えおろーぐ

えおまっぷ
せりふ分室
PERSON :

シオサイ

patch 4.x

秘色に暮らす民

Lv
63
patch4.0
紅玉海
[ 21.3 , 19.5 ]
はて……余所の方がわたくしに、何用でございますか?
よもや、傍らのイソベに御用というわけでもありますまい。
紅玉海
[ 21.3 , 19.5 ]
……お引き取りを。
見世物では、ございませぬゆえ。
紅玉海
……そのおっしゃりようだと、碧甲羅の紹介ですか。
仕切り役などと名乗った覚えはございませぬが、
「紫水宮」が宮司(みやつかさ)の、シオサイと申します。
紅玉海
失礼ですが、それ以上は口にせぬようお願いします。
わたくしどもは、外から変化が持ち込まれることを望みませぬ。
余所の宝物を巡る騒動など、もってのほかでございます。
紅玉海
……イソベ。
少々、静かにしていてください。
紅玉海
ともかく、貴方がたのご要望には、お応えいたしかねます。
申し訳ございませぬが、疾く、お引き取りください。
紅玉海
……ここ「スイの里」は、アウラ・スイの集落。
我らが紫水の君「紅玉姫」を中心として、
一同、つつましやかに暮らしております。
その起こりは古く、アウラ・レンが各地に散りはじめた際、
争いを避けんと海底に身を寄せた者が、
そのまま定住し、独自の文化を発展させてきたとされています。
歴史上、諸国と協力関係を結んでいたこともございますが、
基本的には最低限の交わりにとどめるのが、
わたくしどもの生き方……。
紅玉海
特に、ドマが戦火に呑まれてから25年は、
姫様のご指示により、外との関わりを極力断っているのです。
紅玉海
…………ご勘弁を。
ならぬことは、ならぬのです。
荒事は望みませぬゆえ、
貴方がたを叩きだすような真似はいたしませぬ。
個人的に声をかける者があれば、それも赦しましょう。
しかし、里全体としては「否」なのです。
宮司たるわたくしが、進んで協力するなど到底できませぬ。
どうか、お引き取りを……。
紅玉海
[ 21.3 , 19.5 ]
どうか、お引き取りください。
ただでさえも政情不安を音に聞く昨今、
里の者が怯えますゆえ……。

紫水宮の姫君

Lv
63
patch4.0
紅玉海
[ 21.3 , 19.5 ]
おや、貴方は……。
紅玉海
クレナイ様……
此度は、いかなる御用件で?
紅玉海
何と……!
この方に、宮中の秘密を明かされたと仰るのですか。
紅玉海
…………この方には、我らにはない「力」がある、と?
紅玉海
………………。
……承知しました。
この方に、最後の望みを託しましょう。
ただし、もはや猶予はありませぬゆえ……
次の大潮までに、この方が姫様を救いだせなければ、
わたくしは紫水宮を沈め、その咎を償って自刃いたしましょう。
そのときは……
クレナイ様、貴方が「紅玉姫」の名をお継ぎください。
紅玉海
貴方に、宮中へ立ち入るための割符(わりふ)をお渡しします。
「紫水宮」の場所はご存知ですか?
紅玉海
[ 21.3 , 19.5 ]
姫様のこと……どうかお頼み申し上げます。
紅玉海
[ 21.3 , 19.5 ]
先だっての御無礼を、お詫び申し上げます……。
宮中より妖異どもを祓っていただき、感謝の念に堪えません。
救いだされた姫様は、わたくしがこの里へとお運びしました。
憑きものが落ちたのちも、未だ目覚めませぬゆえ……。
紅玉海
[ 21.3 , 19.5 ]
傍らの小さき友は、わたくしがイソベと名づけました。
所用で碧甲羅の集落に赴いた折、勝手についてきたので、
こうして里に置いているのです。

