黒衣森:南部森林
[ 20.0 , 28.6 ]
う、うう……。
黒衣森:南部森林
[ 20.0 , 28.6 ]
はぁぁ~……た、助かった……。
黒衣森:南部森林
って、今あなたが使った治癒魔法は、ニームの軍学魔法ですよね?
ひょっとして、あなたがスリト・カリトさんが言っていた、
次代の学者なの?
ひょっとして、あなたがスリト・カリトさんが言っていた、
次代の学者なの?
黒衣森:南部森林
私、スリト・カリトさんには、とっても感謝してるの。
こんな姿になっちゃったけど、あの人のおかげで、
心まで化け物にならずに済んだんだもの。
でも……私には、どうしてもやらなければならないことがあるの。
「トンベリ病」が進行する心配がなくなった今なら、
それができると思って……。
こんな姿になっちゃったけど、あの人のおかげで、
心まで化け物にならずに済んだんだもの。
でも……私には、どうしてもやらなければならないことがあるの。
「トンベリ病」が進行する心配がなくなった今なら、
それができると思って……。
黒衣森:南部森林
……少し、長い話になるわ。
1500年前のこと、海兵団の軍学者だった私のお父さんは、
ある極秘任務で、アムダプールへの潜入を試みたの……。
でも、待てど暮らせど、お父さんは帰ってこなかった。
きっと、アムダプールの兵に発見されて、
任務に失敗したんだと思う……。
1500年前のこと、海兵団の軍学者だった私のお父さんは、
ある極秘任務で、アムダプールへの潜入を試みたの……。
でも、待てど暮らせど、お父さんは帰ってこなかった。
きっと、アムダプールの兵に発見されて、
任務に失敗したんだと思う……。
黒衣森:南部森林
うん、わかってる……。
ワンダラーパレスに封じられていた私たちと違って、
お父さんには1500年の時が流れてる……生きているはずがない。
でも、それでも形見だけは……
何でもいい、お父さんを感じることができる物があれば……!!
ワンダラーパレスに封じられていた私たちと違って、
お父さんには1500年の時が流れてる……生きているはずがない。
でも、それでも形見だけは……
何でもいい、お父さんを感じることができる物があれば……!!
黒衣森:南部森林
ふたりとも……ありがとう。
黒衣森:南部森林
[ 17.0 , 28.7 ]
あなたたちが力を貸してくれるんだもん、
きっと上手くいくって信じてるわ。
きっと上手くいくって信じてるわ。
黒衣森:南部森林
[ 17.0 , 28.7 ]
うん、わかった。
ありがとう、アルカ・ゾルカって優しいのね。
ありがとう、アルカ・ゾルカって優しいのね。
黒衣森:南部森林
[ 17.0 , 28.7 ]
化け物扱いされることに慣れてしまってたけど、
こんな私を、女の子として扱ってくれる人がいたなんて……。
こんな私を、女の子として扱ってくれる人がいたなんて……。
黒衣森:南部森林
アルカ・ゾルカ、よく見てるね。
確かに、今日のお肌はいつもより緑色が濃いな~って思ってたの!
確かに、今日のお肌はいつもより緑色が濃いな~って思ってたの!
黒衣森:南部森林
うん……おそらく、アムダプールの軍勢に見つかって、
囚われたか、殺されたか……。
どちらにしたって、お父さんはもう生きてはいないわ。
私たちと違って、1500年の時間が流れているんだもの。
でも、せめて形見だけでも……。
囚われたか、殺されたか……。
どちらにしたって、お父さんはもう生きてはいないわ。
私たちと違って、1500年の時間が流れているんだもの。
でも、せめて形見だけでも……。
黒衣森:南部森林
すごーい!
アルカ・ゾルカって、優しいだけじゃなくて頭もいいのね!
アルカ・ゾルカって、優しいだけじゃなくて頭もいいのね!
黒衣森:南部森林
[ 24.7 , 24.8 ]
ここが……かつてニームとも戦った、
古都アムダプールの城……。
古都アムダプールの城……。
古城アムダプール
なんとしても、お父さんの形見の品を見つけなくちゃ!
古城アムダプール
この中には、お父さんと関係する物は入ってなさそう……。
古城アムダプール
この中にはガラクタしか入っていないみたい……。
古城アムダプール
[player]さん、
この本に書かれてることって……!
この本に書かれてることって……!
古城アムダプール
お父さんに関係のある物ではなさそう……。
置いていきましょう。
置いていきましょう。
古城アムダプール
間違いないわ!
これは、お父さんの軍学書よ!
なら、きっとほかにも……。
これは、お父さんの軍学書よ!
なら、きっとほかにも……。
古城アムダプール
わあ、お父さんが着ていた服だ!
