えおろーぐ

えおまっぷ
せりふ分室
PERSON :

ドーガ

patch 2.x
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モードゥナ
ならば、その防衛機構……
僕らに見せてくれないか。
モードゥナ
…………では、連絡が行き違ったのだろう。
信じてもらうしかない。
モードゥナ
……すまないが、僕らではその答えを示せない。
確かなのは、この眼とアラグには因縁があるということのみ。
そして、お前がその因縁に導かれてきたように、
僕らも己の存在理由を果たしにきた……。
これでもまだ、信じるに足らないだろうか。
モードゥナ
ありがたい……。
きっと、役に立てるだろう。
古代の民の迷宮
防衛機構に手こずっていると聞き、様子を見にきた。
これから、よろしく頼む。
古代の民の迷宮
そう、僕らが開くのではない。
…………扉の方が、おのずと開くんだ。
古代の民の迷宮
……そこまで知られているなら、もはや否定のしようもないか。
古代の民の迷宮
すまない、隠し通すつもりはなかった。
この扉を開けてからでなければ、
真実を受け入れてもらえないと思ったんだ。
モードゥナ
[ 36.1 , 20.3 ]
…………戻ったか。
では、僕らにまつわる真実を話そう。
お前たちの調査にも関わる、重大な話だ。
ラムブルースも呼ばなければ……。
モードゥナ
まずは、此度の非礼を詫びたい。
騙すような真似をして、すまなかった。
僕らは、バルデシオン委員会に派遣された研究者ではない。
推測のとおり、アラグ帝国時代に造られた人造生命体……
「クローン」だ。
モードゥナ
順を追って話そう。
それに答えるには、アラグ帝国の真の歴史を紐解く必要がある。
モードゥナ
しかし、飽和した繁栄の中で、民は次第に退廃的になっていった。
……その気運に拍車をかけたのが、皇族の衰退だ。
民の活力が失われ、それを束ねる皇族の血も弱まれば、
当然のごとく国は傾く……。
隆盛を誇ったアラグ帝国も、その流れは止められなかった。
モードゥナ
蘇ったザンデは瞬く間に帝国を再建し、
在りし日の野望……世界統一に乗り出した。
統一戦争には、大きな力が必要だ。
クリスタルタワーは閉ざされて、多くのエネルギーが、
恐るべき「闇の力」を得るための研究に費やされた……。
モードゥナ
……ザンデの野望は、過ぎた歴史の話ではない。
ザンデは今でも生きているんだ。
あの、シルクスの塔の中で……。
「闇の力」を御すには、莫大なエネルギーが必要となる。
ザンデは、衛星「ダラガブ」を打ち上げ、
クリスタルタワーに太陽の力を集めようとした……。
だが、わずかな誤算が惨事を引き起こす。
エネルギーを受け止めきれず、地殻が崩壊したんだ。
想像を絶する大地震が起きた……。
後世に「第四霊災」と呼ばれたその災害は、
アラグ帝国に終焉をもたらした。
しかし、崩壊の最中……
ザンデの腹心となっていた科学者アモンは、
地中に沈みゆくクリスタルタワーの時間を止めたんだ。
中にいたザンデもろとも、クリスタルタワーは眠りについた。
再びの目覚めを……野望の実現を待つために……。
モードゥナ
だが、この使命は、僕らだけでは成しえない。
クリスタルタワーとともに目覚めた僕らは、
ずっと待ち続けていたんだ。
古代の民の迷宮を乗り越えて、
ザンデの闇を振り払う「光の戦士」がやってくるのを……!
モードゥナ
力を貸してくれるんだな。
ありがたい……
ともに、アラグの闇の歴史を終わらせよう。
モードゥナ
その眼は、親から継いだといったな。
……僕ら人造生命体は、子を残すことができない。
だから、クローンの血族という線はないだろう。
お前はその眼を「紅血の魔眼」と呼んだが、
僕らは「皇血の魔眼」と呼んでいた。
アラグ人の中でも、皇族に近しい者のみが有した特徴だ。
それを不自然に継承してきたとあれば、
確かに、何か意味のあることなのだろう……。
そこにきっと、お前の運命が待っている。
モードゥナ
[ 36.1 , 20.3 ]
シルクスの塔の中には、おそらく僕らと同じ姿をした、
クローンがいる……。
だが、その姿に惑わされてはいけない。
彼らは、自我を持たぬ傀儡にすぎないのだ。
「クリスタルタワーを守れ」という命令を遂行するために、
侵入者たる君たちに襲い掛かってくるだろう。
本来、自分と「同じもの」である存在が倒されるのは、
もちろん好ましい光景ではない……。
それでも、情け容赦は無用だ。
シルクスの塔
ああ、本当に……。
アラグの技術が失われても、
人の強さは、失われていなかったようだ。
これで、ザンデが遺した禍根を断てる。
お前は、僕らが何千年も待ち続けた、悲願の英雄だ……!
シルクスの塔
妖異は、餌であるエーテルが豊富な、この世界を狙っている。
そこでザンデは、彼らと血の契約を交わした。
こちらと異界をつなげる「門」を開くかわりに、
皇帝の血脈に従い、力と繁栄をもたらせ……とな。
その契約は、今でも続いている。
だが、クローンであれ皇族の血をひく僕らなら、
契約を破棄できるだろう。
この場所に生じている世界の裂け目から、
闇の世界に、僕らの血を刻むんだ。
そうすることで、ザンデの野望を終わらせられる。
シルクスの塔
さあ、ウネ……。
闇の世界
彼は、傷を受けすぎたんだ……。
体内のエーテルが乱れ、この世界に侵食されている。
すまない……こうなったのは、僕らのせいだ……。
「暗闇の雲」は、ザンデとの契約において、
アラグの皇族に繁栄をもたらすことを誓っている。
故に、皇族の血を持つ僕らに、手出しができない……。
だからこそ、僕らをここへ閉じ込め、
ほかの妖異たちに始末させようとした。
……それを、ネロが命がけで退けてくれていたんだ。
闇の世界
ウネ、目が覚めたか。
……大丈夫だ。
[player]たちが迎えにきてくれた。
闇の世界
確かに、ここは「暗闇の雲」が支配する空間……。
彼女を完全に消滅させることは、不可能に等しいだろう。
だが、「暗闇の雲」は今、
姿を保つことができないほどに消耗しているはず。
この隙になら、ザンデとの契約を破棄することができる……!
闇の世界
悠久の時は、すべてを押し流す。
失われたはずの皇血が、未だその身を巡るのは、
偶然ではありえないこと……。
きっと、誰かがその血に願いを込め、
大いなるアラグの術を使って、未来へと託したんだ……。
血はシルクスの塔が検知できないほどに薄れているようだが、
その紅い眼こそ、お前の内にいにしえの願いが……
託された一粒の希望が、いまだ輝いている証だろう。
闇の世界
僕らは、ザンデの野望に幕を引き、
未来へと希望を託すために、「オリジナル」から心をもらった。
この希望を、お前たちが継いで進むかぎり……
僕らの体はなくなっても、心は失われない。
ネロ、彼らとともに行くんだ。
……お前の望みに応えられなくて、すまないな。