陰謀により 血で穢された祝賀会を脱した かつての英雄は
あらぬ汚名を着せられ 今や追われる身である
それでもなお 再起を信じ
失われた仲間と希望を捜し求め 彼らは歩み続けていた
堕ちた英雄が訪れたのは
北方の地クルザスを領する 山の都「イシュガルド」
国教「イシュガルド正教」の長たる教皇が王権を有し
戦神ハルオーネを主神とする 宗教都市国家である
四大名家率いる貴族たちが 剣と槍を掲げ
仇敵ドラゴン族から 都市を護り 戦い続ける
「竜詩戦争」とも呼ばれる 千年もの果て無き戦いを ━━
固く閉ざされた大審門の扉を開き
歴史ある皇都に足を踏み入れた 光の戦士たち
彼ら異邦の者たちの到来が
千年の歴史を揺るがす 変革の始まりとなることを
この時 知る者はいなかった
━━ エドモン・ド・フォルタン伯爵の回顧録
『蒼天のイシュガルド』より
クルザス西部高地を 極寒の世界へと変えた
氷壁に道を閉ざされ 一時は放棄されたこの地を
再びイシュガルドの民が 取り戻そうとしている
冒険者が降り立ったのは
正に再建の途上にある寒村「ファルコンネスト」だった
シドがもたらした飛空艇技術は 人々を空へと誘った
仰ぎ見ることすら難しかった 雲海の「浮島」にさえ
今やイシュガルドの騎兵たちが 降り立ち活動している
天よりドラゴン族の動きを見張るための監視所が
アバラシア雲海に築かれつつあったのである
アバラシア山脈
霊峰「ソーム・アル」を仰ぎ見るこの地は
ドラゴン族の本拠地として知られる
竜がその空を支配する領域に
冒険者たちは足を踏み入れるのだった
討伐対象「モブ」の手配書が掲示されている……。
まずは、「初級」から挑戦していこう。
すでに、息絶えているようだ……。
その頂に立った 冒険者たち
彼らが目にしたのは 雲海に浮かぶ美しい浮島の数々だった
かつて人と竜とが ともに暮らしたという雲上の世界に
光の戦士たち一行は 千年ぶりの来訪者として訪れたのだ
しかし、4巻と6巻が見当たらないようだ。
ブツクサと文句を言いながら、どこかへ去っていった。
プロの職人として気合を入れてもらうため、
「活を入れる」としよう。
語気を荒げて文句を言いながら、どこかへ去っていった。
きついイッパツでプロの職人としての闘魂を注入して、
目覚めさせるしかないだろう。
きついイッパツでプロの職人としての闘魂を注入して、
目覚めさせるため、「平手打ち」をしよう。
未だ多くの地域が未開のままである
「魔大陸」へと向かった教皇を追う冒険者ら一行は
この地に 足を踏み入れるのだった
新たな戦いの火種が迫っているとも知らずに
無数の小川となって降り やがて集まりサリャク河となる
この大河の恵みにより 低地ドラヴァニアは
豊かな自然に恵まれ 長らくひとつの都市を養ってきた
学術都市「シャーレアン」 ━━
今や住民が北洋に去り 廃墟と化した都である
この先も イシュガルドの動揺はしばし続くだろう
千年に渡って続いた 教皇による統治の終焉は
この国の有り様を 覆したのだ
ドラゴン族との戦いも終わったわけではない
邪竜の脅威は 未だ残っている
だが ━━
若き神殿騎士団総長と頼もしき盟友たち
そして 光を取り戻した英雄がいるかぎり
いつの日か かつてそうだったように
真の平和が訪れ 人と竜との融和がなされると信じている
我々は それを紡がねばならない
次の千年に続く 新たな竜詩の始まりとして ━━
ようこそ、ディアデム諸島へ!
冒険者諸君には、「過属性クリスタル」の収集を依頼したい。
これより指定する地点に向かい、資源を確保されたし。
また、任務の過程では、「活動評価」を指針として、周辺の探索も進めてもらいたい。
こちらアインハルト管制……探索任務の達成を確認した。
引き続き、周辺を探索し、「活動評価」を高めてくれ。
こちらアインハルト管制……
探索任務の第一段階完了を確認した。
さらに、もうひとつの地点を指定させてもらう。
引き続き、「過属性クリスタル」の収集を続行してくれ。
また、任務の過程では、「活動評価」を指針として、周辺の探索も進めてもらいたい。
こちらアインハルト管制……探索任務の達成を確認した。
引き続き、周辺を探索し、「活動評価」を高めてくれ。
こちらアインハルト管制……
探索任務の第二段階完了を確認した。
最後に収集した品を、「バウンティ号の漂着地」にいる、
「アインハルト家の飛空士」に届けてくれ。
諸君たちの協力に感謝する。
報酬は、漂着地で受渡をさせてもらうぞ!
すべての探索任務の完了を確認した。
冒険者諸君の協力に感謝する。
報酬を受け取れるよう手配しておいた。
以降は、エーテルホールを利用し、境界の向こう側へ向かうなど、
自由に探索を続けてくれたまえ……それでは、よい探索を!
