……ごめんなさい、私のせいで。
サンクレッドと同じ世界から来た、英雄に……。
会うべき人が、近くまで来ている……だから行かなきゃって。
これ以上近づくべきではないと言っていました。
だから……止められると思って……。
助けてくれて、ありがとうございました。
だって、何度も行き来してたのに……。
頭の中に、そこだけ霧がかかったみたいで……。
「どこかへ行ってきて」というお願いならいいのですが、
「一緒に行きましょう」には、くれぐれも気をつけて……。
もどれない場所に引き込まれるかもしれないと、
前に、ウリエンジェが教えてくれたので……。
子どもの魂から生じるという説があるそうです。
もちろん、前世の記憶があるわけじゃないけれど、
生を謳歌したかった、遊びたかったという想いが、
その魂を縛っている……。
だからとにかく遊びたがりで、
領土に招いた人を、何年、何十年と、
帰さないこともあるのだとか……。
ちゃんと思い出せたみたい。
フェオさんと、[player]さんのおかげです。
ウリエンジェは、元気かな……?
この家の周りだったら、よく知っているので……。
サンクレッドに連れられて、いろんな場所を転々としましたが、
中でも一番長く……半年以上いた場所なんです。
ソイルに魔力を込める作業は、決まってここでしていました。
この家の周りだったら、よく知っているので……。
サンクレッドに連れられて、いろんな場所を転々としましたが、
中でも一番長く……半年以上いた場所なんです。
ソイルに魔力を込める作業は、決まってここでしていました。
今のわたしは、かつてあなたに宿ったアシエンと同じ。
わたしの魂を受け入れやすい子に、体を借りているだけよ。
第一世界から、希望の灯火を絶やさないため……
「光の加護」という力の存在を、証明し続けているだけなの。
依り代となった少女たちは、本当の名を呼ばれることさえない。
もう、十分に残酷よ。
これ以上は……この子から精神の主導権まで奪うようなことは、
あってはならないわ。
戦いに疲れ、すべてを投げ出したいと願ったのなら。
そのときは、心ごと成り代わって、
わたしがすべての宿命を受け止めましょう。
この子が自分の足で進むことを選び、
険しい世界を歩いていくための力を欲したなら……。
本来の「光の巫女」に近づけるはずよ。
でも、これはわたしたちが決めることではないわ。
自分で選ぶべきことよ。
父さんの事故以来、一緒に過ごした時間を覚えている?
かつてわたしに、そうしてくれたように。
だって、まだ何も知らないんだもの。
生きるべき世界のことさえわからないのに、
道を選ぶなんてこと、できないでしょう?
この場所でなら……きっとまた会えるわ。
1冊だけ、お借りしました。
フーア族とは関わるなって、前に言われたのですが……。
とりあえず溺れないくらいの泳ぎは、
サンクレッドに習いました。
サンクレッドから習っているので、少しは戦えるはずです……!
夢でも見ているんでしょうか?
お花がいっせいに!
私たちの勝ちです!
おとぎ話の世界みたい…!
みなさん、やりましたね!
あのとき私が捕まらなければ……。
何か、あったかな……。
私、ちょうど自分の取引が終わったので、その……
ごめんなさい、報告をすませてきます……!
そのお仕事、私も一緒に行っていいでしょうか……?
もしよければ、なのですが……。
少し覗いてみましたが、アンチロウらしきン・モゥ族が、
たくさんいました……。
依頼の品を、手分けして探しましょう。
少し離れたところで待機していますね。
では……!
依頼の品、私もできるだけ回収してきました。
だけど、無事にすんでよかったです。
あまり実戦経験がないので、緊張しましたが……
少しでも役に立てていたら、嬉しいです。
罪喰いと戦っていたそうです。
でも、私は戦う必要がなくなってから発見された……。
むしろ、勝手に罪喰いと戦わないように、
ユールモアにしまわれたんです。
だから、サンクレッドに連れ出してもらうまで、
戦い方も生き方も、何もわかっていなくって……。
大罪喰いと戦うのは、同じ加護を持つ私になる……
サンクレッドはそう言っていました。
あの人はきっと、
その可能性があったから私につきあっているだけで……
本当は、今の私を見るのも嫌なんだと思います。
だって私は、本当のミンフィリアじゃない……!
