ギラバニア辺境地帯
[ 12.8 , 19.1 ]
クッ……我々の姿を見られたか……!
![](/static/img/common/noimage.png)
ギラバニア辺境地帯
[ 12.8 , 19.1 ]
クソッ……お前たち、やってしまえ!
![](/static/img/common/noimage.png)
ギラバニア辺境地帯
[ 12.8 , 19.1 ]
ひっ……う、うわぁぁぁぁぁ!!
![](/static/img/common/noimage.png)
ギラバニア辺境地帯
…………人を探していたんだ。
我が軍の施設に幽閉していた人物なんだが、抜け出されてしまった。
ある事情で記憶を失っているから、遠くには行ってないはずだが。
我が軍の施設に幽閉していた人物なんだが、抜け出されてしまった。
ある事情で記憶を失っているから、遠くには行ってないはずだが。
![](/static/img/common/noimage.png)
ギラバニア辺境地帯
……やはり、あの村に……。
記憶を失っても、因果までは切れないものなのだな……。
記憶を失っても、因果までは切れないものなのだな……。
![](/static/img/common/noimage.png)
ギラバニア辺境地帯
……もともと、俺は無理矢理に徴兵された属州人だ。
命と引き替えにしてまで、帝国に立てる義理はない。
すべてを話そう。
命と引き替えにしてまで、帝国に立てる義理はない。
すべてを話そう。
![](/static/img/common/noimage.png)
ギラバニア辺境地帯
……20年前、帝国軍は捕虜にした現地民たちを、
お前たちと出会った、あのビターミルに住まわせた。
ある兵器の開発実験のために……。
当時帝国が開発していたのは、建造物を傷つけることなく、
生物だけを死滅させることのできる猛毒の化学兵器……。
通称「黒薔薇」だ。
お前たちと出会った、あのビターミルに住まわせた。
ある兵器の開発実験のために……。
当時帝国が開発していたのは、建造物を傷つけることなく、
生物だけを死滅させることのできる猛毒の化学兵器……。
通称「黒薔薇」だ。
![](/static/img/common/noimage.png)
ギラバニア辺境地帯
実戦投入されれば、前線の兵士たちを消耗することなく、
エオルゼアを制圧することができる……。
そう考えた軍医師たちは、あの村を実験場に選び、
被検体として捕虜たちを強制的に移住させたんだ。
実験は成功し、集められた捕虜たちはひとり残らず死に絶えた。
「黒薔薇」の開発は完了し、あとは実戦投入を待つばかり……。
エオルゼアを制圧することができる……。
そう考えた軍医師たちは、あの村を実験場に選び、
被検体として捕虜たちを強制的に移住させたんだ。
実験は成功し、集められた捕虜たちはひとり残らず死に絶えた。
「黒薔薇」の開発は完了し、あとは実戦投入を待つばかり……。
![](/static/img/common/noimage.png)
ギラバニア辺境地帯
そんなとき、鶴の一声で「黒薔薇」計画は中止となる。
声をあげたのは、当時、アラミゴ準州の総督を務めていた、
帝国軍第XIV軍団長、ガイウス・ヴァン・バエサル閣下だ。
ガイウス閣下は、エオルゼア人の虐殺を許さなかった。
制圧作戦が完了した暁には、彼らはガレマール帝国の民となる……
未来の自国民を無差別に殺すなど、仁義に反していると言ってな。
その後、「黒薔薇」に関する物品は、すべて破棄されるはずだった。
開発計画を主導した軍医師長が、完成していたサンプルを、
持ち逃げしなければな……。
声をあげたのは、当時、アラミゴ準州の総督を務めていた、
帝国軍第XIV軍団長、ガイウス・ヴァン・バエサル閣下だ。
ガイウス閣下は、エオルゼア人の虐殺を許さなかった。
制圧作戦が完了した暁には、彼らはガレマール帝国の民となる……
未来の自国民を無差別に殺すなど、仁義に反していると言ってな。
その後、「黒薔薇」に関する物品は、すべて破棄されるはずだった。
開発計画を主導した軍医師長が、完成していたサンプルを、
持ち逃げしなければな……。
![](/static/img/common/noimage.png)
ギラバニア辺境地帯
件の軍医師長は、ほどなく追っ手に捕らえられたが、
すでにサンプルをどこかに隠した後のことだった。
様々な方法で口を割ろうと試みたが、未だに在処はわかっていない。
捕らえたとき、軍医師長はすべての記憶を失っていたんだ。
非道な実験を繰り返す内に、自我が崩壊していたのかもしれない。
すでにサンプルをどこかに隠した後のことだった。
様々な方法で口を割ろうと試みたが、未だに在処はわかっていない。
捕らえたとき、軍医師長はすべての記憶を失っていたんだ。
非道な実験を繰り返す内に、自我が崩壊していたのかもしれない。
![](/static/img/common/noimage.png)
ギラバニア辺境地帯
ああ、そうだ。
その人物こそ、お前たちが保護したという男……
帝国軍第XIV軍団の軍医師長「グリエルメ」だ。
その人物こそ、お前たちが保護したという男……
帝国軍第XIV軍団の軍医師長「グリエルメ」だ。
![](/static/img/common/noimage.png)
ギラバニア辺境地帯
[ 8.8 , 12.1 ]
俺の任務は、幽閉したグリエルメの監視と、
ビターミルで行われた実験の痕跡を消すことだった。
だが、あれだけの人間が死んだ跡を完全に消すことなど、不可能だ。
ビターミルで行われた実験の痕跡を消すことだった。
だが、あれだけの人間が死んだ跡を完全に消すことなど、不可能だ。
![](/static/img/common/noimage.png)