シュナの悲鳴
ラケティカ大森林
[ 24.8 , 12.0 ]
これから、大事な儀式なの。
……集中させて欲しいわ。
……集中させて欲しいわ。
ラケティカ大森林
シュナよ。
同盟者さん、お話しできて光栄だわ。
同盟者さん、お話しできて光栄だわ。
ラケティカ大森林
でもファイナ、それとは話が別よ。
この儀式は、ヴィースが古き神々と契りを結ぶもの……
同盟者といえど、里の外の者の手を借りるなんて。
この儀式は、ヴィースが古き神々と契りを結ぶもの……
同盟者といえど、里の外の者の手を借りるなんて。
ラケティカ大森林
……あなたがそう言うなら。
ラケティカ大森林
森の精霊は、祈り手の想いに反応して現れる。
そして儀式の立会人が、その精霊と戦って倒すことで、
神々の世界に還し、祈り手の想いを運んでもらうってワケ。
そして儀式の立会人が、その精霊と戦って倒すことで、
神々の世界に還し、祈り手の想いを運んでもらうってワケ。
ラケティカ大森林
……始めましょう、あなたは目を閉じて？
私たちが祈りを唱えるから、精霊を迎える準備を……。
私たちが祈りを唱えるから、精霊を迎える準備を……。
ラケティカ大森林
命が永久に巡るように、我らの誓いを新たに結ばん。
森の精霊よ、我らが祈りを届けるべく、使いを与えたまえ。
ロンカの護り手の言葉に応え…………
森の精霊よ、我らが祈りを届けるべく、使いを与えたまえ。
ロンカの護り手の言葉に応え…………
ラケティカ大森林
見て、相反する属性の精霊が現れた……。
これは凶兆……最悪の凶兆よ……。
これは凶兆……最悪の凶兆よ……。
ラケティカ大森林
[ 24.8 , 12.0 ]
我らの祈りよ……
ラケティカ大森林
[ 24.8 , 12.0 ]
炎と氷の精霊……こんなはずじゃ…………。
ラケティカ大森林
[ 24.8 , 12.0 ]
さっきも言ったけれど、相反する精霊が現れるのは凶兆なの。
運び手が相争って、方々に散ってしまうから、
祈りの言葉が神々に届かないのよ。
運び手が相争って、方々に散ってしまうから、
祈りの言葉が神々に届かないのよ。
ラケティカ大森林
[ 24.8 , 12.0 ]
やっぱり、外の者を立会人にしたのがダメだったんじゃない？
やり直せる儀式だからいいけど……次はゴメンだわ。
やり直せる儀式だからいいけど……次はゴメンだわ。
ラケティカ大森林
[ 24.8 , 12.0 ]
…………フン。
ラケティカ大森林
儀式の始末、終わったわ。
ラケティカ大森林
立会人を里の者がやるべきじゃない？
同盟者さんだからって、外の者に任せたりするからよ。
同盟者さんだからって、外の者に任せたりするからよ。
ラケティカ大森林
なぁに、それ。
別にあなたの手伝いなんて、必要ないんだからね！
別にあなたの手伝いなんて、必要ないんだからね！
ラケティカ大森林
[ 31.3 , 16.9 ]
……私たちだけで、十分よ。
ラケティカ大森林
[ 31.3 , 16.9 ]
なら、私は獣の肉を……
別に供物の調達くらい、私ひとりで十分なんだけどね。
別に供物の調達くらい、私ひとりで十分なんだけどね。
ラケティカ大森林
[ 32.8 , 24.1 ]
……正式に立会人に指名されたんだものね。
意地を張っても仕方ないか……よろしく頼むわ。
意地を張っても仕方ないか……よろしく頼むわ。
ラケティカ大森林
[ 32.8 , 24.1 ]
それじゃあブルーディアー・スタッグを3匹倒して、
「ブルーディアーのスネ肉」を獲ってきて。
私はここで、自分の獲物を探しているわ。
「ブルーディアーのスネ肉」を獲ってきて。
私はここで、自分の獲物を探しているわ。
ラケティカ大森林
[ 32.8 , 24.1 ]
ブルーディアー・スタッグを3匹倒して、
