えおろーぐ

あ、あなたは……「仮面殺し」の英雄ではありませんか！
あなたは、バエサルの長城で逆賊「鉄仮面」を討った英雄。
さらには仮面姿の異形者「アシエン」を屠ったことでも有名です！
その偉業を記すのに、これほど的確な二つ名はないでしょう？
でも、なかなか浸透しないんですよね……格好いいのに……。
……ところで、私に何かご用ですか？
ほほう、スウェスリク大牙将から頼まれて、
私の任務を手伝いに来てくださったと……。
「仮面殺し」の英雄と共に働けるとは、光栄ですね。
申し遅れました……私、双蛇党戦史課のタラ・モルコーと申します。
階級は少牙士ですが、専門は戦争の歴史を研究し、記録すること。
なので、戦闘はからっきしですが、よろしくどうぞ！
実は、制圧したカストルム・オリエンスにて、
発見された資料の分析を、戦史課が請け負ったのですが……
その中に、帝国侵攻時に囚われた捕虜の一覧が見つかりましてね。
捕虜の多くは、強制労働に就かされていたようですが、
反抗して処刑された人も少なからずいたようです。
しかし、ひとつ気になるのは、「生死不明」と定義された人たち。
彼らはいったい、どこへ行ったのでしょう？
生きているか、死んでいるのか……。
残された彼らの家族のためにも、
消えた捕虜たちの消息を辿り、探し出すのが私たちの任務です。
20年という時を経た人探しは、簡単ではありませんが、
この地に古くから住むアナンタ族なら、何かご存知かもしれません。
折良く、アラミゴ解放軍に所属する「アナンタ族の闘士」が、
この基地を訪れていると聞きました。
さっそくですが、探し出して、話を聞いてみましょう。

この方が「アナンタ族の闘士」です。
何かご存知ならいいのですが。

南にある村というと……「ビターミル」ですね。
確か20年前の帝国侵攻時に、全住民がグリダニアに避難し、
放棄された集落です……現地に行って、調べてみましょうか。

どうしてここに帝国兵が……！？

[player]さん、気をつけてください！

う～……もう、いきなりなんなんです……。

いたたたた…………。
まったく……戦闘は専門外だというのに……。
それにしても、流石は「仮面殺し」の英雄ですね。
鮮やかな助太刀ぶりでした……ありがとうございます。
廃屋の中を調べようとしたら、彼らと遭遇したんですよ。
不意を突かれたとはいえ、みっともないところをお見せしました。
それにしても、解放軍との諍いが絶えないこの状況で、
彼らはいったいここで何をしていたのでしょう？
ともかく、歴史の謎を解き明かすため、調査を開始しましょう！
と言いたいところですが、まだ心臓がバクバクいっています……。
す、少しだけ、待っていてください……。

ふう……治まりました。
まったく、突然帝国兵と遭遇するなんて、
普段書庫に閉じこもっているだけの私には、刺激が強すぎます……。
さて、それでは手分けして村の中を調べてみましょう。
捕虜たちの痕跡や、その後の行方に繋がる手がかりが、
少しでも見つかるといいのですが……。

ああ、[player]さん。
ちょうどいいところに。
家屋を調べていたら、こちらのおかしな男性を見つけまして。

むむ、年頃の乙女をつかまえて、失礼なことを……。
こう見えても私は、双蛇党に所属する士官なのですよ。
それで、あなたはどこのどなたなんですか？

つまり、それは……記憶喪失……というやつでしょうか。

……[player]さん。
こちらの男性はエレゼン族のようですし、現地人とは思えません。
帝国軍に捕縛されていたグリダニア人なのでは？
アナンタ族の方が言っていたとおり、
この村に住まわされていたのでしょうか。
先ほど遭遇した帝国兵とも、何か関係があるのかもしれませんね。

良かったら、私たちの拠点へ来ませんか？
あなたがどこの誰なのか、知ってる人がいるかもしれませんよ。

では、カストルム・オリエンスへ行きましょう。
私の上官であり、目の上のたんこぶでもある……
「スウェスリク大牙将」をご紹介します。

ビターミルで見つけた男性が、
本当に帝国の捕虜だったとしたら、私たち、大手柄ですね。
きっと、「スウェスリク大牙将」も私を称賛してくれるはず！

聞き捨てならないんですけど……。

おや、[player]さん。
たった今、男性の話を聞き終えたところです。
やはり記憶を失っているらしく、素性はわかりませんでした。
ですが、最近まで帝国軍に捕らえられていたというのです。
どうやら、本当に捕虜だった方のようですね。
男性とビターミルの関係はわからないままです。
これ以上の情報を得るとなると、
それこそ帝国人から聞き出すしか…………はっ！
ビターミルで撃退した帝国兵！
逃げ出してしまいましたが、探し出して捕まえれば、
何か情報を得られるかもしれません！
「スウェスリク大牙将」に頼んで、
逃げた帝国兵を探す部隊を編成してもらいましょう。
山狩りの……始まりです！