あの人が家族みたいに大事に想ってるのは、私じゃないんです。
光の巫女が現れて、「光の氾濫」を止めたという場所へ。
そこが近づくと、私、自分が自分じゃないみたいに感じて……
怖くて……見るのも聞くのも嫌で……。
多分、意識を失ったんだと思います。
ただ、忘れかけの夢みたいにぼんやりと、
「本物」とサンクレッドが話していた気がして。
それからときどき、一緒にいると、つらそうな顔をするんです。
それに気づいても、私には何もできない。
助けてくれた人を、ずっと傷つけているだけ……。
だから私、本物のミンフィリアに変われたらと思うんです。
それで、私の中にある、私以外の想いに従って、
あなたに会いに行きました。
なのに、こうして一緒にいさせてもらっても、
どうして会わなきゃと思ったのかは、汲み取れないまま……。
何かを伝えたい……ううん、誰かに会わせたい……?
そんな気が、するんですが……。
あのお城から…………?
あなたはそれを、ン・モゥ族のところへ……。
私たちも、ここのアマロと会うのははじめてで……。
とっても……とってもフカフカで……!
でも私たちは「水晶の靴」をもらわないといけないし……。
大罪喰いの討伐に、連れて行ってください……!
どうか、気をつけて……!
みんなの邪魔も、させない……!
罪喰いとの戦いに協力はできない、ということですか……?
ユールモア軍に負けないように……
次は、一緒に戦えるように……!
街の皆さんは、大丈夫でしょうか……?
サンクレッドたちから、危険な存在として、
伝え聞いてはいたのですが……。
サンクレッドとウリエンジェが話してた、魔法使いの人……?
窓の形が、ちょっとだけ、かわいいんです。
[player]さんにも、あのかわいい窓、
見てもらいたいのにな……。
ほとんどだったから……。
上で蝋燭をわけてもらった方がいいでしょうか……?
それがお土産になるなんて、ヤ・シュトラさんは、
とても博学な方なんですね……?
戦ってくれるということですか……?
アシエンが出てきたら、注意しないと体を乗っ取られるって、
サンクレッドから教わっています……!
綺麗で、強そうな人です……!
扉の先は、どうなっているんでしょうか……?
サンクレッドは、私が本物じゃないから……。
……マトーヤさんは、「夜の民」の皆さんに、
とっても信頼されているんですね。
室内はかなり暗いんですね。
さっぱりというか……軽いというか……
改まった気持ちになるというか……。
ほとんどなくって……大丈夫、でしょうか……?
あの、あの、私……!
何人かに勇気を出して「アジントタ」って言ってみたんです。
そしたら、みんな優しくお話ししてくれて……!
とてもドキドキしましたが、すごく楽しかったです……!
彼らの信仰は、マトーヤさんの言っていたとおり、
生きるための知恵という感じでした。
それを自分で実感できたことが、なんだかとても嬉しいです。
……まだちょっと……緊張も残ってるけど……。
お手伝いさせてください!
ただ……少しヒビが入っているので、
できるだけ急いで運んでもらう方がいいかもしれません……。
もう一回、汲み出しますね!
畑にお水、あげられましたか……?
わかりました、すぐに汲み出します!
報告するのは……えっと……エルサベルさんでしたよね?
ほかにもっと、力になれることはありませんか……?
もっと暮らしやすい街の方に移動することを、
考えたりはしないんですか……?
故郷を失い、行き場を失った人たちの中で、
その源流が生まれたと……。
最初は集会のときにだけ集まっていた人々が、
何年かして、本格的に共同生活をすることを決意して、
ラケティカ大森林に踏み入った……そう本で読んだ気がします。
何か事情があるのでは……?
私に任せていただけないでしょうか……?
光の加護……あ、えっと……
私、罪喰いになりにくい体質なんです……だから……!
「夜の民」の人や、その教えを、素敵なものだと思いました。
だから、私にできるかもしれないことなら、やりたいんです。
あの……もしその間にサンクレッドが戻ってきたら……。
ご指導、よろしくおねがいします……!
でも、それって一緒に来てくださるという……?
気づかれずに石を探すのは難しそうです……。
先に罪喰いを倒してしまった方がいい……ですよね。
では、片方は私が引き付けて倒しますので、
[player]さんは、もう一方を……!
