えおろーぐ

えおまっぷ
せりふ分室
PERSON :

ジェノミス・レクセンテール

patch 4.x
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文化に国境はない!
父さんは、こんな荒れた時代だからこそ、
芝居を……文化を大切にしたいんだ!
失われた都 ラバナスタ
う、うぅ……。
私は……いったい…………。
失われた都 ラバナスタ
ラ、ラムザ……!?
なぜ、お前が……それに、この場所は……。
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[ 5.9 , 5.9 ]
うぅ……。
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心配掛けてすまなかったな、ふたりとも……。
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そして、シド、
きみの手まで煩わせてしまった、本当にすまない。
心から感謝する、友よ。
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私としたことが……確かに礼節を欠いていたようだ。
見ず知らずの男のために行動し、命がけで戦ってくれたこと、
心から感謝するよ……。
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……息子と娘の名、ラムザとアルマは、
イヴァリース伝説に登場するふたりの兄妹の名前なのだ。
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平民王ディリータの名は伝説として語り継がれているが、
その裏にいた英雄ラムザの名を誰も知らない。
それは、その存在を消されたからだ。
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ディリータには親友がひとりいた。
その親友こそラムザ、そしてその妹アルマ。
私は息子と娘に彼らの名をつけたのだ。
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……この話をきみにするのは初めてになるな、シド。
私がイヴァリースを探しているのは、
単なる憧れといった浮ついた願望からではない。
私の……いや我が一族の使命なのだ。
「彼らの存在」を証明し、史実として記すことが。
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……友よ、我が真の名を明かそう。
我が名はアラズラム……アラズラム・デュライ。
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禁書として封印された真実の書、
「デュライ白書」を記した我が祖先のために、
私はイヴァリースを探している!
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わかっている、だからこそ、
イヴァリースが存在したことを私は証明したいのだ。
その先に、我が祖先の名誉を……
汚名を雪ぐ機会があると、そう私は信じているのだよ。
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そうだ、あれが翻訳のために必要な「解読書」だったのだ。
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そうだな……
でなければ、祖先たちに顔向けできん。
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[ 5.9 , 5.9 ]
きみがアラミゴの解放者、か……。
私たちに力を貸してくれて、ありがとう。
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[ 5.9 , 5.9 ]
おお、きみか、アラミゴの解放者よ。
きみの冒険談を戯曲化するのもよさげだねぇ。
だが、今は目の前の研究に集中することにするよ。
残念ながら研究は遅々として進まない。
すべてを調べ尽くしていればそれなりに記憶していたんだろうが、
ルザリアの存在に気づいた瞬間、飛び出していたからねぇ。
ところで、何か聞きたいことはあるかな?
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[ 5.9 , 5.9 ]
ディリータ王の親友として「デュライ白書」に登場するんだが、
ラムザは武家の棟梁として名高い貴族の出自、
英雄譚でも知られるベオルブ家の末弟だ。
ベオルブ家のラムザと、その使用人として育ったディリータは、
幼少を共に過ごした親友同士というわけだな。
だが、英雄譚に兄たちの名前は登場してもラムザの名前は無い。
「デュライ白書」によると、ラムザはイヴァリースの国教を司る、
グレバドス教会の命に背いたことから、
「異端者」として指名手配されてしまったようだ。
何故、刃向かったのかは不明だが、ベオルブ家はそんな末弟を、
いない者として扱い、一切の記録からその名を削除した。
英雄譚に登場しないのはそうした理由からだろう。
歴史に……いや英雄譚に登場しないのはそうした理由だが、
我が祖先、オーラン・デュライはラムザこそが真の英雄、
ゾディアックブレイブその人だと記していた。
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[ 5.9 , 5.9 ]
ベオルブ家の使用人として育ったディリータは、
同い年のラムザと共に幼少の頃を過ごしたようだ。
身分を越えた友情を育てたのもこの頃なのだろう。
ディリータに人並み外れた才覚を見いだしたのだろうか、
当主バルバネス・ベオルブは士官学校へ通わせたという。
おそらくラムザも共に通っていたことだろう。
ディリータは妹ティータの死をきっかけにベオルブ家と、
袂を分かつのだが、ティータを死なせる原因を作ったのは、
他ならぬラムザ本人だったようだ。
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[ 5.9 , 5.9 ]
残念ながら、現段階では確かなことは何もわからない。
英雄譚によるとグレバドス教会の命を受けたディリータが、
伝説の12個の「聖石」を探索し、それに成功。
私もミュージカル「ゾディアックブレイブストーリー」で、
そのあたりの冒険劇を描いたが、「デュライ白書」によると、
実際はそれを集めたのはラムザだと記されていた。
何が真実で何が嘘なのか、今は何もわからない。
だが、必ずや真相を突き止めてみせよう。
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[ 5.9 , 5.9 ]
<旧テキスト>
イヴァリースに登場する神々が作り賜うた「聖なる遺物」だな。
特殊な力を持ったクリスタルの一種だと考えられるが、
実際のところ、そのメカニズムはよくわかっていない。

<新テキスト>
イヴァリースに登場する神々が作りたもうた「聖なる遺物」だな。
特殊な力を持ったクリスタルの一種だと考えられるが、
実際のところ、そのメカニズムはよくわかっていない。

ただ、英雄譚、「デュライ白書」のどちらでも共通しているが、
「願いを具現化する能力」を有していたようで、
使用する者の心根によって善にも悪にも利用できたようだ。
イヴァリースの「神話」では神々の都ミュロンドを滅ぼす一方、
ディリータの英雄譚では混乱したイヴァリースを救ったという。
前者は悪しき心が、後者は善なる心が聖石を使ったということか?
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[ 5.9 , 5.9 ]
英雄譚で時折、登場する悪しき魔物たち……だが、
きみたちがラバナスタで遭遇した異形の者たちのことではないかと、
私は考えている。
というのも、「デュライ白書」にはこう書かれていた。
悪しき心を持った者たちが「聖石」の力を解放したところ、
異形の人外の者たちへと変容したと……。

