えおろーぐ

えおまっぷ
せりふ分室
PERSON :

ジェンリンス

patch 2.x
ウルダハ:ザル回廊
[ 10.8 , 11.1 ]
「銀冑団(ぎんちゅうだん)」……
それは、ウルダハ王家を守護する誇り高き近衛兵団だ。
我らは現女王ナナモ・ウル・ナモ陛下に忠誠を誓い、
その剣となり盾となることを責務としている。
ウルダハ:ザル回廊
[ 10.8 , 11.1 ]
……いかにも、私が近衛兵団「銀冑団」総長ジェンリンス。
貴公も、誇り高き「ナイト」を目指し、我がもとへ?
ならば、貴公の名を聞こう。
……[player]か、よい名だ。
早速だが、ナイトを志す以上……
貴公にも、その心得を肝に銘じてもらいたい。
ひとつ、ナイトとは主君に忠節を誓う者なり。
ひとつ、ナイトとは主君の剣となり、盾となる者なり。
ひとつ、ナイトとは主君の国土と民を守る者なり。
……己のために剣を振るう。
傭兵や剣闘士とは、決定的に動機が異なる存在だ。
その点をはき違えぬよう、くれぐれも心得よ。
そんなナイトが扱う「戦技」は、600年という長き歴史の中で、
「銀冑団」の近衛騎士たちが編み出し、継承してきたもの。
「銀冑団」は、ウルダハ王家を守護する近衛兵団。
王家に仕える騎士のうちでも、特に忠誠心厚く、
剣の腕に優れる者のみが任じられてきた。
だが、「銀冑団」の栄光の日々も今は昔……。
近年、兵団の規模は縮小を続け、団員の士気は低下。
ウルダハ王宮の警護すら、傭兵を雇わねばならぬ……。
すべては逆賊……いや、ある者が残した歪みのため……。
そこで、実力を備えた冒険者を見出し協力を仰ぐという、
苦渋の決断を下さざるをえなかったのだ。
この見返りとして、私がナイトの「戦技」を伝授する。
王家と契約を結ばぬ「自由騎士」の自称も認めよう。
ただし、まず、それに値する実力を示してもらうぞ。
南ザナラーン「リトルアラミゴ」南にある廃墟にて、
我らが設置した「鉄製のかがり」に火をともせ。
その火に引き寄せられた魔物を討伐し、
「亡者の遺骸」を「鉄製のかがり」にくべ、
「亡者の遺灰」を討伐の証として私に提示せよ。
さあ、未来のナイトよ……
貴公の気概と、剣の腕を見せてくれ!!
ウルダハ:ザル回廊
[ 10.8 , 11.1 ]
火に引き寄せられた魔物を討伐し、
「亡者の遺骸」を「鉄製のかがり」にくべ、
「亡者の遺灰」を討伐の証として私に提示せよ。

亡者を討ち取った証……確かに受け取った。
貴公の実力は、今、ここに証明された。
早速、最初の戦技を伝授しよう。
貴公ほどの腕前ならば、この戦技をすぐに使いこなせるはずだ。
以後、古の風習に伝わる「自由騎士」と名乗るがよい。
「自由騎士」とは、主君ではなく、
己に誓いを立てた者のことだ。
冒険者の貴公にとって、ふさわしい呼称だろう?
騎士となった貴公に、「ナイトの証」を授けよう。
このクリスタルには、歴代の騎士の記憶が刻まれている。
騎士道を歩む者にとって、導きとなるものだ。
……なんと、「ナイトの証」に似た石を
私へ渡すよう、見知らぬ「自由騎士」から手渡されたと?
どれ、よく見せてみたまえ……。
ウルダハ:ザル回廊
[ 10.8 , 11.1 ]
見知らぬ「自由騎士」から手渡されたという
「ナイトの証」に似た石を
よく見せてみたまえ……。

