えおろーぐ

えおまっぷ
せりふ分室
PERSON :

グ・ラハ・ティア

patch 2.x
姿なき声
聞き覚えのある声
????

霊砂と過去を記す者

Lv
50
patch2.1

????

黒衣森:南部森林
一足遅かったな、冒険者。
そいつの縄張りを調べに来たんだろうが、無駄足だぜ?

姿なき声

黒衣森:南部森林
あー、無理無理、そっからじゃオレは見えねーよ。
今は大人しく話を聞くこった。
……そこにあった「清水の霊砂」の原石は、オレがいただいた。
いくら探そうが、欠片も残っちゃいねーから諦めな。
代わりに「薫風の霊砂」のヒントをやるよ。
……あれはイクサル族の手の内だ。
連中は「霊砂」を使ってクリスタルを清めるつもりらしい。
取る気があるなら早くしろよ?
ぐずぐずしてたら、そっちもオレがいただいていく。
早い話が……競争だ!
北部森林にあるイクサル軍伐採所で「薫風の霊砂」を探せ。
どんな奮闘を見せてくれるか、楽しみにしてるぜ!

姿なき声

黒衣森:北部森林
見てたぜ、あんたカッコいーな!
敵陣に颯爽と乗りこむ勇姿……
思わず見入って「薫風の霊砂」を取り損ねちまった。
……って、競争してたんだっけか。
残念だがオレの負けだな。
その「薫風の霊砂」は、あんたが持って帰るといい。
オレにとっちゃ、あんたの奮戦を拝めたことの方が、
「霊砂」よりよっぽど収穫だしな。
せっかくだし、見物料のひとつでも払わせてくれよ。
ここから東の、プラウドクリークにある広場に
心ばかりの品を置いとくぜ。
亡者どもに踏み潰される前に持ってけよ!

姿なき声

黒衣森:北部森林
へへっ、ちょっとは驚いたか?
ウルズの恵みにあった石を砕いた「清水の霊砂」だ。
遠慮なく、あんたの懐にしまってくれ。
別に、今までからかってたわけじゃないぜ。
奮戦の見物料って言っただろ?
あんたにならやってもいい……そう思ったから譲るだけだ。
オレの仕事は、人の作る歴史を記録することでね。
とりわけ、あんたみたいな強い奴の作る歴史が好きなのさ。
っつーことで、これからもカッコいー活躍してくれよ?
また会おうぜ、冒険者!

聞き覚えのある声

モードゥナ
面白いこと言うじゃねーか。
人の歴史を動かしてきたのは、そういう強い意志なんだ。

聞き覚えのある声

モードゥナ
ちゃんと「霊砂」を探してたぜ?
もっとも、面白い奴がいたから渡しちまったけどな!

聞き覚えのある声

モードゥナ
よっ!
約束どおり……また会ったな、冒険者!
モードゥナ
オレの名前は、グ・ラハ・ティア。
シャーレアンのバルデシオン委員会から来た。
今回の調査、立ち合わせてもらうぜ!
モードゥナ
よっしゃ!
これでついに「ノア」始動ってことだな!
モードゥナ
オレたち「クリスタルタワー調査団」の名前だよ。
もう聖コイナク財団だけの任務じゃないだろ?
……かといって、ただの「調査団」じゃ
歴史に残ったときカッコがつかねー。
だから、アラグ帝国時代の大魔道士「ノア」の名を借りた!
モードゥナ
おうッ!

