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醴泉神社境内
[ 5.0 , 6.2 ]
どうやら、来るべきときが来たということか。
醴泉神社境内
ほう、まがい物とはいえ、神の名を冠するスサノオを打ち倒すとは。
それに、あの男によく似た、強い意志の光を放つ瞳……
なるほど、爺さんが懸けてみたくなるのも、頷けるというものだ。
それに、あの男によく似た、強い意志の光を放つ瞳……
なるほど、爺さんが懸けてみたくなるのも、頷けるというものだ。
醴泉神社境内
そうならぬためには、アラミタマを解放すると同時に、
予めニギミタマを神通力によって、守っておく必要があるのだ。
むろん、暴走を鎮められねば、意味はないがな……。
予めニギミタマを神通力によって、守っておく必要があるのだ。
むろん、暴走を鎮められねば、意味はないがな……。
醴泉神社境内
[player]、と言ったな。
私の魂…………お前に預けてもよいだろうか。
私の魂…………お前に預けてもよいだろうか。
醴泉神社境内
……それでは、戦いの準備が整い次第、
私が生まれ育った地、「ヤンサ」にて相まみえよう。
魂を失うやもしれんのだ、もう一度、あの景色を見ておきたい。
私が生まれ育った地、「ヤンサ」にて相まみえよう。
魂を失うやもしれんのだ、もう一度、あの景色を見ておきたい。
ヤンサ
[ 31.6 , 6.1 ]
……来たか。
ヤンサ
私は、この地にろくな思い出がない。
この真白き毛並みゆえに、同族からもヒトからも、
忌み嫌われていたからな……。
にもかかわらず、瑞獣へと裏返った私は、
長きに渡り、この地に棲まう命を守り続けてきた。
だが、どれだけ救い、守ったとて、
いつかは、あらゆる命にとっての脅威へと変じる……。
まったく、何のために生まれてきたのやら……。
この真白き毛並みゆえに、同族からもヒトからも、
忌み嫌われていたからな……。
にもかかわらず、瑞獣へと裏返った私は、
長きに渡り、この地に棲まう命を守り続けてきた。
だが、どれだけ救い、守ったとて、
いつかは、あらゆる命にとっての脅威へと変じる……。
まったく、何のために生まれてきたのやら……。
ヤンサ
►鎮めてみせる
<チェック漏れ>
►心配するな
フフフ、まさかお前のような若造に諭されるとは、
私もまだまだ青さが抜けぬわ。
お前に魂を預けると、そう決めたというのにな!
<チェック漏れ>
►心配するな
フフフ、まさかお前のような若造に諭されるとは、
私もまだまだ青さが抜けぬわ。
お前に魂を預けると、そう決めたというのにな!
ヤンサ
では、始めるとしよう、勇敢なるヒトの子よ!
これより、数百年もの間、
我がアラミタマを縛り続けてきた神通力を解く!
これより、数百年もの間、
我がアラミタマを縛り続けてきた神通力を解く!
ヤンサ
準備は良いか?
これがお前と交わした最後の言葉にならぬよう、祈っておるぞ!
これがお前と交わした最後の言葉にならぬよう、祈っておるぞ!
白帝の竹林
これより、アラミタマを解放するッ!
我が魂、貴様らに預けるぞッ!
我が魂、貴様らに預けるぞッ!
白帝の竹林
オオオオオ……この衝動、もはや止められん!
捉えたぞ! 叩きのめしてくれるわ!
吹けよ、荒れよ、我がアラミタマ!
駆けろ、我が半身ッ!
歯向かう者どもに、牙と爪を突き立ててやれ!
震天動地の力を、見せてやろうッ!
これぞ、アラミタマよ!
我が憤怒は、無間の矢の如く……逃れてみせよ!
さあ、余興は終いぞ!
塵芥と消えるがよい!
ほう……凌いで見せたか……
ならば、全力を以て応えよう!
天つ雷よ、焼き払え!
天つ風よ、吹き荒べ!
捉えたぞ! 叩きのめしてくれるわ!
まだだッ! これで終いと思うなよ!
この力……やはり、本物か!?
捉えたぞ! 叩きのめしてくれるわ!
吹けよ、荒れよ、我がアラミタマ!
駆けろ、我が半身ッ!
歯向かう者どもに、牙と爪を突き立ててやれ!
震天動地の力を、見せてやろうッ!
これぞ、アラミタマよ!
我が憤怒は、無間の矢の如く……逃れてみせよ!
さあ、余興は終いぞ!
塵芥と消えるがよい!
ほう……凌いで見せたか……
ならば、全力を以て応えよう!
天つ雷よ、焼き払え!
天つ風よ、吹き荒べ!
捉えたぞ! 叩きのめしてくれるわ!