紅玉姫の秘密

Lv
63
patch4.0
紅玉海
[ 21.3 , 19.5 ]
我らアウラ・スイは、地上とのかかわりを断つことで、
里の平穏を保って参りましたゆえ……
余所の方に助けを求めるということを、思いもいたしませんでした。
姫様があなた様と出会わなかったならば、
わたくしはこの手で、紫水宮を壊す羽目になっていたでしょう。
宮中に残った者たちの命もろとも……。
紅玉海
姫様……すべては、この身が負うべき咎。
それゆえ、わたくしの口からお話しさせていただきましょう。
先だっての非礼の償いも込めまして……。
過日のこと、紫水宮にて災厄の原因となった秘儀を行うにあたり、
我らは万が一へのそなえとして、ある安全策を講じました。
……それが、姫様の「身がわり」を立てること。
その役を買って出たのが、ここに眠る……女官のヒスイでした。
ヒスイは姫様の幼なじみで、遠縁にもあたる高貴の血筋。
そのためか、顔かたちも姫様と見まがうほど……。
かわりのきかぬ姫様の身を案じ、わたくしとヒスイが姫様を説得。
彼女が秘儀を代行したのです。
現れた妖異は、ヒスイに取り憑き……あとはご存じのとおり。
もとより紫水宮への出入りを許された者はごく少数。
里の者の多くは、姫様のお顔すら知らぬほど。
逆に姫様が外へ出ることも、掟で禁じられているのですが……
禁を破り、姫様を連れだすために、
わたくしがクレナイ様に、姫様の「妹」を名乗らせていたのです。
紅玉海
すべては、わたくしが招いた結果にございます。
紅玉海
ならば、わたくしも……!
紅玉海
……まことに恐縮ながら、貴方にお願いがございます。
姫様に随伴いただき、里の外の御案内役を頼めませぬでしょうか?
おそらく……ヒスイはもう二度と、目を覚まさないでしょう。
身体は健在でも、消えた魂が戻ることはありませぬゆえ。
されど姫様は、手を尽くすまで、その事実を受け入れぬはず。
姫様が過酷な現実を悟り、再び明日への歩みを始められるまで、
しばし、貴方におつきあいいただきたいのです。
…………重ねて、お頼み申し上げます。
紅玉海
[ 21.3 , 19.5 ]
おそらく……ヒスイはもう二度と、目を覚まさないでしょう。
身体は健在でも、消えた魂が戻ることはありませぬゆえ。
されど姫様は、手を尽くすまで、その事実を受け入れぬはず。
姫様が過酷な現実を悟り、再び明日への歩みを始められるまで、
しばし、貴方におつきあいいただきたいのです。
……重ねて、お頼み申し上げます。

御伽草子の島

Lv
63
patch4.0
紅玉海
[ 21.3 , 19.5 ]
そうですか、姫様はオノコロ島へ……。
あそこは海賊衆の根城、筋違砦がある島……危険はございますが、
貴方にご随伴いただけるならば、まずは安心かと。
紅玉海
[ 21.3 , 19.5 ]
姫様とともに、無事にオノコロ島から戻られたようですね。
何やら、成果があったと伺いましたが……。
紅玉海
……なるほど、碧甲羅の力を借り、海の底の宮殿へ。
最後は目を覚ましたお姫様と、ヒューラン族の漁師が結ばれる、と。
紅玉海
いえ……まさにそのくだりが肝と考えています。
何世代も前のこと、紅玉姫にヒューラン族の婿が迎えられ、
たいそう鱗が少ない子どもが生まれたという言い伝えがあるのです。
そうなった経緯については、伝わっていないのですが……。
御伽草子が実話にもとづいて書かれたというのは、ありうる話。
紅玉海
ええ、そのようなものがあるのかもしれません。
……当初、わたくしはそのような智慧など、
里の外でも見つからないのでは、と思っておりました。
しかし……またしても姫様は、ひとつの希望を招きよせました。
わたくしは現実を諭すと言いながら、何ひとつしなかったのに、
姫様は行動を起こすことで、現実を変えつつある……。
紅玉海
姫様のおっしゃるとおりです。
そして、貴方の随伴があればこそ、
次なる地へも、姫様を安心して送りだすことができます。
仮に、御伽噺が実話だとすれば……
紅玉姫の目を覚ました霊薬は、碧甲羅の間に伝わるもの。
となれば次は、碧のタマミズへ向かわれるのが正道かと。

