えおろーぐ

えおまっぷ
せりふ分室
PERSON :

ティアマット

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アジス・ラー
数千年の長きに渡り、閉ざされてきたこの地に、
再び人が訪れようとは……何者だ?
アジス・ラー
おぉぉぉ……なんということだ、その御姿は……?
しかし、確かに貴方はミドガルズオルム、我が父よ。
アジス・ラー
……我がアラグとの戦いに敗れてより幾星霜。
まさか、エオルゼアの地でもまた、
竜と人との争いが起こっていたとは……。
アジス・ラー
聞け、人の子よ……。
我が名はティアマット、黄昏に消えゆく竜……。
始原の時、生まれたばかりのこの星に、
我が父、ミドガルズオルムが降り立った。
……七の卵を携えてな。
アジス・ラー
我と愛しき同胞であったバハムートは、
南方大陸メラシディアに渡り、多くの子を成した。
だが、五千年の昔……
人の軍勢、すなわちアラグの民が南方を侵略。
我らが子を焼き、遂にはバハムートをも殺したのだ……。
我を深い悲しみと絶望が包んだその時であった……。
漆黒の衣をまとった者、アシエンが現れたのは。
我は奴らと密約し、バハムートの復活を願った……
だが、呼び降ろされたそれは、紛い物だったのだ。
アシエンどもはアラグの民にも知恵を授け、
バハムートは、永劫の檻に捕えられた。
アジス・ラー
よいか、人の子よ。
神とは想像力の産物……
願いの力が、星の命を用いて作り出す虚像。
そして、この地にはアラグに抗わんとして、
降ろされた多数の神が封じられている。
……これを解き放ってはならぬ。
争いの禍根を絶つならば、神にすがる弱き者と、
その眼を曇らせるアシエンどもを倒すのだ。
アジス・ラー
ここは、死すら叶わぬ時の牢獄……。
しかし、我はここを出ることを望まぬ。
時の果てる、その日まで。
一時の感情に呑まれ、神降ろしに手を染め……
バハムートの魂をねじ曲げ、穢してしまった己への罰……。
……そう、これは贖罪なのだ。
アジス・ラー
何者かと思えば……我が父と旅するヒトの子か……。
お主が去った後、一度だけニーズヘッグが飛び去る姿を見た。
いったい、何があったというのだ……?
アジス・ラー
……なんと……なんということだ。
闇の使徒、アシエンと蛮神を討ったものの、
竜の眼に宿った怨念が、ヒトの身体を奪い影と化したというのか?
だが、それも打ち払われた……と。
そうか……我が兄弟、ニーズヘッグもまた散ったか……。
アジス・ラー
安心せよ、お主を怨みはせぬ。
怨みが心の目を曇らせるということは、
嫌と言うほど知っているのだ……バハムートが散ったときにな。
アジス・ラー
ニーズヘッグも、かつての我と同じだったのだ。
愛する妹を殺され、ヒトを怨み、復讐を成そうとした。
それを責めることなど、どうしてできよう?
アジス・ラー
我が父、ミドガルズオルム……。
我が怨みは、とうに枯れ果てました。
アラグが滅び去った今、残されたのは後悔と悲嘆の念のみ。
仮に怨念が残されているとすれば、ヒトの欲と力を侮り、
アシエンの甘言を信じた、己の愚かさに対してだけ……。
アジス・ラー
……では、我は見守りましょうぞ。
この時の牢獄の中で、ヒトと竜が交わる未来を……。
アジス・ラー
さあ、ハイデリンの使徒よ……。
語らいの時は終わった……行って、戦いに戻るがいい。
闇の者すべてが滅んだわけではないのだから……。