????
つ、罪喰いとはいえ、これは雑魚だもの。
倒せて当たり前だわ……。
►まだまだ
<チェック漏れ>
ずいぶん遅かったじゃない?
帝国との戦いは、膠着状態なのね……。
ひとまずの危機は去っていたと聞いたけど……
時間の流れもずれてるっていうし、心配だったのよ。
私の知ってることを伝えておいたわ。
まだ会えていないサンクレッドとヤ・シュトラにも、
彼らや水晶公を経由して、話がいっているはずよ。
一刻も早く、原初世界に帰ってあげたいけど……
方法が見つからないのもあるし、
何より、ウリエンジェの未来視を見過ごせないわ。
言葉は回りくどいし、ひとりで納得してばっかりじゃない。
でも、根はどうしようもなく優しいから、
みんなを本当に傷つけるような嘘は、つけないと思うのよ。
そんな彼が、第八霊災が起きる……英雄が死ぬ……だなんて。
言い出すまでには、結構悩んだんじゃないかしら?
……だから、私は信じてる。
今やるべきことは、世界の統合を止めること。
そのために、第一世界を罪喰いから救わなきゃいけないって。
あれが「光の氾濫」の跡よ。
それがある日、限界を超えて……あふれたそうよ。
発生した、超高濃度の光の波は、
ノルヴラント以外の場所……世界の9割を飲み込んだ。
複数の属性から成るエーテルを有しているものだわ。
けれど、あの波にのまれると、そのバランスが乱れてしまう。
すると、あるべき形を保てなくなるのよ。
消滅するか……
理性すらない、異形の怪物になり果てるか。
もともと、光の氾濫に飲まれた「誰かさん」だったんだわ。
一度そうなってしまったら、もう戻れはしない。
罪喰いはエーテルを食べるから、人は恰好の餌よ。
あるいは、苗床ね……。
力の強いものは、襲った相手のエーテルを乱し、
罪喰いに変えてしまうことができるわ。
実にシンプルで……
だからこそ交渉の余地もない、人類の敵だわ。
罪喰いに襲われ、自身もそうなりかけている人たちが、
捨てられてくる場所なのよ。
彼らは全員、罪喰い化しかけている人よ。
程度に差はあるけれどね。
ああなると、周りには恐れられ、人里には住めない。
それで、こんな世界の「端」に連れてこられるんだわ。
本当に地獄のようだけど……
幸い、私が修行するにはちょうどいい場所だったし、
テスリーンたちから、罪喰いについて学ぶこともできた。
あなたにも、それを共有するわ。
私たちが今後どうするかを決めるためにも、ね。
まずは実習も兼ねて、見回りを終わらせちゃいましょう。
あなたには、旅立ちの宿から北を頼むわ。
地図に印をつけるから、その周辺を見てきてほしいの。
体がとくに白い異形がいたら、罪喰いと考えて間違いないわ。
人のエーテルに惹かれて襲ってくるだろうから、必ず倒して。
終わったら、北側の出入口の前で集合しましょ。
……それじゃ、あとでね!
そっちはどうだった?
そう……やっぱり、はぐれ罪喰いが出たのね。
まあ、ここらでは日常茶飯事のことなんだけど。
戦ってみてわかったと思うけれど、
低級な罪喰いだったら、
その辺を徘徊してる獣と大差ない強さだわ。
だけど、あいつらは……
妖異に似て、強い個体に付き従う習性があるのよ。
だから、強大な罪喰いが狩りを行うときには、
とんでもない数の軍団になることがある。
そいつらに、どれだけの人が餌食にされてきたことか……。
こうして見回りをするのも、罪喰いの数を減らして、
いざってときの危険性を少しでも軽減するためよ。
……手伝ってくれて、ありがとうね。
それじゃ、テスリーンにも報告しに行きましょう。
…………ないわよね!?
私はただ、冷静に、客観的な視点を持とうとしていただけよ!
もう一周、見回り行ってこようかしら。
……何か手伝えることは?