おのれ……愚弄しおって……。
この「不思議なクリスタル」は確かに「ナイトの証」。
……実は「銀冑団」から奪われたものなのだ。
この証を貴公に託したという老いた自由騎士こそ……
私が、その行方を追っている逆賊。
ウルダハ王家への忠義と、近衛騎士の誓約を踏みにじり、
「銀冑団」の威信を地の底へと落としめた張本人だ。
……それが、よくも騎士道精神を偉そうに語ったものだ。
そもそも証は、近衛騎士に任じられる際、
総長より贈られるもの……。
それを、部外者が手渡すなど……ゆゆしき事態!
……この証は、責任もって私が処分しよう。
貴公が「ナイト」として剣を抜くときは、
必ずや、私が授けた証を身につけるのだぞ。
……貴公には、くだらぬことと思えるやもしれぬな?
だが、長年培われた儀礼や伝統こそ、遵守せねばならぬ。
今や「銀冑団」の騎士さえ、この精神を忘れがちだ……
この難境に、私が「銀冑団」総長に任じられたのも運命。
女王陛下に忠誠を誓った騎士として、この大役を果たし、
失われた「銀冑団」の威信を取り戻さねばならぬ。
剣の腕に優れ、なにより逆賊と面識ある貴公には、
いずれ逆賊捕縛の大任を任せることになろう。
その時まで、貴公は任に備え、
剣の腕により磨きをかけてもらいたい。
これが騎士を名乗る者の務めであるぞ。
ウルダハ:ザル回廊
[ 10.8 , 11.1 ]
私は、王家を守護する近衛兵団「銀冑団」の総長。
近衛騎士たる「ナイト」の長に何用かな?
ウルダハ:ザル回廊
[ 10.8 , 11.1 ]
王家に仕える騎士のうちでも、特に忠誠心厚く、
剣の腕に優れる者のみが任じられてきたのが近衛騎士……
すなわち「ナイト」である。
ナイトが扱う「戦技」は「銀冑団」の近衛騎士たちが、
600年という長き歴史のなかで編み出し、継承してきたもの。
ただし、騎士の本分は、剣のみにあらず。
常に自らを律して正義を行い、
人としての模範を示さねばならぬ。
ウルダハ:ザル回廊
[ 10.8 , 11.1 ]
砂蠍衆(さかつしゅう)とは、王家を補佐する相談役のこと。
だが、6名からなる砂蠍衆のうち、
ナナモ陛下に忠誠を誓う「王党派」は、ラウバーン殿のみ……。
残りの大部分が王権をないがしろにし、
富裕層による自治を標ぼうしている。
それが、経済界を牛耳る「共和派」なのだ。
自治と言えば聞こえはいいが、
その実態は、共和派の権益確保にほかならぬ。
そのために、邪魔になっている王家の弱体に余念がないのだ。
ウルダハ:ザル回廊
[ 10.8 , 11.1 ]
「自由騎士」と名乗るようになり、
周囲の反応は、いかがかね?
騎士の本分は、剣のみにあらず。
常に自らを律して正義を行い、
人としての模範を示さねばならぬ。
かつて「銀冑団」の近衛騎士は、市街も巡回していた。
その隊列は、庶民の尊敬と感謝を集めたものだ。
特に、「前総長」は近衛騎士の鑑と称えられていた。
幼少のみぎり、私は前総長と出会ったことがある。
市場で父とはぐれ、裏通りで乱闘にまきこまれてな。
泥酔した狩人が放った矢が、私へ飛んできた。
この窮地を救ってくれたのが、巡回中の前総長だ。
見事な剣さばきで私を救い、父の礼も辞して立ち去った。
その頼もしい後ろ姿……忘れようにも、忘れられぬ……。
以来、私は騎士に憧れ、剣の稽古に打ちこんだ。
ついに念願かない、「銀冑団」に入ってからも、
前総長に追いつかんと、修練に励んだ……。
こうして、前総長の背中を追い続けた私が
気づけば総長の座に……なんとも皮肉な話だ。
……だが、今や「銀冑団」の威信も完全に地に落ちた。
原因は、数多ある。
……その中でも特に、「聖剣」の喪失が打撃であった。
「聖剣」とは、初代総長がウルダハ王家から授かった宝剣。
王家への忠誠の象徴として代々、総長に受け継がれてきた。
いわば、銀冑団総長の証……。
この「聖剣」を、逆賊が奪い去ったのだ!!
それにより、王家からの信頼は揺らぎ……
「銀冑団」の失態は、庶民の失望を深めた。
この状況を打開するには、「聖剣」奪還が急務。
しかし、たるんだ近衛騎士では、結果は望めぬ。
事の成就には、精鋭を集めて任にあたる必要がある。
貴公には特に期待しているゆえ、
大任に備えて新たな戦技を伝授しよう。
魔物との戦いの中で、技の勘所を掴んでみせよ。
これには、予想外の動きを見せる敵の討伐が最適だ。
外地ラノシア「隠者の庵」付近に我らが設置した、
「鉄製のかがり」に火をともしてみよ。
その火に引き寄せられた魔猿を、
すべて討伐するのが今回の試練だ。
見事、試練を達成したら、私まで報告するように。
ウルダハ:ザル回廊
[ 10.8 , 11.1 ]
「ナイトの証」が輝きを増している……。
戦技を体得したようだな。
引き続き、任に備えて鍛錬に励んでおけ。
しかし……逆賊の行方については、
有力な情報を掴めないでいる。
動きがあり次第、貴公にも知らせよう。

