えおろーぐ

この母の形見のネックレスにも、
何か秘密があるんでしょうか……。
私、恐いです……。

今こそ勇気を振り絞るときクポ！
もうモグは恐くないクポ！
……恐くないクポ……恐くないクポ。

こうなったら、モンブラン兄ちゃんを一人前の冒険者に、
冒険者さんの手で育ててほしいクポ！！
……無事に連れ戻すと約束してほしいクポ。

今回は居残って冒険者さんの無事を祈りたいと思います。
でも、あとで詳しく聞かせてくださいね。
最後にこれをまとめて記事にするという使命があるんです！

ラバナスタの地下には幻の都ルザリアがありました。
ゴーグはすでに滅びこの世に存在していないようですが、
その片鱗でもこの目で確認できたら……いや確認しないと！

好奇心の神が貴女について行けと言っているのですが、
非力な私ではなんのお役にも立てないのは明白ですからね。
ご武運を……。

ラバナスタからはるか南、バルナード海の海上に、
地獄へ続くと言われている巨大な穴「リドルアナ」があります。
周囲の海水は巨大な瀑布となって穴に流れ込んでおり、
その海水がどうなるのかは誰も知りません。
幾人もの勇気ある探検家が飛空艇を駆り、穴底を目指しましたが、
瀑布が起こす乱気流と、落下する大量の海水の「圧」により、
またたくまに墜落、帰還した者はひとりもいないそうです。
この大穴の縁に小島があり、そこに大きな灯台が建設されました。
リドルアナ近海を航行する船舶が落ちないようにと、
注意を促すために建設されたと伝えられています。
ただ、その大灯台を誰がいつ建てたのか、一切、不明です。
ダルマスカ王国が大灯台を管理・運営していましたが、
建設自体ははるか昔だとか。
ジェノミスさんの仮説によると、イヴァリース時代、
ここには隆盛を極めた幻の機工都市ゴーグが存在したとか。
謎の爆発事故で「上半分」が消失とのこと。
放棄された機工都市ゴーグの「下半分」を、
後世のダルマスカ王国が大灯台として再利用したらしいです。
ああ、今度の遠征で消失していたと考えていた上層部が、
天空に存在していたことから、
実際に消失したのは、中層部のようですね。

リドルアナ大灯台への遠征、本当にお疲れ様でした。
バッガモナン氏は残念でしたね……。
ですが、これで聖石の研究も進むかと思います。