こんなに綺麗な状態で残っているなんて……。
こんなに綺麗な状態で残っているなんて……。
古城アムダプール
あら、これは……。
古城アムダプール
うん……。
このクリスタルには、私の家に代々仕えてきた、
フェアリーが眠っているの。
魔大戦とトンベリ病で家族を失った私にとって、
この子はたったひとりの「家族」だから……。
もう一度……会いたい。
このクリスタルには、私の家に代々仕えてきた、
フェアリーが眠っているの。
魔大戦とトンベリ病で家族を失った私にとって、
この子はたったひとりの「家族」だから……。
もう一度……会いたい。
古城アムダプール
お願い……出てきて……「ライラック」!
黒衣森:南部森林
アルカ・ゾルカ……そんなに慌てて、どうしたの?
黒衣森:南部森林
そう、だったの……。
みんな、私のせいで危ない目に遭わせちゃって、ごめんなさい……。
みんな、私のせいで危ない目に遭わせちゃって、ごめんなさい……。
黒衣森:南部森林
……眠っている間、長い夢を見ていたの。
それは、お父さんの夢だった。
「トンベリ病」に侵されて、次々と倒れていく人たちを、
学者だったお父さんは一生懸命に治療していた……。
だけど、娘の私までが「トンベリ病」に罹っていることがわかると、
お父さんは、誰にも内緒で決死の極秘任務に志願した。
癒しの魔法「白魔法」を研究していた敵国アムダプールに潜入し、
「トンベリ病」の治療に有益な情報を持ち帰るという任務に……。
でも、結果はみんなも知ってるとおり、お父さんは失敗した。
それは、お父さんの夢だった。
「トンベリ病」に侵されて、次々と倒れていく人たちを、
学者だったお父さんは一生懸命に治療していた……。
だけど、娘の私までが「トンベリ病」に罹っていることがわかると、
お父さんは、誰にも内緒で決死の極秘任務に志願した。
癒しの魔法「白魔法」を研究していた敵国アムダプールに潜入し、
「トンベリ病」の治療に有益な情報を持ち帰るという任務に……。
でも、結果はみんなも知ってるとおり、お父さんは失敗した。
黒衣森:南部森林
私は、もう一度お父さんに会いたかった……。
こんな姿になっちゃった私を、嫌いになってくれてもいい。
それでも、もう一度会いたかった……。
こんな姿になっちゃった私を、嫌いになってくれてもいい。
それでも、もう一度会いたかった……。
黒衣森:南部森林
……ふふ、ありがとう。
アルカ・ゾルカって、本当にまっすぐで、優しいね。
アルカ・ゾルカって、本当にまっすぐで、優しいね。
黒衣森:南部森林
もうお父さんに抱きしめてもらうことはできないけど、
せめて、フェアリーライラックと、ひと目でも会いたくて……
きっと、お父さんの最期まで寄り添っていたはずだから……。
けど、私が無理矢理召喚しようとしたせいで、
あの子にまで嫌な思いをさせちゃった。
本当に、ごめんね……ライラック……。
せめて、フェアリーライラックと、ひと目でも会いたくて……
きっと、お父さんの最期まで寄り添っていたはずだから……。
けど、私が無理矢理召喚しようとしたせいで、
あの子にまで嫌な思いをさせちゃった。
本当に、ごめんね……ライラック……。
黒衣森:南部森林
そうだ、ランドゥネルさん。
意識を失っている私に、とてもよくしてくれたみたいで……。
意識を失っている私に、とてもよくしてくれたみたいで……。
黒衣森:南部森林
ふふふ……ランドゥネルさん、ありがとう……。
お世話になりました。
お世話になりました。
高地ラノシア
ライラック…………お父さん…………ありがとう。
高地ラノシア
[ 25.6 , 22.3 ]
[player]、
私のわがままで、ふたりには大変な思いをさせちゃったね……。
本当に、ごめんなさい。
私のわがままで、ふたりには大変な思いをさせちゃったね……。
本当に、ごめんなさい。
高地ラノシア
[ 25.6 , 22.3 ]
……ふふ……ありがとう。
こんな姿の私を、女の子として扱ってくれるなんて。
あなたの、そんなところが…………。
こんな姿の私を、女の子として扱ってくれるなんて。
あなたの、そんなところが…………。
高地ラノシア
[ 25.6 , 22.3 ]
な、なんでもない!
……ねえ……ア……アルカ。
今度、私も新生「海兵団」の修行に付き合ってもいいかな?
……ねえ……ア……アルカ。
今度、私も新生「海兵団」の修行に付き合ってもいいかな?
高地ラノシア
[ 25.6 , 22.3 ]
今は、これでいいか……。
いつか、元の姿に戻れる日が来たら、きっと……。
そのときは、私に勇気を分けてね……ライラック……お父さん……。
いつか、元の姿に戻れる日が来たら、きっと……。
そのときは、私に勇気を分けてね……ライラック……お父さん……。