えおろーぐ

えおまっぷ
せりふ分室
PERSON :

こそドロ一匹オオカミ

patch 4.x
謎の声
紅玉海
げっ! 見つかっちまったぜ!
紅玉海
にっ、人形が叫んだ!?
紅玉海
げっ! 爆弾!?
紅玉海
おいっ! 何やってんだよ!
早くそいつを投げ捨てろっ……!!
紅玉海
ええい、こうなったら……
それっ!!
紅玉海
まさか、このオイラが追いつめられるとはな。
さすがに、今回の獲物はデカすぎたか……。
だが、お宝じゃなかったなら用はねえ。
じゃあな、アバヨ~!
クガネ
お前は、あの時の生き人形……
だが、ソボロ助広はオイラが頂戴したぜ!?
じゃあな、アバヨ~!
ヤンサ
あいにくだが、どれだけ追ってこようが、
コイツがいる限り、オイラは絶対に捕まえられないぜ!
ヤンサ
来い、モンタロー!
ヤンサ
な、なんだってぇ!?
クガネ
フン……オイラなんかより、
捕まえるべき奴がいるってのによ……。
クガネ
……いったい、オイラに何を聞きたいっていうんだい?
クガネ
ふ~ん、なるほどねぇ……
まぁ、真っ先に思いつくのは金銭目的かな。
目玉が飛び出るほど、高値がつく名刀だからさ。
けど、あれだけ名の知れた刀となると、
盗品だってすぐバレるから、売りさばくのも楽じゃない。
でも、オイラが繋がりのある裏社会の連中なら、
盗品専門の闇市にも詳しいから……
この縄を解いてくれるなら、話をつけてやってもいいぜ?
クガネ
……それなら、この話はオシマイ。
てめぇたちで、なんとかするこったな。
クガネ
へへっ、そうこなくっちゃな!
クガネ
[ 12.4 , 6.7 ]
この水路に入ったことはあるかい?
この先のどん詰まりが、裏社会の連中のたまり場になってるんだ。
あいつらなら、何か情報を持ってるかもしれない。
さぁ、行くとしようぜ。
クガネ
よっ!
元気でやってるか?
クガネ
へへっ、ちょっといろいろあって、出してもらったのさ!
ところで聞きたいことがあるんだけど、いいか?
クガネ
ちょっとした取引をしてな、協力してやってるんだよ。
クガネ
まぁまぁ、落ち着いてくれよい。
話を聞けたら、すぐに去っていくから、
しばらくの間だけ、我慢してくれや。
クガネ
ここにいるのはみんな、仕事にあぶれた奴らでな。
中には、あんたみたいに赤誠組への入隊を希望しながら、
入れなかったやつもいるんだ。
法の狭間にあるような、危険な仕事を引き受けて、
肩身の狭い思いをしながら、どうにか日々やりくりしてる。
他に、生きるすべがないからな……。
……そういうことだから、居心地が悪いかも知れないが、
少しの間、我慢してくれ。
クガネ
すまん、すまん!
で、用件なんだが……
ヨウジンボウってやつを追ってるんだが、何か知らないか?
クガネ
そいつがソボロ助広を盗んで、姿を消しちまってな。
目下、追っているところなんだよ。
クガネ
なるほど、調べてみる価値はあるか……。
じゃあ、さっそく……
クガネ
[ 12.1 , 6.0 ]
あいつらも、悪気があって、
ああいう態度をとってるわけじゃないんだ。
わかってやってくれ。
クガネ
[ 12.1 , 6.0 ]
アメノムラクモ、売ったらどれだけの額になるんだろうな?
……べ、別に、変なことを考えてるわけじゃないからな!
クガネ
[ 12.1 , 6.0 ]
紅玉台場までなら、渡し船がある。
向こうでシグレと落ち合おうぜ。
紅玉海
[ 38.3 , 38.7 ]
アメノムラクモ、売ったらどれだけの額になるんだろうな?
……べ、別に、変なことを考えてるわけじゃないからな!
紅玉海
ど、どうしたってんだ!?
一瞬、誰だかわからなかったぜ……。
紅玉海
おしゃれ……ねぇ。
まぁセンスは人それぞれだろうけど、
オイラは、その服装に草履は似合わないと思うけどな……。
紅玉海
まぁいい、物見遊山で来たんじゃない。
そいつの着物より、アメノムラクモがあるという、
ゼッキ島へ渡る方法を考えようぜ!
紅玉海
なるほど。
海中からか、空からか、方法はふたつにひとつか……。
紅玉海
モンタローは、以前の一件が相当堪えたのか、
事件屋には、決して近寄ろうとしないのさ。
あいつを頼ることは叶わないぜ。
紅玉海
あれは…………あれは、元々あの野郎の物じゃなかったんだ。
ソボロ助広は、アケボノがあこぎな手段を使って、
とある侍から取り上げたんだよ。
紅玉海
元の持ち主は、貧しいながらも、正義を信じる侍だった。
その男は、ドマの戦火からクガネへと逃げてきた、
幼い人狼を育てていてな。
質素ながら、日々楽しく過ごしていたが、
ある日、愛刀を売って欲しいと商人が訪ねてきたんだ。
だが、侍は断った……魂たる刀は売れないとな。
侍の決意が固いと見ると、商人は攻め方を変えた。
他人を助ける心の優しさに付け込んで、侍を罠にハメて、
多額の借金を背負い込ませ、質草として刀を奪ったのさ!
己の魂たる「ソボロ助広」を取り戻すため、
侍は、休みなく働き続け……そして、死んじまった。
こうして、幼い人狼は天涯孤独の身に逆戻り……。
紅玉海
数年後、ヤンサから一匹のオオカミが戻ってきた。
修行で身につけた忍術を使い、
尊敬する義父のように、貧しき人を助けるために。
一匹オオカミは義賊なんかじゃない、こそドロだ。
奪われたソボロ助広を取り戻し、義父の形見として、
肌身離さず持ち歩くことこそ、真の目的なんだからな……。
紅玉海
[ 30.8 , 37.8 ]
……さっきの話は忘れてくれ。
今は、ヨウジンボウを見つけ出すことだけを考えよう。
紅玉海
へへっ、あいつなら、小判があればイチコロさ!
紅玉海
まぁ、見てなって!
紅玉海
へへっ……ソボロ助広、またまた頂戴したぜ!
紅玉海
げげっ!