古代の民の迷宮

Lv
50
patch2.1
モードゥナ
[ 30.4 , 12.1 ]
よっしゃ!
準備も整ったことだし、クリスタルタワーに乗り込むぞ!
まずはあんたとオレ、それから技師連中で
クリスタルタワーの入り口を守る防衛機構の突破を試みる。
ラムブルースは、この調査地に残って状況の統括だ。
よって、現地での指示はオレが預かる。
……ガラじゃねーけどな。
ってなわけで、南東にあるデカい扉の前で待機してくれ。
その先が、待望のクリスタルタワーだぜ!
モードゥナ
[ 30.4 , 12.1 ]
長いことアラグ帝国について調べてきたが、
今回の調査計画のおかげで、やっと核心に近づけそうだ。
アラグ帝国滅亡と共に消えた薄暗い歴史を、
この際、全部あばいてやろうぜ。
クリスタルタワー調査団「ノア」としてな!
モードゥナ
シド、この先に立ち入ったことがあるのは、あんただけだ。
先導を頼んだぜ。
モードゥナ
何だ?
この気味わりぃ石像は……。
モードゥナ
……なるほど。
こりゃあ、飛び込んだらひとたまりもねーや。
モードゥナ
オレたちも続くぞ。
「牙」を掲げろ!
モードゥナ
さて……。
今度こそ内部に乗りこむってわけだな。
久々に腕が鳴るぜ!
モードゥナ
はぁっ!? なんでだ?
クリスタルタワーを調査するんじゃねーの!?
モードゥナ
……ったく、ズルイおっさんだぜ!
モードゥナ
おい、[player]。
今回はひとまず塔を取りまく遺構……
通称「古代の民の迷宮」を掃討し、安全を確保してくれ。
終わったら、リンクシェルで連絡を頼む。
ソッコーで駆けつけるからな!
そんじゃ頼んだぞ。
相手が古代の文明だろうが関係ねー。
思う存分、蹴散らしてやれ!
古代の民の迷宮
ハハッ、お手柄じゃねーか!
クリスタルタワー解明の歴史に、
あんたの名前が刻まれたってわけだ。
古代の民の迷宮
委員会の調べによると、クリスタルタワーは
「太陽の力」を集積するために築かれたらしい。
まったく、規模のでかい話だぜ。
古代の民の迷宮
それで、内部の防衛機構はどうだった?
あんたの様子を見る限り、かなりの激戦があったらしいが。
輝く曲刀を持った巨躯の男と戦っただと?
……なるほど、アラグ帝国革命の英雄「ティターン」か。
古代の民の迷宮
歴史には、それなりに詳しいモンでね。
特にアラグ帝国については、知識と……因縁があるのさ。
まあ、古くせぇ文献の受け売りだよ。
クリスタルタワーを守るのは、過去の偉人や英雄なんだと。
アラグの「魔科学」で蘇生され、強化されているらしい。
古代の民の迷宮
ひとまず、聖コイナク財団の調査地に戻ろうぜ?
先が長いならなおさら、休息がてら作戦会議だ。
……お疲れさん!
モードゥナ
[ 30.4 , 12.1 ]
おっ、待ってたぜ!
あんたの報告を聞かなきゃ、
実地調査の結果はまとめられねーからな。
疲れてんだろうが、今後のこともある。
一息ついたら、すぐに作戦会議を開くぞ。