<旧テキスト>
まさに、きみたちが遭遇した人外の者たちのことではないかな?
バッガモナンに奪われてしまったが、
「聖石ドゥマ」はたしかに存在した。

<新テキスト>
まさに、きみたちが遭遇した人外の者たちのことではないかな?
バッガモナンに奪われてしまったが、
「聖石ドゥマ」は確かに存在した。

しかも、あの異形の人外の者を倒したことで、
「聖石ドゥマ」はもとのクリスタルへとその姿を戻した。
「デュライ白書」の記述と完全に一致するのだ。
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[ 5.9 , 5.9 ]
私が魅入られていたその対象がアルガスだな。
「聖石ドゥマ」を持っていたことから、
剣士アルガスのなれの果てだと考えられる。
没落貴族の一員として生を受けた若者は己が運命を呪い、
その憎しみは平民へと向けられた。
だが、平民を守ろうとするディリータの手によって亡き者にされた。
ここまではディリータ王の英雄譚でも語られている話だが、
「デュライ白書」には続きがある……。
親から受け継いだ財宝の中に「聖石ドゥマ」があったのだ。
アルガスは死の間際、聖石の力を解放しルカヴィと化した。
理性を失ったアルガスは憎悪の塊となって、
ディリータを襲ったそうだ。
ディリータの窮地を救ったのはかつての親友ラムザであった。
ラムザとその仲間は決死の闘いを繰り広げ、
遂にアルガスを打ち破ったとされている。
そもそもふたりが仲違いしたのはアルガスが原因だ。
襲われていたアルガスを助けたのがラムザ、
そのアルガスが嫉妬からディリータの妹を殺害した。
ディリータはアルガスを憎み、ラムザを責めた。
責任を感じたラムザはディリータと距離を置くようになった。
こうしてふたりは仲違いをしたのだ。
だが、倒されたはずのアルガスが再び姿を現した……
これはどういうことだろう?
しかも、ラバナスタ、つまり王都ルザリアにいた。
真の貴族、それこそ王になろうとしたアルガスの執念が、
再びルカヴィとしてこの世に舞い降りたのか、
それとも何か他の理由があるのか……?
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ゴホン……
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オティス……聖石オティスだ。
英雄王ディリータが集めたとされる聖石のひとつだ。
どうやら私が発掘した聖石はそれらしい。
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アルガスがイヴァリースの王であったと言う事実は、
少なくともデュライ白書には記されていない。
獅子戦争の最中に戦死した……とだけだ。
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い、いや、デュライ白書によると、
ラムザらは聖石の力を使って、亡くなったばかりの者の命を、
取り戻したとも記されているんだ。
ミコトさんの分析が間違っていないのであれば、
利用する者の意思、つまり正しい使い方さえすれば、
聖石は必ずしも脅威だけとはいえないはず……。
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[ 5.9 , 6.0 ]
……あの不思議な毛玉はいったい?
動いているようだが、生命体なのか?
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やめなさい、ラムザ。
文化の力に国境も種族も関係ないと言っているだろう?
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モンブランくん、きみはどうして舞台俳優になりたいんだい?
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[ 5.9 , 6.0 ]
あれがモーグリという生命体か。
イヴァリースにも同じ名の種族がいたようだが、
空中を浮かぶことはできなかったようだから関係なさそうだ。
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待てッ! 皆、落ち着くんだ!
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ラムザ、剣を置きなさい!!
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どういう意味だ? 説明するんだ!
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……なるほど、聖石ドゥマのせいだと言うのだな?
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ひとつ教えてくれないか?
バッガモナンの心の奥底に眠る願望ってヤツを……。
おまえたちなら知っているのだろう?
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あの一件?
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……第IV軍団が落とした難攻不落の城塞か。
たしか、あの攻城戦での敗北が契機となって、
ダルマスカ王国は滅亡への道を歩み始めたと記憶が。
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見てくれ、新たに書き込まれた文字が手帳に……!
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[ 5.8 , 6.0 ]
イヴァリースとリドルアナ大灯台にどんな関連性があるのか、
正直なところ、私にはさっぱりだ。
灯台へ向かう前にデュライ白書を調べてみようと思う。
幸いにも彼らは私の手帳を返してくれたからね。
ラムザと共に確認を進めるので、
しばらく待っていてくれたまえ。
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[ 5.8 , 6.0 ]
リドルアナ大灯台について調べが終わるまで、
しばらく待っていてくれたまえ。
……ああ、そういえば、友人の異邦の劇作家くんが、
きみに頼みたいことがあるって言ってたな。
よかったら、聞いてあげてくれないか。
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[ 5.8 , 6.0 ]
お待たせした!
実に興味深い記述を発見したよ。
だが、その前に異邦の劇作家の用事を済ませてはどうかな?
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[ 5.8 , 6.0 ]
やぁ、ご苦労だったね。
エオルゼアで故友と邂逅を果たしたとか。
こちらも色々と収穫があったよ、是非とも聞いてほしい。
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ラバナスタの南、バルナード海に浮かぶリドルアナ大灯台、
リドルアナと呼ばれる巨大な穴に船舶などが落ちぬよう、
ダルマスカ王国はその大灯台を長年にわたり管理していた。
だが、帝国の支配下に置かれてからは無人となり、
この30年間で魔物の巣窟となってしまったらしい。
ミコトとブワジの情報が合致しているので確かだろう。
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我々の推測が正しければおそらく大灯台は……。
劇場艇プリマビスタ・ブリッジ
[ 6.1 , 5.9 ]
リドルアナ大灯台へ行くんじゃないのかね?
準備ができたら声を掛けてくれたまえ。

►いいえ
わかったわかった。
準備ができたら声を掛けてくれたまえ。

►はい
では、行こうか!
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[ 6.1 , 5.9 ]
バッガモナンが!?
……まさか、聖石ドゥマに取り込まれたとでもいうのか?
そんな、まさか…………。

