えおろーぐ

ぺぺぺぺぺ！
新手の野盗っぺか！？
袋叩きはカンベンだっぺよ！！

ぺぺぺぺぺ！
今度は、[種族]族の野盗が現れたっぺか！？
も、も、もう袋叩きはカンベンだっぺよ！

なぁにが譲り受けただっぺか！？
嘘つくんでねえ、このごじゃっぺ！
オラを袋叩きにして、盗んだだけだっぺよ！！

なぁなぁオタクら、味方してくれるのなら、
あのごじゃっぺな連中をこらしめてくれっぺよ！

ぺぺぺ！？
に、人形がしゃべったっぺよ！？

オラはギョケイ。
ともかく、助けに来てくれて感謝するっぺよ！

このしゃべる人形は、オラに任せてほしいっぺな！

ぺ……ぺ……ぺ……。
やっとこさ、追いついたっぺよ。

あ～あ～壺は、どうでもいいっぺよ。
オラが、ここまで追いかけてきたのは、
命を助けてくれたアンタらに礼をするためだっぺな！

高名な陰陽師が創り上げた……
持ち主に不幸を運ぶ壺なんだっぺよ！
お宝を手に入れてからというもの、オラは腹を下したり、
ヒッポウにつつかれたりと、何から何までいいことなしっぺな！
巻物をいろいろ読んで、ようやく壺の呪いがわかったっぺよ！
もちろん、何度も壺を棄てようとしたっぺよ？
ところが無二江に投げ込もうと、山に置き去りにしようと、
いつの間にか、オラの棲処に戻ってくるんだっぺよ……。

浜辺で、コソコソしていたのは、
壺の呪いを解くまじないのためだったぺな。
仲間も不吉がって、近づきたがらないっぺよ……。
そんな壺を、あのヒルマキとかいうコウジン族が、
持っていってくれるなら、大歓迎っぺよ！

それは、めでたいっぺよ！
礼を一段と弾ませなきゃだっぺな！
さあさあ、欲しいものがあったら、何でも言うっぺよ！

縁っぺか……？
ほんなら、これからも取引していこうっぺよ！
オラも商売相手を探してたから、願ったりかなったりだっぺ！

ぺぺぺ！？
なんだか、ツクモの視線が熱いっぺよ！？
も、も、もしや、オラにホの字……？

ぺぺぺ、なんだ鈴っぺか！？
オラ、ちょっとドキドキしちゃったっぺな！
でも、さーすがはツクモ、お目が高いっぺよ！
鈴は、ナマズオの誇りの象徴なんだっぺな！
赤子のときから身に着けてるから、鈴とは深く縁が結ばれるっぺよ！

ぺぺぺ、そんなに褒められると、照れるっぺよ！
そうだ、オラとオタクらで縁を結んだ記念に、
鈴を贈りたいっぺよ！
オラの鈴は譲れねえけど、
まだ持ち主がいない鈴なら、1個ぐらいあるっぺよ！

じゃあ、早速、倉を探してみるっぺよ！
見つかったら、碧のタマミズに送るから、
楽しみにしてろっぺな！

ぺぺぺ、久しぶりだっぺな！！
達者にしてたっぺか！？

オラもオタクらと出会って以来、景気が上向きっぺよ～。
不幸の壺が戻ってくる気配もないし、お気楽な毎日だっぺな～。
神気に満ちた宝物殿とやらには、恐れ入ったっぺよ！

ぺぺぺ！？
その「つくも」……ってのは、なんだっぺか！？
おいしい海藻かなんかっぺか？

しゃべる人形……？
そんな珍しいモンなら、忘れるわけないっぺよ！
オラが出会ったのは、オタクらふたりだけっぺな！

ぺぺぺ！
もちろんだっぺな！
いつか、オラもオタクらの宝物殿を見にいくっぺよ！

ぺぺぺ、達者でなっぺな！
それにしても、しゃべる人形……
オラも見てみたいっぺよ！