お互いに仕事を終わらせて、人心地ついてからにしましょ。
私、[player]に見せたいものがあるんだったわ。
モルド・スークに行くけれど、何かお使いはある?
悪いけれど、ちょっとモルド・スークまでつきあって。
最初に、ローンロンの店ね。
あったらひとつ、買いたいんだけど……。
この店で何をそんなに買ったのよ……?
あるなら、それは私が買うわ。
これから、あなたをある場所に連れて行くのに必要なの!
次は、集落の西側にある、一番大きな塔に行きましょう。
あなたに見せたいものが、その上にあるのよ。
……はい、あなたの好きな白ミミズよ。
それをあげるから、塔の上に登らせてほしいんだけど?
じゃ、行きましょうか。
大きな結晶の、切れ間のところ。
ただ真っ白な、何ひとつない無の空間……。
今なお強い光の力を帯びていて、
踏み入ろうとすれば、体のエーテルバランスを崩してしまう。
生命は、あの先じゃ生きていけないんだわ……。
ハルリクの……あの罪喰い化が進んでた子の、好物なのよ。
力ある罪喰いに襲われながら、かろうじて生き延びた人よ。
でも……その場では助かったというだけで、
敵の力は彼らに食い込み、エーテルを光で侵食していた。
加えて、環境もご覧のとおり。
普通の人なら体が自然とバランスを整えるけれど、
彼らはもう、浴びるがままに光を蓄えてしまう……。
だからね……
遅かれ早かれ、いずれは全員、罪喰いになるそうよ。
だから、一線を越えて完全な罪喰いになる前に、
必ず命を絶たなければならない。
意識があったころ、好きだった食べ物に、毒を混ぜて。
……そんな最期を、何度も見てきたわ。
戦っても戦っても、強さなんて足りやしない。
それでも、向き合わなきゃ。
私、散々あなたに置いていくなって言っておいて、
自分はあのザマだったじゃない?
散々、物申してやったけど……
あなたを戦場に置いてきたって後悔は、消えやしなかった。
だから、決めたの。
その分、こっちでできることがあるなら、
苦しい道だって、走り抜けてみせるって。
……それが、今の私の決意で、支えだわ。
長く待たせたら、テスリーンもつらくなるだろうから……。
「無の大地」のこと、あなたに見せておきたかったのよ。
この世界の実情を知る上では、欠かせないからね。
それと……いろいろと思うところがあるでしょうけど、
ネクタリンは、きちんとテスリーンに渡してあげてほしいの。
人が罪喰いに変化してしまうことは、
他者にとって脅威であると同時に、
当人にも酷い苦痛をもたらすそうよ……。
世話人のみんなは、患者たちのことが本当に大好きで、
だからこそ、苦しませたくないと思ってる。
彼女たちなりに、こんな世界と戦ってるんだわ……。
行き先とかに、心当たりはないの?
あなたは、南側を……頼んだわよ!
そう遠くまで行くとは思えないんだけど……。
罪喰いが騒ぎ出しているのも、嫌な感じね。
もう一回、今度は別の場所を……。
多分……かなり強い!
人を襲いに来たのかもしれない!
追いましょう!
ごめん、[player]……。
世話人のみんなには、事情、話しておいたから……。
少しだけ……あとのこと、頼らせて…………。
…………うん。
ありがとね……いろいろと……。
私は、用心棒失格だわ。
ハルリクに毒を与えるのは、できるだけ待ってほしいの。
もちろん、限界だと思ったら、迷わないで。
できる範囲でいいから……お願い。
それだけでも、今は十分だわ。
テスリーンに言われたこと、きっと忘れないで。
……元気でね。
この環境が、絶え間なく光を蓄積させるせい……。
だったら、それを正常な状態に戻せたら?