刺激したら襲ってきそうな野獣も多いので、
戦える場所はかぎられていると思います……。
だから、私と[player]さん、
それぞれが罪喰いを1体ずつ引き連れて、
離れて戦った方がいいかなって……。
では、その流れで、作戦開始します。
こちらの罪喰いは、倒せました…………。
これは私ひとりで倒さなきゃって思ったら、手も震えるし、
本当に……こんなことじゃ……。
トッディアさんの命名石を探しましょう。
たしか、翡翠……でしたよね。
私、そこの茂みを見てきます。
聞いていたとおりのものです。
きっと、トッディアさんの命名石ですね。
探し物を見つけるのも、戦いも、闇を取り戻すことだって、
できないことなんてないみたいです……。
傍にいると元気が出て、がんばろうと思える人なんだって、
わかってきた気がします。
それは、私がどんなに武術の腕を磨いても、届かないもの……
同じ加護を持っていても、私は、
あなたの代わりにも、ミンフィリアの代わりにもなれない……。
葬儀の前に、ルナルさんに翡翠の命名石を渡さないと……!
あの……あのね、私、スリザーバウのみなさんから、
「夜の民」について教えてもらいました……!
罪喰いを退治して、遺品の回収を……。
勝手に出歩いてしまったけれど、でも……!
何か、ご用だったでしょうか……?
是非、参加させてもらおうと思います。
時間になったら「至暗所」に行きますね。
私も嬉しいです……!
時間になったら「至暗所」に行きますね。
ここの人たちが、本物の夜空を見ることができたら、
きっと感じると思うんです。
祈りは、ちゃんと届いていた。
生きていたって証が、まだそこに続いてるんだって……。
私も、大罪喰いを倒して、みんなに夜空を見せたいです……!
勝手なことを言いました……。
それが、私たちがイキス・マヤエの森に進入するための、
手掛かりになるのでしょうか……?
みなさん、お気をつけて……。
怪我、ちゃんと治しておきます……!
みなさんが無事でよかったです。
たくさんの女の人に追われていたって本当でしょうか……?
「彼にも多くの火傷があったのです」ってウリエンジェが……。
あの見回りの人も、スリザーバウのみんなも、
助けられるような……!
私たちの方も、出発の準備はできてます。
ヤ・シュトラさんと[player]さんが、
印章をとってきてくれたおかげですね。
ウィメさんたちって、何歳なんですか……?
お話するの、ちょっとドキドキしちゃいました……。
でも、聞き込み、がんばりました……!
ルナルさんは、こっちにいたんですね。
お疲れなら、少し休んだ方が……
なんだかとっても、頼もしいです。
でも……体は大丈夫なのかな……?
それに今自分が挑むというのが、
なんだかとても、不思議なんです。
「ミンフィリア」みたいに転生することがなくたって、
こうして、誰かが築いた歴史が、自分の代まで伝わっている……
本当にすごい……すごいですよね……。
わかりました…!
こ、この揺れは…
コウモリ…なの…?
キンキンします…
すごい景色…!
いえ、あれは罪喰いです!
束ねる大罪喰い!?
「夜の民」のみんなにも、この空が見えてるかな……。
ごめんなさい、サンクレッドから聞いてはいるんですが、
こちらの世界では見かけないので、ピンとこなくて……。
スリザーバウの様子を見てから発とうって、
サンクレッドたちと決めたんです。
私、こんな風に、住民のみなさんと話しながら、
ひとつの街に滞在することがはじめてだったから……。
「夜の民」のみんなには、ずっと、元気でいてほしいです。
スリザーバウの様子を見てから発とうって、
サンクレッドたちと決めたんです。
私、こんな風に、住民のみなさんと話しながら、
ひとつの街に滞在することがはじめてだったから……。
「夜の民」のみんなには、ずっと、元気でいてほしいです。
どうにか無事だったみたいで……。
それ以上に、夜の闇が戻ったって、
みんな本当に……本当にうれしそうでした……!
一緒に帰ってこなくてよかったんでしょうか……?
このあたりの怪我人は、避難させました。
[player]さん……どうしてここに?
