えおろーぐ

いいものを見せてもらったわ！

白魔法でも黒魔法でもない新たな魔法、その名も青魔法……。
うん、いけそう、やっと見つけた！

コホン、紹介が遅れたわね。
私の名はロイス……
ウルダハに新設された闘技場「ブルースカイ」の支配人よ。

既存のコロセウムと異なるのは、
剣闘士同士の戦いを見せるわけじゃないってところ。
人と魔物や野獣を競わせる「闘獣」を専門でやってるのよ。
もちろん、闘獣自体はこれまでも行われていたけど、
「マスクカーニバル」と題して、大々的に打ち出したってわけ。
闘技場に仕掛けを施したり、様々な趣向を凝らしてもいるわ。
でも、知名度はまだまだで、
ウチでしか見られない、何か特別なものを探していたの。
そんなとき、ラノシアで珍しい魔法を使う男の噂を耳にしたのよ。
あなた、マスクカーニバルで闘士としてデビューしてみない？
見たこともない青魔法はきっとお客の目を引くから、
ウチの看板闘士になってほしいの！

あらそう……残念ね。
きっとスター闘士になって、大金を稼げるはずなんだけど……。

ちょっと待って。
看板となる青魔道士は多い方がいいわ。
あなたも青魔道士なら、ウチの闘士になってくれない？

►修行を積めば
なるほど。
だったら大いに修行を積んで強くなってもらわないとね。

►青魔法以外の
ただ強いだけの剣闘士なら足りてるのよね。
観客を魅せるド派手で奇抜な戦い方じゃなくちゃ。
だから、青魔道士じゃなきゃダメ。
まだ初心者だっていうなら、修行して強くなればいい。

あなた、マスクカーニバルに出場する傍らで、
彼女に修行をつけてやってくれない？
闘士として戦えるくらい、一人前に育ててほしいの。

もちろん、その分は追加でギャラを払わせてもらうわ。
彼女の仕上がりによっては、
さらに色を付けてあげてもいいわよ。

決まりね、それじゃあ「ウルダハ」まで来てちょうだい。
看板闘士の衣装合わせといきましょう。

私としたことが、肝心なあなたの返事を聞いてなかったわ。
認識のズレを放っておくと、後に大きなリスクとなるから、
こういうことは、キチンとしておかないとね。
どう？
あなたは、これから青魔道士の修行に打ち込んで、
マスクカーニバルの闘士を目指す気はある……？

►いいえ
残念ね……あなたには、大きな可能性を感じたのに……。
どうかもう一度、考え直してもらえないかしら……？

►はい
よかった、安心したわ。
あなたには、大きな可能性を感じていたからね……。
ところで、あなたの師となるマーティンだけど、
用意した衣装に着替えてもらってるわ。
あら、来たみたいよ……。

いいじゃない！
まさに謎の青魔法使いの貴公子！
名付けて……「マスク・ザ・ブルー」！

闘技場を盛り上げるためには、
ちょっとした演出も必要なのよ。
急遽、青色に染色したんだけど、しっくりきたわね。
とにかく、マーティンにはこれから、
謎の貴公子キャラとして戦ってもらうわ。

そういえばあなた、お名前は……？

[player]ね。
あなたにはこれからマスクカーニバルで、
青魔道士として戦えるようになるまで、修行に励んでちょうだい。

それから、助手のふたりだけど……
このままウルダハに滞在してもらって、問題ないわよ。
獣人排斥令の条文を、隅々まで調べたんだけど、
マムージャ族については、いっさい言及がなかったの。
もともと、ゴブリン族商人の排斥が主目的の法律だったしね。

それじゃあみんな、これからよろしくね！

久しぶりね、[player]。
修行は順調かしら？

►任せてくれ！
それは頼もしいわね！
ウチの闘技場で戦える日に備えて、
あなたの衣装も用意してるから、これからもがんばって！

►あちこち行くのが
それは大変そうね……。
ウチの闘技場で戦える日に備えて、
あなたの衣装も用意してるから、どうかがんばって！

ところで、
マーティンなんだけど、どうもおかしいのよ……。
借金があったことは知ってて、一度は完済したはずだけど、
どうやら、またもお金を借りているらしいの。
ギャラは充分払っているのに、いったい何に使っているのやら……。
もし、うちの看板闘士が、良からぬことをしていたら、
闘技場「ブルースカイ」の名にも関わるから、心配なのよね。