まだだッ! これで終いと思うなよ!
この力……やはり、本物か!?
ヤンサ
[ 31.5 , 6.1 ]
よもやこの私を鎮めてみせるとは。
さすがは神狩りの英雄と言ったところか……。
やはり、お前を見ているとあの男を思い出す。
さすがは神狩りの英雄と言ったところか……。
やはり、お前を見ているとあの男を思い出す。
ヤンサ
奴と出会ったのは、ドマの建国よりも遙か昔のこと……。
ヤンサ
ヤンサの地に産まれた私は、白き毛並みゆえに、
ヒトからは災いの兆しと畏怖され、同族からは爪弾きにされた。
群れることすら叶わず、寄る辺なき私は、
山奥で孤独に朽ちていくことが、己が定めと受け入れていた。
だが、幸か不幸か類い希なる力を持って生まれた私は、
種の寿命より外れ、百年の時を生き続けた。
かような化け物となれば、さらに近づく者もなくなる。
ヒトからは災いの兆しと畏怖され、同族からは爪弾きにされた。
群れることすら叶わず、寄る辺なき私は、
山奥で孤独に朽ちていくことが、己が定めと受け入れていた。
だが、幸か不幸か類い希なる力を持って生まれた私は、
種の寿命より外れ、百年の時を生き続けた。
かような化け物となれば、さらに近づく者もなくなる。
ヤンサ
そう、あの男が現れるまでは……。
ヤンサ
ある日のこと、縄張りに立ち入るヒトの気配を感じた私は、
警告しようと姿を見せた。
すると男は、私を見て怖れるどころか、こう言ってのけた。
警告しようと姿を見せた。
すると男は、私を見て怖れるどころか、こう言ってのけた。
ヤンサ
「我が臥所に立ちいる愚かなヒトの子よ、
直ちに去らねば、その脆弱な四肢を喰い千切ってくれるぞ」
それはまさに、私がうなり声に乗せて発したはずの言葉だった。
直ちに去らねば、その脆弱な四肢を喰い千切ってくれるぞ」
それはまさに、私がうなり声に乗せて発したはずの言葉だった。
ヤンサ
驚く私を見て、彼は言った。
「このテンゼン、どういうわけかは己でもわからんが、
童の頃より、獣たちの言葉が理解できるのだ!」とな……。
「このテンゼン、どういうわけかは己でもわからんが、
童の頃より、獣たちの言葉が理解できるのだ!」とな……。
ヤンサ
ならば話は早い。
喰われたくなくば、ヒトの里まで帰るがいい!
どうにか動揺を抑えて、威嚇を続けたもののまるで効果はなし。
喰われたくなくば、ヒトの里まで帰るがいい!
どうにか動揺を抑えて、威嚇を続けたもののまるで効果はなし。
ヤンサ
「……残念ながら、吾輩に戻る処などありはせぬ。
かように奇異な力を持って生まれれば、人から疎まれ怖れられる!
それゆえ、今や天涯孤独よ!」と笑ってみせるではないか。
かように奇異な力を持って生まれれば、人から疎まれ怖れられる!
それゆえ、今や天涯孤独よ!」と笑ってみせるではないか。
ヤンサ
「どうやら、我ら似たもの同士のようでござるな!」
この言葉が、私にとっていかに救いとなったか、
お前には理解できるか?
この言葉が、私にとっていかに救いとなったか、
お前には理解できるか?