ノアの調査記録

Lv
50
patch2.1
モードゥナ
[ 30.4 , 12.1 ]
それじゃ、さっそく「ノア」の仲間を集めて、
作戦会議を始めるとしようぜ!
……っと、こっから先はラムブルースの役目だな。
全員帰還したことを、あんたから伝えてやってくれ。
モードゥナ
そうは言っても、簡単にはいかねーぜ?
「古代の民の迷宮」の先には、
どんな防衛機構が待ち構えてるやら。
モードゥナ
それじゃ、オレはしばらく旅に出るぜ。
久々に修行して、次こそクリスタルタワーに乗り込むんだ。
やっぱ武勇伝は生で見ないとな!
モードゥナ
…………オレの方がえらいっつーの。
モードゥナ
まぁ、何にせよ、あんたの代わりはできねーんだ。
[player]、しばらく出番はなさそうだが、
ナマクラになるなよ?
次回の調査も必ず成功させようぜ。
そしていつか、アラグ帝国にまつわるすべての歴史を暴く。
「ノア」として……絶対にな。
モードゥナ
[ 30.4 , 12.1 ]
ノアの調査によって、アラグ帝国の歴史が暴かれる……
オレはそう信じてるんだ。
だからお前も、腕を磨いておいてくれよな!
しっかし……肝心なところを自分の目で見られないなんて、
あんまりっつーもんだろ……。
弓を使わせたら、オレだってそこそこ強いんだぜ!?
モードゥナ
ほら、クリスタルタワーの前に、
侵入者を殲滅する「八剣士の前庭」があったろ?
構造は違うが、シルクスの塔の入口も、
防衛機構で固められてるのさ。
しかも、すげーやっかいなヤツ!
オレとシドであれこれ試しちゃいるが、
何の成果もでやしねー。
モードゥナ
……なんだぁ?
モードゥナ
……なんか……眼が…………。
でも、大丈夫だ……気にするほどじゃない。
モードゥナ
同じ眼……?
まさか、あんたたちも「紅血の魔眼」の持ち主なのか!?
この眼について、知ってることがあるなら教えてくれ!
血のように紅い魔眼は、失われたはずのアラグ人の特徴のはず……
なのにオレは、親父からこの眼を受け継いだんだ。
親父も祖父から……
でも、兄弟の中で眼が顕れるのは、きまってひとりだけだ。
その意味を、オレはずっと探してきた……!
モードゥナ
……なあ、調査に加えてやろうぜ。
拒んだとして、ほかに有力なあてもねーだろ?
モードゥナ
オレも行くぜ!
あんたとこいつらがいたら、なんだか歴史が動きそうだからな!
古代の民の迷宮
お待ちかねの朗報だぜ、シド。
バルデシオン委員会が専門家をよこしてくれたんだ。
ウネに、ドーガだとよ。
古代の民の迷宮
手がかりになりそうなのが、扉の中央に描かれた意匠だ。
恐らくこれは、対となった男女……
しかも相当に身分が高い。
……それ以上は、はっきりしねーがな。
意味があるのやら、ないのやら……。
古代の民の迷宮
なッ……嘘だろ……!?
扉が開いたッ……!
古代の民の迷宮
まさか、こいつらがアラグ皇帝の子孫だってのか!?
馬鹿いえ、数千年前の話だぞ!
古代の民の迷宮
……ああ、わかった。
モードゥナ
[ 36.0 , 20.3 ]
とにかく、ふたりの話を聞いてみようぜ。
どうするかは、それからだ。
モードゥナ
建国の祖……?
まさか、伝説の始皇帝「ザンデ」か……!
モードゥナ
な、なあ……。
あんたたちの眼と、オレの眼が同じなら、
オレもクローンってことなのかな……。
モードゥナ
[ 36.0 , 20.3 ]
ん? 大丈夫かって?
……わるいな、余計な心配かけちまって。
考えても仕方ねーし、今は気にしないでおくさ!
それよりも、「シルクスの塔」への突入だ!
あんたがザンデをぶっとばして、
オレたちでクリスタルタワーを封印するんだ。
気ぃ引き締めて、頼むぜ!
モードゥナ
[ 36.0 , 20.3 ]
オレの運命か……
いまいちピンとこないが、ひとつだけわかることがあるぜ。
何を進めるにも、あんたに勝ってもらわなきゃってことさ!
シルクスの塔
おーい、[player]!
シルクスの塔
始皇帝ザンデを倒したんだな!
すげーよ、あんたやっぱりタダモノじゃねー!
シルクスの塔
何をするんだ……?
その黒い歪みに、何かあるのか?
シルクスの塔
どうしたんだよ、あんたらしくもない!
シルクスの塔
くそッ、キリがねー!
いったい何が起きて……
くッ!? なん、で……!
また……眼がッ…………!
モードゥナ
[ 30.4 , 12.1 ]
…………悪い、なんだか頭まではっきりしねー。
何かすごく大事なことを、思い出さなきゃいけないような……。
モードゥナ
……それでもオレは、ウネとドーガを助けたい。
同じ眼だから同情してるわけじゃねー。