ライナさんを助けようと思って飛び出したのに、
油断をしてしまった。
それで、サンクレッドが…………。
……本当に、それでいいんでしょうか。
スリザーバウが襲われたときや、今回の襲撃みたいに、
一歩間違えれば、たくさんの犠牲がでるかもしれない……。
そんな中で、いつまでも、
弱い私がここにいるこちが……本当に……。
シェッサミールさんが待ってるのに……なんてことを……。
「ミンフィリア」だから、みなさんと一緒にいられるだけで、
私はずっと、中途半端なままで……。
そうでなくとも、戦いは、どんどん厳しくなっています。
スリザーバウが襲われたときや、今回の襲撃みたいに、
一歩間違えれば、たくさんの犠牲がでるかもしれないのに……。
とにかく、お手伝いをすませないと!
私が持ちきれない分の薬草を、
シェッサミールさんに届けてもらえないでしょうか……?
この園芸館にある「新緑の若葉」のうち、
とくにさわやかな香りのするものだそうです。
よろしくお願いします!
薬草は、シェッサミールさんに渡してください。
護ることができたんでしょうか。
大罪喰いは、強い光を放っているものなんですよね。
だったら、光を司る者……「光の巫女」ならば、
その居場所が感じ取れたりしないんでしょうか。
私みたいな、半端者じゃなくて……
本物の「光の巫女」、ミンフィリアなら……。
そこへ行けば、彼女を呼び戻すことが叶う。
確かに、あなたからは何も聞いてない……
あなたは優しいから、何も言ってくれなかったけど……っ!
私だって、何も気づかずについてきたわけじゃない……。
そんなにも、サンクレッドに無関心だったわけじゃない!
だけど、エメトセルクさんの言うとおり、
これがいちばん可能性のある道だと思うんです。
だから……どうか、行かせてください。
私も支度をして、街の入口に向かいます。
いつでも、アム・アレーンに出発できます。
その先で、「私」がどうなったとしても、
後悔は……しないんじゃないかと思います。
単なる力の有無じゃない、運命と戦うための強さも、
教えてもらいました。
だから、こうして踏み出せたことは、
私なりの成長だと……そう思ってもらえると、嬉しいです。
必ずナバスアレンで「ミンフィリア」に会って、
大罪喰いの居場所を見つけましょう。
私たちは、あの下に行くんだ……。
こんな状況だから、楽しくとはいかないけれど……
私はこの旅の一歩ずつを、大事にします。
この土地について詳しいですよね……?
このまま南下すれば、辿りつくことができますか?
この村で、聞き込みをさせてもらってもいいですか……!?
みなさんと、ちゃんとお話しできたから……
とにかく聞いて回ってみます……!
教えてくれて、ありがとうございます。
どうやって動かすんでしょう……?
とても人が動かすとは思えない、
大きなレバーがついてる装置です。
トロッコを動かすことができれば、
そこまでたどり着けると聞いて、ここへ来ました。
どうか力になっていただけないでしょうか……!
それでも、ダメですか……?
親方さんと、うまく話がつけられるといいのですが……。
きっとここでも、いろいろな出来事があったんだろうな……。
私がどうしてもあそこに行きたいから、
みんなに同行してもらっているんです……!
本当に、私はナバスアレンに行きたいんです……。
だって、そうしなきゃ……
みんなの力にだって、なれないんだから……。
トロッコのこと、簡単にあきらめちゃダメですよね。
親方さんがあんな風に不機嫌な理由や、
トロッコを動かせない原因が、何かわかるかもしれません。
心核を用意しようとして、何があったんですか……?
でも、先に進む手掛かりがあるかもしれないなら、私は……。
過去みたいに言うんですか。
そのために、私はここに……っ!
いつの間にか、お任せするような形になっていて……。
私……迷う必要なんてないはずなのに、どうして、こんな……。
[player]さんが出かけたことも知らなくて……。
せめてと思って、ウリエンジェに教えてもらいながら、
タロースの心核を入れ替える準備をしておきました。
これで動いてくれるといいのですが……。
私は、何をやろうとしても、みんなほど上手くできない。
私が私のまま生き残っても、誰も喜ばない……。
だからいっそ……!
