アバラシア雲海
[ 11.7 , 14.9 ]
待たれよ、待たれよ。
長老であるソヌバヌさまの前で、無礼な真似をするでないぞ。
長老であるソヌバヌさまの前で、無礼な真似をするでないぞ。
アバラシア雲海
お待ちを、お待ちを、長老さま。
貴重な浮島をほかの氏族に渡すなんて、村民が不満を抱きます。
先だっても、雲神「ビスマルク」を鎮めるためとはいえ、
そちらのヒトの勇者に、貸したばかりではありませんか?
貴重な浮島をほかの氏族に渡すなんて、村民が不満を抱きます。
先だっても、雲神「ビスマルク」を鎮めるためとはいえ、
そちらのヒトの勇者に、貸したばかりではありませんか?
アバラシア雲海
しかし、しかし、食料や物資だって、
それほど余裕があるわけではないのですよ?
それほど余裕があるわけではないのですよ?
アバラシア雲海
[ 11.7 , 14.9 ]
やれやれ、やれやれ……。
浮島ひとつを簡単に譲るとは「大らか」が過ぎるというもの。
長老さまと村民の間に入る身は、つらいだぁよ。
浮島ひとつを簡単に譲るとは「大らか」が過ぎるというもの。
長老さまと村民の間に入る身は、つらいだぁよ。
アバラシア雲海
[ 11.7 , 14.9 ]
「鮮やかなグンド」に譲ったナッキ島は、
元は、元は、我らズンドの祭事用の島……。
村民はあの浮島で舞うことを、楽しみにしてただよ。
元は、元は、我らズンドの祭事用の島……。
村民はあの浮島で舞うことを、楽しみにしてただよ。
アバラシア雲海
それにしても、それにしても、
そちらの村民が増えて、食料は大丈夫なのか?
そちらの村民が増えて、食料は大丈夫なのか?
アバラシア雲海
[ 11.7 , 14.9 ]
やれやれ、やれやれ、
長老さまと村民の間に入る身は、つらいだぁよ。
長老さまと村民の間に入る身は、つらいだぁよ。
アバラシア雲海
なんと、なんと、グンド式の建築とは興味深い!
是非、是非、詳しく聞かせてほしいだぁよ!
……いけない、いけない。
私としたことが、長老さまの前で無礼でした。
是非、是非、詳しく聞かせてほしいだぁよ!
……いけない、いけない。
私としたことが、長老さまの前で無礼でした。
アバラシア雲海
[ 11.7 , 14.9 ]
釣りにしても、園芸にしても、
「鮮やかなグンド」の技術は、目を見張るものがある。
グンド式の建築がどういうものか、楽しみだぁよ。
「鮮やかなグンド」の技術は、目を見張るものがある。
グンド式の建築がどういうものか、楽しみだぁよ。
アバラシア雲海
待たれよ、待たれよ!
長老さまに向かって、無礼であるぞ!!
長老さまに向かって、無礼であるぞ!!
アバラシア雲海
おっ、臆病だとっ!?
取り消すだぁよ、取り消すだぁよ!!
取り消すだぁよ、取り消すだぁよ!!
アバラシア雲海
しかし、しかし、長老さま。
このままでは、「冷酷なるブンド」に見つかるのも時間の問題。
その時は、どうするおつもりなのですか?
このままでは、「冷酷なるブンド」に見つかるのも時間の問題。
その時は、どうするおつもりなのですか?
アバラシア雲海
[ 11.7 , 14.9 ]
群雲のリヌバヌか……。
まったく、まったく、無礼な男だぁよ。
まったく、まったく、無礼な男だぁよ。
アバラシア雲海
[ 11.7 , 14.9 ]
我ら「大らかなズンド」は争いを好まない。
漂う雲のように、平和に暮らしたいだよ。
漂う雲のように、平和に暮らしたいだよ。
アバラシア雲海
[ 11.7 , 14.9 ]
やはり、やはり、「冷酷なるブンド」に見つかってしまった。
寄合を始めるので、ソヌバヌさまにご挨拶を。
寄合を始めるので、ソヌバヌさまにご挨拶を。
アバラシア雲海
恐れながら、恐れながら、長老さま。
我らズンドの村民は皆、ブンドの戦力には勝ち目がないと、
毛玉のように一丸となって戦うことに反対しております。
我らズンドの村民は皆、ブンドの戦力には勝ち目がないと、
毛玉のように一丸となって戦うことに反対しております。
アバラシア雲海
ぬぬぬ! また言うかぁ!