ヤンサ
そして、その夜、私は知った。
誰かの寝息を聴きながら眠るというものは、
存外、心地がいいものなのだとな。
誰かの寝息を聴きながら眠るというものは、
存外、心地がいいものなのだとな。
ヤンサ
それから私は、あの男と旅に出た。
私たちのように、寄る辺もなく孤独に生きている、
はぐれ者たちの支えとなるためにな……。
私たちのように、寄る辺もなく孤独に生きている、
はぐれ者たちの支えとなるためにな……。
ヤンサ
……フッ、長生きが過ぎると、昔話も長くなるな。
さあ、醴泉神社に戻るとしよう。
玄武の爺さんが、首を長くして待っているだろうからな。
醴泉神社に戻るには、「神出鬼没のフウリ」に案内を頼むといい。
獄之蓋の入口でお前を待っているはずだ。
さあ、醴泉神社に戻るとしよう。
玄武の爺さんが、首を長くして待っているだろうからな。
醴泉神社に戻るには、「神出鬼没のフウリ」に案内を頼むといい。
獄之蓋の入口でお前を待っているはずだ。
醴泉神社境内
[ 6.3 , 5.5 ]
全力で戦うなど、いつ以来であっただろう……。
醴泉神社境内
我ら四聖獣が、瑞獣として裏返ることができたのも、
テンゼンに託された宝玉の力ゆえだろう。
少なくとも、私はそう信じている。
そして、私たちはテンゼンの使命を受け継ぐため、
あらん限りの妖力を用いて、この社を建て封印をより強固にした。
テンゼンに託された宝玉の力ゆえだろう。
少なくとも、私はそう信じている。
そして、私たちはテンゼンの使命を受け継ぐため、
あらん限りの妖力を用いて、この社を建て封印をより強固にした。
醴泉神社境内
[ 6.3 , 5.5 ]
アラミタマに飲まれる恐怖から解放され、
今はとても清々しい気持ちだ。
これも、お前のおかげだな。
今はとても清々しい気持ちだ。
これも、お前のおかげだな。
醴泉神社境内
[ 5.0 , 6.2 ]
アラミタマに呑まれる恐怖から解放され、
今はとても清々しい気持ちだ。
これも、お前のおかげだな。
今はとても清々しい気持ちだ。
これも、お前のおかげだな。
醴泉神社境内
[ 5.0 , 6.2 ]
玄武の爺さんは、あのコウジン族を買っているようだな。
確かに、他の個体と比べて法力は強いようだが……。
確かに、他の個体と比べて法力は強いようだが……。
醴泉神社境内
[ 5.0 , 6.2 ]
ガンエン廟に行くそうだな。
あの地には強力な瑞獣がいると聞いたことがある。
風水玉手箱を作った瑞獣の弟子だったはずだが……。
あの地には強力な瑞獣がいると聞いたことがある。
風水玉手箱を作った瑞獣の弟子だったはずだが……。
醴泉神社境内
[ 5.0 , 6.2 ]
無事に戻ったか。
今さらお前の心配などしていないがな。
今さらお前の心配などしていないがな。
醴泉神社境内
[ 5.0 , 6.2 ]
ソロバン……と言ったか。
あのコウジン族は、予想以上の潜在能力を秘めているようだな。
玄武の爺さんが目を付けたのも頷けるというものだ。
爺さんには、封印を護るようにと言われていたが、
あと少しソロバンの妖力が強ければ、私も加勢していたところだ。
あのコウジン族は、予想以上の潜在能力を秘めているようだな。
玄武の爺さんが目を付けたのも頷けるというものだ。
爺さんには、封印を護るようにと言われていたが、
あと少しソロバンの妖力が強ければ、私も加勢していたところだ。
醴泉神社境内
[ 5.0 , 6.2 ]
[player]か。
玄武の爺さんが探していたようだぞ。
玄武の爺さんが探していたようだぞ。
醴泉神社境内
[ 5.0 , 6.2 ]
朱雀が来ているのか。
ならば、ヤツと話しておかねばなるまい。
ならば、ヤツと話しておかねばなるまい。
????
醴泉神社境内
そうであれば、黄龍は復活し紅玉海は炎に満ちる。
四聖獣としての矜持までアラミタマに喰われたか?
四聖獣としての矜持までアラミタマに喰われたか?
醴泉神社境内
だが、テンゼンはもういないのだぞ。
その身を投げ打つ覚悟で黄龍と戦い、命を落としたのだ。
我らの目の前でな。
その身を投げ打つ覚悟で黄龍と戦い、命を落としたのだ。
我らの目の前でな。
醴泉神社境内
テンゼンを忘れることなど、できようはずもない……。
だが、歩みを止めて涙を流すばかりが弔いではない。
[player]がそう教えてくれたのだ。
だが、歩みを止めて涙を流すばかりが弔いではない。
[player]がそう教えてくれたのだ。
醴泉神社境内
支離滅裂な思考や言動……
どうやらアラミタマの影響が強くなりつつあるようだな。
手遅れになる前に、鎮めてやってくれ。
どうやらアラミタマの影響が強くなりつつあるようだな。
手遅れになる前に、鎮めてやってくれ。
醴泉神社境内
朱雀は現在でも、テンゼンの命を救えなかったことを悔いている。
「黄龍との戦いの折、もっと私に力があれば……」
そうやって、幾星霜も己を責め続けているのだ。
その深き愛と後悔ゆえに、
アラミタマを解き放てば負の感情が噴出し、