封じられた聖塔 リドルアナ

Lv
70
patch4.3
劇場艇プリマビスタ・ブリッジ
[ 6.1 , 5.9 ]
バッガモナンの救出は困難になったが、
このまま調査を放棄することもできまい。
対策を考えねば……。
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おお! では、リドルアナ大灯台は…………。
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ゴーグは狭小な土地に築かれた故、
上へ上へと延びていった都とデュライ白書に記述されていた。
狭小の土地というのが小さな島、
あるいは岩礁と考えれば上へ延びるのも納得がいく。
劇場艇プリマビスタ・ブリッジ
更にデュライ白書によると、
謎の爆発事故により都市の上半分が消失し、
ゴーグの民は都を放棄したとあった。
その事故とやらが原因であの大穴ができたとしたら?
いや、イヴァリース時代はまだ小さい穴だったのだろう、
時代と共に瀑布が穴の縁を削り次第に大きくなっていった……。
そう考えると、デュライ白書にリドルアナに関する記述がないのも、
これまた納得いくというもの。
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亡き妻ティアが身につけていた形見の品だよ。
何か気になるのかな?
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よさないか、ラムザ。
彼は「家族」を心配しているだけだ。
姿形は違えど、我々と同じ「人間」なのだよ。
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なんだ、言いたいことがあるならハッキリ言いなさい!
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なら、再びリドルアナ大灯台の調査としようか。
ゴーグである確かな証拠を手に入れて、
イヴァリースが実在したことを証明するのだ!
劇場艇プリマビスタ・ブリッジ
[ 6.1 , 5.9 ]
すべてをきみに押し付けているような気がするが、
リドルアナ大灯台の……機工都市ゴーグの謎を、
是非とも解明してほしい!
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クリスタルの形状こそ違えど、
装飾に使われている金属は同じ、細工もまったく同じだな……。
何故、バッガモナンがこれを……?
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え? それは本当か?
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バッガモナンにとって唯一残ったダルマスカ王国の誇り……か。
思えばそのふたつのネックレスが我々と彼らを、
イヴァリースへ導こうとしたのかもしれんな……。
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[ 5.8 , 6.0 ]
バッガモナンは実に残念だった……。
聖石に魅入られたとはいえ、よもや、あのような結果になるとは。
この件が終わったら聖石をすべて処分しようと思う……。
処分といっても、棄てたり壊したりするわけじゃない。
ミコトさんを通じて、シャーレアンの賢人らに管理してもらおう、
そうするのが一番だろうと考え始めたところなんだよ。
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[ 5.8 , 6.0 ]
イヴァリース伝説に登場する幻の機工都市の名だ。
飛空艇や機工兵器の発明が最初になされたといわれており、
ゴーグ人は我々と同じく魔法を使えない民だったようだ。
デュライ白書にもその位置は詳しく記されていなかった。
極小の土地に築かれた都市で、上へ上へと増改築が進み、
いつしか天にまで届くような巨大な塔になったらしい。
デュライ白書によると、
原因不明の爆発事故で都市の上半分が消失し、
ゴーグの民は都市を放棄したと記されている。
だが、その後の解読によると、
労働六号と呼ばれる機動兵器とラムザ・ベオルブが交戦した際、
兵器が放つ攻撃によって都市の中層部が消失する事態になった。
しかも、その威力は都市破壊に留まらず、
足下の海に別の異空間と繋ぐ亀裂を作り出した。
それが今でも成長し、あの大穴になったというわけだ。
そんな危険な機工兵器を作り出したゴーグの民は、
この地の人々から疎まれるようになった。
それ故に、彼らはこの地を離れるしかなかったらしいね。
流浪の民となったゴーグ人はいつしかイルサバードに流れ着き、
そこで我々ガレアン族の始祖七部族のひとつとなったのでは?
まぁ、最後については私の推測だけどね。
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[ 5.8 , 6.0 ]
冷血剣アルガスと同じで聖石ドゥマは、
どうやら、用いる者の「負の感情」を受けて、
その「切なる願い」を具現化するようだね。
バッガモナンはダルマスカ王家に仕える銃士隊の隊長だった。
ナルビナ城塞戦で主君のラスラ王子とアーシェ王女を、
死なせたことに対して強く後悔をしていたようだ。
きみたちを帝国軍と幻視していたのはドゥマの影響だとしても、
そのくらい強く帝国軍を恨んでいたということだろう。
結果、アルガス同様に聖石の力に呑み込まれ、ルカヴィと化した。
ひとつわかったことは、同じ聖石を用いても、
同じルカヴィになるわけではないということだ。
その姿や強さは本体の意志の強さによって変わるのだろう。
バッガモナン自らが聖石ドゥマを望んだとはいえ、
ルカヴィになったことは彼の本望だったのだろうか。
いずれにしても、残念に思うよ。
劇場艇プリマビスタ・大道具部屋
[ 5.8 , 6.0 ]
10年前に亡くした最愛の妻のことだ。
彼女は女優で、私は彼女のために戯曲を書く……
そんな関係を続けているうちに、いつしか互いに恋に落ちた。
ラムザを身篭もったときに結婚してからはずうっと一緒だった。
小さな劇団を大きくするために、ふたりとも頑張ったよ。
いつか、ラムザとアルマと一緒に舞台に立ちたいと言ってたな。
流行病にかかってしまってね……
肺をやられてからはあっという間だったよ。
最期まで子供たちのことを、私のことを案じてくれていたよ……。
会えるのであれば、今でも会いたい……。
デュライ白書に記されていたように、聖石が死者を蘇らせるならば、
私は彼女を……ティアを蘇らせたいよ……。
いや、この話は忘れてくれ……。
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[ 5.8 , 6.0 ]
まさか、形見のネックレスが聖石だなんてね。
指摘を受けるまで、気付きもしなかったよ……。
あのネックレスはティアと結婚したときに買ったものなんだ。
17年前になるかな、
帝国の占領下にあるラバナスタを訪れたときのことさ。
イヴァリース伝説のこともあったからね、
いつかラバナスタへ行きたいと考えていて、
ハネムーンに丁度いいだろうと。
あの頃のラバナスタは占領下とはいえ、
戦禍に巻き込まれていなかったから、
それはそれは美しい砂漠の都だったんだ。
そこで彼女に似合うと思い、購入したのがあのネックレスさ。
たしか、帝国の行商から購入したんだが、
その出所までは聞かなかったな。
今思えば、王家に伝わるネックレスだったのかもしれない。
バッガモナンがラスラ王子から預かったと、
ブワジたちが証言していたからね。
だが、誰が何のために聖石をふたつに砕いて、
ネックレスに加工したのか、その謎は不明だ。
調査を続けるしかないね。