取り消すだぁよ、取り消すだぁよ!!
取り消すだぁよ、取り消すだぁよ!!
アバラシア雲海
……いいや、いいや、それは無理というもの。
長らく争いを避けてきた我らズンドには恐怖心があって、
「冷酷なるブンド」の前で、堂々と踊ることはできないだぁよ。
我らズンドが畏れ敬う者の「太陽の舞」でも見れば、
乾いた大地が雨水を吸うように、勇気も湧くとは思うが……。
長らく争いを避けてきた我らズンドには恐怖心があって、
「冷酷なるブンド」の前で、堂々と踊ることはできないだぁよ。
我らズンドが畏れ敬う者の「太陽の舞」でも見れば、
乾いた大地が雨水を吸うように、勇気も湧くとは思うが……。
アバラシア雲海
[ 11.7 , 14.9 ]
我らは、我らは「大らかなズンド」!
決して「臆病なズンド」じゃないだよ。
「冷酷なるブンド」なんか、小雨のように怖くないだぁよ!
決して「臆病なズンド」じゃないだよ。
「冷酷なるブンド」なんか、小雨のように怖くないだぁよ!
アバラシア雲海
まさに、まさに、威張り腐ったブンドが、
みんな、コリガンのように小さく見えただぁよ。
みんな、コリガンのように小さく見えただぁよ。
アバラシア雲海
[ 11.7 , 14.9 ]
群雲のリヌバヌ、まったく面白き男だ……。
我らズンドと「鮮やかなグンド」が組めば、
「冷酷なるブンド」なぞ、コリガンのようにちっぽけだよ。
我らズンドと「鮮やかなグンド」が組めば、
「冷酷なるブンド」なぞ、コリガンのようにちっぽけだよ。
アバラシア雲海
[ 11.7 , 14.9 ]
あなたは、雲神さまを鎮めたヒトの勇者!
どうか、どうか、話を聞いてくれぬだろうか。
悪しきブンド族から、我々ズンドが独立していられるのは、
貢ぎ物と、長老さまの権威のおかげ……。
だが、その権威にひとつ問題が生じたのだよ。
……というのも、長老さまの権威の象徴である、
立派なお面が綻びはじめてしまったのだ。
そろそろ、張替えねばならぬ。
面造りには、ワウッケオンの鱗が必要。
問題なのは、大物サヌワの「ワウッケオン」が、
「ネバーリープ」に入ってしまったことだよ。
なにせ、なにせ、「ネバーリープ」は、
バヌバヌ族は入ってはならぬという神域なのだ。
なのにブンド族は禁を犯して立ち入り、鱗を奪おうとする始末。
どうか、どうか、ヒトの勇者よ!
ヒトである貴方が「ネバーリープ」に赴き、ブンド族より先に、
「ワウッケオンの鱗」を手に入れてほしいだよ。
神域までの案内役は、
村の外にいる「トヌバヌ」という者が受け持つ。
話は通してあるので、声をかけてやってほしいだよ。
どうか、どうか、話を聞いてくれぬだろうか。
悪しきブンド族から、我々ズンドが独立していられるのは、
貢ぎ物と、長老さまの権威のおかげ……。
だが、その権威にひとつ問題が生じたのだよ。
……というのも、長老さまの権威の象徴である、
立派なお面が綻びはじめてしまったのだ。
そろそろ、張替えねばならぬ。
面造りには、ワウッケオンの鱗が必要。
問題なのは、大物サヌワの「ワウッケオン」が、
「ネバーリープ」に入ってしまったことだよ。
なにせ、なにせ、「ネバーリープ」は、
バヌバヌ族は入ってはならぬという神域なのだ。
なのにブンド族は禁を犯して立ち入り、鱗を奪おうとする始末。
どうか、どうか、ヒトの勇者よ!
ヒトである貴方が「ネバーリープ」に赴き、ブンド族より先に、
「ワウッケオンの鱗」を手に入れてほしいだよ。
神域までの案内役は、
村の外にいる「トヌバヌ」という者が受け持つ。
話は通してあるので、声をかけてやってほしいだよ。