失望と怒りと責任と

Lv
40
patch2.0
ウルダハ:ザル回廊
[ 10.8 , 11.1 ]
よくぞ来てくれた。貴公の活躍は、耳にしている。
貴公のごとく騎士道を貫く者は多くない。
同じ騎士として、誇りに思う。
そんな貴公に、私も信頼をもって応えねばな。
……そろそろ真実を明かすべきであろう。
内輪の恥をさらすようで情けないが……。
以前に話した「聖剣」を奪った逆賊は覚えているな?
その逆賊の名はソルクザギル……
「銀冑団」の前総長だった男なのだ。
私が憧れ、私を騎士の道へ導いた人物。
前総長こそ、騎士の中の騎士と信じていたのだが……
彼は変わってしまった……。
砂蠍衆の共和派との政争に敗れ、兵団の権威が失墜すると、
総長の座が危ういと察したソルクザギルは、
「聖剣」を持ち出し、姿を消した……。
王家との誓約を投げ出すなど、騎士として許されぬ。
この汚名をそそぎ、「銀冑団」の威信を取り戻すのが、
総長たる我が使命。
そのために、かつての師を斬らねばならぬなら、
喜んで斬ろう……。
難敵だが、相討ち覚悟で討ち取る自信はある。
だが、奴を誅殺したところで、
兵団の恥辱を闇に葬ったと断じられては、かなわぬ。
公正な裁きの場で証言させるため、生け捕らねば。
しかし、相手は30年以上も総長を務めた猛者。
私と貴公が組んだとて、逆賊を捕らえるのは至難の業。
ゆえに、貴公には、さらなる力をつけてもらいたい。
東ザナラーンの「ユグラム川」に
我らが設置した「鉄製のかがり」に火をともせ。
その火に引き寄せられた怪魚を討伐し、私に報告せよ。
熾烈な生存競争を生き抜いた怪魚は、まさに難敵。
戦技の心得を胸に刻み、戦いの中で勘所を掴むのだ!
苦しい戦いだろうが、戦技の勘所を探り続ければ、
クリスタルが貴公を導くであろう。
ウルダハ:ザル回廊
[ 10.8 , 11.1 ]
「ナイトの証」が輝きを増している……
戦技を体得したようだな。
引き続き、任に備えて鍛錬に励んでおけ。
貴公が、ここまで力をつけたのならば、
いよいよ本格的に逆賊の捕縛計画を実行しよう。
その時は、貴公の力をぜひとも貸してほしい。
ウルダハ:ザル回廊
[ 10.8 , 11.1 ]
貴公を待っていた、話さねばならぬことがあるのだ。
……これまで、逆賊の足取りを探るため、
あらゆる記録を調べてきた結果、ある事実を掴んだ。
逆賊ソルクザギルの総長就任に前後して、
当時の名だたる近衛騎士たちが、相次ぎ命を落としていた。
……しかし、兵団の記録には、死因が記されていなかった。
そこで、秘密裏に隠された治療記録を確認した。
宿舎での突然死など、死因は様々だったが……
いずれも毒に起因している形跡があったのだ。
やり口から、「見えざる毒尾」が関与した可能性が高い。
砂蠍衆の共和派が雇う暗殺者集団で、痕跡を残さぬため、
巷では、実在しないと噂されるほど有能だ……。
しかし、それほど凄腕の刺客が暗躍したとしても、
簡単に名だたる騎士を葬ることなどできようか?
そうは思えぬ……内部からの助力がない限りは、な。
では、彼らの死で、最も得をしたのは誰か?
次期総長と目された騎士たちが、軒並み没して、
異例の若さで総長に就いた者がいた……ソルクザギルだ。
そもそも、砂蠍衆の共和派の狙いは、
「銀冑団」の実力者を消して、兵団を弱体化すること。
ひいては王家の守りと威信を弱めることにある。
にもかかわらず、なぜ、ソルクザギルは30年にわたり、
共和派の毒尾から逃れ、総長であり続けたのか……?
そう、ソルクザギルこそ、内通者だったのだ。
この逆賊の居所……必ずや突き止めてみせる。
その間に貴公は、「銀冑団」に伝わる
「白銀の騎士甲冑」を揃えてほしい。
この騎士甲冑は、実力で獲得するのが「銀冑団」の伝統。
南ザナラーンの「カルン埋没寺院」に甲冑を置いてきた。
全部で4か所……これを、すべて手に入れてみせよ。
ウルダハ:ザル回廊
[ 10.8 , 11.1 ]
見事に「白銀の騎士甲冑」を集めたか。
これを成し遂げた貴公の加勢があれば、
逆賊ソルクザギルも討ち取れよう。
そう、ついに逆賊と対峙する時が来た。
奴の情報が入り、仲介者を通して接触したところ、
向こうから「聖剣」返還の交渉を持ちかけてきたのだ。
この接触は、秘密裏に進めなければならん。
ゆえに、再度、貴公の覚悟を問う。
交渉の場に、共に来てくれるなら、再度声をかけてくれ。
ウルダハ:ザル回廊
[ 10.8 , 11.1 ]
よくぞ、了承してくれた。
「銀冑団」でもない貴公の協力に、心から感謝する。
ソルクザギルは、この「聖剣」返還交渉を
砂蠍衆の共和派には伏せていると、いっているが……
奸計の可能性もぬぐえぬ。
だとしても、ソルクザギルとまみえるのは、
「銀冑団」の威信回復の、またとない好機。
奴が「聖剣」を差し出し、裁きを受けると言うなら良し。
そうでなければ、力ずくで捕縛し、
女王陛下の御前に引きずり出すまで!
交渉の場は、南ザナラーンの
「忘れられたオアシス」にほど近い砂漠。
目印として剣を突き刺してあるという。
ソルクザギルの行動を知れば、
共和派が妨害してくる恐れもある。
ゆえに、交渉は秘密裏に進めなければならぬ。
目立たぬよう、別行動をとり、現地で合流しよう。
貴公の準備が整い次第、速やかに出発してくれ。
南ザナラーン
……よくもぬけぬけと、ここへ来られたものだ、内通者め!
貴様が逆賊、そして砂蠍衆の共和派と通じているのを、
私が気づかぬとでも思ったか?
観念しろ、[player]。
貴様が逆賊ソルクザギルの手の者であること、
「銀冑団」の同志が突き止め、私に伝えてくれたのだ。
さあ、「聖剣」と逆賊の行方について、
あらいざらい吐いてもらおう。
南ザナラーン
ふん……嘘だとでも言いたいか?
ここに集いし我が同志に限って、裏切りなど存在せぬ。
我らの覚悟は貴様らとは違うのだ……なあ、同志よ!
南ザナラーン
……私が、甘かったのだ。
貴様は逆賊から「ナイトの証」を受け取った。
その時点で、疑ってかかっておくべきだったのだ。
南ザナラーン
これより、裏切り者[player]に裁きを下す。
自由騎士とはいえ、騎士を志した貴様だ……
せめてもの情けをくれてやろう。
その恥ずべき罪を衆目にさらすことなく、
今ここで砂塵に散るがいいっ!!
南ザナラーン
銀冑団への背徳行為は、ウルダハ王家への反逆に等しい!
この大罪、その身で償ってもらおう!

銀冑団の騎士ともあろう者が、情けないっ!
騎士道を逸脱した者が、ナイトの戦技を最もよく使うとはっ!