公表された真実によって 民は混乱の渦中にあった
千年の長きに渡り 語り継がれてきた歴史と信仰
それが欺瞞に満ちたものであったと 明らかになったためである
信じるべき心のよりどころを失った人々は
ある者は怖れ ある者は嘆き ある者は怒り狂った
それでもこの皇都には 正しき道を歩もうと
戦いの輪廻から脱し 融和を実現しようとする者たちがいた
人と竜との新たな時代 ━━
蒼天の未来を信じて
未だ大いなる脅威が存在していた
蒼の竜騎士の肉体を奪った邪竜の影が
虎視眈々と復讐の機会を狙っていたのだ
和を望む者あれば 戦を望む者もあり
それは人も竜も変わらぬことだと 我々は後に知ることになる
皇都では ひとつの事件が起きていた
神殿騎士団総長アイメリク卿が暴漢に襲われたのである
神聖なる皇都で起きた流血沙汰は 人々を震撼させた
くすぶり続けていた火が炎となり 燃え広がりつつあることを
多くの民が実感したのである
ゆっくりと歩き出していた
踏み出した先に 何があるのかを知らず
それでも進まねばならない
歩む先にあるのは光か闇か
その境界を創るのもまた自分なのだから
この時 皆がそう感じていたのだった ━━
フォルタン伯爵の回顧録『蒼天のイシュガルド』
第二章「光と闇の境界」より抜粋
このイシュガルドをも 大きく動かさんとしていた
誰もが癒えぬ傷を抱きながら
渇望した未来へと 歩みはじめたのである
それは同時に 避けられぬ決着の訪れでもあった
邪竜ニーズヘッグによる宣戦布告
竜詩戦争の終焉にむけて 戦端が開かれようとしていた ━━
フォルタン伯爵の回顧録『蒼天のイシュガルド』
第三章「運命の歯車」より抜粋
人と竜との交流の再開を 言祝ぐものとなるはずだった
しかし 蒼の竜騎士の身体を奪った「邪竜の影」の介入により
式典会場は竜の血に染まってしまう
かくしてイシュガルドの民は「竜詩戦争」の終結には
ほど遠いという現実を 思い知らされたのである
恐怖を裏返した熱情に煽られ みなが口々に叫んでいた
邪竜を倒せ 邪竜を倒せ と ━━
アイメリク卿は強行代行として ひとつの決断を下した
千年に渡り 歴代の教皇が受け継いできた
王権を放棄し 共和制への移行を宣言したのである
以後 イシュガルドの政治は 貴族から選出された貴族院と
平民から選出された庶民院の議員たちが 担うこととなる
政教分離を行いながらも 貴族と平民の両者を立てた改革案は
事前の根回しの甲斐あって 大きな混乱なく受け入れられた
そんな貴族院 初代議長に選出されたのは共和制移行宣言と同時に
教皇代理から退いたボーレル子爵こと アイメリク卿であった
意外なことにデュランデル伯爵が熱心に説得し承諾させたのだった
変革の風が 穏やかに吹き始めていたのである
竜までもが招かれ 新たな皇都の門出に相応しいものとなった
人々は 白竜の背に乗り 蒼天の空を舞うアイメリク卿を見て
竜を駆る「新時代の蒼の竜騎士」と呼び称賛したのだった
融和の竜詩が新たに紡がれることとなったのである
フォルタン伯爵の回顧録『蒼天のイシュガルド』
終章「最後の咆哮」より抜粋
エスティニアンの思いやり、アルフィノが灯した焚き火の温かさ、
イゼルの作ったシチューの味、モグタンの寝息……思い出が蘇る。
微かに風に乗って、聖竜の詩(うた)が聞こえた気がした。
エスティニアンとの共闘、そして、聖竜との再謁見で知った、
衝撃的な真実について思い出した……。
近づいて、確認してみよう。
死者に手向ける、鎮魂の花として知られるものだ。
どうやら、誰かが供えていったものらしい。
一陣の冷たい風が吹き抜けた。
遠い空の彼方に、ダイアモンドダストの輝きが見えた気がした……。
アシエン・ラハブレアとアシエン・イゲオルム……
そして、蛮神「ナイツ・オブ・ラウンド」との激闘……。
友であるエスティニアンが、ふたつの竜の眼を取り戻したことで、
邪竜の影と化してしまったが、それも打ち払われた。
だが、救うことができた友もいれば、
自分を救うために散っていった友もいる……。
最後に訪れるべき場所は決まった。この旅の終着点に向かおう。
終わりは 始まり……
英雄と呼ばれた冒険者は こうしてまた歩み出した
彼方に広がる 新たな戦いの舞台へと
まるで 世界に導かれるように……
去りゆく者の魂を それぞれが抱いて
魂を継ぐ者たちは 歩みを続けていく
故に 新たな物語をはじめるには
何かを 終わらせなくてはならないのだろう ━━
落ち込んでいる「オル・ディー」を「励ます」としよう。
よく見ると、古いハンマーを持っている。
それは 終わりの始まりを告げる 狼煙だったのかもしれない
戦いが始まれば 誰かが犠牲という名の対価を 支払うことになる
その現実から目を背けちゃいけないってことを
ルイゾワのじっちゃんは 教えてくれた
だから 僕は選ぶ 僕自身の選択を
そして選ばせなくてはならない 彼女自身の選択を ━━