ただ、あいつらが数千年前から大事に抱えてた使命を、
果たさせてやりたいんだ。
モードゥナ
それに……。
……このままじゃ駄目だ。
どうしても、そんな気がする……。
契約が破棄されなければ、
暗闇の雲は、いずれこの世界に現れる……。
世界に闇が氾濫する……その前に……止めないと……。
モードゥナ
わからねー。
……ただ、どうしても……
何かを思い出さなきゃならない気がするんだ……。
眼の秘密はアラグにある……歴史から眼を離すな……
それが、親父から受け継いだ言葉だ。
でも、今は……まだ……。
モードゥナ
[ 30.4 , 12.1 ]
ひとりだけ気味の悪い魔眼を持ってたせいで、
ガキの頃は……まあ、ろくな思いをしなかったんだ。
だからこそ、アラグを調査して、眼の秘密を知ろうと思った。
秘密を知って、どうなるかはわからねー。
ただ、クリスタルタワーの核心に迫るほど、
何かを思い出さなきゃならない気がするんだ……。
モードゥナ
まず、前回の作戦について、思い出してくれ。
あんたは「シルクスの塔」へと乗り込み、
塔とともに目覚めた、アラグ始皇帝「ザンデ」を倒した。
だが、「闇の世界」へ続くヴォイドゲートが開き、
ザンデと契約を結んだ妖異「暗闇の雲」によって、
ウネたち3人が拐われたんだ……。
モードゥナ
まったく、面倒な機構にしたもんだぜ……。
ネロの持ってきたアラガントームストーンによれば、
アラグ帝国健在のころは、少し事情が違ってたらしいがな。
なんでも当時の皇族は、
他者に血をわけあたえる術ってのを扱えたらしいぜ?
アモンたち重臣は、それを受けて塔を制御してたらしい。
モードゥナ
なぁに、もとからあいつらを助けるつもりだったんだし、
今さら気負う必要はねーさ。
……それに、こいつは朗報でもあるんだぜ?
クリスタルタワーが、今もヴォイドゲートを開くために
動作してるっていうなら……
そいつを逆手にとって、「闇の世界」に行けるかもしれない。
つまり、クリスタルタワーに大きな力を注いで、
オレたちが通るためのヴォイドゲートを開くのさ!
モードゥナ
シドたちのことだ、きっと成功させてくれるさ。
さぁ、行ってみよう!
モードゥナ
[ 30.4 , 12.1 ]
シドたちのことだ、きっと成功させてくれるさ。
シルクスの塔に行ってみようぜ!
シルクスの塔
……ザンデを倒そうと、立ち上がった奴らはいたさ。
「第四霊災」の直前、ザンデが世界統一のために起こした大戦は、
たくさんの悲しみを生み出した。
それを止めるため、ある青年たちが剣をとったんだ。
そいつらは、戦いに傷ついた人々の希望となって戦った。
そう……今の時代でいう「光の戦士」みたいにな……。
……だが、彼らの剣がアラグ帝国の中枢に届かんとしたとき、
追い詰められたザンデが、選択を誤った。
「暗闇の雲」を喚び寄せるためのヴォイドゲート開放を焦り、
衛星「ダラガブ」が集めた太陽の力を、
一気にクリスタルタワーへと注いだのさ。
クリスタルタワーは力を受け止めきれず、地殻が崩壊……
未曽有の大地震、「第四霊災」が引き起こされた……。
シルクスの塔
あれ……?
そうだよな……オレ、どうしてこんなことを知って……
シルクスの塔
あのさ……外に出たら、少し時間をくれねーか。
どうしても、頼みたいことがあるんだ。
モードゥナ
[ 36.1 , 20.1 ]
[player]……。
オレの右目が、アラグ皇族の特徴であるはずの、
「紅血の魔眼」だってのは知ってるよな。
この眼を引き継いできたのには、何か理由がある……
そこにオレの運命が待ってるんだって、
前にドーガから言われたんだ。
あのふたりに会ってから……
クリスタルタワーにまつわる真実に近づくほど、
オレ、何だかおかしいんだよ。
……何かを思い出さなきゃいけない気がするんだ。
とてもふるくて……でも大事な……何かを…………。
その「何か」と関係あるのかはわからねーが、
親父が、魔眼の答えはアラグの歴史にあるって言ってた。
代々、この眼と一緒に受け継いできた言葉だ。
だからオレ、今度こそ自分の眼で、
あんたが歴史の真実に近づいていくのを見届けたい……。
頼む……!
オレも「闇の世界」へ連れていってくれ!
……ありがとな!
ウネとドーガ、そしてネロを助け出して、
世界の危機ってやつを、払いのけてやろうぜ!
モードゥナ
[ 36.1 , 20.1 ]
さあ、「闇の世界」へ突入だ!
ウネとドーガ、そしてネロを助け出して、
世界の危機ってやつを、払いのけてやろうぜ!
闇の世界
くそっ、3人はどこだ!?
「暗闇の雲」を倒したってのに……。