ダルマスカのレジスタンス

Lv
70
patch4.5
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結局のところ、勇者ラムザら一行が最後に向かったのは……
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おや、今日はどうしてこちらに?
次の目的地の結論を出すにはもう少し解読が必要なのだが……?
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さて……せっかくなので、途中経過にはなるが、
次の調査目的地についてご説明しよう。
その前に、これまでの調査を簡単にまとめてみようか。
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旧ダルマスカ王国の王都ラバナスタの地下には、
幻の王国イヴァリースの王都ルザリアが存在した。
長年にわたり増改築され現在のラバナスタになったと考えられる。
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同様に、リドルアナ大瀑布の横に建設された大灯台……
こちらも古の機工都市ゴーグの残骸を再利用したものだった。
今でもゴーグの上半分は大灯台の上空に浮かんでいる……。
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我が祖先オーラン・デュライが書き記した「デュライ白書」、
長年、教会の手により封印されてきたこの書物は、
現在ではただのおとぎ話に思えてしまう……。
だが、そこに記された内容は現実の遺跡と合致した。
それ故、デュライ白書は真実を記した一冊の「史書」だと、
イヴァリースの実在を記した「歴史書」だと言えよう。
これ以上の調査は考古学の専門家に委ねるしかないが、
幻の王国イヴァリースはあのダルマスカに存在した……
私はそう断言してもよいと考えている。
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だが、私の真の目的はイヴァリースではない……。
祖先オーラン・デュライの汚名を雪ぐことこそが我が一族の使命!
そのためには、勇者ラムザたちの実在を立証しなければならない!
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►次の目的地
うむ、それなんだが、ある程度のところまで絞り込んだのだが、
決め手に欠けていてねぇ。
モンブランくんらの手を借りて、更に推論中なんだよ。