幻の霊薬

Lv
63
patch4.0
紅玉海
[ 21.3 , 19.5 ]
もう、姫様の行動を止める気はございません。
結果として、姫様のお考えが正しかったことを、
貴方が証明してきたのですから……。
紅玉海
[ 21.3 , 19.5 ]
紅玉海から姿を消した、幻の大貝をおびき出し、
倒したとおっしゃるのですか……。
思いのほか、大変なお願いをしてしまったようですね……。

ヒスイとクレナイ

Lv
63
patch4.0
紅玉海
[ 21.3 , 19.5 ]
ヒスイが目を覚ますことは、何よりも喜ばしいことです。
ただ、そうなれば、姫様は紫水宮にこもり、
決められた儀式を続ける日々に戻ることになります。
ヒスイの目を覚ますめどがつき、楽しげな姫様を見ていると、
宮中に戻っていただくことが、いささか心苦しくもあります……。
紅玉海
わたくしは当初、魂が妖異に追いだされ、
身体に戻れぬまま、消えてしまったのではと考えておりましたが……
薬で治った例があると伺い、思いをあらためました。
おそらく、魂そのものが眠りについているのではないかと。
魂はヒスイの身体にあるが、疲れ、弱っている……。
ゆえに目覚めの霊薬とは、魂に滋養をあたえる薬でしょう。
紅玉海
ふむ……たしかに。
紅玉海
掟により、姫様は再び紫水宮へと戻り、
日々の儀式を執り行わねばなりません。
貴方と会えるのも、これで最後ということになりますが……。
あまりに長く外界との接触を断つと、了見も狭くなり、
為政者としての判断を誤ります。
……そのあたりを踏まえまして、今後のことを考えましょう。
紅玉海
ひとまずは、我らに最良の結果をもたらした貴方に、
大いなる感謝と賛辞とをささげたく……。
紅玉海
[ 21.3 , 19.5 ]
姫様とヒスイは、ご覧いただいたように、
とてもよく似ておりますゆえ……
恥ずかしながら、私も間違いそうになることがございます……。
紅玉海
[ 21.3 , 19.5 ]
姫様は、イソベのことを「アンコウ」と呼んで譲らぬのです。
普段は素直な心根の方なのですが、妙なところで頑固でして……。

お得意様クレナイ

Lv
62
紅玉海
ジッカン殿、どうか口を慎みなされ。
ここは紫水宮ではない……。
碧甲羅の者たち……そして、「外」よりの協力者もいるのです。
第一、紫水宮の官吏一同、まずは姫様の方針に従い、
民が受け入れるかどうか静観しようと決めたではありませんか。
いささか、私見が入りすぎでは……?
紅玉海
姫様、民により外を知ってもらう件ですが……。
ひとつ私から、冒険者殿に納品をお願いしたい物があるのですが、
よろしいでしょうか。
紅玉海
碧甲羅のまじないがあるとはいえ、
私たちが暮らすのが、冷たい海の底なのは変わりありません。
閉じられた環境ゆえ、盛大に火を焚き続けるわけにもいかず……。
年老いた者や病人から、寒さをしのげる物はないかと、
尋ねられる機会がとても多いのです。
紅玉海
それは、頼もしい……!
では、私もここで失礼いたしましょう。
姫様の、そして皆様のご成功をお祈りしております。

「外」を知るために

Lv
62
紅玉海
[ 21.3 , 19.5 ]
ヒスイが、ジッカン殿とやってきたということは……。
ついに、気づかれてしまったのですね……。
紅玉海
……たしかに、最初は、「外」を恐れていた民も多くおりました。
ですが、冒険者殿が納品してくださった品や姫様の言葉を受けて、
皆も、考えを改めつつありますぞ……。
これも、民ひとりひとりが、真剣にこの里の未来を考えた結果。
目の前で品物を手渡してきた相手が「紅玉姫」と知らずとも、
民を想う姫様の心は、しかと皆に伝わっております……!
紅玉海
その心配は、ご無用。
こちらの冒険者殿は、妖異に侵されたヒスイを救うべく、
姫様に付き従い、護衛の任を見事に果たされた実績の持ち主です!
紅玉海
[ 21.3 , 19.5 ]
姫様のこと、どうぞよろしくお願いいたします……。
そして、どうかジッカンの目を開いてやってください。