっているじゃないか！
トーラスの様子がおかしいのも……。

……あ、そういえば！
わざわざ厳命城まで来てもらったのに、
そのお礼を渡していなかったね。
改めて、ここまで来てくれてありがとう。
よかったら、もう少し手を貸してくれると助かるよ。

……ねえ、トーラスの帰りが遅い気がしない？
ただの巡回任務なら、もう戻ってきてもいい頃なのに……
ボクたちとの約束、忘れたわけじゃないよね？

……何だか、嫌な予感がする。
ボクは城の中を探してみるから、
キミは外を探してみてくれないかな？

[player]さん、
トーラスを探してきてくれてありがとう！
だけど、戻ってきてからずっとこの調子なんだ。
いったい、外で何があったんだい？

ねえトーラス、いつものキミらしくないよ。
何があったのか話してくれないかな？

[player]さん、
何があったのか教えてほしい。
トーラスは、ボクには話したくないみたいだ。

大襲撃のとき、そんなことがあったなんて……。

そんなわけないだろ！
あんな化け物を前にして、怖くなるのは当たり前だ！
ボクだったら尻尾を巻いて逃げ出すさ！
罪喰いを怖がる衛兵だって珍しくもないはずだ！
キミがそれを恥じる必要はない！
生き延びたことを喜ぶべきだし、
仲間を見捨てただなんて、自分を責める必要もない！
少なくともボクは、キミが生きていただけで十分嬉しいんだ！

ダメだって！
キミは一度、ちゃんと休むべきだ！

ねえ[player]さん、
キミもそう思うだろ！？

ほら、彼女だってそう言ってる！
それにキミは今、前のように戦えないんだろ？
そんな状態じゃ、今度こそ本当に、
キミ自身のせいで仲間を傷つけるかもしれないじゃないか。
キミは、それを理解できない男じゃないはずだ！

トーラス……！
よかった、そうと決まれば、
急いで上官にこのことを伝えに行かなきゃ！

……まずい、仕事があるの、すっかり忘れてた。
[player]さん、トーラスが本当に休暇を取るか、
ボクの代わりに見張っていて！

ありがとう！
ボクはもう行かなきゃ！
トーラスのこと、頼んだよ！

トーラス……！
それに、[player]さんも！
ふたりとも、助けに来てくれてありがとう！
もうダメかと思ったよ……。

無我夢中で……気が付いたらひとりになっていたんだよ。
ほかのみんなは無事なの？

あっちゃー……。
迷惑かけちゃって、ごめんよ。

それよりもトーラス！
キミ、ちゃんと戦えるじゃないか！

トーラス……。

[player]さん、また後で！

[player]さん、本当にありがとう！
キミに頼んでよかったよ！

へへ、感謝してくれよ？
それじゃあボクは、輸送隊の皆に無事を伝えてくるよ。
クリスタリウムに、また納品に行かなきゃいけないしね。

あれ、[player]さん！？
なになに、皆でボクに会いに来てくれたの？

うん、確かに。
それで……そこにいる女性は誰だい？
なにか思惑があって、ここに連れてきたんだろう？

なるほど、薬の材料となる植物か……
うん、それならボクら木こりでも、十分に調達できると思うよ！