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紅玉海
「ヒスイ」よ、何がそんなに嬉しい。
陸者に頼ることが、どれほど愚かなことか……。
我らの生き様を軽んじる者が多いのは困ったものだ。
陸者に頼ることが、どれほど愚かなことか……。
我らの生き様を軽んじる者が多いのは困ったものだ。
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紅玉海
民がずいぶんと、たぶらかされていると聞いてな。
様子を見に来たのだよ……。
医薬品の次は、サメ退治の銛か……。
様子を見に来たのだよ……。
医薬品の次は、サメ退治の銛か……。
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紅玉海
紅玉姫様も、何をお考えなのか……。
衛士はともかく、若い連中までもが武器を得ようと躍起になり、
争いの火種になりつつあるというのに……。
衛士はともかく、若い連中までもが武器を得ようと躍起になり、
争いの火種になりつつあるというのに……。
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紅玉海
聞けば、海賊衆どころか、碧甲羅の者たちまでもが、
ドマの求めに応じて、帝国と戦ったとか……。
それほどまでに、兵力を求めるドマが、
スイの民が必要以上の武力を持っていると知ればどうなるか……。
シオサイ殿も、想像がつくのではないかね?
ドマの求めに応じて、帝国と戦ったとか……。
それほどまでに、兵力を求めるドマが、
スイの民が必要以上の武力を持っていると知ればどうなるか……。
シオサイ殿も、想像がつくのではないかね?
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紅玉海
ふん、ヒスイとて、外のことなど何も知らぬだろうに。
姫様の側仕えにすぎぬお前が、私に意見するとはな……。
姫様の側仕えにすぎぬお前が、私に意見するとはな……。
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紅玉海
しかし、その物言い……まるで姫様そっくりだ。
お前と姫様が瓜二つなのは知っておるが、
いつの間に、喋り方まで……。
お前と姫様が瓜二つなのは知っておるが、
いつの間に、喋り方まで……。
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紅玉海
……ふん、まあよい。
所詮、珍しい品に触れ、一時浮かれておるだけ。
外との交流がどれほど危険か、民もすぐ気づくだろうよ。
所詮、珍しい品に触れ、一時浮かれておるだけ。
外との交流がどれほど危険か、民もすぐ気づくだろうよ。
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紅玉海
いいえ、そこまでですぞ。
「紅玉姫」様……!
「紅玉姫」様……!
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紅玉海
先日、ここで話したときの態度を妙に思いましてね。
ふたりきりになった機会にカマをかけてみたら、やはり……。
まさか、姫様とヒスイが入れ替わっていたとは!
ふたりきりになった機会にカマをかけてみたら、やはり……。
まさか、姫様とヒスイが入れ替わっていたとは!
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紅玉海
……承知いたしました、では私は先に里へ向かいます。
今更、逃げるとは思いませぬが……
念の為、ヒスイは私に同行してもらいますぞ。
今更、逃げるとは思いませぬが……
念の為、ヒスイは私に同行してもらいますぞ。
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紅玉海
[ 21.2 , 19.5 ]
やっとお越しになりましたか、待ちくたびれましたぞ。
それにしても……。
それにしても……。
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紅玉海
こうして並ばれると、本当に瓜ふたつですな。
わしら官吏も、すっかり騙されておりましたわ……。
だが……民を謀り、紅玉姫が外を出歩くなど言語道断!
姫様とヒスイには、今すぐ本来の務めに戻っていただきます。
もちろん、外との交流とやらも打ち切らせていただこう!
わしら官吏も、すっかり騙されておりましたわ……。
だが……民を謀り、紅玉姫が外を出歩くなど言語道断!
姫様とヒスイには、今すぐ本来の務めに戻っていただきます。
もちろん、外との交流とやらも打ち切らせていただこう!
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紅玉海
それは、詭弁に過ぎませぬ。
民が本当に、そうした変化を望んでいるとお思いか。
目先の実利に目がくらんでは、その奥の脅威に飲み込まれるのみ!
民が本当に、そうした変化を望んでいるとお思いか。
目先の実利に目がくらんでは、その奥の脅威に飲み込まれるのみ!
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紅玉海
ぬうっ……。
だが、それも外の恐怖を知らぬゆえに違いない!!
だが、それも外の恐怖を知らぬゆえに違いない!!
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紅玉海
な、何を世迷い言を!
姫様はもちろん、高官たる私が危険な目にあったら……!
姫様はもちろん、高官たる私が危険な目にあったら……!
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紅玉海
…………承知いたしました。
今の誓い、ゆめゆめ忘れることのなきよう。
今の誓い、ゆめゆめ忘れることのなきよう。
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紅玉海
フンッ、たかが異国の装いでそんな興奮なさるとは……。
私は、早く着慣れたスイの服に戻りたいですよ。
私は、早く着慣れたスイの服に戻りたいですよ。
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クガネ
[ 11.9 , 8.3 ]
これだけ、建物や店構えに趣向を凝らしているのは、
通行客の目にとまるようにか……?