謎の声

クガネ
その切腹、待ったッ!
クガネ
オイラがソボロ助広を返して、牢に戻れば、
そいつが切腹する必要はない。
……そうだろ?
クガネ
あんたはオイラを信じて、牢から出してくれた……。
その想いを踏みにじって、
裏切るわけには行かないからなぁ。
クガネ
へへっ、シャバで出会うだなんて、さすがに想像してなかったろ?
オイラが、勝算も無しに自分からみすみす捕まると思ったかい?
自ら牢に入ったのは、脱獄できる算段があったからさ。
それに、自ら脱獄したとなりゃ、
あんたにも迷惑はかからずに済むだろ?
クガネ
決まってるだろう?
クガネで、いけしゃあしゃあと過ごしている悪党から、
ソボロ助広を取り戻すためさ……!
クガネ
アケボノのヤツを探してるんだろ?
オイラが掴んだ情報によると、紅玉海のベッコウ島へ、
なにやら秘密の取引をしにいったそうだぜ。
クガネ
ほら、ボサッとしてると遅れちゃうぞ?
オイラたちも遅れずに向かおうぜ、シグレさんよ!
紅玉海
[ 31.7 , 24.4 ]
オイラが掴んだ情報によると、
やつらは恐らく、このあたりに現れるはずだ。
物陰から様子を見るとしよう。
紅玉海
待て……少し様子を見てみよう。
何かおかしい……。
紅玉海
馬鹿、待て!
早まるな!!
紅玉海
……アンタに折り入って頼みがあるんだ。
こいつを、オイラの代わりに墓前に供えてくれないかい?
紅玉海
……さぁ、オイラを捕えて赤誠組の屯所に帰るんだ。
盗みを働いてきたことは事実だし、
オイラを見逃したら、あんたの立場も悪くなるだろ?
紅玉海
えっ!?
いや、けどそれじゃあ……
紅玉海
外れもんのオイラに、
優しくしてくれたのは、あの人以来だよ。
アンタたちからの、この恩、一生忘れないぜ……。