情報を得るために、なんとしても逃げた帝国兵を捕まえなければ。

それなら、私たちが行きます。
肉体労働は不得手ですが、情報のためなら仕方ありません。
「オウェンの酒蔵」前で合流しましょう。

この奥から、人の気配がします……。
気をつけて進みましょう。

こちらの方が、件の帝国兵のようですね。

この怪我では、話を聞けそうにありませんね。
カストルム・オリエンスに運び、治療しなければ……。
私は、この方が逃げないよう見張っています。
あなたは、「スウェスリク大牙将」に状況を説明し、
人手を送るよう頼んできてください。

「スウェスリク大牙将」に、人を寄越すよう伝えてください。
よろしく頼みますよ。

どうも、[player]さん。
あの後、無事に帝国兵を連れ帰ることができましたよ。
あなたが、スウェスリク大牙将に上申してくれたおかげです。

<旧テキスト>
連行した帝国兵から、今すぐにでも話を聞きたいところですが、
現在は治療士の下で応急処置を受けている最中です。
しばらくここで待機しましょう。

<新テキスト>
連行した帝国兵から、今すぐにでも話を聞きたいところですが、
現在は治療師の下で応急処置を受けている最中です。
しばらくここで待機しましょう。

さあ、「体格のいい帝国兵」から話を聞いてみましょう。
何か情報が得られたらよいのですが……。

どうやら、話ができる程度には落ち着いたようですね。
恩着せがましく言うつもりはありませんが、
私たちは、瀕死のあなたをここに運んだ「命の恩人」ってやつです。
教えてください、ビターミルで何をしていたのですか？

記憶喪失の……
もしかして、ビターミルで保護したあの人でしょうか。
帝国軍に捕らわれていたと話していましたし。

……知っていることを全部話してください。
そうすれば、あなたの命を保証するよう、上官に具申してあげます。
取引といこうじゃないですか。

……なんて愚かな。

……まさか、その人は……。

……ビターミルで保護したみすぼらしい男が、
かつて帝国で軍医師長を務めた人物だったとは……。
有意義な証言を、ありがとうございます。
ひとまず聞き取りはここまでにして、治療を再開してください。
……体格のいい帝国兵の話が本当なら、行方不明の捕虜たちは、
化学兵器「黒薔薇」の犠牲になって亡くなったと……。
何か、裏付ける証拠があればいいのですが。
いや、自軍の汚点を隠すために、証拠隠滅が行われていたとしても、
村ひとつを対象にした実験の痕跡を消すことは、容易ではないはず。
地表は偽装工作されているかもしれませんが、
その下には当時の状況を示す証拠が残っているかもしれません。
「ビターミル」に行ってみましょう。

それでは、手分けして周辺の「汚染された土壌」を、
掘り起こしてみましょう。
必ず、何かが残されているはずです……。

あの帝国兵を疑うわけではありませんが、
捕虜たちが惨たらしく殺されたなんて、信じたくありません。
いっそ、何も見つからない方が……。

おや、[player]さん。
何か見つけたんですか？
なんと、金属製の容器を見つけたですって！
それはもしかして、件の「黒薔薇」のサンプルでしょうか。
ということは、あの帝国兵の話は本当だったんですね。
……嘘ならどんなによかったか。
……ううん、今は感傷に浸るより、「黒薔薇」をなんとかしないと。
下手に触れると何が起こるかわかりません。
まずはカストルム・オリエンスの「スウェスリク大牙将」に報告を。

スウェスリク大牙将、ご報告があります。
我々が保護した男の正体がわかりました。
帝国軍第XIV軍団所属の軍医師長で、名はグリエルメ。
毒を用いた殺戮兵器「黒薔薇」を開発していた人物だったようです。
ビターミルで追加調査を行った結果、
「黒薔薇」のサンプルらしき、金属製の容器を発見しました。
至急、回収のための部隊を派遣してください。

それから……私たちが探していた消息不明の捕虜たちですが、
「黒薔薇」の実証実験の犠牲になって、すでに……。
あんな物があったら、いつまたそれを利用する者が現れるか……
回収後は、必ず破棄してください。