すぐには無理かもしれないけれど、
少しずつだって、治る見込みがでるんじゃないかしら。
戦って、世界を変えてやるつもりよ。
修行は終わり、ここからは磨いた剣を突き立ててやる番よ。
飛び出すように出てきちゃって。
でも、言ったことは全部本気よ。
彼らには彼らなりの、生きるための戦いがあるように、
私は私の道で戦うだけだわ……。
…………馬鹿。
なんで今、そんな懐かしい話するのよ……
►……
<チェック漏れ>
全速力で、風より速く、ブッ飛ばしてよね……!
アム・アレーンの上を飛ぶと、
すぐに砂が目に入るんだから……。
……でも、なんだかちょっと頭がすっきりした。
私、ここからまた、がんばれるわ。
さあ、水晶公のところに行きましょう!
罪喰いをバッタバッタなぎ倒すための作戦、
考えなくっちゃ!
ひどく遠いもののように思えるわ。
それでも、空の色は、どこも同じ……ね。
アルフィノの方も……
うん、なんだか意志は固まってるって感じね。
上等じゃない。
私たちの経験してきたことと、水晶公の見解、
すべてをあわせて今後についての相談をしましょ。
さっそく次の……と思って飛び込んできたけど、
あなた、コルシア島のアルフィノにも会いに行くんだったわね。
まあ、アルフィノだから掴める情報もあるでしょうし、
少しくらい待つのは構わないわ。
……あっちのことも、よろしくね。
「光の氾濫」から逃れたのは、わずかな地。
そこに生きる人々は、罪喰いの脅威にさらされ続けている。
それぞれのやり方で、準備を進めていたんだけど……。
私たちも、乗り込みましょう!
討伐するチャンスでもあるってことだけど。
罪喰いが仲間を増やすためにアム・アレーンまで来たこと……
もしかしたら、無関係じゃないのかも。
なんにせよ、ついに親玉と戦えるなら、
これまで磨いてきた赤魔法を、お見舞いしてやるわ!
まさか…!?
やっぱり…!
アム・アレーンで見たヤツだ!
先を急ぎましょう…!
逃げてくるわ!
そう…あなたもここに…
さあ、先に進みましょう…
またッ!
並の罪喰いじゃない!?
あなた、どうしてそこまでして戦うの?
私たちを喚ぶのにだって、すごく苦労したでしょうに。
あなたがクリスタルタワーを喚んだときには、
まだ街はなかったのよね?
だから、最初のきっかけは何だったのかっていう話よ。
無理に聞こうとして、ごめんなさい。
だったら……。
ちょっと……もう一回だけ、ホルミンスターの様子を見てくる。
戦った罪喰いの中に、知った顔があったこと。
[player]も、今回はついてきたら怒るから!
そのときには、いつもの私よ。
大罪喰いを倒したってことを隠すのは無理ね……。
あいつ、最後にこっちを睨まなかった……?
といっても、私もまだ「彼女」のことは、
理解しきれてないんだけどね……。
私もまだ、理解しきれてないのよね。
脚立、借りてこようかしら?
ハイデリンの使徒として、
「光の氾濫」を止めるために第一世界に旅立ったわよね。
それがきっと、第一世界の人たちが見た、
最初のミンフィリアだった……。
大元の彼女と無関係ってわけじゃないんでしょうけど……
それでもやっぱり、記憶すら継いでいない別人でしょう?
つまるところ、捕まったミンフィリアの様子を見に行きたい、
っていうか助けてあげたいって言いたいんでしょ?
元のミンフィリアから、[player]と同じ、
光の加護を受け継いでるんだわ。
だったら、むざむざ敵の手に渡すより、
仲間になってもらった方がいいじゃない?
いったいどういうことかしら?
反逆者の一員として、私たちにも役目をくれるんでしょうね?
とびっきり、やりがいのあるやつを。
住民たちに負けてられないわね!
急いで蹴散らして、さらに奥を目指すわよ!
次から次へと、鬱陶しいわね!
ここは私たちに任せて、奥に進んで!
正直、駆けつけてくれて助かったわ。
ミンフィリア、って呼んでいいのよね?
