イル・メグ
ドシテ……閉ジ込メルノ……?
イル・メグ
タイクツ……ツマラナイ……ズルイ……ズルイ……ズルイ……!
イル・メグ
ネエ……アソビ、マ……ショ……?
妖精王の舞踏場
誰カシラ……?
私ヲ城カラ……出シテクレルノ……?
私ヲ城カラ……出シテクレルノ……?
妖精王の舞踏場
早ク遊ビタイ……遊ンデ遊ンデ……タクサン食ベルノ……
オナカイッパイマデ……ミンナ……ミィンナ……
オナカイッパイマデ……ミンナ……ミィンナ……
妖精王の舞踏場
違ウノナラ……アナタガ遊ンデ……遊ンデヨ……!
ズット!ズット!永遠ニッ!
ズット!ズット!永遠ニッ!
妖精王の舞踏場
アソビ、マショ……夜ノ、ナイ朝……
眠リモ、忘レテ、ズット……
眠リモ、忘レテ、ズット……
妖精王の舞踏場
ドッチ、コッチ……ワカル、カナ……?
妖精王の舞踏場
グルグル、巡ル……水ヨ、オイデ……!
妖精王の舞踏場
メラメラ、燃エル……オコリンボ……!
妖精王の舞踏場
狭イ、オ城……モウ、イヤ……!
森ノ、中デ……アソビマショ……!
森ノ、中デ……アソビマショ……!
妖精王の舞踏場
ウネウネ、伸ビテ……ドコマデモ……!
妖精王の舞踏場
ツブレテ、ペッチャン……赤イ、オ花……!
妖精王の舞踏場
アノ子モ、コノ子モ……ミンナ、オイデ!
楽シク、激シク、遊ビマショ……!
楽シク、激シク、遊ビマショ……!
妖精王の舞踏場
アハハハハ……!
モット、モット、木々ヨ、茂レ……!
モット、モット、木々ヨ、茂レ……!
妖精王の舞踏場
アノ子モ、コノ子モ……大キク、ナァ~レ!
妖精王の舞踏場
踊レ、踊レ、木ノ葉ト、踊レ……!
妖精王の舞踏場
アハハ、楽シイ……!
モット、モット……アソビ、マショ!
モット、モット……アソビ、マショ!
妖精王の舞踏場
ナンデ……痛クスル、ノ……?
ドウ、シテ……虐メル、ノ……?
ドウ、シテ……虐メル、ノ……?
妖精王の舞踏場
アァ……モゥ……踊レ……ナ……イ……
妖精王の舞踏場
『謳い、喜べ……虹の国は、常若なり』
妖精王の舞踏場
さあ……。
まずは、あなたの邪魔をする嫌なヒトたちを、
私の国から追い払いましょう?
まずは、あなたの邪魔をする嫌なヒトたちを、
私の国から追い払いましょう?
イル・メグ
久々の闇夜だもの。
みんな、はしゃぎたかったのだわ。
みんな、はしゃぎたかったのだわ。
イル・メグ
だけど、覚えておいてね。
妖精は、永遠であると同時に、
生死のあわいに生じる泡のようなもの。
今を生きることだけを愉しみ、
いつかの終わりのことなんて、考えないし憂いもしない。
妖精は、永遠であると同時に、
生死のあわいに生じる泡のようなもの。
今を生きることだけを愉しみ、
いつかの終わりのことなんて、考えないし憂いもしない。
イル・メグ
だから、ヒトと心を同じにして、
未来のために戦うなんてことは、できっこないのだわ。
未来のために戦うなんてことは、できっこないのだわ。
イル・メグ
よっぽど気が向かないかぎりはね。
……でも、恩返しをするとなれば、話は別よ?
……でも、恩返しをするとなれば、話は別よ?
イル・メグ
奪った分だけ与え、失くした分だけ作り、
もらった分だけ返すのが、不変の『虹の国』。
だから、この美しい空の分だけ、あなたたちに力を貸すわ。
本当に困ったときには、必ず呼んでね。
もらった分だけ返すのが、不変の『虹の国』。
だから、この美しい空の分だけ、あなたたちに力を貸すわ。
本当に困ったときには、必ず呼んでね。
イル・メグ
あら、私はいつでもあなたのそばにいるのだわ!
この身は常若の城にあっても、
小さな分身を若木のそばに飛ばすなんて、造作もないもの。
この身は常若の城にあっても、
小さな分身を若木のそばに飛ばすなんて、造作もないもの。
イル・メグ
そのときはまた、あなたの『美しい枝』、
フェオ=ウルとして、かわいがってね?
フェオ=ウルとして、かわいがってね?
コルシア島
ひどい……ひどいのだわ!
私の若木は、やっぱり薄情者なのだわ!
本当に困ったときには必ず呼んでと言ったのに、
いつまでも呼ばれないまま、決戦がはじまってしまうなんて!
私の若木は、やっぱり薄情者なのだわ!
本当に困ったときには必ず呼んでと言ったのに、
いつまでも呼ばれないまま、決戦がはじまってしまうなんて!
コルシア島
確かに妖精は、ヒトの思いどおりに動いたりしないわ。
ええ、ええ、私自らそんな話もしたのだわ。
でも、かわいい若木が泣きついてきたら、
考えなくもなかったのに!
やっぱりひどい、ひどいのだわ……っ!
ええ、ええ、私自らそんな話もしたのだわ。
でも、かわいい若木が泣きついてきたら、
考えなくもなかったのに!
やっぱりひどい、ひどいのだわ……っ!
コルシア島
私、とっても悲しいわ。
気晴らしに、たくさん遊んで頂戴ね。
気晴らしに、たくさん遊んで頂戴ね。