►アルマが心配
……食欲もなく痩せる一方で。
ただ、薬師によると肉体的な問題ではなく、
精神的な問題ではないかと指摘を受けているんだ。
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先ほども話したように、我々の最終目標は、
歴史に消された勇者ラムザ・ベオルブ、その人の証明だ……。
それが成されない限り、オーランは嘘つきのままだ。
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なので我々は、勇者ラムザとその一行の足取りを追った。
獅子戦争と呼ばれる国王の後継者をめぐる戦争……
その戦乱の最中、彼らは「聖石がもたらす災い」と闘っていた。
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だが、それは文字通り、命を懸けた戦いの日々だった……。
仲間をひとり失い、またひとり……と。
そんな中、彼らが目指した最終目的地は「オーボンヌ修道院」。
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そのとおり!
さすがはミュリラーくん、よく勉強してるね。
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その名は「聖天使アルテマ」……!
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実際に天使なのかどうかは不明だ。
ただ、そう呼び、信奉していた者たちもいたようだが、
一方では「血塗られた殺戮の天使」とも呼ばれていたようだ……。
興味深いのはその天使が、
強力な破壊魔法「アルテマ」を行使していたようだ。
「アルテマ」といえば、たしかエオルゼアでの戦闘で……。
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おお、友よ、どうしてここに?
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そこがまだわからないのだ……。
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厳しい一族の掟を捨て、
我々と同じような暮らしを営むヴィエラ族もいるんだが、
如何せんダルマスカはああいった状況だからな……。
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[ 5.8 , 6.1 ]
……イヴァリースがダルマスカの地にあったのは間違いない。
だが、時間の経過による情報の損失は如何ともし難い。
ラバナスタ大図書館が残っていればよかったのだが……。
ところで、何か聞きたいことはあるかな?
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[ 5.8 , 6.1 ]
勇者ラムザと平民王ディリータは幼なじみの親友同士だった、
それについては以前も説明したと思うが、覚えているかな……?
ラムザは武門の棟梁である名門ベオルブ家の末弟として生まれた。
ディリータはそのベオルブ家に仕える家人の息子だった。
ふたりは実の兄弟のように育ち、仲の良い親友同士となった……。
ディリータの才覚をいち早く認めたラムザの父は、
ラムザの片腕とするために士官学校に入学させ、
学問や武芸など、ラムザと同等の教育を与えたそうだ。
卒業間近となった時、ひとつの事件が発生する。
貴族社会の打倒を掲げる過激派が、身代金を目的とした、
名門貴族の子息・息女の誘拐を各地で実行したのだ。
その中にディリータの妹・ティータがいた。
過激派がラムザの妹・アルマを誘拐しようとして、
間違えて背格好の似たティータを誘拐してしまったのだ。
だが、ティータ誘拐は、ある若者の計略だった。
その若者の名はアルガス……!
そうだ……地下のルザリア遺跡で目撃した異形の怪物だよ!
アルガスはラムザたちと同じ士官学校に在籍していたが、
成績が良く同級生に人気のあったディリータに対して、
「嫉妬」ともいえる強い敵対心を持っていたようだ。
頻発する誘拐事件に目を付けたアルガスは過激派に接触。
アルマ誘拐を手引きしつつ、わざとティータを誘拐させたのだ。
意図はよくわからない、復讐だったのか何だったのか……。
人質がアルマではないことを知った救出作戦の指揮官は、
過激派の要求を一切無視し、強攻策を取った。
ラムザとディリータは必死に反対したが無駄だった。
アルガスと過激派が立て籠もる館は焼け落ち、皆が死んだ。
そして、哀しいことに、ティータも命を落とした……。
遺体を抱き涙するディリータの慟哭は遠くまで聞こえたという。
この事件を機にディリータは士官学校を中退。
平民の命はあまりに軽く、いとも簡単に奪われてしまう……
それを再認識した彼は貴族であるラムザと袂を分かったのだ。
この後、後継者争いに端を発した獅子戦争が勃発。
ふたりが再会した時にはティータの死から5年が経過していた……。
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[ 5.8 , 6.1 ]
我が祖先オーランが書き記した「デュライ白書」によると、
ティータの死はディリータだけでなく、
ラムザの人生も一変させたようだ……。
ラムザには歳の離れた兄がふたりおり、
長兄は軍師のひとりとして、次兄は将軍のひとりとして、
武門の棟梁である名門ベオルブ家の名に恥じぬ働きをしていた。
ティータ救出作戦にこの兄たちが関わっていたことを、
人質を犠牲にしても過激派を殲滅するよう指示していたことを、
後日、ラムザは知ることになった。
尊敬していた兄たちの冷徹さにショックを受けたラムザは、
ベオルブ家を飛び出し、放浪の旅に出たという……。
オーランと出会った時は傭兵団を率いる戦士だったらしい。
オーランの義父はシドルファス・オルランドゥという将軍だった。
オーランは将軍の命令により獅子戦争の黒幕を追っていた。
黒幕はイヴァリースの国教を担う教会と推測された……。
そもそも義父オルランドゥはベオルブ家と敵対する陣営の将軍。
だが、将軍は一貫して戦争に反対の立場を取っていた。
幾度も和平への道を探ろうとしたが、都度、邪魔を受けた。
両軍に対して中立の立場を取っている教会であったが、
その実、教会が戦乱を長引かせていると将軍は考えていたようだ。
戦乱に乗じて教会の立場を更に強くしようといったところかな。
事実、教会は極秘裏に「聖石」を集めていた。
伝説の光の戦士・ゾディアックブレイブと共に戦争の調停をし、