「ブルーディアーのスネ肉」を獲ってきて。
私はここで、自分の獲物を探しているわ。
「ブルーディアーのスネ肉」を獲ってきて。
私はここで、自分の獲物を探しているわ。
ラケティカ大森林
[ 32.8 , 24.1 ]
「ブルーディアーのスネ肉」を3匹分、手に入れられたかしら？
ラケティカ大森林
[ 32.8 , 24.1 ]
……ふぅん、上出来ね。
さすがロンカの同盟者たる者、というところかしら。
さすがロンカの同盟者たる者、というところかしら。
ラケティカ大森林
[ 32.8 , 24.1 ]
もちろん、自分の分も終わらせたわ。
ロンカのため磨いた弓の技だもの……
こんな機会にこそ発揮しないとね。
ロンカのため磨いた弓の技だもの……
こんな機会にこそ発揮しないとね。
ラケティカ大森林
[ 32.8 , 24.1 ]
そう、これは森に与えられた恵みを得るため、
そして、外の者を森から遠ざけるための弓だった。
でも使命が終わるなら……磨いた力はどうしたら良いのかしら。
私はヴィースが長く仰いできたロンカの神殿が、
末永く受け継がれるよう、変わらず護っていきたい。
けれどもう、私たちだけでは叶わないのもわかっているの。
そして、外の者を森から遠ざけるための弓だった。
でも使命が終わるなら……磨いた力はどうしたら良いのかしら。
私はヴィースが長く仰いできたロンカの神殿が、
末永く受け継がれるよう、変わらず護っていきたい。
けれどもう、私たちだけでは叶わないのもわかっているの。
ラケティカ大森林
[ 32.8 , 24.1 ]
……ごめんなさい、すぐに答えは出せないわ。
あとは私だけで大丈夫だから、
西にいる「ファイナ」のほうでも見に行ったら？
あとは私だけで大丈夫だから、
西にいる「ファイナ」のほうでも見に行ったら？
シュナの悲鳴
ラケティカ大森林
きゃあーーー！！！！
ラケティカ大森林
[ 30.3 , 24.9 ]
……まさか、あなたに助けられるなんてね。
同盟者さんばかりに良い顔させられないと思って、
つい大物を狙いすぎちゃったわ。
同盟者さんばかりに良い顔させられないと思って、
つい大物を狙いすぎちゃったわ。
ラケティカ大森林
ううん、いいの。
言葉足らずというなら、私もいい勝負よ。
ファイナが外に興味があること、前から知っていたし……。
言葉足らずというなら、私もいい勝負よ。
ファイナが外に興味があること、前から知っていたし……。
ラケティカ大森林
同盟者さんが来たときから……
使命が果たされたら、あなたが里を離れて、
私ひとりになってしまうんじゃなかって、きっと怖かったの。
でも……意固地でいるのは、もうやめるわ。
同盟者さんの訪れも、使命の成就も、
ロンカの護り手にとって、これ以上ない慶事ですもの。
使命が果たされたら、あなたが里を離れて、
私ひとりになってしまうんじゃなかって、きっと怖かったの。
でも……意固地でいるのは、もうやめるわ。
同盟者さんの訪れも、使命の成就も、
ロンカの護り手にとって、これ以上ない慶事ですもの。
ラケティカ大森林
同盟者さんに助けられて……少し吹っ切れたわ。
自分の感情に流されて、喜びきれずにいたけれど、
今なら、嬉しく思えるような気がするの。
自分の感情に流されて、喜びきれずにいたけれど、
今なら、嬉しく思えるような気がするの。
ラケティカ大森林
ファイナ……
まさか外の世界に出て、ヴィース族を探そうと……？
まさか外の世界に出て、ヴィース族を探そうと……？
ラケティカ大森林
そんなこと……私、思いつきもしなかった。
昔から森の外に憧れてた、ファイナだからこそね。
昔から森の外に憧れてた、ファイナだからこそね。
ラケティカ大森林
……ファイナが、森に招ける仲間を探しに行くなら、
私は、彼らを迎えられる里を作る。
