えおろーぐ

シシシシシ……誰かと思えば、ヒトの狩人たちではないか。
そんでもって、この芳しい香りは……。

そんでもって……幼体ナンカの肉ッ！
シシシシシ……どれもこれも我らの好物ばかり。
いやはや、苦しい生活が助かるというものだ。
シシシシシ……ヒトの狩人たちよ……
取引がしたいのなら、我らが棲処に来るがいい。
狭苦しい場所ではあるが、竜避けの香も焚いてあるぞ。

そんでもって……居心地悪いッ！
それでも、竜に喰われるよりゃ、マシだろうさ。
シシシシシ……ついて来るがいい。

シシシシシ……話は、長に通してある。
取引したいなら、話してみるがいい。
我らは、話さにゃならん「分かたれし者たち」だからな……。

シシシシシ……気前のいい狩人よ。
お互い分かたれているというのに、このイダテンが、
助力を求めているのがわかったのか？
そう、我らは力ある狩人の腕を必要としているのだ。
「繋がりし者たち」の「グナース・ファイアドローン」を倒し、
「グナースの手銃」を2丁ほど、手に入れてもらいたい……。

「繋がりし者たち」の「グナース・ファイアドローン」を倒し、
「グナースの手銃」を2丁ほど、手に入れてもらいたい……。

シシシシシ……ありがたい、感謝をするぞ狩人よ。
猟に用いる手銃は、何体もの「繋がりし者」が整然と協力し、
炉を燃やし金属を溶かさねば、作ることができないのだ。
炉もなければ、意識も繋げられぬ「分かたれし者たち」には、
このような手の込んだ手銃は、作ることができないのだ。
だから、盗むしかないということだな……シシシシシ。

シシシシシ……気前のいい狩人たちよ。
「神」に会えば、魂を取られてしまうのだぞ？
魂を差し出そうとは、まったく気前がよすぎるというものだ。

シシシシシ……実は、不足しているのは食糧だけではない。
我らには、金属を造る設備も、建材となる粘土もない。
どれも、「グナースの塚」から盗んで補っているのだ。
それも、近頃は「繋がりし者たち」の警戒が強まり、
物資の調達は、より困難に、より危険になっている……。
このままでは、いずれ塚は立ちゆかなくなるだろう。

シシシシシ……冒険者ギルドか。
我らは、この場所を守るためなら何でもするぞ。

な、なんと、ドラゴン族と取引するとは驚きだ！
ドラヴァニア粘土まで得たということは……シシシシシ。

シシシシシ……ウデキキよ、
いったい、何を言っておるのだ？

シシシシシ……だが、「繋がりし者たち」に総出で攻められたら、
ヴァスの塚など、ひとたまりもないだろう。
やっと、真に「分かたれ」たというのに……。

そうだ、ここにいる者すべてが、この塚に救われた。
これからも、まだ見ぬ同胞を救わねばならない。
我らは、この塚を守るため戦うしかないのだ……シシシシシ。

シシシシシ……それに、
「繋ぎ止めし者」を倒しても、解決にはならん。
また群れから、新たな「繋ぎ止めし者」が現れるだけであろう。

しかし、ウデキキがいるのは、恐らく敵陣まっただ中……。
精神感応を受けかねないウデキキを連れて逃げてくるのは、
ヒトの狩人だとしても難しすぎる！

シシシシシ……。
「繋ぎ止めし者」を倒しても、解決にはならん。
また群れから、新たな「繋ぎ止めし者」が現れるだけであろう。

シシシシシ……。
「繋ぎ止めし者」に恐怖を植え付けるとはな。
きっと、群れ全体に伝わって、恐れおののいているはずだ。

シシシシシ……やはり、このままでは足りなくなるか。
思いの外、手銃用の火薬の減りが早いようだ。
生産を増やしているが、どうにも足りない。
そこで、「グナースの塚」に忍び込み、
「手銃の火薬袋」を、3袋ほど手に入れてきてもらいたい。
……我らが赴くと、いろいろと問題が生じるゆえな。

「手銃の火薬袋」、回収してきてくれたか？

シシシシシ……無事に調達してきたようだな。
これでしばらくは、火薬不足に悩むこともなさそうだ。
狩人の働きに感謝だな……シシシシシ。

ストーリーテラーの言うとおり……シシシシシ。
我らとともに、時に協力しながら、自由に生きればいい。

どれどれ、そこまで言うなら……。
……ングング……と、とても美味だな……シシシシシ。

シシシシシ……
新たな同胞とは、うまくやっていきたいものだ。

シシシシシ……我々のナワバリに、
「繋がりし者たち」の兵が、侵入してきているようだ……。
いつになく数も多く、嫌な予感がするぞ。
ヒトの狩人よ、「邪竜の彫像」辺りまでの安全を確保したい。
進軍中の「繋がりし者たち」の兵を探し、撃退してくれないか？
よろしく頼むぞ……シシシシシ。

シシシシシ……よくやってくれた、感謝するぞ狩人よ！
「繋がりし者たち」からすれば、我々は異質なのだ。
そのため、かつては不純物として処分されていた……。
ストーリーテラーが「ヴァスの塚」を築いてくれたお陰で、
今の我ら……「分かたれし者」がある……。
だから、この場所を絶対に守りたいのだ……シシシシシ。

シシシシシ……先ほど斥候からの報告で、
「繋がりし者たち」が、物資を集積していることがわかった。
……前哨地を築き、こちらに攻め入るつもりのようだ。
「スモーキングウェイスト」に置かれた「尖兵の物資」を、
この「鈍色の火打石」を使って、焼き払ってくれまいか？
危険な役目だが頼むぞ、狩人よ……シシシシシ。

シシシシシ……期待していたとおりだ、狩人よ。
何度礼を言っても足りない。
無事に帰ってきたことに安心している。
物資を焼き払われたとなれば、
「繋がりし者たち」も慎重にならざるを得ないだろう。
これからは、さらに警戒を強めるつもりだ……シシシシシ。

シシシ……とんでもない情報を手に入れた。
どうやら、「グナースの塚」の奴らが攻めてくるようだ。
……まだ準備段階みたいだがな。
狩人よ、先制攻撃して、出鼻を挫いてくれないか。
「ロス」と名乗る戦士階級の奴を、4体ほど討ち倒せば、
奴らのもくろみも頓挫するだろう。

シシシ……上手くいったみたいだな。
先制攻撃されて、奴らも驚いただろう。
感謝するぞ、狩人よ。
我ら「分かたれし者」は、精神感応の力が弱く、
「繋がりし者たち」と精神が連結されていない……。
だが、稀にではあるが、
奴らの「意思の囁き」を掴む者がいる……。
そうして掴んだ機密を利用すれば、不意を打てるのだ！