未知の武器を持つ大男
不意に古傷が痛みだし、動けなくなってしまった。
どこの誰だか知らないが、君のおかげで助かった。
未知の武器を持つ大男
未知の武器を持つ大男
バエサルの長城は、エオルゼア同盟軍が押さえてくれたおかげで、
難なく越えることができたが、鬱蒼とした黒衣森で迷ってしまった。
そんな折、見知らぬ者たちが現れ、
間髪を容れず襲いかかってきたのだ。
未知の武器を持つ大男
どのみち、金目の物など持ち合わせていないがな……。
未知の武器を持つ大男
どうやら、只者ではないようだ。
その腕を見込んで、打ち明けよう……。
北州イルサバード大陸にある帝国支配下の属州の出身であり、
ガレマール帝国軍の徴用兵だった者だ。
もとより、帝国への忠誠心はまったくなかった。
家族が人質に取られていたため、やむなく従っていただけ。
だが、その家族も死んでしまい、
帝国のために刃をふるう必要もなくなった。
そんなわけで、脱走してエオルゼアまで逃げてきたのだ。
結局、国どころか家族すら護ることができなかった……。
その代わりと言ってはなんだが、
残りの人生を誰かを護ることに費やそうと思い至ってな。
きっとこれも何かの縁……。
君に、私が始める護衛稼業を手伝ってもらいたい!
彼女には素質を感じたんだ。
「ガンブレイカー」となる者のね……。
これは、我が一族に代々伝わる、「ガンブレード」という武器だ。
言っておくが、帝国兵が持つものとはまったくの別物だよ。
あれは、「剣」と「銃」を組み合わせただけの紛い物。
我が一族に伝わるものこそ正統なんだ。
クリスタルの粉末を収めたシリンダーが内蔵されている。
ここに使い手の魔力を蓄積し、引き金を引くことで、
一気にそれを放出して、魔法効果を生み出す!
たとえば、爆発的にブレードを振動させ切断力を高めたり、
身を護るための魔法障壁を展開したりできるのだ。
まさに攻防一体の武器だが、そのルーツは……
君も、ガンブレードの使い手……
すなわち「ガンブレイカー」にならないか!?
私の護衛稼業を手伝ってもらう見返りに、
一族に伝わる最高の護衛術を、君に伝授しよう!
どうか、一度考えて返事を聞かせてくれ……。
ガンブレイカーとなって、私の護衛稼業を手伝ってもらえるか?
しかし、このまま君を逃すのは惜しい。
どうか、もう一度考え直してもらえんか……?
それでは、我が一族に伝わるガンブレードと、
引き継がれてきた技の記憶を込めた、ガンブレイカーの証を渡そう。
まずは、これらを身に着けて、
ソウルクリスタルに込められた、先人たちの声に耳を傾けてくれ。
私の見込みどおり、きっと君には才があるはず。
すでにソウルクリスタルから、いくつか技も引き出せたことだろう。
仲間となる君の名を聞いておこう。
これからよろしく頼む!
グリダニアの冒険者ギルドとやらへ向かおう!
自由な働き方を支援してくれる冒険者ギルドとは、
なかなか、よい制度だな。
鬼哭隊屯所近くの建物前にいるので、まずは話を聞きにゆこう。
何より意にそぐわず、部屋に籠もらされているとは不憫だ。
エディシアさんをお護りしよう!
その前に護衛対象について、もう少し知っておきたい。
エディシアさんについて、街中で情報収集しておこう。
彼女の噂や評判を聞くことで、
犯人の見当もつくかもしれない。
目的地の視察もかねて、野外音楽堂の周辺で聞き込みをしよう。
私に報告を頼む。
こちらの女性は、オンディヌさんといって、
彼女もハープシコードの奏者らしい。
君が聞き込みで得た情報を教えてくれないか……?