返事をしてくれ、ドーガ! ウネ!
ネロ……ッ!
闇の世界
みんな……!
無事なのか!?
闇の世界
ネロ……!?
その姿、どうしたんだよ……!?
闇の世界
……ッ!
この状況、マズくねーか!?
倒しても無駄ってことかよ……!
闇の世界
あんたたちは……って……
……まさか、ウネとドーガは残るって言うのか!?
ダメだ! ふたりには、無事に戻ってきてほしいんだよ!
クリスタルタワーを制御して、世界を救えるのは、
あんたたちだけなんだ……!
闇の世界
そんな……オレにはわからない……ッ!
どうしたらいい? オレに、一体何ができる!?
闇の世界
帰ろう……!
オレたちの、光ある世界へ!
闇の世界
見ろ、出口だ!
あの光に飛び込め……ッ!
光が小さくなってる……!?
そうか、契約の破棄が進んで、
世界の繋がりが途絶えかけてるんだ……!
光が消えたら、帰れなくなるぞ!
……急げッ!
ネロッ!?
まさか、体が……!
闇の世界
それが、あんたの夢……希望…………?
シルクスの塔
その役目は、オレが引き受ける。
ウネとドーガから、血を託されたんだ。
今のオレなら……クリスタルタワーを制御できる。
シルクスの塔
なあ、喜びたい気持ちはわかるが、ネロと、
[player]を休ませてやってくれねーか?
ふたりとも、激闘を繰り広げてきたんだ。
シルクスの塔
おつかれさま、[player]。
今回も大活躍だったな。
結局オレは、あんたについていって、
ウネとドーガから託されたものを受け取っただけで、
何ひとつできやしなかった……。
シルクスの塔
……探してた「何か」は思い出せたのかって?
…………ああ、思い出せたよ。
ウネとドーガがくれた血と、みんなの戦う姿が、
遠い祖先から受け継がれていた願いを、呼び戻したんだ。
って、話は後にするんだったな!
疲れてるところを引き留めて悪かった。
オレは少しやることがあるから、先に戻っててくれ。
シルクスの塔
……本当に、ありがとな。
あんたの活躍、もっと間近で見ていたかったが、
それはオレの役目じゃないみたいだ。
数千年前から繋がれてきた願い……。
ノアのみんなのおかげで、ここまで持ってこられた。
だから、やっと……
今度こそ、オレの番だよな。
シルクスの塔
そこで止まれ!
……間もなく、その扉は閉ざされる。
シルクスの塔
……ごめん。
オレ、そっちには行けねーんだ。
シルクスの塔
ウネやドーガと同じように、
オレなりのやり方で、役目をまっとうするだけだ。
……血とともに受け継がれてきた願いを、思い出したからさ。
そう、親父たちから言われてきたように……
答えは、アラグの歴史の中にあったんだ。
ザンデによって「第四霊災」が引き起こされた後……。
生き残った人々は、崩壊した大地から、
クリスタルタワーが消えていることに気がついた。
いつか再び、あの塔が地上に蘇るとしたら、
今度こそ、人々の幸せのために使われてほしい……
大戦と霊災に傷ついた彼らは、そう願ったんだ。
その願いは、霊災で唯一生き残った皇族、
皇女サリーナを動かした。
彼女は未来に希望を届けるべく、己の血と記憶を、
皇族に伝わる術をもって、最も信頼する男へと託した。
それが、オレの遠い祖先……すべてのはじまり……。
何千年もの時を経る中で、かけられた術が弱まって、
血はずいぶん薄れちゃったけどさ……。
最後の一滴が消える前に、こうして思い出せたんだ。
……だったら、託された願いを、
ちゃんと叶えてやらないとな。
シルクスの塔
……そう、シドの言うとおりだ。
その進歩を待ってたら、ウネとドーガにもらった血も消えて、
クリスタルタワーは永遠に制御できなくなるだろう。
だけど、ザンデたちがそうであったように……
中にいる者ごと、クリスタルタワーを眠らせられるとしたら?
シルクスの塔
オレ、クリスタルタワーと眠るよ。
いつか、アラグに追いついた人々が扉をこじ開ける日まで、
オレごと、時を止めるんだ。
目覚めのときがきたら、再びクリスタルタワーを動かそう。
受け継がれてきた希望の証として……
みんなに、光の力を届けるために!
これが、オレの運命だ。
……そして、ノアのみんなにも、頼みたいことがある。
前に進んで、未来を拓いてくれ。
過ぎていった悲しみを希望に変えるのは、あんたたちだ。
シルクスの塔
[player]……。
目覚めたら、真っ先にあんたの名前を探すよ。
その名はきっと歴史に残って、オレを導く光になる。
それじゃ、そろそろ休むとするか……。
いろいろ思い出したせいで、ちょっと疲れたしな!
あんたたちの作る歴史の先に……
この希望を届けてくるよ。