そうすれば、ファノヴのヴィースだけのものじゃなくなっても、
ロンカの神殿を、ずっと護って後世に伝えていけるもの。
私は私の弓を、そのために使うと誓うわ！
私は、彼らを迎えられる里を作る。
そうすれば、ファノヴのヴィースだけのものじゃなくなっても、
ロンカの神殿を、ずっと護って後世に伝えていけるもの。
私は私の弓を、そのために使うと誓うわ！
ラケティカ大森林
お礼を言うなら、同盟者さんによ。
私たちだけだったら、この答えにはたどり着けなかったわ。
これも、ヴィースを加護する森の女神の思し召しかしらね。
私たちだけだったら、この答えにはたどり着けなかったわ。
これも、ヴィースを加護する森の女神の思し召しかしらね。
ラケティカ大森林
もう……。
さて、あんまり「ラニル」を待たせちゃいけないわ。
ファノヴの里に戻り、儀式の供物が集まったことを伝えましょう。
さて、あんまり「ラニル」を待たせちゃいけないわ。
ファノヴの里に戻り、儀式の供物が集まったことを伝えましょう。
ラケティカ大森林
[ 31.3 , 16.9 ]
吹っ切れてみると気が楽ね。
うふふ、変な感じだわ。
うふふ、変な感じだわ。
ラケティカ大森林
[ 31.3 , 16.9 ]
ふふ、もう大丈夫！
心配しないで、次の儀式はきっとうまくいくわ。
心配しないで、次の儀式はきっとうまくいくわ。
ラケティカ大森林
[ 31.3 , 16.9 ]
私たち、使命を終えた里の在り方について、
互いの考えを認めあえずに、すれ違いを続けてたけど……。
異なる道を歩みながらも、ひとつの目標に至る答えがわかったの！
互いの考えを認めあえずに、すれ違いを続けてたけど……。
異なる道を歩みながらも、ひとつの目標に至る答えがわかったの！
ラケティカ大森林
[ 31.3 , 16.9 ]
それじゃ、儀式も本番ね。
私たちは先に「四つの明星」で祭壇を整えておくわ。
あなたが来てくれたら始めるから、よろしくね。
私たちは先に「四つの明星」で祭壇を整えておくわ。
あなたが来てくれたら始めるから、よろしくね。
ラケティカ大森林
[ 24.8 , 12.0 ]
儀式の準備は完璧よ。
ラケティカ大森林
ロンカの讃えし古き神々よ、我らが寄り頼む神々よ。
森の緑はとこしえに栄え、その叡智の不磨なることを願わん。
森の緑はとこしえに栄え、その叡智の不磨なることを願わん。
ラケティカ大森林
雨を恵むロックワに、風を送るチャールに、
篝火をかざすガトルに、実りをもたらすアンパの御許に……
この双なる護り手の言葉を運びたまえ……！！
篝火をかざすガトルに、実りをもたらすアンパの御許に……
この双なる護り手の言葉を運びたまえ……！！
ラケティカ大森林
雨と風をもたらす雲より湧きて、
火をもたらし、木々を焼きて新たな実りを導く者……！
そんな雷の精霊が顕現したということは……！
火をもたらし、木々を焼きて新たな実りを導く者……！
そんな雷の精霊が顕現したということは……！
ラケティカ大森林
[ 24.8 , 12.0 ]
かの者に力を……
ラケティカ大森林
[ 24.8 , 12.0 ]
うまくいった……のね。
ラケティカ大森林
[ 24.8 , 12.0 ]
私たち……そして、儀式の立会人である貴方も。
照れくさいけど、心をひとつにできたのね。
照れくさいけど、心をひとつにできたのね。
ラケティカ大森林
[ 24.8 , 12.0 ]
儀式の始末を済ませたら、すぐに追いつくわ。
ラケティカ大森林
ええ……遠回りしたけれどね。
ラケティカ大森林
たくさん心配かけたでしょうに……嬉しいわ、ラニル。
ラケティカ大森林
そう、これからファイナは、
森の外に生きるヴィース族を探す旅に。
森の外に生きるヴィース族を探す旅に。
ラケティカ大森林
