えおろーぐ

えおまっぷ
せりふ分室
PERSON :

ウドゥタイ

patch 4.x

陽と月をめぐる異説

Lv
66
patch4.0
アジムステップ
[ 20.8 , 20.7 ]
爺とはいえ、オロニル族。
若い頃のように戦えはしないが、
皆のため、わしができることを精一杯やるよ。
アジムステップ
[ 20.8 , 20.7 ]
んん……?
なにさね、こんなときにかぎって……。
わしゃ、今いそがしいんだ。
アジムステップ
[ 20.8 , 20.7 ]
今しがた、そこらに放っていた羊たちを集めたんだが、
気ままな子羊たちが数匹、戻ってこないのさね。
尻を叩いて、掛け声をかけてやりゃ、
自然と母羊のところに戻ってくるはずなんだがね。
……お若いのら、ちょっと手伝ってくれないかい?
アジムステップ
[ 20.8 , 20.7 ]
子羊たちは、下の草原にはおりられん。
建物のそば……外階段の上なんかも、よく探してくれい。
アジムステップ
[ 20.8 , 20.7 ]
ああ、おかげさまで、みんなトコトコ戻ってきたよ。
こいつは礼をせんといかんね。
……わしに何か、聞きたいことがあったんだろう?
アジムステップ
よしきた、お安い御用さね。
それじゃお若いのら、そこいらにお座りよ。
アジムステップ
さて、お前さんたち。
アウラ族の神話について、どこまで知っている?
アジムステップ
►アジム神とナーマ神►明けの父と暮れの母
なんだい、一般的なところは知ってるのか。
オロニル族に伝わる神話も、基本の筋は、そこから変わりない。
アジムステップ
ただね、ほかの部族には伝わっていない核心がある。
……アジム神とナーマ神は、愛しあっていたのさ。
もちろん、最初は争いあっていたんだよ。
だが、地上で明けの父と暮れの母が仲睦まじくなったのを見て、
二柱の神も、想いを通わせあっていった……。
しかし、なにせ太陽と月の神だろう?
そのふたつが交われば、地上には昼も夜もなくなり、
命の巡りは滞っちまう。
神々は想い閉ざし、それぞれ昼と夜の天へと去った。
そしてそこから、地上で栄えゆく人を眺めておられたのさ……。
しかし、幾年月が経とうと、想いはつのりゆくばかり。
アジム神は、愛するナーマ神のため、
何かしてやれることがないかと考えた。
アジムステップ
「そうだ、私の分身を地上にやり、
 ナーマの眷属たちを、とこしえに護ってゆこう」
アジムステップ
そうして、アジム神は己の一部を切り取って、分身とした。
ナーマ神の眷属たるアウラ・ゼラの中に生き、護ってゆくため、
その身に黒き鱗を纏わせて……。
アジムステップ
……そう、その分身こそが、オロニル族の始祖。
ゆえにわしらは、アウラ・ゼラでありながら、
太陽神の血脈なのさ。
アジムステップ
そこはそれ、護り方にもいろいろあるさね。
わしらは支配者として君臨し、統治をすることで、
より多くのアウラ・ゼラを護るんだよ。
アジムステップ
なんだい、もうおしまいでいいのかい?
じゃあせめて、もうひとつだけ……
神話の結末を覚えておいきよ。
アジムステップ
……夜の天におわすナーマ神は、
アジム神の分身が、地上で己の眷属のために戦うのを見て、
恋しさから涙を零しつづけている。
地上までおちた神の涙は、つど新たな命となり、
その時代に生きるアジム神の縁者……
オロニル族と、運命で結ばれるそうだ。
アジムステップ
ゆえに、オロニル族は皆、己のナーマを……
たったひとりの運命の相手を探すものなのさ。
……もちろん、今も変わらずね。
アジムステップ
[ 20.8 , 20.7 ]
またいつでも来るがいいよ。
この草原には、たくさんの伝承と歌があるからね。

歓声は遠く高く

Lv
66
patch4.0
アジムステップ
[ 20.8 , 20.7 ]
まさか、あのときのお若いのが、合戦の勝者となるとはねぇ。
いやいや、わしの話を真摯に聞く姿勢から、
見どころがあるとは思ってたがね?