こっちも一筋縄じゃいかなさそうね……!
それにしては、視線を感じる気がするわ……。
……そんなもの、存在するのかしら?
力を貸してるっていうより、おちょくられてる気分なんだけど。
こっちのエーテルを纏ってる私たちも、
アルフィノの大っ嫌いな死霊とほぼ同類よね。
こんな会いに来づらい場所に籠ってないで、
とっとと合流しなさいって伝えておいて。
あなたが変なタイミングで戻ってこなくて、本当によかった!
ええ! 本当! にッ!
私たちにも掻い摘んで説明を頼むわ、ウリエンジェ。
大罪喰いがどんな奴なのか、もう少し情報はないの?
サンクレッドたちの様子を見てると、あまり期待できないわね。
水にまつわる妖精なんでしょう?
反応がないようなら、水の中を探してみるべきかしら。
ミンフィリアはどう? 泳げる?
ウリエンジェ、あなたは泳げたっけ?
冒険しろって言われる方が、よっぽどやりやすいわ。
フーア族の度肝を抜いてやりましょ。
植物に水を与えてるみたい…
王冠はお預けのようね…
イライラするわね!
さっさと蹴散らしましょう!
再現したってこと?
ま、こんなものよ!
変えたからって…!
私、もう一回、潜って探してくる……!
水に呑まれたと思ったら、いつのまにか地上に戻されてるわ、
あなただけ行方不明だわで、大混乱だったんだからね!
それだけは、ご丁寧に握らされたままになってたわ。
ただし、遊び相手は私たちじゃなくて、ユールモア軍だから!
そこのところ、忘れないでよね!
それで、新たな妖精王が誕生したわけね。
いくら大罪喰いを倒しても、あなたが妖精になっちゃったら、
みんなで途方に暮れていたもの!
油断はできないけれど、ひとまずは安心したわ。
確か、ガイウスの言っていた「オリジナル」のひとり……!
協力関係だなんて、本気で言ってるの……?
水晶公のところにも、諸々の報告と、
ユールモア軍の動向確認をしに行かなきゃ。
だけど、[player]。
それくらいの仕事だったら、私たちだってできる。
一度休憩するのが、今できる最善の行動ってものだわ。
アシエンのこととか、正しく判断するためにもね。
だから、報告は任せて、一休みしてきて。
……あとでまた、元気で会いましょ。
ちょうど、お客様が訪ねてきたところよ。
あそこなら、ある程度は土地勘もあるしね。
どう考えても危険じゃない。
まだ行っていない廃墟がいくつかあったはずだから、
そこから当たってみるか……。
????
今しがたアマロでアム・アレーンから戻ってきたんだけど、
罪喰いに襲われてるって……!
なのに、どうして……!
ねえ、罪喰いが……!
私は、南側を回ってくるわ!
次はどうするの!?
今はとにかく、戦うしかなさそうね……!
私たちも出るわよ、[player]!
衛兵たちに、加勢しましょう!
ウリエンジェたちは、大丈夫かしら……。
さすがに、あの数はマズいわね……。
ほかのみんなは、私に力を!
おかげさまで、罪喰いはあらかた片づいたみたい。
負傷者を運び込んだところ。
応急手当をしてから、順にクリスタリウムに移送するわ……。
私もこれから、移送を手伝ってくる。
それでも、被害が大きすぎて、手が足りてない……。
[player]、もしまだ動けるなら、
あなたも負傷者を介抱してあげて……。
探して指示を仰ぐといいわ。
……それじゃあ、行ってくるわね。
大丈夫よ、次のアマロで、クリスタリウムに運ぶわ。
負傷兵たちは、順番に移送するわ。
ユールモアに呼ばれた件はどうだったの?
一緒に進めてたんでしょう?
