えおろーぐ

えおまっぷ
せりふ分室
PERSON :

アララギ

patch 4.x
冷ややかな男

町人地は根気よく

Lv
70
patch4.3
ドマ町人地
[ 5.9 , 6.1 ]
……なんだい?
あんたはまだ若いんだ、暇な老人につきあうもんじゃないよ。
ドマ町人地
[ 5.9 , 6.1 ]
町人地の再建計画が進んでるって話じゃないか。
あたしの仕事場はどうなるやらね……。

冷ややかな男

ドマ町人地
手前からぶつかってきておいて、なんて言い草だい……。
鉄の前に、自分の頭でも打ち直したらどうかね。
ドマ町人地
……コザクラ、このおバカに付き合うことはありませんよ。
あたしは、あんたのいう「売って買う」方にも、
一理あると思ってるんだ。
ドマ町人地
この国は、まだ万全じゃあない……
持ちつ持たれつしながら、まず最低限を整えるべきでしょう。
ドマ町人地
…………うるさいですよ、この猪爺。
ドマ町人地
[ 5.9 , 6.1 ]
あの猪爺が、仕事場づくりに精を出してるそうじゃないか。
車前会の決めたことだ、異論はないが……どうも癪だね。
ドマ町人地
[ 5.9 , 6.1 ]
おや、[player]さんかい……。
この間は、きちんと挨拶もせずに失礼したね。
あたしは、アララギ。
ほかの奴より、ちょいとばかし長く紙づくりをしているんだ。
ドマ町人地
ごきげんよう、コザクラ。
ええ、何つつがなく順調だよ。
あの猪爺の工房よりは、ずいぶん遅れてるがね?
ドマ町人地
わかってるよ。
すまないね、あいつと並べられると、
つい難癖つけたくなってよくない……。
ドマ町人地
いや、こいつはもう持病みたいなものさ。
扱う道具は違えど、長年同じ町で職人をやってきた者同士のね。
まったく、我がことながら恥ずかしいよ。
いくつになっても、ガキみたいなケンカをしちまうんだから。
ドマ町人地
紙漉きの工房を立て直そうとしてくれてる車前会には、
文句なしに感謝してますよ。
それに、[player]さんにもね。
今はまだ紙をつくれる状態じゃないが、
いずれ、いっとう素晴らしい紙をもって、
恩返しさせてもらうよ。
ドマ町人地
ここドマの国にはね、上等な紙の材料となる、
ヤンサコウゾが自生してるんだ。
加えて、紙づくりに欠かせない水も豊富だろう?
それで、昔から製紙業が盛んだった。
職人たちが一枚ずつ仕上げていく紙は、
繊細だが丈夫で、何よりも美しい。
それで、領内のみならず、
よその国への輸出品としても、大変な人気を誇ったものさ。
ドマ町人地
……ときにコザクラ。
紙漉きの再開を目指すのは、日用品をまかなうためもあるが、
よそへの売り出しを見込んでのことだろう?
取引先に、当てはあるのかい?
最近だと草原のアウラ族や海賊衆とも取引があるらしいが、
連中、紙を重宝するとは思えないよ。
ドマ町人地
言われなくとも、好きにやらせてもらいますよ。
猪爺ばかりを活き活きさせておくのも業腹だしねぇ。
ドマ町人地
あんたにも苦労をかけるけど、また頼むよ。
……まさか、もう素寒貧ってこともないだろう?
ドマ町人地
[ 5.9 , 6.1 ]
紙なんて、単価も安いし、大した商材にならないとお思いかい?
ところが案外、極上の紙ってのは、
すべらかな絹よりも人を惹きつけることがあるんですよ。
ドマ町人地
[ 5.9 , 6.1 ]
おつかれさま。
あんたの羽振りがいいおかげで、こっちも助かってるよ。
といっても、まだ作業をはじめるには及ばないがね。
ドマ町人地
[ 5.9 , 6.1 ]
また来たのかい、[player]さん。
残念ながら、まだ建物を建ててるところさ。
漉き船が仕上がってりゃ、
少しは見所もあったかもしれないが……すまないね。
ドマ町人地
ああ、その大きな建物かい?
そこは店にするつもりさ。
近頃はこの町にも、いろんな連中が出入りしてますからね。
あんまり殺風景なのもよくないだろうってんで、
彩りも鮮やかな、紙工芸の店を出そうとしてるのさ。
ドマ町人地
かざぐるま……ああ、ええと……
紙で作った、小さな風車って言えば想像がつくかい?
そういうのをたくさん並べてね……
風が吹けば、いっせいにカラカラリと回りだす。
あれは壮観だよ。
ドマ町人地
ただ、この町のために稼ごうってなると、
店頭販売なんかじゃなく、もっと大きな卸し先がいる。
コザクラは当てがあるって言ってたけど、
あたしも詳しくは聞いてないんだ。
いったい、どちら様を口説いてるのやら……。
ドマ町人地
ああ、ちょうどこっちも、その話をしていたところですよ。
……何か進展があったのかい?
ドマ町人地
へぇ、そいつは吉報だ。
ちなみに、どちら様だい?
大御所なら、[player]さんはわかるだろう?
ドマ町人地
……よくはわからないが、