貴様の供述が、「銀冑団」の権威回復の足がかり!
総長の使命にかけて、必ずや貴様を討ち取る!
南ザナラーン
なぜ貴様ごときに……。
剣の腕ならば……私の方が数段、上のはず……。
南ザナラーン
何をっ……!?
共和派と通じてるのは、貴様だろうが……!?
南ザナラーン
そんな……。
では貴方は……逆賊では……ないのです……ね。
よかっ……た……。
ウルダハ:ザル回廊
[ 10.8 , 11.1 ]
よくぞ戻ってくれた……貴公には、大きな迷惑をかけた。
騙されていたとはいえ、貴公にあらぬ罪を着せ、
剣を向けてしまった無礼……どうか許してほしい。
怪我は痛むが、大した問題ではない。
ソルクザギル様が逆賊ではなかったことが、
なにより喜ばしい!
やはり、私が慕ったソルクザギル様の騎士道精神は、
本物だったのだ!
ソルクザギル様には及ばぬが、私とて総長の座につく身。
あの方に代わり、兵団に威信を取り戻すべく、
共和派へ反撃に打って出る……!
なに、心配はいらぬ。
奴らとて、「銀冑団」の本営に
刺客を送り込むほどの無茶はするまい。
ここは焦らず、療養しながら、反撃の機会をうかがう。
その時まで、貴公も腕を磨いておいてくれ。

かざすは騎士の聖剣

Lv
50
patch2.0
ウルダハ:ザル回廊
[ 10.8 , 11.1 ]
来てくれたか、出陣前に貴公と会えてよかった。
貴公には多大なる協力を受けながら、迷惑をかけた。
すべてを話し、礼をせねばと思っていたのだ。
先日の一件後、ソルクザギル様が真相を明かされた。
あの方はこれまで、女王陛下と「銀冑団」のため、
たったおひとりで共和派と戦っておられたのだ。
身を隠してから、私と接触を試みられたそうだが……
我が周囲は、砂蠍衆の共和派に買収された者で固められ、
ソルクザギル様といえど、近づけなかったようだ。
そやつらが、ソルクザギル様が逆賊であると吹き込み、
あの方を追うよう、私を仕向けていたのだ。
私こそ、共和派の操り人形だったのだな……。
しかし、私と貴公が「見えざる毒尾」の暗躍に気づいた。
そこで、共和派がわれらを消しにかかってきたのだ。
「交渉」というエサで、僻地へおびき出してな。
そもそも、ソルクザギル様が逆賊のはずがない!
わかっていながら、周囲の声に惑わされた……。
兵団の権威回復を焦った、私の失態だ。
総長の権威と重責に負け、いつのまにか王家ではなく、
「銀冑団」を守ることが目的となっていた。
そう、私は騎士道を見失っていたのだ……。
これを案じ、ソルクザギル様は貴公に証を託されたのだ。
「権威に縛られぬ冒険者の生き様を見習え」という、
訓告を込めて、な。
なのに、その真意を見逃すとは……
我ながら、なんたる視野狭窄!
だいたい、私が総長に据えられたのも共和派の工作。
忠義に縛られ、融通が利かぬ若造が総長となれば、
容易に兵団を弱体化できると踏んだのだろう。
……かように、私は謀略で仕立てられた、まがい物の総長。
だが、総長と呼ばれる以上、私が落とし前をつけねば。
それが、我が騎士道というもの。
私は、クルザス中央高地「スノークローク大氷壁」へ逃げ、
身を隠すと部下に伝える。
共和派のことだ……これを聞きつけ、
真実に近づきすぎた私を消しにかかってくるはず……。
これを返り討ちにし、反撃の狼煙とする!
貴公に加勢を依頼したいところだが、
今回ばかりは、決して来てはならぬ。