だから手を変えて、聞き込みに重点を置いてみたのよ。
あるモルド族が、アム・アレーン西部に広がる廃坑道なら、
隠れるにはもってこいじゃないかって。
けど、広大な坑道を当てもなく歩き回ったんじゃ、
どれだけ時間がかかることか……。
だから、一旦帰ってきたってわけ。
こっちに来てから、人が変わったようにさえ思えるけど……
でも……あんな感じ、どこかで……。
お父様……フルシュノにちょっと似てるんだわ。
最後はこっちに判断を委ねようとするとことか、とくにね。
……元気にしてるかしら、お父様もお母様も。
私から、みんなに頼みたいことがあるの。
ユールモアの飛空艇が、アム・アレーンに飛来したらしいの。
恐らく、ラケティカ大森林と同じ……
ヴァウスリーが、大罪喰いを護るために、
軍を遣わしたのよ。
今回の目的地「廃都ナバスアレン」は、アム・アレーンの南端よ。
そこへ行くには、2通りの経路があるわ。
「アンバーヒル」を南下する方法ね。
ナバスアレンの周囲に生じている断崖……
「ナバースの断絶」も、そっちからなら越えやすいわ。
……けれど、今回はそれだと問題があるの。
「旅立ちの宿」の付近で準備をすることになる……。
そこを、ユールモア軍に嗅ぎつけられたら?
あの宿には、逃げることもできない患者が多くいるわ……
人質を取られでもして、万事休すよ。
同時に、私は東側の人の住んでいない適当な場所で、
わざとユールモア軍に見つかって、陽動をするわ。
罪のない住民たちを巻き込む可能性も低くなる……。
いいのよね、ミンフィリア。
サンクレッドは、全然無事じゃなかったじゃない!
ウリエンジェに呼ばれて合流しにきたら、
ボロッボロになって倒れてるんですもの。
こっちの肝が冷えたわよ!
何て呼ばれていたの?
いやー、アルフィノも、一周回って空気が読めてるわ!
さんざん心配させてくれちゃって。
……ちょっとだけ、家族が恋しくなったじゃない。
よければあなたも、いつか大きな戦いが終わったときに、
シャーレアンまで遊びに来る?
「光の巫女」の力を、急に全部継承したりして……。
ついに、この地の大罪喰いと、対峙できる……。
大井戸の先に潜むそいつを倒して、アム・アレーンにも、
在るべき闇を取り戻すのよ……!
私はあのとき、ハルリクの前で誓ったわ。
戦って、世界を変えるって……。
今こそ、それを現実にする。
あの子たちに、治る道を示してみせる……!
さあ、行くわよ!
荒野の大罪喰い!
降りられそうね…!
大きさが異常過ぎない!?
見たくないわね
降りられる場所を探しましょう
いるみたいね…
嫌になるわね…
スプライトってこと!?
必ず倒してやるわ!
あなたの大事なみんなも、きっと良くなっていくわ。
ハルリクも……ほかの「旅立ちの宿」の患者たちも、
少しずつだろうけれど、快方に向かうはずよ。
「現実的じゃない」って言われてたけど……
私たち、ちゃんとここにたどり着いたわ。
だったら、最後までだって、きっと辿りつける。
アルフィノの言うとおり、次を最後の戦いにして、
ふたつの世界をまとめて救ってやろうじゃない……!
いつか、テスリーンにも報告しに行きましょ。
彼女のお墓、簡単なものだけれど作ってあるから……。
縄張りを示すために放出されていた光が、すべて断たれる。
人も動物も、あらゆる命が奴らの脅威から解放されて、
また少しずつ栄えていく……。
大罪喰いを匿ってる可能性もあるんじゃない?
怪しい奴がいたのよ。
それで声をかけてみたら……
よりにもよって「アルフィノさん?」とか言うもんだから、
とりあえず連れてきたわ。
罪喰いを呼び集めて、食料として配ってたってこと!?
いつか体がおかしくなっちゃうかもしれないのに!?
罪喰いになりかけて、仕方なく命を絶った人だっている。
なのに……っ!
人の命を、いったい何だと思ってるのよ……っ!
私たちは市民たちを抑えながら、援護にまわるわ。
次に隙ができたら……いいわね?