今以上に不安定な状態になるはずだ。
お前をテンゼンと見紛うような言動があっても、動揺するなよ。
それはただの幻……アラミタマが見せる悪夢なのだからな。
「黄龍との戦いの折、もっと私に力があれば……」
そうやって、幾星霜も己を責め続けているのだ。
その深き愛と後悔ゆえに、
アラミタマを解き放てば負の感情が噴出し、
今以上に不安定な状態になるはずだ。
お前をテンゼンと見紛うような言動があっても、動揺するなよ。
それはただの幻……アラミタマが見せる悪夢なのだからな。
醴泉神社境内
[player]よ、改めて頼みたい。
どうか、アラミタマを鎮めるだけではなく、
彼女の心も静めてやってくれないか。
どうか、アラミタマを鎮めるだけではなく、
彼女の心も静めてやってくれないか。
醴泉神社境内
感謝する。
朱雀の地脈を操る術には、お前と言えど手を焼くはずだ。
戦いの折は、地脈の流れを注視しておくといいだろう。
朱雀の地脈を操る術には、お前と言えど手を焼くはずだ。
戦いの折は、地脈の流れを注視しておくといいだろう。
醴泉神社境内
[ 5.0 , 6.2 ]
朱雀の地脈を操る術には、お前と言えど手を焼くはずだ。
戦いの折は、地脈の流れを注視しておくといいだろう。
戦いの折は、地脈の流れを注視しておくといいだろう。
醴泉神社境内
[ 6.0 , 6.0 ]
それにしても、「ららへる」というヒトの種族は、
ずいぶん小さい身なりをしているのだな……。
ずいぶん小さい身なりをしているのだな……。
醴泉神社境内
我々瑞獣は寿命が長いゆえ、苦悩する時間も多い。
だが、なにも悪いことばかりではない。
再び立ち上がるための時間も十分にあるのだから。
だが、なにも悪いことばかりではない。
再び立ち上がるための時間も十分にあるのだから。
醴泉神社境内
[ 5.0 , 6.2 ]
朱雀の苦悩は理解できる。
我ら四聖獣はテンゼンのことを慕っていたからな。
無論、青龍もな。
我ら四聖獣はテンゼンのことを慕っていたからな。
無論、青龍もな。
醴泉神社境内
四聖獣がひとり欠けては、再封印は諦めるほかない!
急ぎ紅玉海から離れよ!
お前たちが逃げる時間ぐらいは稼いでみせよう!
急ぎ紅玉海から離れよ!
お前たちが逃げる時間ぐらいは稼いでみせよう!
醴泉神社境内
►そんなこと►黄龍はここで
よせ、[player]!
いくらお前でも、復活した黄龍が相手では!!
よせ、[player]!
いくらお前でも、復活した黄龍が相手では!!
醴泉神社境内
好機だ!
再封印の術を!
再封印の術を!
醴泉神社境内
[ 6.0 , 6.0 ]
黄龍の復活は阻止することができた。
ソロバンという尊い犠牲のおかげでな……。
ソロバンという尊い犠牲のおかげでな……。
醴泉神社境内
己が消失することも顧みず、黄龍封印のために犠牲になるとは……
紅玉海は、真の漢を失ってしまったようだ……。
紅玉海は、真の漢を失ってしまったようだ……。
醴泉神社境内
他者の命を救うため、自らの命をなげうつことなど、
そうそうできることではない。
ひとりの漢として認めよう。
そうそうできることではない。
ひとりの漢として認めよう。
醴泉神社境内
[ 5.0 , 6.2 ]
アラミタマの呪縛から解かれ、黄龍の再封印も成したとなれば、
我らはこれまでのように、この地の平穏を見守るだけよ。
長き年月を経て、ふたたび封印にほころびが生じようとも、
その時は二代目玄武たるソロバンが役目を果たしてくれよう。
……が、今は束の間の平和に浸ろうではないか。
ソロバンが、テンゼンが、我ら四聖獣が……
そしてお前が守った、この平穏な時にな。
庇護すべきモノのために戦い続けるお前の勇気は、
テンゼンのように、後の世にも語り継がれていくことだろうな。
……っと、長話になってしまったな。
いかに長く生きようとも、別れというのは慣れるものではない。
人語を操る奇天烈な獣どもが見たくなったなら、
また社を訪れるがよい。
我らはこれまでのように、この地の平穏を見守るだけよ。
長き年月を経て、ふたたび封印にほころびが生じようとも、
その時は二代目玄武たるソロバンが役目を果たしてくれよう。
……が、今は束の間の平和に浸ろうではないか。
ソロバンが、テンゼンが、我ら四聖獣が……
そしてお前が守った、この平穏な時にな。
庇護すべきモノのために戦い続けるお前の勇気は、
テンゼンのように、後の世にも語り継がれていくことだろうな。
……っと、長話になってしまったな。
いかに長く生きようとも、別れというのは慣れるものではない。
人語を操る奇天烈な獣どもが見たくなったなら、
また社を訪れるがよい。
醴泉神社境内
[ 5.0 , 6.2 ]
む、[player]ではないか。
もう我らのことが恋しくなったか?
ふはは、冗談だ。
テンゼンは洒落の通じないヤツだったが、お前はからかいがいがある。
もう我らのことが恋しくなったか?
ふはは、冗談だ。
テンゼンは洒落の通じないヤツだったが、お前はからかいがいがある。