戦乱に疲弊した民衆の心を掴もうという魂胆だったようだ。
その証拠を掴もうと苦心していたオーランはラムザと出会った。
当時、ラムザは「異端者」として教会に追われる身であったが、
それは教会の陰謀に気づいたためだったという……。
そう……ラムザは聖石の秘密に気づき、それを入手した。
それ故に、教会に命を狙われるハメになったのだ。
それを知ったオーランは将軍と共にラムザに協力することにした。
だが、教会は更なる陰謀を企てた。
オルランドゥ将軍に濡れ衣を着せ、
同じ「異端者」として王国からの追放を謀ったのだ……。
追放された将軍とオーランはラムザと行動を共にすることを決め、
かくして、義父共々、「聖石がもたらす災い」との戦いへと、
その身を置くことになったのだ……。
劇場艇プリマビスタ・大道具部屋
[ 5.8 , 6.1 ]
獅子戦争の裏側で勇者ラムザたち一行は、
聖石をめぐる果てしない戦いに身を置いていた……。
教会は神殿騎士団を使いラムザたちを執拗に追い回した。
時には騎士団相手に、時には異形の者・ルカヴィを相手に……
まさにそれは死闘の連続だったとオーランは記している。
興味深いのは、彼らの行動をディリータが支援していたことだ。
当時、ディリータは諜報活動を主目的とした部隊に所属しており、
そこで教会の陰謀と親友の窮地を知ったという。
カリスマ性に満ちたディリータは将として活躍しており、
新たな王となるべく虎視眈々と準備を進めていたという。
そんな彼も表立って教会を敵に回すわけには行かない。
そんなとき、ラムザが異端者として追われる身となり、
さらに、それが聖石をめぐる争いと知った。
教会の陰謀を阻止するためラムザを支援することにしたのだ。
こう話すと、まるでディリータが野望実現のために、
ラムザを利用したと受け取るかもしれない……。
事実、オーランもそれを指摘したそうだ。
だが、ラムザとディリータは「聖石がもたらす災い」が続く限り、
イヴァリースに真の平和は訪れないと悟っていた。
互いに役割を分担することで実現しようとしていたのだ。
こうして、ふたりはそれぞれの道を歩み始めた。
ディリータは獅子戦争を終結に導くべく、
ラムザは裏で聖石を利用する者たちを退治するべく……。
劇場艇プリマビスタ・大道具部屋
[ 5.8 , 6.1 ]
デュライ白書によると、ゼイレキレと呼ばれる大河の中程に滝があり、
その岩肌をくりぬく形で修道院があったと記されている。
とても古い建造物で、誰が何のために建設したのか不明だそうだ。
獅子戦争時の王朝であるアトカーシャ家に繋がりが深くてね……。
もともとは王家に所縁のある「罪人」が幽閉される砦であったが、
いつしか修道院として改築され利用されていたとか……。
獅子戦争終結時にディリータが娶ったオヴェリア・アトカーシャ、
すなわち最後の正当なる王位継承者であるオヴェリア王女が、
幼少の頃から永きにわたり幽閉されていた処でもあるそうだ。
オーボンヌ修道院の面白いところは、
国教であるグレバドス教の観想修道会に属しながらも、
司教の行政干渉を受けない独立した自治権をもっていたところだ。
当時、オーボンヌ修道院では多くの修道女たちが暮らしていたが、
宗教上、禁じられているアルコール、
すなわちワインやエールを製造し販売していたそうだ。
もちろん、修道女たちが自分で飲酒するためではない。
近隣の村や町では飲用に適した水の確保が困難であったため、
その代用品として製造し、販売も手がけていたのだ。
さて、オーランによると、そのオーボンヌ修道院こそが、
勇者ラムザ一行が最後に向かった目的地……と記されている。
何故、そこを目指したのか、詳細は記されていない。
記されていないというより「記していない」のだ。
オーランは故意に記録を残さなかった……消したのかもしれない。
それは何故なのか? ……行ってみるしかあるまい。
劇場艇プリマビスタ・大道具部屋
[ 5.8 , 6.1 ]
ゴルモア大密林とはダルマスカ地方の南西部に広がる、
巨木と湿原で形成されたジャングルのことだ。
高温多湿な地域で、様々な動植物が生息しており、
学者が探検する度に新たな種が発見されるほど。
ジャングルの奥には人跡未踏のエリアも多いと聞く。
モンブランくんたちの話によるとゴルモア大密林には、
大小様々な古代遺跡が点在しているというが、
私はそれらがイヴァリース時代の建造物だと推測している。
デュライ白書によると、イヴァリース時代に、
あのような広大なジャングルは存在していない。
霊災の影響で気候変動が起きたのかもしれないな。
先ほども触れたが、
あのジャングルはヴィエラ族の縄張りでね……。
彼らは自らを「護人」と称して、一切の侵入を拒んでいるのだ。
いや、実際に「護人」を自称しているのは、
「未だに伝統的な生活を営むヴィエラ族」だけなんだがね。
ダルマスカ王国では普通に町で暮らすヴィエラも多いんだ。
だが、頑なに一族の伝統、ルールを守り、
あのジャングルで暮らし続ける者たちもいるんだよ。
今となってはその数も少なくなったとは聞いているが……。
彼らにとってあのジャングルは聖地に他ならない。
それ故、不用意にジャングルに侵入する者を彼らは許さない。
まして、そこに生息する動植物を狙うハンターは特に……ね。
いずれにしても、我々は穏便に探索できればと考えている。
彼らが調査を許してくれればよいのだが、
そのためには交渉できる相手を探さないとイカンな……。
劇場艇プリマビスタ・大道具部屋
[ 5.8 , 6.1 ]
詳細は不明だ。
ただ、その天使様とやらがあの「聖石」を創造し、
この世界にバラまいたのだと記載されている。
伝説の悪魔か魔物か、はたまた堕天した天使なのか。
神話やおとぎ話に登場する連中と同じ……とは考えたくないが、
ルカヴィを見た後だからね、いるのだろうね、邪悪な何かが。
……以前も説明したと思うが、聖石には二面性があった。
「切なる願い」に起因するのは同じだが、
人々を圧倒する恐怖の力と、人々を救う守護者の力だね。
アルガスやバッガモナンがそうであったように、
その「切なる願い」が「復讐」や「支配」といったものの場合、
ルカヴィと呼ばれる異形の魔物となって具現化されてしまう。
一方、伝承によると、いにしえのゾディアックブレイブは、
傷ついた人を癒やし、時には命をも取り戻したという。
ようは利用する者の心得次第といったところだろうか。
それ故、アルテマと呼ばれる者は、
悪魔とも天使とも呼ばれるようになったのかもしれない……。
……シドのいうとおり、別次元・別宇宙からやってきた者ならば、
我々の価値観で推し量ることなど無意味だろうね。
いずれにしても、今現在、存在していないことを祈るさ!

