ウィルラの闘士
ウィルラの闘士
ギラバニア辺境地帯
シュー……ありがたい。
帝国軍と「カリヤナ派」の間で、一悶着があったのだ。
帝国軍と「カリヤナ派」の間で、一悶着があったのだ。
ウィルラの闘士
ギラバニア辺境地帯
シュー……そのとおりだ。
誇りを失ったカリヤナ派は戦うのをやめ、帝国軍に屈して久しい。
だが、そのカリヤナ派に対して、
新たに黒き橋を治めることになった帝国の女戦士が、
人質を差し出すように求めたのだ。
誇りを失ったカリヤナ派は戦うのをやめ、帝国軍に屈して久しい。
だが、そのカリヤナ派に対して、
新たに黒き橋を治めることになった帝国の女戦士が、
人質を差し出すように求めたのだ。
ウィルラの闘士
ギラバニア辺境地帯
帝国人は、我らアナンタの文化を理解しようとはしない。
無知な奴らに、カリヤナ派とウィルラ派の違いが、
わかるとも思えん。
無知な奴らに、カリヤナ派とウィルラ派の違いが、
わかるとも思えん。
ウィルラの闘士
ギラバニア辺境地帯
シュー……差し出した。
それも族長の娘を……。
それも族長の娘を……。
ウィルラの闘士
ギラバニア辺境地帯
娘を愛していた族長は、それからというもの、
来る日も来る日も、黒き橋を見ては涙を流していた。
だが、その橋をお前たちが墜とした。
戦いの様子を見ていたカリヤナの族長は、
ただちに仲間を率いて、逃げてきた帝国軍の前に立ちはだかった。
そして求めた、ただちに娘を返せと。
来る日も来る日も、黒き橋を見ては涙を流していた。
だが、その橋をお前たちが墜とした。
戦いの様子を見ていたカリヤナの族長は、
ただちに仲間を率いて、逃げてきた帝国軍の前に立ちはだかった。
そして求めた、ただちに娘を返せと。
ウィルラの闘士
ギラバニア辺境地帯
シュー……まさにそうだ。
帝国軍の女戦士は、人質の返還を拒否した。
むしろ、族長の娘に剣を突き立て、道を空けろと迫ったのだ。
片や族長は、娘を返すまで動くものかと譲らない。
そして悲劇が起きた……。
帝国軍の女戦士は、人質の返還を拒否した。
むしろ、族長の娘に剣を突き立て、道を空けろと迫ったのだ。
片や族長は、娘を返すまで動くものかと譲らない。
そして悲劇が起きた……。
ウィルラの闘士
ギラバニア辺境地帯
大勢のアナンタに囲まれて、
恐れを成した帝国軍の兵が、族長の娘を斬りつけたのだ。
族長の娘は、多くの血を流して死んでしまった……。
恐れを成した帝国軍の兵が、族長の娘を斬りつけたのだ。
族長の娘は、多くの血を流して死んでしまった……。
ウィルラの闘士
ギラバニア辺境地帯
だが、悲劇はこれで終わらない……。
族長は呼んだのだ……娘を死の底から引きあげるために……
癒し司る我らが女神、ラクシュミを!
族長は呼んだのだ……娘を死の底から引きあげるために……
癒し司る我らが女神、ラクシュミを!
ウィルラの闘士
ギラバニア辺境地帯
シュー……そうだ。
カリヤナの族長は戦いと誇りを捨てた腑抜け……
悲しみに耐えかね、神にすがりついたのだろう。
カリヤナの族長は戦いと誇りを捨てた腑抜け……
悲しみに耐えかね、神にすがりついたのだろう。
ウィルラの闘士
ギラバニア辺境地帯
目の前に降臨した美神ラクシュミを見て、
帝国軍の兵どもはあわてふためき、逃げ去った。
こうしてアナンタの土地に、死んだ娘と神が残ったのだ……。
勢いづいたカリヤナ派は、
我らウィルラ派に対し、神を詣でるように求めている。
だが、美神を信奉している我らとて、僕に成り下がるのは嫌だ。
帝国軍の兵どもはあわてふためき、逃げ去った。
こうしてアナンタの土地に、死んだ娘と神が残ったのだ……。
勢いづいたカリヤナ派は、
我らウィルラ派に対し、神を詣でるように求めている。
だが、美神を信奉している我らとて、僕に成り下がるのは嫌だ。
ウィルラの闘士
ギラバニア辺境地帯
シュー……そうだ。
アラミゴ解放軍に参じた同胞から聞いている。
お前たちの中には、神狩りの英雄がいる、と……。
アラミゴ解放軍に参じた同胞から聞いている。
お前たちの中には、神狩りの英雄がいる、と……。
ウィルラの闘士
ギラバニア辺境地帯
[ 30.5 , 26.2 ]
シュー……神狩りの英雄とは、お前のことか?