過激なファンである可能性が高いようだな。
だとすると、本当に危害を加えるつもりというより、
脅しをかけたかっただけかもしれないが、油断は禁物だ。
さあ、ラサンシューさんのもとへ向かおう。
さて、初仕事といこう。
だが、この人数でぞろぞろ歩くと、目立ってしまい、
かえって標的の到来を、犯人に報せてしまう恐れがある。
護衛は、私と[player]、
このふたりに任せてくれないか……?
剛堅のラドヴァン
ミィ・ケット野外音楽堂まで、彼女を無事に届けるぞ!
剛堅のラドヴァン
ものはついでだ、エディシアさんについて聞き込みしよう。
剛堅のラドヴァン
同業者の嫉妬という可能性もあるわけだな……。
剛堅のラドヴァン
剛堅のラドヴァン
[player]、エディシアさんを護るぞ!
剛堅のラドヴァン
敵を引き付けやすくなるぞ。
剛堅のラドヴァン
剛堅のラドヴァン
しかし、なぜ奴らが彼女を……?
剛堅のラドヴァン
奴らはどこから襲ってくるかわからないぞ。
剛堅のラドヴァン
[player]は、左の奴らを頼む!
剛堅のラドヴァン
襲いくる盗賊団から、エディシアさんを護るのだ!
剛堅のラドヴァン
君にソイルの使い方を教えておこう……。
剛堅のラドヴァン
それによって強力な「ビートファング」を放てるぞ!
剛堅のラドヴァン
その調子で、このまま奴を片付けるぞ……!
剛堅のラドヴァン
最後まで抜かりなくゆこう。
剛堅のラドヴァン
剛堅のラドヴァン
エディシアさんを必ず護り切るんだ!
剛堅のラドヴァン
まさか、魔獣をけしかける気か!?
剛堅のラドヴァン
エディシアさんに危害が及ばないよう立ち回るんだ!
剛堅のラドヴァン
剛堅のラドヴァン
剛堅のラドヴァン
エディシアさんに当たる前に急げ!
剛堅のラドヴァン
先に奴らから倒すぞ!
剛堅のラドヴァン
手荒な真似はしたくない、正体を現すんだ……。
なぜ、彼女を狙った……?
ここで見たことは、墓まで持っていくことにしよう。
そして君は、私の見込み以上に、
ガンブレイカーとしての素質を備えていたようだ。
いまこそ、話が途中になっていた、
我らガンブレイカーのルーツを教えよう……。
少数民族だったロスガル族は、巨大帝国に虐げられ、
僻地に築いた小国でひっそりと暮らしていた。
彼らを率いていた女王の名は「グンヒルド」。
そして、女王を護る近衛たちは、特殊な剣を持っていた。
武器であると同時に魔器でもある品を……。
ガンブレードとは「グンヒルドの剣」という意味なのだ。
形状がガンブレードに似ていたために「ガン」と呼ばれた。
今に続く「銃」という言葉のルーツは、そこにある。
親衛隊の一族はアラグ帝国の侵略に抗い続け、
ことさらまがい物の「銃」を目の敵にして破壊した。
そこから、彼らは「ガンブレイカー」と呼ばれるようになったのだ。
ガンブレイカーの技は、生き残った一族によって長い間、
ひっそりと継承されてきたが、それがいま途絶えつつある。
君にガンブレイカーとなってもらったのは、
消えゆく技を引き継いでほしかった、という意図もあったのだ……。
本当は一族以外の者に、技を授けるのは伝統に反するのだが、
君という逸材を見つけ、いてもたってもいられなくなったんだ……。
グリダニアだけに留まらず、次の都市に向かおうと思う。
ほかの地にも、きっと護衛を必要としている人がいるはずだ。
冒険者ギルドは各都市にあると聞いた。
まずは、そこで仕事を探すことにしよう。
絶望や諦観が蔓延する帝国属州とは大違いだ。
さすがに、そう都合よくはないようだ。
仕事が入るまで、君はしばらく腕を磨いておいてくれ。