襲ってきた人たち、多分まだ下で転がってるわ。
騒乱に巻き込まれて、怪我した人がいるみたい。
気をつけて見回ってみるわ。
アルフィノが信じて拓いた道ですもの、
やれるだけのことはやってあげるわよ。
アルフィノが信じて拓いた道ですもの、
やれるだけのことはやってあげるわよ。
久しぶりの運転になるわけだし、
心配だったら別の誰かに代わってもらうけど、どう?
じゃあ、ほら、こっちに来て!
ちょっとこっちに来て!
北東の方角に、集落らしきものがあるのよ。
じっと見ていたら、人が村からでてきて、
コソコソ隠れながら、こっちに近づいて来たのよ。
近づいてきた人は、まだ近くにいるはずだわ。
近づいてきた人は、まだ近くにいるはずだわ。
わからないままっていうのも不安だから、
一度、あとを追いかけてみない?
北東に見えている村まで行って、人がいれば声をかけるし、
姿がなければ探索をしてみましょう。
中はよく見えないわね。
っていうか、家の中にまだ誰かいそうなのよね。
扉は開けてくれないけど……。
偵察に出たり、隠れたりした……ってところかしら?
本当、アルフィノったら、いつだって変わらないんだから……。
今のうちに私とあなたで、火山方面の偵察に行ってみない?
深入りはしない程度に、近づいてみましょ。
すぐ戻るから、聞き込みはよろしく。
今は少しでも多く、この土地について知りたいし、
私は東、あなたは西に続く道に進むのはどう?
道中、周りを見渡して、危険がないか確認しながら進んで。
……それじゃあまた、火山前でね。
こっちは何度か罪喰いに襲われたから、
あなたの方もじゃないかって心配したわ。
アミティーのあたりでは平気だったから、
グルグ火山に近づくほど、って感じかしら。
手先として罪喰いを呼び集めてるのは間違いない。
かなりの数が防衛にあたってるんだわ。
こうして近くから見ても、伝って行けそうな場所もないし。
こうなったら飛空艇を使うしかないかしら……?
あなた、どうしてここに?
翼がある罪喰いを相手に空中戦じゃ、
いくら私たちでも勝ち目が薄いわ……。
私たちを探しがてら、あなたたちも調査に来てたのね。
あのダイダロス社の夫妻は、どうしているのかしら。
全員ブライトクリフ断崖を越えられたわけね。
次の目標は、ヴァウスリーの待つグルグ火山にたどり着くこと。
さっきの調査の結果もふまえて、
みんなの意見を聞いてみましょうよ。
どんな人が必要か、言ってみなさいよ。
私はモルド・スークに行くわ。
きっと、力を貸してもらえると思う。
見て見て、各地からみんなが来てくれたのよ!
タロースの身体となる、石材を山から切り崩すためにね。
ユールモアやクリスタリウムの衛兵に護られながら、
現場に向けて出発したのよ。
けど、想像以上の人数に、用意してた道具が尽きちゃって……
今、代替品がないか調べてもらってるの。
さっすが[player]、バッチリね!
準備が整った人たちから、出発してもらうわ!
あなたのそういうとこ……本当にズルイんだから!
おかげさまで、全員出発できたみたいね。
それじゃあ私も、彼らの護衛に行ってくるわ。
作業中、罪喰いが襲ってくることもあり得そうだし。
この作戦、必ず成功させないとね。
集まってくれた、ノルヴラント中のみんなに懸けて!
全力で襲い掛かってくるでしょうけど……
ついに、最後の大罪喰い討伐まできたわ。
今さら何も言うことはないわ……
気持ちはすべて剣に乗せて、必ず道を拓いてあげる!
罪喰いが消し飛んだわ!
負けてられないわね!
手ごわかったわね…
……激戦だったみたいだけど、無事でよかったわ。
あなた、何をするつもり!?
引きはがすわよ!
私たちには、当てすらないじゃないッ!