ゴルモア大密林の古代遺跡

Lv
70
patch4.5
劇場艇プリマビスタ・大道具部屋
ゴルモア大密林に暮らすヴィエラは「森の民」と呼ばれており、
旧ダルマスカ王国の支配下であってもその法から除外された、
いわば独自の自治権を有した者たちだという。
ジャングルに点在する集落ごとに定められた厳格な掟を守り、
大半のヴィエラは森から出ることなく一生を終えるとか。
集落、すなわち部族ごとに掟の細部は異なるがその根幹は一緒。
「外界との接触を断つ」「森の護人(もりびと)として生きる」、
このふたつのルールをどの部族も守っているというわけだ。
もっとも、そうした掟に縛られることなく、集落を捨て、
王国民として暮らすヴィエラもこの百年でかなり増えたと聞く。
フランと名乗る女性もそうした者のひとりだろうね。
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[ 5.8 , 6.1 ]
……これはなかなか厳しいミッションのようだね。
すべてをきみに委ねることになって忍びないが、
事が順調に進むことを祈るよ。
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それは残念なことになったね……。
だが、それぞれの言い分も理解できるというもの。
当事者ではない我々に為す術はないだろう。
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どうやら「レンテの涙」のリーダーは純粋な人のようだな……。
悪く言えば、世間慣れしていない「甘さ」を残す人なんだろう。
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それは逆じゃないかな……むしろ若く幼い?
フランさんはそのリーダーをとても大切にしているのだろうね。
だから、無茶だとわかっていても命令に従った……。
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そうだな、教育の意味もあったんじゃないのかな。
ただ反論しても……たとえその反論が正しいものだとしても、
経験の浅い者は納得がいかない……経験がないからね。
素直に言うことの聞く若者ならば、それはそれでよし。
だが、たとえ反抗的であっても、反省を反省として受け入れる、
そんな若者ならばリーダーとしての資質はあるはずだ。
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……そういえば、レジスタンスを率いるリーダーのひとりが、
ダルマスカ王家の血筋を引く若者だという噂を耳にした……。
もし、その若者が「レンテの涙」のリーダーだとしたら……?
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はじめまして、フラン殿。
私がこの劇場艇の主、ジェノミス・レクセンテールです。
我々「劇団マジェスティック」は貴女を歓迎します。
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命に従い……と申されたが、それはどういう意味ですかな?
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では、その厚意に甘えて、フラン殿のご意見を伺おうか。
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バカなことを言うな!
おまえに何かあったら、死んだ母さんになんと言えばいいッ?
大人しくここにいなさい、アルマッ!
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私が間違っていたよ、アルマ!
ラムザの言うとおりだ!
私にはおまえたちが必要だ、失いたくはない!
劇場艇プリマビスタ・大道具部屋
[ 5.9 , 6.0 ]
……な……なんということだ。
アルマが……アルマが……アルテマにさらわれてしまった?
おお……おお……私はなんと愚かな男なのだ……。
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[ 5.9 , 5.9 ]
なんだって!? 今度は、ラムザが行方不明??
あぁ……なんということだ……。