……自分が誰だかわからなくなったとしても、
犯した罪が消えるわけではないんですね……。

さて、グリダニアに戻り、事件の報告書を作成しなければ……。
帝国と同じ過ちを犯さないための、自戒となるよう。
それが、双蛇党戦史課に所属する私の使命ですから。
[player]さん、
いろいろと助けていただき、ありがとうございました。
さすがは「仮面殺し」の英雄……とても頼もしかったです。
それでは、失礼します。
いつか、あなたの英雄譚を書き記す日を楽しみにしています。

[player]さん、ありがとうございます。
……なんだか、以前にもこういうことがあったような……
それはさておき。
あれから私は、この地の郷土史について調査していました。
その過程で、かつてこの大樹が「大精霊が宿る木」として、
地元の住民に祀られていたことを知ったんです。
ですが、それは帝国軍が来る前までの話……。
現在はこのとおり、禍々しく淀んでしまっています。
そこで、淀みの原因を探ろうと来てみたら、
アナンタ族から襲撃を受けたというわけです。
ところで、[player]さんは、なぜここに？
アナンタ族が、魔物を暴走させた疑惑があるですって？
うーん、その事件と、彼女たちの動向が結びつくかは謎ですが、
とにもかくにも、賢者の木を調べてみましょう。
カリヤナ派のアナンタ族が、
なぜこんなところまで、やって来ていたのか……
動機に繋がる何かが、見つかるかもしれませんよ。

この匂い……以前にもどこかで……？

何かあったんですか？

これは……例の化学兵器「黒薔薇」の貯蔵容器でしょうか？
廃村ビターミルのほかにも隠されていたとは……。

アナンタ族が隠したのでしょうか。
彼女たちは、これを使って何をするつもりだったんでしょう。

魔物を惑わす木の実……ですか。
さきほど、[player]さんが、
見つけてくれた実がもしかして……。
根元に隠されていた「黒薔薇」の成分を吸った大樹が変異を遂げ、
奇妙な副作用を持つ実をつけたのかもしれませんよ。
仮説に過ぎませんが……。

私は、スウェスリク大牙将にお願いして、
「黒薔薇」の貯蔵容器を回収してもらわなければ。

「仮面殺し」の英雄……
いえ、[player]さん。
今回も助けていただいて、ありがとうございました。
それでは、失礼します。
またお会いできる日を楽しみにしていますよ。

やや、あなたは「仮面殺し」の英雄！
また、お会いできて嬉しいです！
私は先日まで「黒薔薇」に関する対応に追われていて、
つい先ほど、この基地に戻ってきたばかりなんですよ。

そんなに嫌がらなくてもいいじゃないですか……。

ほほう、お力になれるかはわかりませんが、
詳しい話を聞かせてください。

なるほど……状況は理解しました。
確かに、国の玄関口が帝国製のままなのは、味気ないですしね。

アラミゴの象徴と言えば、
やはり国旗にも描かれているグリフィンでしょう。

話は最後まで聞いてください。
ただのグリフィンではなく、向かい合う番いにするんです。

グリフィンは、同じ相手と添い遂げることで知られ、
ギラバニアでは、古くから結束の象徴と考えられてきました。
だからこそ、アラミゴの主門のグリフィン像も番いなんです。

はい、ぜひ。
警備隊長、頑張ってくださいね。

「仮面殺し」の英雄は、今度は国境警備隊のお手伝いですか。
いつ、次の仮面と戦うか、楽しみにしているのですが……。

非番を利用して、グリフィン像を見に来ただけだったのですが、
仲間の窮地となれば、無視はできません！
「双蛇党の幽霊隊士」、タラ・モルコー、国境警備隊に加勢します！

なら、私は一番弱そうなヤツを引き受けますね。
強そうなのは、「仮面殺し」の英雄にお任せします！

対象の魔力増大を確認……！
このまま放っておくのは危険です！

アルパさんの造ったグリフィン像……あれはいいものです。
あの迫力、躍動感……何度見に来ても飽きません！

……はい？　私に渡したいものがあると？

国境警備隊から慰労会のお誘いですか……。
人づきあいが苦手なので、そのような催しに出るのは心配ですが、
楽しそうなので、この機会に参加してみます。
さて、淑女たる者、公の場に出るための用意をしなければ。
[player]さんは、
先に会場へ戻ってください。

こちらこそ、お誘いいただきありがとうございます。
このような場は初めてなもので、
作法など、どうしてよいやらわかりませんが……。

メ・ゼトさんが倒れました！

うわぁ！？
酸っぱい匂いのするものが、こっちに！！

アルパさんの二つ名について考えていたのですが、
ずばり、「橋の上の番犬」というのはどうでしょう。