ええ……
でも、里を離れることを決めているなら、
ファイナ、やっぱり寂しいわ。
でも、里を離れることを決めているなら、
ファイナ、やっぱり寂しいわ。
ラケティカ大森林
[ 30.7 , 20.2 ]
森の外……想像つかないわ。
ラケティカ大森林
[ 30.7 , 20.2 ]
森の外へ出るにも、外の者を迎えるにも、
私たちには経験も知識も不足しているから……。
まずは「一番近い外の世界」として、あの集落と親睦を、ってね。
私たちには経験も知識も不足しているから……。
まずは「一番近い外の世界」として、あの集落と親睦を、ってね。
ラケティカ大森林
[ 30.7 , 20.2 ]
それは心強いわ！
それじゃ、準備ができたら「ワイルドガーデン」の、
スリザーバウの手前まで来てちょうだいね！
それじゃ、準備ができたら「ワイルドガーデン」の、
スリザーバウの手前まで来てちょうだいね！
ラケティカ大森林
[ 24.6 , 27.4 ]
闇を信仰する、静かな人々と聞いていたけど……。
ラケティカ大森林
[ 24.6 , 27.4 ]
彼、なにを言ってるのかよくわからなかったけど……
森の危機というのは……？
森の危機というのは……？
ラケティカ大森林
[ 24.6 , 27.4 ]
ちょっと！
危険な獣もいる森で、ひとりになるなんて！
危険な獣もいる森で、ひとりになるなんて！
ラケティカ大森林
[ 25.1 , 37.1 ]
外の者に森を踏み荒らされたくなかっただけよ。
……無事で良かったけど。
……無事で良かったけど。
ラケティカ大森林
[ 25.1 , 37.1 ]
前もこんな風に助けてくれたわね、ありがとう。
彼、あの蛇に夢中なんだもの、庇おうとして疲れちゃったわ。
それにしても、あれが「ロンカの水蛇様」の化身……？
彼、あの蛇に夢中なんだもの、庇おうとして疲れちゃったわ。
それにしても、あれが「ロンカの水蛇様」の化身……？
ラケティカ大森林
[ 25.1 , 37.1 ]
……どうやら、そのようね。
とにかく、ほかの獣がいつ現れるかわからないわ。
ファノヴの里で、ラニルを交えて話しましょう。
とにかく、ほかの獣がいつ現れるかわからないわ。
ファノヴの里で、ラニルを交えて話しましょう。
ラケティカ大森林
彼の言う「西の湖の大蛇」というのも、
巨人ロツァトルと戦った、伝説の翼持ちし大蛇のことかしら。
となると、啓示に出てきた石板というのは……。
巨人ロツァトルと戦った、伝説の翼持ちし大蛇のことかしら。
となると、啓示に出てきた石板というのは……。
ラケティカ大森林
[ 24.9 , 10.9 ]
ヴィース以外でも、こんなにロンカに興味を持つ者もいるのね。
……意外だったわ。
……意外だったわ。
ラケティカ大森林
[ 24.9 , 10.9 ]
待っている間、質問攻めにされたわ。
ロンカについて、ヴィースの使命について……尽きないものね。
ロンカについて、ヴィースの使命について……尽きないものね。
ラケティカ大森林
ねえ、ラニル。
『ラケティカは、ふたつの民が守る地となった』って……。
『ラケティカは、ふたつの民が守る地となった』って……。
ラケティカ大森林
今まで、ヴィース族だけが森の正当な守護者と考えられてきたわ。
でも記述が本当なら、もともと森の半分は、
ヴィース以外の一族に託されていたことになる……！
でも記述が本当なら、もともと森の半分は、
ヴィース以外の一族に託されていたことになる……！
ラケティカ大森林
ロンカの文明を愛する君なら……信頼できる。
どうか伝承の一族のように、私たちヴィースと、
森と遺跡を守るのに力を貸してくれないかしら。
どうか伝承の一族のように、私たちヴィースと、
森と遺跡を守るのに力を貸してくれないかしら。