あなたたちは、マーティンの助手なんでしょう。
何か知らないかしら？

そう……。
マーティンは用事とか言って、どこかへ向かったみたいね。
こうなったら、彼を尾行して真相を確かめてみようかしら。

悪いんだけど、あなたも同行してもらえない？
弟子としても気になるところでしょう。

マーティンを尾行したら、途中で目立たない服装に着替えて、
錬金術師ギルドに入っていったわ。

薬……まさか持病でもあるのかしら？
それで高い治療費が必要だとか……
また、どこかへと向かったようね。
尾行を続けましょう。

マーティンはこの場所に来てから、しばらく動きがないわ。
おそらく、誰かと待ち合わせしているようね。

夢想花ですって……！

ごめんなさい、[player]！
ヤツらをやっつけて！

ふう……。
ありがとう、[player]。
さて、マーティンのバカを追及しなくちゃね。

ありがとう、[player]。
あなたがいてくれて助かったわ。

問題なのは、マーティン……あなたよ！
よりにもよって、ご禁制の夢想花を買っていただなんて！
夢想花が多くの人を中毒と死に追いやった、
「ソムヌス香」の材料だってこと、知らないとでも思ったの！？
そんな品に手を出した人とは、契約を破棄させてもらうわ！

……いいでしょう、聞かせてもらうわ。

それって、重い病気なの……？

なるほど……お金にがめついのも理由があったのね。
さっき錬金術師ギルドに寄ったのは、
薬に必要なほかの素材を買っていたと……。

新大陸の部族を救おうなんて……とても立派な心掛けね。
その志に免じて、契約の破棄は撤回させてもらうわ！
夢想花の件も目をつむることにする。

そんな大層な目的があるのなら、
ますます、ウチの闘技場で稼いでもらわないとね。

それはありがたいわ。
「マスク・ザ・ブルー」の試合は、常に満員御礼なのよ。
さっそく、予定を調整しないとね、早くウルダハに戻りましょう。

その決着、ウチの闘技場で決めない……？

ヴァストラッハに出資してるのは、何を隠そう私なの。
新大陸を開拓する彼の商会に可能性を感じたんだけど、
まさか、青燐泉がワラキ族の聖地だなんて聞いてなかったわ。
地元民との対立という要素は、事業にとってのリスク。
このまま出資を継続すべきかどうか、悩みどころね……。

そもそも、ワラキ族の伝統が彼らだけのものであるように、
強制的な文明化も、ヴァストラッハの価値観でしかない。
言い争ったところで、結論なんて出ないでしょう。
なら、わかりやすく、闘技場で勝ち負けを決めましょうよ。
聞くところによると、ヴァストラッハも青魔道士なんでしょう？

いまこそ、[player]の出番よ！
マーティンの弟子であるあなたが、
二代目「マスク・ザ・ブルー」としてデビューするの！
そして、ヴァストラッハも謎の青魔道士としてデビューして、
ふたりで青魔道士の頂上決戦を行うの！

[player]が勝てば、青の谷から手を引く。
ヴァストラッハが勝てば、マーティンがワラキ族を説得する。
対立した意見を収めるためには、良い提案だと思うけど……？

►ワラキ族のため
闘志むき出しでいい感じね！
これは盛り上がりそうだわ……！

►マーティンのため
稀に見る師弟愛ね！
これは盛り上がりそうだわ……！

►……
迷っているのね。
とりあえず、マスクカーニバルで、
青魔道士としてデビューしてから、考えてみてくれない？

でも、その前に青魔道士としての腕を見せてもらうわ。
ふたりの衣装合わせもしておかなきゃね。
ウルダハに戻って、予行演習をしましょう！

さて、予行演習はもちろん、
ウチの闘技場「ブルースカイ」で行うわよ！

さあ、[player]！
準備はいい！？

いいじゃない！
二代目「マスク・ザ・ブルー」の誕生ね！

そして、お次は、ヴァストラッハ！
ウチの衣装係が、総力を挙げてこさえた自信作をご覧なさい！

完璧ね！
地獄からきた悪の青魔道士、その名も「アポカリョープス」！

剣闘興行では、正統派と悪役のライバル関係が、
いちばん盛り上がるんだから……そこは我慢してよね！

飛空艇と同じ原理よ。
気化させた青燐水を充填した浮袋を仕込んでいるの。
ほかにも、仕掛けがあるんだけど、そこは企業秘密……。

さ、これにて予行演習は完了！
ふたりの決闘は、マスクカーニバルの頂上決戦になるわ。

[player]はまず、ほかの試合で手慣らしして、
いい頃合いに、アポカリョープスに挑んでちょうだい！

さて、闘獣興行「マスクカーニバル」に出場したくなったら、
オニキスレーンにいる「ブルースカイの案内人」に声をかけて。
試合はいくつも用意してあるから、
あなたの裁量で選んで、適切な戦いに臨んでね。
それじゃあ、これから目いっぱい、
ウチの闘技場のマスクカーニバルを盛り上げてちょうだい！
「アポカリョープス」との決戦も健闘を祈ってるわ……！