我々の感覚にはない観点だ……。
通行客の目にとまるようにか……?
我々の感覚にはない観点だ……。
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クガネ
たしかに、いろいろな種族・出身の者がいるようだ。
それに、なんと多種多様な品が溢れていることか……。
これが……「外」の世界なのだな。
それに、なんと多種多様な品が溢れていることか……。
これが……「外」の世界なのだな。
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クガネ
……まったく、姫様や彼らの言うとおりでしたな。
外の民は、ただ争いを起こすだけの人間ではなさそうだ……。
大海に出る勇気を持てば、スイの里は大いに発展するでしょう。
……しかし、まだひとつ懸念がございます。
それが晴れるまでは、交流を支持するわけにはいきません。
外の民は、ただ争いを起こすだけの人間ではなさそうだ……。
大海に出る勇気を持てば、スイの里は大いに発展するでしょう。
……しかし、まだひとつ懸念がございます。
それが晴れるまでは、交流を支持するわけにはいきません。
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クガネ
私たちは、長らく門戸を閉ざしてきたがゆえに、
外と交流するための準備が圧倒的に足りておりません。
今のまま門戸を開いても、より便利な外の品々に押されて、
たちまち里の経済は牛耳られてしまうでしょう……。
「外に生かされる」状態にならないような対策が必要です。
外と交流するための準備が圧倒的に足りておりません。
今のまま門戸を開いても、より便利な外の品々に押されて、
たちまち里の経済は牛耳られてしまうでしょう……。
「外に生かされる」状態にならないような対策が必要です。
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クガネ
わかった……。
お前たちが挑戦している間、姫様の入れ替わりには、目を瞑ろう。
だが、結果が出なかったときは……そこまでだぞ。
お前たちが挑戦している間、姫様の入れ替わりには、目を瞑ろう。
だが、結果が出なかったときは……そこまでだぞ。
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クガネ
……外との交流について、まだ持論を翻すわけにはいかんが、
ひとつだけ、お前に礼を言っておく。
私は、姫様が幼少の頃よりお仕えしてきたが、
ああして飛び跳ねるように喜ぶ姫様を見たのは、初めてだ。
あの笑顔は、お前が引き出したものだ……感謝する。
ひとつだけ、お前に礼を言っておく。
私は、姫様が幼少の頃よりお仕えしてきたが、
ああして飛び跳ねるように喜ぶ姫様を見たのは、初めてだ。
あの笑顔は、お前が引き出したものだ……感謝する。
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紅玉海
皆、揃っているようだな。
ちょうどいい、お前たち……いや、貴殿らに謝罪をしたい。
ちょうどいい、お前たち……いや、貴殿らに謝罪をしたい。
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紅玉海
ああ、先ほど、里の様子を覗いてきたが、
自分たちで特産品を生み出すのだと、皆沸き立っておった。
あれなら、「外」とも対等に接していけるだろう。
外への恐怖ゆえに盲目的になり、民を侮っていたようだ……。
紫水宮の官吏たちも皆、交流に前向きになっている。
できるなら、これからも力をお貸しいただけるとありがたい。
自分たちで特産品を生み出すのだと、皆沸き立っておった。
あれなら、「外」とも対等に接していけるだろう。
外への恐怖ゆえに盲目的になり、民を侮っていたようだ……。
紫水宮の官吏たちも皆、交流に前向きになっている。
できるなら、これからも力をお貸しいただけるとありがたい。
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紅玉海
……それについてですが、姫様。
私は、彼らとの取引は、誰よりも「外」の世界に熱意を持ち、
精通している者が行うべきだと考えております。
私は、彼らとの取引は、誰よりも「外」の世界に熱意を持ち、
精通している者が行うべきだと考えております。
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紅玉海
……まったく、私にあれほど伝統を打破する必要性を語りながら、
ご自身のこととなると、あっさり屈してしまうのですな。
ご自身のこととなると、あっさり屈してしまうのですな。
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紅玉海
誰よりも「外」の世界に熱意を持ち、精通している者……。
紫水宮に戻り、選定する必要もございません。
それは、姫様……あなたです。
紫水宮に戻り、選定する必要もございません。
それは、姫様……あなたです。
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紅玉海
ヒスイも、引き続きの身代わりを承知しております。
もちろん儀式や公務の際には、本物に務めていただきますが、
それ以外の時間、あなたはただの「ヒスイ」です……。
もちろん儀式や公務の際には、本物に務めていただきますが、
それ以外の時間、あなたはただの「ヒスイ」です……。
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紅玉海
ええ、サナナ殿と[player]殿からよく学びなされ。
それが、スイの里の発展に繋がるのですから……。
どうぞ、今後もよろしくお願いいたします。
それが、スイの里の発展に繋がるのですから……。
どうぞ、今後もよろしくお願いいたします。
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