底冷えする暗い声
底冷えする暗い声
高地ドラヴァニア
ジジジジジ……出来損ないの不純物どもよ。
我らから完全に「分かたれ」ることなど、できぬと知れ。
我らから完全に「分かたれ」ることなど、できぬと知れ。
![](/static/img/common/noimage.png)
底冷えする暗い声
高地ドラヴァニア
ジジジジジ……我は「繋ぎ止めし者」。
大いなるグナースの群れの頭脳にして魂……
「この個体」を使い、お前たちに語りかけている。
大いなるグナースの群れの頭脳にして魂……
「この個体」を使い、お前たちに語りかけている。
![](/static/img/common/noimage.png)
高地ドラヴァニア
我はずっと、我らが一部であるお前たちが、
勝手に動き回ることを、不快に感じていた。
さりとて、我らの監視下にいる限りは、
取るに足らぬものとして、放置していたのだ……。
だが、近頃は我が精神感応の及ばぬ、遠方まで出ているようだな?
これは、耐えがたき屈辱である。
我らの知らぬところで、悪巧みされては堪らぬ……ジジジジジ。
この際、不快な不純物どもはすべて処分することにした。
勝手に動き回ることを、不快に感じていた。
さりとて、我らの監視下にいる限りは、
取るに足らぬものとして、放置していたのだ……。
だが、近頃は我が精神感応の及ばぬ、遠方まで出ているようだな?
これは、耐えがたき屈辱である。
我らの知らぬところで、悪巧みされては堪らぬ……ジジジジジ。
この際、不快な不純物どもはすべて処分することにした。
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高地ドラヴァニア
しかし……お前たちも我らが一部……最後の機会をやる。
群れの下へと戻りたい者は、グナースの塚まで赴くがいい。
我が自ら出向き、自我を消して再び群れに迎え入れてやろう。
しばらく猶予を与えてやるゆえ、
その粗末な自我で最後の決断を下すがいい……ジジジジジ。
群れの下へと戻りたい者は、グナースの塚まで赴くがいい。
我が自ら出向き、自我を消して再び群れに迎え入れてやろう。
しばらく猶予を与えてやるゆえ、
その粗末な自我で最後の決断を下すがいい……ジジジジジ。
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底冷えする暗い声
高地ドラヴァニア
ジジジジジ……「この個体」の自我は完全に消した。
![](/static/img/common/noimage.png)
高地ドラヴァニア
ジジジジジ……我は「繋ぎ止めし者」。
大いなるグナースの群れの頭脳にして魂であり……
すべての「繋がりし者たち」の身は、我が身なり。
大いなるグナースの群れの頭脳にして魂であり……
すべての「繋がりし者たち」の身は、我が身なり。
![](/static/img/common/noimage.png)
高地ドラヴァニア
遅かったな、武神を狩りしヒトよ。
単身で我らが群れに挑みし愚か者は、
ふたたび「我ら」の一部に戻ったのだ……ジジジジジ。
単身で我らが群れに挑みし愚か者は、
ふたたび「我ら」の一部に戻ったのだ……ジジジジジ。
![](/static/img/common/noimage.png)
高地ドラヴァニア
ヒトよ、お前たちは個々が考え、勝手気ままに動くそうだな。
あまつさえ、同族同士で殺し合い戦争をするというではないか。
実に下等で、おぞましい種族よな。
我らグナースは、全にして個、個にして全。
ゆえに一丸となり群れのために行動する。
そこに穢らわしき同族殺しはない。
ヒトよ、殺しがしたいなら、同族を殺すがいい。
我らの戦に関わることはやめよ!
あまつさえ、同族同士で殺し合い戦争をするというではないか。
実に下等で、おぞましい種族よな。
我らグナースは、全にして個、個にして全。
ゆえに一丸となり群れのために行動する。
そこに穢らわしき同族殺しはない。
ヒトよ、殺しがしたいなら、同族を殺すがいい。
我らの戦に関わることはやめよ!
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高地ドラヴァニア
►なぜ「分かたれし者たち」を►ウデキキを返してもらう
ジジジジジ……「分かたれし者たち」か……。
奴らのような、「意思の囁き」が通じぬ個体が生じるのは、
群れという大いなる身体の一部が「壊死」したも同義のこと……。
この個体のように、自我が消えて元どおりになればよし。
しかし、元に戻らぬ壊死した一部は、痛みを伴ってでも、
取り除かねば、全体の身体を蝕むことになる。
事実、壊死した一部を放っておいたため、
奴らは勝手に動き回り、群れを作って我らに反抗してきた。
……その味方をする者も、排除するのみ。
ジジジジジ……「分かたれし者たち」か……。
奴らのような、「意思の囁き」が通じぬ個体が生じるのは、
群れという大いなる身体の一部が「壊死」したも同義のこと……。
この個体のように、自我が消えて元どおりになればよし。
しかし、元に戻らぬ壊死した一部は、痛みを伴ってでも、
取り除かねば、全体の身体を蝕むことになる。
事実、壊死した一部を放っておいたため、
奴らは勝手に動き回り、群れを作って我らに反抗してきた。
……その味方をする者も、排除するのみ。
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高地ドラヴァニア
ジジジジジ……武神は倒せても、この個体は殺せぬか?
個で考え、個を尊重する愚かな種族よ……。
さあ、死ぬがいい。
個で考え、個を尊重する愚かな種族よ……。
さあ、死ぬがいい。
![](/static/img/common/noimage.png)
高地ドラヴァニア
ジジジジジ……こ、これは……
意思の繋がりに、ほころびが生じている?
消したはずの自我が、ふたたび目覚めかけているというのか!?
意思の繋がりに、ほころびが生じている?
消したはずの自我が、ふたたび目覚めかけているというのか!?
![](/static/img/common/noimage.png)
高地ドラヴァニア
そうはさせぬ……!
我は、「繋ぎ止めし者」であるぞ!
ひとつの個体ごとき、何度でも繋ぎ止めてくれるわ!
我は、「繋ぎ止めし者」であるぞ!
ひとつの個体ごとき、何度でも繋ぎ止めてくれるわ!
![](/static/img/common/noimage.png)
高地ドラヴァニア
ジジジジジジジ!!
なんだ、なんだこれは……
強固な意志が、我が意識に逆流してくる!
これが個を生む、意志の力だというのか!?
いや、それだけではない、こやつからは……繋がりを感じる?
ほかの個との繋がりが、我の繋ぎ止めし力を上回っている!!
なんだ、なんだこれは……
強固な意志が、我が意識に逆流してくる!
これが個を生む、意志の力だというのか!?
いや、それだけではない、こやつからは……繋がりを感じる?
ほかの個との繋がりが、我の繋ぎ止めし力を上回っている!!
![](/static/img/common/noimage.png)
高地ドラヴァニア
ひっ、ひぃっ!
よせっ、我に火砲を放つな!
この身は傷ひとつ負ったこともないのだぞ!
よせっ、我に火砲を放つな!
この身は傷ひとつ負ったこともないのだぞ!
![](/static/img/common/noimage.png)
高地ドラヴァニア
こ、個でありながら、その強固な繋がりは何なのだ!?
やめろ、我の意識を犯すな……とても耐えられん……!
……ジジジジジジジジジジジジジジジ!!
やめろ、我の意識を犯すな……とても耐えられん……!
……ジジジジジジジジジジジジジジジ!!
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