そう言ってくれたら、苦しくないのに……。
だけど……私には、みなさんに伝えたいことがあるんです。
それだけは……間違いないから……。
私たちがナバスアレンに行く準備は、整ったってことですね。
ソイルに魔力をこめておきました。
それから……一番最初……
魔力をこめる練習用にもらった1発も、お返しします。
どんな魔法が発動するかはわからないけれど、
お守りだと思って、持っていてください。
私たち、本当にナバスアレンに行けるんだ……。
ここまで旅しながら、ずっと考えていたんです。
でも、みんなと一緒だと、1歩進むごとに風景が変わって……
考えていたことが、ちっとも正しくない気もしてきて。
私は……行こうと思います。
ここで進むのをやめることが、絶対に、一番後悔するから。
たくさんのことを教えてくれて、ありがとうございました。
さあ、マグヌスさんに声をかけて、トロッコに乗りましょう。
みなさんとの旅は、いつだって、
ドキドキするような新しいことばかりでした!
どうか、気をつけて……。
今だって、痛くて、つらくて、とても苦しい……。
それでもこれは、ここまで旅してこられた証です……!
一緒に見た風景を、覚えています……。
その思い出があるからこそ、苦しいのだとしても……
なかったことになんて、絶対にできません……!
大好きだと……ありがとうと……。
私のこの、命ぜんぶで。
そこを……通してくださいッ!
この場所が、前にサンクレッドと訪れた、廃都ナバスアレン……
「ミンフィリア」最期の地……。
意識を手放してしまったけれど……
今は絶対に、目をそむけたりなんてしません。
もっと、「光の氾濫」の跡の近くへ……彼女のいた場所へ。
この場は、それで食い止めます。
あなたはもう一度、希望になる。
こうしてあなたたちに会えて、とても嬉しい……。
あなたにずっと、伝えたいと思っていたの。
それでも投げ出さずに歩いて来てくれて、ありがとう。
だけど、みんながいてくれたから……。
あなたの言葉で、あなたの望みを。
この世界を救いたいです。
「光の巫女」の力があれば、
それを突き止めることができるでしょうか?
強い光を辿って、彼らの居場所を探し出せるわ。
それは本来の「光の巫女」の力があればの話。
先へ進もうと思えば、選ぶしかない……。
わたしたちは、分岐点にたどり着いてしまったの。
大切な人たちから、もらってきたのではないかしら。
「光の氾濫」とともに、多くが失われました。
たくさんの命、豊かだったはずの大地、
そして……英雄と呼ばれる存在も。
遥か遠くから来た、英雄たちの背中を……
一緒に旅をして、すぐ近くで。
許されるのなら、あの背中を追いかけてみたい。
もらった想いを、力を、次の誰かに伝えられるようになりたい。
それが繋がって、繋がって……
この世界でもいつかまた、多くの英雄たちが、
果てない未来を目指すようになればいい。
わたしもかつて、願ったわ。
「ミンフィリア」という存在を、
罪喰いと戦う人々の灯火として繋いでいく……
それが、いつか本当の救いに結びついてほしいと。
……わたしは、それで十分、胸を張ることができる。
絶望は立ちふさがり、無力に苛まれるでしょう。
わたしの心をわかってくれた、優しくて愛しいあなた。
私を、人を、信じ続けてくれて……。
その存在は、わたしにとって、
混迷の闇を照らす暁そのものだった。
英雄は、ひとりではないわ。
ふたつの世界のあなたが手を取れば、
運命はまた、切り開かれる。
たしか……ミンフィリアと話して…………。
私、何かおかしいですか……?
「ミンフィリア」が、私を本来の姿に、
戻してくれたんだと思います。
それらは転生して戦い続ける「ミンフィリア」の証だった……。
今、彼女は私に命を……私として生きる道を、託してくれた。
だから…………。
ずっと私のそばにいてくれた、優しい力が……
前よりも、ずっとはっきりと……。
それに……わかるんです。
今まで感じ取ることのできなかった、世界の流れ……
光のうつろいと、それを操る方法が……。
アム・アレーンのどこにいるのかまで、しっかりと……。
急いでサンクレッドやみなさんと合流して、討伐に…………
「ミンフィリア」としての証もなくなってしまって……。
自分でも、よく、わかっているんですが……。
先にサンクレッドのところに戻っていてください。
私も……すぐにあとを追いかけますので……!
すぐに……すぐに追いかけていきますので……!
戦うことも、ほかのことも……!
ミンフィリアが願ったことまで、絶対に、叶えてみせます。
お役に立てるはずです、だから……!
とても小さいころだったから……。