……貴公も、共和派に命を狙われているのだからな。
もちろん、単独で挑む危険は百も承知。
だが、私とてソルクザギル様に鍛えられている。
不意を打たれぬ限り、勝機は必ずある。
貴公を、我らの政争に巻き込んでしまい申し訳なかった。
これからも、互いに己の騎士道を貫こう!
そうそう……「ソルクザギル」様も、貴公に話があるそうだ。
彼が示した密会の場は、中央ザナラーン……。
詳しい場所は、貴公の地図に記しておこう。
クルザス中央高地
……貴公まで!?
あれほど来るなと言ったというのに!
ソルクザギル様といい……
なぜ、皆、自ら危険へ飛び込むようなマネを……!?
クルザス中央高地
ヴォイドの妖異を召喚するとは……
共和派も、我らを消すのに必死と見える。
クルザス中央高地
どうやら、退けることができたようですが……
敵は、共和派……この程度で済むとは思えません。
クルザス中央高地
ソルクザギル様……この魔法陣は一体……!?
クルザス中央高地
くっ……やはり術者が潜んでいたか!!
クルザス中央高地
魔法陣から、魔物が!?
このままでは、我らといえ持ちこたえられんぞ!
クルザス中央高地
ソルクザギル様! いえ、総長殿!
「銀冑団」にお戻りください!
総長の座は……私には、まだ荷が重すぎます!
クルザス中央高地
……私は、私の「聖剣」をかかげ、
いつまでも追い続けます……貴方の背中を……。
クルザス中央高地
貴公が助けにきてくれたこと、心から感謝する。
私は先に戻るが、後ほど、我がもとへ寄ってくれ。
礼を用意して、待っているぞ。
ウルダハ:ザル回廊
[ 10.8 , 11.1 ]
来てくれたか、待っていたぞ。
一連の騒動では、何から何まで世話になった。
ウルダハ:ザル回廊
己の正義……つまり「騎士道」に従い、弱き者を守ること。
この誓いこそ、騎士の「聖剣」……。
貴公は常に、この「聖剣」を振るう騎士だったのだな。
どうりで、私が貴公に敗れたわけだ……。
ウルダハ:ザル回廊
「銀冑団」総長の証たる「聖剣」……。
これの行方は、いまだ知れぬが……
我が内の「聖剣」を掲げ、兵団を再興してみせる。
ウルダハ:ザル回廊
ソルクザギル様は旅立たれたが……忠義に厚いお方だ。
おそらく、王家への忠誠の証である、
失われた「聖剣」の行方を追う旅でもあるのだろう……。
ウルダハ:ザル回廊
そして私は、ウルダハを守る「銀冑団」の近衛騎士として、
貴公は、エオルゼアを守る自由騎士として……。
進む道は皆、それぞれ異なるが、
これからも互いに己の「聖剣」を磨きあおう!
ウルダハ:ザル回廊
……おっと! 大切な物を忘れるところであった。
どうか、私からの感謝のしるしとして、
この「白銀の騎士甲冑」を受け取ってほしい。
これぞ、「銀冑団」に長らく伝わる聖なる鎧。
本来ならば正式に近衛騎士となり、多くの武勲と、
功績を挙げた者にのみ、授けられる仕来たりだが……。
我が心の「騎士道」が貴公へ渡せと、せっつくのでな。
なに、決められた条件に縛られていては、
未来永劫、ふさわしい騎士へ渡らない。
……それでは、せっかくの甲冑も浮かばれまい?
ふっははははっ!
くれぐれも、このことは内密に頼むぞ、自由騎士殿!
ウルダハ:ザル回廊
[ 10.8 , 11.1 ]
貴公か、よく来てくれた。
その後、貴公は「騎士道」を邁進し、
「己の聖剣」を磨いているか?