私だって……リーンと同じ気持ちに決まってる……!
優しさなんかじゃない、ただの嘘よ……!
現に私たちは、
この人が目覚めるまで死ぬ気で解決方法を探そうって決めて、
散々駆けずり回って……でも、何も掴めてないじゃない。
だから……だから、せめて、私は……ッ!
同じくらい……許さないんだから……。
地理からすると、原初世界の銀泪湖にあたるんでしょうけど、
あっちは戦いの影響で、だいぶ水が減っていたものね。
あんまり気乗りしない、って感じね……。
今回は、ちょっと、規模が違うわ……!
……本当に岩場に潜んでたら、深海魚みたいだとも思ったけど。
みんなの提案が的外れだとは思わないけど、
最悪、オンド族から得られる情報は無関係かもしれないわ。
エメトセルクから昔の話を聞いたときは、
なんだかあまり、実感がなかったけれど……。
仮にすべての世界を統合できたとしても、
いなくなった人までは、取り戻せないじゃない。
エメトセルクのことだから、ビスマルクの泡がなくとも、
都合のいいように空間を変えているんでしょうけど……。
少し先まで見てきたんだけど、
それらしき結界を見つけたの……こっちに来て!
こんな光景を想像できる?
エメトセルクは、何を考えてるのかしら……。
眺めてると圧倒されちゃいそうだから、
とにかく近づいてみない?
あれなら、この岩場から乗り込めるんじゃないかしら。
なんであっさり歓迎されてるのよ……?
……こんなところで、ひとりになんてさせるもんですか。
「アーモロート」っていうのが、この街の名前なのかしら……。
……もうっ!
どこでも小さな子ども扱いされたけれど、
おかげで話は聞きやすかったわ……。
エメトセルクの居場所には、結び付きそうもないわね。
……一緒に行きましょ、リーン。
ごめんなさい、収穫がなかったわ。
ここの古代人たちは、「今日」の先には生きていない……
話を聞く分にはいいけれど、私たちの状況を伝えようとすると、
途端に会話がおかしくなってしまって……。
それに、水晶公の力だって、利用させてたまるものですか。
未来を潰えさせるようなことのためには、絶対にね。
だから私たちは、必ずエメトセルクのもとへ辿りついて、
世界の明日を勝ち取るの。
そしたら、あなたの手で掲げて見せてよ。
過去の人たちに……未来の誰かに、
出会ったすべての人に、届くように。
そのときは、「信じてた」って、きっと笑うわ。
モルド・スークの塔の上で、話をしたのを覚えてる?
もう二度と置いていかないように……置いていかれないように、
どんな道でも、全力で走り切ってみせる。
進んだ先に希望があるんだって、
あなたが、夜を取り戻しながら教えてくれたしね。
それなら、次の一歩の先には、
あなたを救う方法もあるかもしれない。
だから私は……痛くたって、怖くたって、進むわ。
私はただ……振りかかる火の粉を、全部打ち消してやるわ。
もう…いない…!?
理解が追いつかないッ!
どんな相手だろうと…!
生きたかったと、足掻いていた人がいた……!
祝宴ではしゃいで、いつのまにか寝ちゃってるなんて……。
まあ、それだけならね……
私だって、ちょっとくらいは……そう、たまには……
ハメを外したりするってだけなんだけど……。
目覚めたら、アルフィノが覗き込んでるんですもの!
「やあ、気持ちのいい朝だよ、君の寝顔くらい平和なね」って。
ああぁ、もうっ、どんな顔で寝てたのよ私!
こっちでお世話になった人たちを訪ねるための、
おまけの時間ってことにしておくわ。
あなた、いつ戻って来たのよ!
でも、ちょうどいいわ。
……ハルリクに声をかけてみてくれない?
あなたもきっと、驚くわよ!
何もかもがうまくはいかなくても、諦めなければ、
勝ち取れる奇跡もあるって……私、やっぱり思うわ。
彼のことも、あなたのことも……だからきっと、ガ・ブもね!