すまないが、その力を我らに貸してもらえぬだろうか……。
すまないが、その力を我らに貸してもらえぬだろうか……。
ウィルラの闘士
ギラバニア辺境地帯
[ 30.5 , 26.2 ]
シュー……ならば、ここより北に向かった先にある、
我らウィルラ派の巣、「ウィルラ・ニリヤ」に招待しよう。
我らが指導者、姉妹「サリーシャ」に会うといい。
我らウィルラ派の巣、「ウィルラ・ニリヤ」に招待しよう。
我らが指導者、姉妹「サリーシャ」に会うといい。
ギラバニア辺境地帯
[ 28.1 , 19.4 ]
シュー……我らの願いを聞き届けてくれたこと感謝する。
自己紹介が遅れたが、我が名は「ヴァジュラ」。
輝ける硬き石の名を持つ者だ。
こちらは、すぐにでも出発できる。
カリヤナ派の拠点に行きたいのなら、いつでも声をかけてくれ。
自己紹介が遅れたが、我が名は「ヴァジュラ」。
輝ける硬き石の名を持つ者だ。
こちらは、すぐにでも出発できる。
カリヤナ派の拠点に行きたいのなら、いつでも声をかけてくれ。
ギラバニア辺境地帯
[ 28.1 , 19.4 ]
シュー……どうやら準備は万端のようだな。
では、さっそくだが移動を始めよう。
美神ラクシュミを奉ずる地下神殿は、
カリヤナ派の城、「ジャナン・カット」の内部にある。
そこに至る道筋を案内しよう……。
では、さっそくだが移動を始めよう。
美神ラクシュミを奉ずる地下神殿は、
カリヤナ派の城、「ジャナン・カット」の内部にある。
そこに至る道筋を案内しよう……。
ギラバニア辺境地帯
[ 31.6 , 16.6 ]
シュー……このまま東へ進むと、
高台の上に建つ大きな建物が見えてくる。
それこそが、目的のジャナン・カットだ。
地下神殿に向かうには、
入口に据えられたエーテライトを利用するといい。
ヒトの子であっても、使うことができるだろう。
高台の上に建つ大きな建物が見えてくる。
それこそが、目的のジャナン・カットだ。
地下神殿に向かうには、
入口に据えられたエーテライトを利用するといい。
ヒトの子であっても、使うことができるだろう。
ギラバニア辺境地帯
[ 31.6 , 16.6 ]
シュー……戻りが遅いので心配していた。
生きた状態で、ふたたび会えたことを嬉しく思う。
生きた状態で、ふたたび会えたことを嬉しく思う。
ギラバニア辺境地帯
[ 31.6 , 16.6 ]
シュー……無事で何よりだ。
神狩りの英雄の噂、本当だったようだな。
ウィルラ派は、この恩を決して忘れないだろう。
ともかく、我らの巣、ウィルラ・ニリヤに戻ろう。
姉妹「サリーシャ」も、お前たちの帰りを待ちわびているはずだ。
神狩りの英雄の噂、本当だったようだな。
ウィルラ派は、この恩を決して忘れないだろう。
ともかく、我らの巣、ウィルラ・ニリヤに戻ろう。
姉妹「サリーシャ」も、お前たちの帰りを待ちわびているはずだ。
ギラバニア辺境地帯
[ 28.1 , 19.4 ]
シュー……お前たちの勝利は、
姉妹サリーシャに伝えておいたぞ。
姉妹サリーシャに伝えておいたぞ。
ギラバニア辺境地帯
[ 28.1 , 19.4 ]
シュー……お前たちの案内を務められたこと、
誇りとして生きていこう。
誇りとして生きていこう。
ギラバニア辺境地帯
[ 28.1 , 19.4 ]
シュー……よくぞ美神を打ち払ってくれた。
ウィルラ派は、この恩を忘れることはないだろう。
ウィルラ派は、この恩を忘れることはないだろう。