「銀冑団」が、かつての様な輝きを取り戻すには、
まだまだ長き時が必要だろう。
だがしかし、例の一件以降、
徐々にではあるが信頼に足る団員も増えつつある。
必ずや、白銀の輝きを取り戻してみせるつもりだ。
ウルダハ:ザル回廊
[ 10.8 , 11.1 ]
<「かざすは騎士の聖剣」コンプリート済み>
「銀冑団」が、かつての様な輝きを取り戻すには、
まだまだ長き時が必要だろう。
だがしかし、例の一件以降、
徐々にではあるが信頼に足る団員も増えつつある。
必ずや、白銀の輝きを取り戻してみせるつもりだ。
……とはいえ、最近は風向きが悪くてな。
「戦勝祝賀会」では警備の任を銅刃団に取られ、
あの騒ぎに立ち会うこともできなかった。
そのうえ、ご殿医は病状が優れぬの一点張りで、
ナナモ様との面会を禁じ、安否の確認すらできんのだ。
蠍どもめ……その企み、必ずや暴いてみせるぞ!

砂蠍衆(さかつしゅう)とは、王家を補佐する相談役のこと。
だが、砂蠍衆のうち、ナナモ陛下に忠誠を誓う「王党派」は、
ラウバーン・アルディン殿のみ……。
そのラウバーン殿にしても、
「戦勝祝賀会」の席上で狼藉を働いたとの理由で、
マラサジャ監獄に収監されてしまわれた……。
今やウルダハの権力を握っているのは、
「共和派」ただひとりの実力者となったロロリトだ。
……我ら王党派にとっては、危機的な状況といえような。