あたしたちの紙を卸す先が見つかったってことでいいね?
ドマ町人地
なら、こっちはとっとと工房を完成させて、
速く、巧く、仕事をするだけですよ。
休憩もおしまいだ!
ドマ町人地
[ 5.7 , 6.2 ]
取引に応じてくれたロウェナ氏ってのは、
相当な目利きとして有名なんだってねぇ。
上等だ、彼女が絶対に買いたくなる紙をつくってみせますよ。
ドマ町人地
[ 5.7 , 6.2 ]
見えるかい、新しくできた大きな風呂みたいなのが漉き船だ。
そこに紙の材料を入れ、簀桁(すけた)で漉くって成形する……
紙づくりの中でも、大事な工程のひとつさ。
ドマ町人地
まったく、せわしないったら……。
船着場まで怒声が聞こえてましたよ。
ドマ町人地
…………本っ当に失礼な猪爺だね。
先の完成を譲ってやるんじゃなかったよ。
ドマ町人地
……それで?
煽るからには、万全なんだろうねぇ?
ドマ町人地
……なら、裁ち包丁をひとつ。
五百重ねた紙も、千枚重ねた紙も、
すっとひと裁ちにできる業物が必要だ。
ドマ町人地
[ 5.7 , 6.2 ]
待ってたよ、[player]さん。
あんたに、礼が言いたくてね。
……この工房を、見ておくれよ。
ドマ町人地
紙づくりには、いくつかの工程があるが、
あそこでやってるのが、代表たる紙漉き作業さ。
漉き船に、紙の材料を入れて、
簀桁(すけた)で漉くって成形する……
手作業ではあるが、日に何千という紙を作り出すんだよ。
それを圧搾して、乾燥させて、いい大きさに断ち切って……
そのまま売りに出す紙もあれば、工芸品の材料になる紙もある。
ドマ町人地
幸いにして、木を扱う職人たちが、もう動いてますからね。
木と紙でつくりあげる工芸品は、
ドマとひんがしの国、周辺諸国が築いてきた芸術さ。
ドマ町人地
……せっかくだ、完成した品も見ていってくれるだろうね?
前に言ってた店も、無事に開いたんだよ。
ドマ町人地
この光景が、こんなに鮮やかに蘇ったのは、
ほかでもないあんたのおかげさ。
……恩に着るよ、[player]さん。
ドマ町人地
おや、あんた……
この前の試作品、取引先はお気に召してくれたかい?
ドマ町人地
……聞いたかい、猪爺?
残念ながら、あんただけがいい顔してられるのも、
もうおしまいみたいだよ。
ドマ町人地
……顔を上げなさい、コザクラ。
車前会の計画は、まだまだ途中なんだろう?
あんたが泣いていたら、先に進まないじゃありませんか。
ドマ町人地
[ 5.7 , 6.2 ]
よければ、あんたもそこの店を見ていっておくれ。
なにせ目立つもんで、ほかから預かった土産物まで置かれて、
妙な有様ですけどねぇ。
ドマ町人地
なんだい、あんたはその貴重な資材を、
いつまでもボロの会所に詰め込んでおくつもりなのかい?
ドマ町人地
それに、ここは町人地の軒先みたいなものだ。
貧相なナリしてちゃ、つかめる客もつかめないし、
納品しにくる[player]さんだって不安になるよ。
ドマ町人地
[ 5.7 , 6.2 ]
おや、[player]さん……景気はどうだい?
おかげでこちらは、つつがなく。
今日もいい色味の紙ができてますよ。
ドマ町人地
[ 7.4 , 7.8 ]
おや、店を覗きにきたのかい?
最近じゃ、町人地の子どもたちもあたしたちの立派な上客でね。
ひいきにしてもらって、ありがたいもんですよ。
ドマ町人地
[ 7.4 , 7.8 ]
おかげさんで、繁盛させてもらってますよ。
ろうぇな商会ってのは耳馴染みがなかったが、
どうやら、いい目利きをしているみたいじゃないですか。
ドマ町人地
そろいだなんて、よしとくれ。
通りかかりに、この猪爺に因縁をつけられていただけですよ。
いやだねまったく、いい年してケンカっぱやい爺なんて。
ドマ町人地
ところでコザクラ、
どうやら年の功が必要みたいじゃないか。
天燈送りについて、知りたいんだろう?
ドマ町人地
天燈送りっていうのはね、
その名の通り、天燈を空に飛ばして、
地に留まる死者の魂を弔い、天へと送り出す儀式ですよ。
死者が迷わず天に昇れるように、
空高く昇っていく天燈を目印にしてもらうんだ。
ドマ町人地
ちょいと、あたしをお忘れじゃないかね。
天燈送りのためとあれば、
すぐにでも用意してみせるよ。
ドマ町人地
[ 7.4 , 7.8 ]
天燈の準備なら、順調に進んでいるよ。
数が揃ったら庭園へ持っていくから、
ちょいと待っていておくれ。
ドマ町人地
いいんですよ、コザクラ。
天燈は、良質な紙で作らないと、うまく飛ばないもんでね。
そいつを任せてもらうなんて、紙屋冥利に尽きるってもんだ。
ドマ町人地
[ 7.4 , 7.8 ]
天燈まで作らせてもらって……ありがたいもんだ。
これからも、町のため店のため、
精進させていただきますよ。