ユールモア
[ 11.2 , 10.8 ]
ユールモアは、魔物がひしめく陸地とも多少の距離があるからな。
基本的には、街の防衛にもそれほど手を焼いていないが……
警戒するといえば、外洋の海獣たちだろうか。
基本的には、街の防衛にもそれほど手を焼いていないが……
警戒するといえば、外洋の海獣たちだろうか。
ユールモア
[ 11.2 , 10.8 ]
まさか黒風海の海底まで、行けちまう奴が現れるなんてな……
今まで俺らが手を出せなかった海のリスキーモブたち、
あんたなら相手してくれるかい?
今まで俺らが手を出せなかった海のリスキーモブたち、
あんたなら相手してくれるかい?
ユールモア
[ 11.2 , 10.8 ]
「光の氾濫」以前のオンド族は、
海深くの遺跡を見て、独自の信仰を発展させていたらしいぜ。
今では光耀教会のように、ほとんど忘れ去られているそうだが。
その信仰によれば、大蟹の「ディーコン」は、
来たる日に深海に訪れる、人を超越した全能者のため、
深くに棲むものたちをとりまとめる、助祭の役割があるとか。
しかし奴の習性といえば、弱そうなフリをしてヨタヨタ歩き、
他の水獣に襲わせてから返り討ちにするなんて、こすいもんさ。
海中の甲殻類を率いる高貴な生き物には、とても見えないがな。
海深くの遺跡を見て、独自の信仰を発展させていたらしいぜ。
今では光耀教会のように、ほとんど忘れ去られているそうだが。
その信仰によれば、大蟹の「ディーコン」は、
来たる日に深海に訪れる、人を超越した全能者のため、
深くに棲むものたちをとりまとめる、助祭の役割があるとか。
しかし奴の習性といえば、弱そうなフリをしてヨタヨタ歩き、
他の水獣に襲わせてから返り討ちにするなんて、こすいもんさ。
海中の甲殻類を率いる高貴な生き物には、とても見えないがな。
ユールモア
[ 11.2 , 10.8 ]
「ギウスィー・アース」は、フラウンダー一味のオンド族だ。
手掴み漁の名手で、深海から浅瀬まで自在に泳ぎ回り、
大物の海獣を次々仕留める凄腕の漁師なんだと。
なんだって奴が、リスキーモブで指名手配されているかといえば、
奴は願掛けの一種で、海獣漁の餌に、ほかの漁師を使うらしい。
オンド以外の漁師といえば……そう、コルシア島の漁船が襲われる。
最近じゃあ奴を怖がって、船を出したがらない漁師もいるそうだ。
島から次の犠牲者を出す前に、奴を仕留められればいいんだがな。
手掴み漁の名手で、深海から浅瀬まで自在に泳ぎ回り、
大物の海獣を次々仕留める凄腕の漁師なんだと。
なんだって奴が、リスキーモブで指名手配されているかといえば、
奴は願掛けの一種で、海獣漁の餌に、ほかの漁師を使うらしい。
オンド以外の漁師といえば……そう、コルシア島の漁船が襲われる。
最近じゃあ奴を怖がって、船を出したがらない漁師もいるそうだ。
島から次の犠牲者を出す前に、奴を仕留められればいいんだがな。
ユールモア
[ 11.2 , 10.8 ]
あんたが深海に行ったときに、覚えがあったら教えて欲しいんだが、
ダゴンという、海底に張り付いた魔物は見かけたかい?
サンゴ礁と軟体生物をかけ合わせたような、なんとも恐ろしい奴だ。
オンドたちの古い伝承では、「バール」はダゴンから生まれ、
怒りを買うと海が荒れ、敬えば海は凪ぎ、平和が訪れるという。
潮溜まりの海底人たちも、滅多なことじゃ近寄らないらしいな。
言い伝えじゃあ、「潮の時」と呼ばれる予言が満ちるときに、
深海の生き物すべてが眷属と化し、奴の意思ひとつで動くとか。
つまりは、今のうちが狙い時ってことだな。
ダゴンという、海底に張り付いた魔物は見かけたかい?
サンゴ礁と軟体生物をかけ合わせたような、なんとも恐ろしい奴だ。
オンドたちの古い伝承では、「バール」はダゴンから生まれ、
怒りを買うと海が荒れ、敬えば海は凪ぎ、平和が訪れるという。
潮溜まりの海底人たちも、滅多なことじゃ近寄らないらしいな。
言い伝えじゃあ、「潮の時」と呼ばれる予言が満ちるときに、
深海の生き物すべてが眷属と化し、奴の意思ひとつで動くとか。
つまりは、今のうちが狙い時ってことだな。
ユールモア
[ 11.2 , 10.8 ]
ユールモアの廃船街には、大型船がいくつも転がってるが、
黒風海の海底にも、似た船が沈んでいるのを見たかもしれないな。
あの海域は水上交通の要所だったが、そのぶん海難事故も多かった。
洋の東西を渡る商船や、貴人を乗せた船が何度も沈んだ。
とある国の王妃が命を落とし、その魂が転じたと伝えられるのが、
深海へと道連れを誘う悪霊……「ルサルカ」だよ。
美しい姿と深海に響く甘い声で、船乗りを引き寄せ、
海底深くに引きずり込むと噂されるが、最近は船も少ないからな。
きっと、獲物に餓えて、手当たり次第に狩りをしていると思うぜ。
黒風海の海底にも、似た船が沈んでいるのを見たかもしれないな。
あの海域は水上交通の要所だったが、そのぶん海難事故も多かった。
洋の東西を渡る商船や、貴人を乗せた船が何度も沈んだ。
とある国の王妃が命を落とし、その魂が転じたと伝えられるのが、
深海へと道連れを誘う悪霊……「ルサルカ」だよ。
美しい姿と深海に響く甘い声で、船乗りを引き寄せ、
海底深くに引きずり込むと噂されるが、最近は船も少ないからな。
きっと、獲物に餓えて、手当たり次第に狩りをしていると思うぜ。
ユールモア
[ 11.2 , 10.8 ]
「グニット」は、元はコルシア島に住む小柄なドワーフだった。
しかし、商売で村を訪ねてきたガルジェント族の長身に一目惚れ!
それが悲劇の始まりだった。
世界を旅して秘宝を集めた上で、
ン・モゥ族の隠者を訪ね、念願の巨躯を与えてもらったという。
だが、対価として要求された宝の支払いを拒んで、逃走しちまった。
結果、取引を反故にされ怒ったン・モゥの呪いによって、
グニットは水妖の如き醜い姿に変異させられた上、
彼を乗せた船は、帰路で沈没したそうな。
情報によれば、今もグニッドは海の底を彷徨い続けているとか。
しかも、人を丸呑みするほどの大きさの存在を見つけると、
対抗意識を燃やして寄ってくるらしいぞ。
しかし、商売で村を訪ねてきたガルジェント族の長身に一目惚れ!
それが悲劇の始まりだった。
世界を旅して秘宝を集めた上で、
ン・モゥ族の隠者を訪ね、念願の巨躯を与えてもらったという。
だが、対価として要求された宝の支払いを拒んで、逃走しちまった。
結果、取引を反故にされ怒ったン・モゥの呪いによって、
グニットは水妖の如き醜い姿に変異させられた上、
彼を乗せた船は、帰路で沈没したそうな。
情報によれば、今もグニッドは海の底を彷徨い続けているとか。
しかも、人を丸呑みするほどの大きさの存在を見つけると、
対抗意識を燃やして寄ってくるらしいぞ。