楽欲の僧院 オーボンヌ

Lv
70
patch4.5
劇場艇プリマビスタ・大道具部屋
[ 5.9 , 5.9 ]
それにしても、まさかこんなことになろうとは……。
とはいえ……なんとかラムザを救出する手立てを考えなければ。
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まさか!? デュライ白書にそんな記述は存在しない!
それどころか、そもそも聖天使アルテマは、
イヴァリース時代の遙か昔から存在していたと記されている……。
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……なんということだ。
我が祖先のオーラン・デュライと英雄王ディリータが、
すべてを謀ったというのか……。
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[ 5.9 , 5.9 ]
またもや、きみにすべてを委ねることになるとは……
無力な自分を恥じるよ……。
お願いだ、ラムザを……息子を助け出して欲しい……頼む……!
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[ 5.8 , 6.0 ]
おまえが無事に戻ってくれて本当に嬉しく思う……。
すまなかったな、ラムザ、アルマ。
私の我が儘におまえたちを巻き込んでしまった……。
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もうよい……もうよいのだ。
無理に真実を広める必要はない。
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私は戯曲「真のゾディアックブレイブストーリー」を完成させる。
そこで前作で触れていないラムザやオーランたちを登場させよう。
だが、そこに登場する彼らはアルテマに敗れていない。
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勇者たち……ゾディアックブレイブは勝った!
勝利を収め、イヴァリースに真の平和が戻る。
そして、彼らは旅に出る……。
生き残った彼らは歴史に記されない名も無き戦士だが、
それでも彼らは一生懸命に戦ったと、物語は伝えるのだ。
精一杯に使命を全うし、そして新たな旅に出る……と。
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物語の中で彼らは生き続ける。
そして、その物語が面白ければ観客は彼らを好きになってくれる。
観客が好きでいる限り、彼らが永遠に忘れられることはない。
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ああ、そういうことだ。
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これまでの協力に感謝する……
いや、そんな言葉では足りないな……。
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きみは、まさに勇者……伝説に謳われる「光の戦士」だ。
きみの活躍が永遠に語り継がれるよう、
私はきみを主人公にした戯曲を書くことにするよ、約束する。
劇場艇プリマビスタ
よし、ここから最後まで通し稽古をやってみよう。
立ち位置に気をつけるんだぞ。
劇場艇プリマビスタ
照明と音楽の準備はいいか?
さっきみたいなヘマはするなよッ!
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よし、スタートッ!!
劇場艇プリマビスタ
ふたりともなかなかよかったぞ!
もう一度、今のシーンを通してやってみようか!
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[ 5.9 , 6.2 ]
きみのおかげでイヴァリースの実在を確認できた。
それに、何よりも我がデュライ家の汚名を雪ぐこともできそうだ。
深く感謝すると共に礼を述べよう、ありがとう!
構想を練っていた「ブレイブストーリー」の続編もあのとおり、
執筆を終え、舞台としてモノになりそうだ。
まだ荒削りだが稽古の感想はいかがかな?
ん? 勇者ラムザの冒険が真実と異なるって?
ああ、たしかに死都ミュロンドで知り得た真相とは異なるね。
だが、あれでいいんだ……広く知って欲しい物語はあれで……。
勇者ラムザの冒険譚は彼ら自身の手で完結させねばならない。
後世に望みを託すという史実どおりの物語もいいかもしれないが、
彼らは聖天使アルテマに勝利し、そして人知れず消えていく……。
そんな物語を観客に……現代を生きる者たちに知って欲しい。
私は、そう考えて脚色したんだよ。
勇者ラムザの物語は永遠に語り継がれることだろう……。
ところで、何か聞きたいことはあるかな?
劇場艇プリマビスタ・大道具部屋
[ 5.9 , 6.2 ]
デュライ白書によると、ゼイレキレと呼ばれる大河の中程に滝があり、
その岩肌をくりぬく形で修道院があったと記されている。
とても古い建造物で、誰が何のために建設したのか不明だそうだ。
獅子戦争時の王朝であるアトカーシャ家に繋がりが深くてね……。
もともとは王家に所縁のある「罪人」が幽閉される砦であったが、
いつしか修道院として改築され利用されていたとか……。
獅子戦争終結時にディリータが娶ったオヴェリア・アトカーシャ、
すなわち最後の正当なる王位継承者であるオヴェリア王女が、
幼少の頃から永きにわたり幽閉されていた処でもあるそうだ。
オーボンヌ修道院の面白いところは、
国教であるグレバドス教の観想修道会に属しながらも、
司教の行政干渉を受けない独立した自治権をもっていたところだ。
当時、オーボンヌ修道院では多くの修道女たちが暮らしていたが、
宗教上、禁じられているアルコール、
すなわちワインやエールを製造し販売していたそうだ。
もちろん、修道女たちが自分で飲酒するためではない。
近隣の村や町では飲用に適した水の確保が困難であったため、
その代用品として製造し、販売も手がけていたのだ。
さて、オーランによると、そのオーボンヌ修道院こそが、
勇者ラムザ一行が最後に向かった目的地……と記されている。
何故、そこを目指したのか、詳細は記されていない。
記されていないというより「記していない」のだ。
オーランは故意に記録を残さなかった……。
それはきみが「超える力」で見たとおりだな。
ラムザの遺言ともいえるディリータへの依頼……
すなわち「聖石」の力だけを望む者たちが、
ラムザたちの足取りを追えぬよう歴史から抹消する……。
本来ならばラムザの存在そのものも消すべきなのだろうが、
さすがにオーランはそれを良しとはしなかった……。
だが、最後の目的地だけは遺言どおり記述しなかったわけだ。
劇場艇プリマビスタ・大道具部屋
[ 5.9 , 6.2 ]
デュライ白書によると、
その天使様とやらがあの「聖石」を創造し、
この世界にバラまいたのだと記載されている。
……実際のところ、きみが目撃したとおり、
聖天使アルテマが聖石を生み出していたのは事実だったね。
何のために聖石を作ったのか、それは不明だが……。
……以前も説明したと思うが、聖石には二面性があった。
「切なる願い」に起因するのは同じだが、
人々を圧倒する恐怖の力と、人々を救う守護者の力だね。
アルガスやバッガモナンがそうであったように、
その「切なる願い」が「復讐」や「支配」といったものの場合、
ルカヴィと呼ばれる異形の魔物となって具現化されてしまう。
一方、伝承によると、いにしえのゾディアックブレイブは、
傷ついた人を癒やし、時には命をも取り戻したという。
ようは利用する者の心得次第といったところだろうか。
それ故、アルテマと呼ばれる者は、
悪魔とも天使とも呼ばれるようになったのかもしれない……。
……シドのいうとおり、別次元・別宇宙からやってきた者ならば、
我々の価値観で推し量ることなど無意味だろうね。
その存在の意味を我々が理解するのは極めて困難といえる。
……聖天使アルテマは死都ミュロンドに封印されていたわけだが、
それが何故なのかについては更なる研究が必要だろうね。
そもそもミュロンドが異空間にあったというのも気になるし……。
劇場艇プリマビスタ・大道具部屋
[ 5.9 , 6.2 ]
英雄王ディリータの統治より遡ること数百年……
神聖ユードラ帝国と呼ばれる絶対君主制国家が、
イヴァリースの地を支配していたという。
帝国の末期は政治が腐敗し、一部の特権階級のみが、
富と権力を支配していたようだ。
民は貧しく、その日の食事に不足する有様だったらしい。
そんな時、わずかな仲間と共に立ち向かう勇者が現れた。
それが初代ゾディアックブレイブと呼ばれる勇者アジョラだ。
彼らは12個の聖石を持っていたというが定かではない……。
帝国との戦いは数十年に及んだようだ。
アジョラは神の御子を自称し、
予言者として民衆の支持を集めていたらしい。
最初はわずかな人数のグループだったが、
次第に大きな組織となり、帝国との戦いが20年に及ぶ頃、
数万の反乱軍を抱える組織へと成長を遂げた……。
詳細は不明だが、とにかくアジョラは帝国に勝利した。
その際、帝国の都であったミュロンドは、
聖石の力で崩壊し、海底へと沈んでいったという……。
勝利と引き換えにアジョラもその命を失った。
後世、アジョラは神と同等の存在として祀られ、聖人となった。
こうして新たな時代の幕が開けた……。
だが、生き残ったアジョラの仲間が意外な言葉を口にする……。
最後の決戦でアジョラは禁断の召喚魔法を用いたという。
そして召喚された何者かが帝都を滅ぼしたらしい。
思うに、その時、召喚されたのが聖天使アルテマだったのでは?
帝国を滅ぼしたアルテマを制御できないことに気づき、
ミュロンドごとアルテマを異空間に封印した……。
いや、これは私のただの推測……妄想でしかないがね。
裏付ける証拠が乏しいが、そう考えると色々と辻褄が合う。
そうは思わないかね?
劇場艇プリマビスタ・大道具部屋
[ 5.9 , 6.2 ]
きみがオーボンヌ修道院で遭遇したという守護者の3人……
勇者ラムザと行動を共にしていた者たちと推測される。
安易にアルテマに近づかせぬよう聖石の力を借りたのだろうね。
きみから聞いた彼らの特徴からその3人の名は、
機工士ムスタディオ、聖騎士アグリアス、
そして剣聖として知られる雷神シドだと考えられる。
ムスタディオ・ブナンザは機工都市ゴーグ出身の機工士だ。
勇者ラムザと共に獅子戦争の裏側で暗躍する為政者らと対峙し、
英雄王ディリータの治世を影から援助したと記されている。
明るいその性格はチーム内のムードメーカーだったようだ。
物怖じしないところもあり、時にはラムザの方針に、
真っ向から反対した事もあったらしい。
銃器の扱いに精通しており、狙撃手として活躍したようだね。
また、破棄された鉄巨人・労働八号を修理したのも彼だ。
さすがはゴーグの機工士といったところかな。
アグリアス・オークスは王家の近衛騎士団に所属する聖騎士だ。
オーボンヌ修道院に幽閉されていた王女オヴェリアの護衛、
さらには教育係として長年、一緒だったらしいね。
王女が黒獅子ゴルターナ公に誘拐された際、救出に向かったが、
誘拐の実行犯であるディリータの真意を知り王女を委ねたようだ。
その後は勇者ラムザの一行に加わり行動を共にしている。
彼女はデュライ白書だけでなくディリータの英雄譚にも登場する。
宮廷を舞台としたラブロマンスの主役として描かれることが多く、
男装の麗人ということもあり女性ファンが多いんだ。
もちろん、それはあくまでも伝承上のアグリアスだ。
デュライ白書では生真面目な騎士として記されており、
守護者となったことからも責任感の強さを感じられるね。
シドルファス・オルランドゥは伯爵位を持つ将軍だ。
「剣聖」の称号を有する剣の達人として知られており、
戦場での豪腕ぶりから「雷神シド」と呼ばれ恐れられたようだ。
オーランの項でも触れたが、養父である彼はオーランと共に、
獅子戦争の裏側で暗躍し、戦争によって利する者を追っていた。
結果、罠にはまり、異端者として将軍の座を奪われてしまう。
処刑直前、勇者ラムザによって救出され、以後共に行動する。
……ディリータの英雄譚では裏切り者として斬首されているが、
ラムザ同様、歴史から消し去るためにそう記されたのだろうね。
「老いてもなおその剣技にかけては誰ひとりとして敵わず、
 対峙する者すべてを屍にするその様はまさに戦神なり……」
デュライ白書にはそう記載されているが、実際、どうだったかな?